ささみを冷凍保存する方法は?解凍の仕方とおすすめ活用レシピまとめ!

ささみを冷凍保存する方法は?解凍の仕方とおすすめ活用レシピまとめ!

ささみはヘルシーでいろいろな料理に使いやすい便利な食材です。ぜひストックしたい食材ですが、どうすれば美味しく冷凍保存できるのでしょうか。ささみのおすすめの冷凍保存方法、また解凍方法や冷凍ささみをつかったおすすめレシピなどについてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ささみの冷凍方法&解凍方法を紹介!
  2. 2.常備しておきたい便利なささみ
  3. 3.生のささみの冷凍保存方法
  4. 4.加熱したささみの冷凍保存方法
  5. 5.冷凍保存したささみの解凍方法
  6. 6.冷凍保存したささみを使ったレシピ
  7. 7.冷凍保存したささみを上手に活用しよう!

ささみの冷凍方法&解凍方法を紹介!

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皆さんはささみを食べる機会がどのぐらいありますか。鶏の胸にある、笹の葉の形をした部位の肉が「ささみ」です。柔らかくヘルシーな肉で、さまざまな料理に活用できる食材です。

ささみがあまり食卓に上らないという家庭も多いですが、ストックしておいて損はない便利な食材です。今回は生のささみや加熱したささみの上手な冷凍保存方法や、味が落ちにくい解凍方法、解凍後のささみの活用レシピなどについてご紹介します。

 

常備しておきたい便利なささみ

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ささみはストックしておけばメインにも小鉢にもなる便利な食材です。前述の通り鶏の胸肉の一種ですが、柔らかく淡白な味のため、さっぱりした味にもパンチのきいた味付けにもする事ができます。あと一品何か欲しいと言う時に重宝するでしょう。冷凍しておけば比較的保存が効く点も優秀です。

 

いろいろな料理への活用

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ささみは和洋中どんな味付けでも美味しく食べる事ができます。蒸したりゆでて食べることの多い食材ですが、焼いたり煮たりする事でも美味しくいただけます。

いろいろな料理に使えるところがささみの便利なところです。上手な保存方法でストックしておくことで、美味しいささみ料理を作る事ができます。

 

低カロリーなダイエット食

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またささみは低カロリー・低脂質・低糖質・高タンパク質でビタミン類が豊富な、ダイエットに向いている食材です。ささみを冷凍保存しておく事で、ダイエットに向いている献立を立てる事が簡単になります。

ささみは肉類の中では比較的安価なので、お財布にも優しい食材です。ゆでる、レンジ加熱など簡単な調理でも美味しく食べられるのでダイエットをしている方はぜひ活用してください。

 

ささみは冷凍保存しても大丈夫?

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ささみはその他の肉類と同じように、冷凍保存ができる食材です。生でも加熱後でも冷凍保存できますので、余ったささみは冷凍しましょう。

また最近ではコストコや業務スーパーなどで大量のささみが売っているところも見かけるようになりました。安くまとめ買いして冷凍し、賢く消費するのがおすすめです。

ささみは新鮮なうちに下ごしらえをして冷凍しておく事で、解凍しても美味しく食べる事ができます。新鮮なささみの選び方ですが、肉が綺麗なピンク色でみずみずしいものを選んでください。

色が灰色や褐色に変色していたり、パックの中にピンクの汁(ドリップ)が出ているものは鮮度が落ちているのでなるべく避けましょう。

 

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生のささみの冷凍保存方法

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まずは生のささみの冷凍方法についてご紹介します。ささみは生で冷凍できますが、適当に冷凍してしまうと味が落ちやすくなり、美味しく食べられなくなってしまうこともあります。しっかり下ごしらえをし、上手に冷凍しておくことで美味しさをキープできますので見ていきましょう。

 

冷凍前に筋取り

ささみのピンクの肉部分に白く線が入っていますが、それがささみの筋です。ささみの筋はそのままにすると口当たりが良くないため、取り除いておきます。方法は包丁を使う方法やフォークを使う方法などいろいろありますが、今回は手軽にできるフォークを使った方法をご紹介します。

まずささみの筋の部分を、滑らないようにキッチンペーパーで掴みます。そして肉と筋の間にフォークを差し込みます。そして筋を下にして、フォークをゆっくり滑らせて筋を肉から剥がしていきます。力を入れすぎるとささみの形が崩れやすくなるので注意してください。

 

冷凍保存の仕方

筋をとったささみはキッチンペーパーで丁寧に水分を拭いてください。そうする事で臭みの元になる余分な水気を取り去ります。下ごしらえが終わったささみは、一本ずつぴっちりとラップに包みます。

ラップとの間に隙間ができると冷凍焼けの原因になることもあるので、なるべくぴっちり包んでください。ラップに包んだら、数本をまとめて冷凍用保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍します。ラップしたあと保存袋と二重に入れることで、霜がついて味が落ちるのを防ぎます。

また使う料理が決まっていて薄く伸ばして使いたい時には、予め観音開きにしておきます。包丁を寝かして厚みを半分にするように包丁を入れたら、開いて形を整えます。この状態で冷凍しておくと厚みが薄くなるため解凍も早く、肉巻きなどのレシピも作りやすくなります。

 

保存期間

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このようにして生の状態で冷凍する場合のささみの保存期間は、およそ2〜3週間です。生の状態では2〜3日の消費期限の場合が多いので、冷凍する事でかなり日持ちするようになります。

なるべく新鮮なうちに冷凍することで鮮度をキープできますので、すぐに使いきれない分は購入したその日のうちに下処理をして冷凍保存するように心がけてください。

 

加熱したささみの冷凍保存方法

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お次は加熱してから保存する場合の方法をご紹介します。あらかじめ加熱調理しておくことで、温めるだけですぐに食べられ、料理にも手軽に使いやすくなり便利です。

しかしささみは火を通すとパサつきやすくなるのが難点です。適切な方法で加熱しておくことで、しっとりした状態で美味しく冷凍保存できますのでご紹介します。

 

酒蒸しをして保存

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ゆでて保存する方法もありますが、おすすめは酒蒸しすることです。ささみに酒と塩をまぶして蒸す、あるいは蒸し煮にする事で下味と酒の風味がついた状態になります。また水分が加わるためにパサつきにくくなります。

鍋やフライパンで蒸したり蒸し煮にすることもできますが、今回は火を使わず手軽に電子レンジでできる方法をご紹介します。耐熱容器にささみを並べてまんべんなく塩をまぶし、酒をふります。目安はささみ3本に対して塩が小さじ1、酒が大さじ2ぐらいです。

酒と塩をふったらふんわりとラップをかけて、電子レンジで600Wで2分〜2分半加熱します。火が通ったら粗熱が取れるまでそのまま放置し、手で裂きます。

 

裂く大きさは好みや使う料理に応じてお好みで構いません。細かくほぐしたものと荒く裂いたものを両方作っておくのも、いろいろな料理に応用が効いて便利です。

この酒蒸しは冷蔵保存もできます。その場合は汁ごとタッパーなどの保存容器に入れて冷蔵庫に入れます。2日程度を目安に食べ切ってください。

 

ゆで汁も少量一緒に冷凍

フリー写真素材ぱくたそ

冷蔵保存する場合は冷凍保存用袋に平らに入れます。なるべく薄く平らに入れることで、ささみがバラバラに解れやすくなり使い勝手が良くなります。またこの時、加熱の際に出たゆで汁を少量一緒に入れて冷凍するのがおすすめです。

ゆで汁を入れておくことでささみがパサつきにくくしっとりした状態を保つ事ができます。ゆでたささみなどを保存する場合も同様に、ゆで汁を少量加えて冷凍しましょう。

 

保存期間

フリー写真素材ぱくたそ

このように加熱して冷凍保存する場合のささみの保存期間はおよそ3〜4週間です。生のまま冷凍保存する場合よりも長期に保存可能な事がわかります。

しかし生の場合でも加熱後の場合でも、長期間冷凍しておくと味が落ちてきてしまいます。冷凍保存した場合でもなるべく早めに食べ切るようにしてください。

また加熱したささみを手で裂くと雑菌がつく心配がありますので、手をよく洗って清潔な状態で触るか食品用の手袋をはめて作業してください。

 

冷凍保存したささみの解凍方法

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せっかく上手に冷凍したささみですから、解凍する時も美味しく解凍していただきたいものです。冷凍保存したささみは解凍方法もいくつかありますが、解凍の仕方によってはパサついてしまったり、うまく解凍できなかったりします。美味しく解凍できる方法を見ていきましょう。

 

自然解凍がおすすめ

Photo byPeggy_Marco

冷凍したささみのおすすめの解凍方法は、自然解凍です。生の場合も加熱してある場合も、使用する前日の夜に使う分だけ冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍します。自然解凍といっても常温で解凍するのは傷みやすいため避けてください。

生の冷凍ささみをゆでて使用したい場合でも、横着して凍ったままお湯に入れると、周りと中心部で温度差ができてしまい、真ん中に火が通っていなかったり、パサつきやすくなります。自然解凍してからゆでることで美味しく仕上がります。

 

レンジでの解凍はおすすめできない

Photo by kynbit

レンジには解凍機能が付いているものが多いですが、これも冷凍ささみを解凍するのにはあまりおすすめできません。火の通りにムラができてしまい、また生のささみからドリップ(肉汁)が出てしまい味が落ちてしまいます。生も加熱後も基本できには自然解凍するようにしましょう。

ただし、汁物などに加熱後冷凍保存したささみを使う場合は、そのまま入れても良いでしょう。煮立ったスープになるべく小さくばらして入れてください。すでに火が通っているため、調理の最後に入れて温める程度にすることで美味しく仕上がります。

 

冷凍保存したささみを使ったレシピ

ここからは冷凍保存したささみを使ったレシピをご紹介します。使い勝手の良いささみは味や調理方法に変化をつけることで効率よく使いまわせ、たくさん冷凍しても飽きずに最後まで使い切る事ができます。どれも簡単にできるおすすめのレシピなのでぜひ一度作ってみてください。

 

冷凍ささみで棒棒鶏

まずは冷凍ささみを使った棒々鶏の作り方です。生の冷凍ささみを使う場合、解凍したささみを耐熱容器に乗せ、お酒をふりかけラップをふんわりかけたらレンジで加熱します。目安はささみ3本で2〜3分です。粗熱が取れたら手で裂きます。酒蒸しを解凍して使う場合この工程は省略できます。

ごまドレッシングとマヨネーズを2:1の割合で合わせたところに、めんつゆとささみから出たゆで汁を加えて味を調節します。この時冷凍していたささみの酒蒸しを使う場合は塩味がすでに付いているので、めんつゆの量は少なめにした方が美味しく仕上がります。

盛り付けるお皿にキュウリやレタスなどのお好きな野菜を盛り付け、上にささみをのせ、ドレッシングをかけたら出来上がりです。火を使わずレンジのみで調理完了、使用する野菜の種類によっては包丁すら使わないというお手軽レシピです。

 

ささみとひじきのサラダ

お次はささみとひじきを使ったレシピです。まずひじきを戻します。乾燥ひじきをたっぷりの水に20分ほどつけて、ざるにあげて細かいゴミを取り除きます。たっぷりの湯で5分ほどゆでて、ざるにあげて流水で洗います。

これでひじきが食べられる状態になります。この状態で小分けにして冷凍しておくと便利です。今回はこの戻したひじきをひとつかみ使います。

ささみ2本分は先ほどのレシピと同様に酒を振ってレンジで加熱し、粗熱が取れたら手で裂きます。今回はひじきなどを合わせるため、細かめに裂くと味が馴染みます。酒蒸しを使用する場合はこの工程は省く事ができます。

冷凍枝豆(2分の1カップ)と3cmぐらいの細切りにした人参(2分の1本程度)をサッと湯がいて、ざるにあげてそのまま自然に冷まします。梅干しの種を取り除き、包丁で細かく叩いておきます。

 

ボウルに梅干しとめんつゆを合わせ、具材を入れてあえます。最後に白煎りすりごまを加えたら完成です。調味料を梅干しの量は好みに応じて調節してください。これで大体3〜4人前の分量になります。

豆、野菜、タンパク質がバランスよく入った副菜になりました。ひじきもささみも冷凍保存できるので、常備菜としても役に立つレシピです。人参と枝豆はキクラゲや大豆などに変えても美味しいです。またねりごまやラー油などを入れても美味しくなります。

 

冷凍ささみであんかけチャーハン

最後にささみを使ったメインディッシュ、あんかけチャーハンの作り方をご紹介します。冷凍した酒蒸しのささみを2本分用意します。生のささみの場合はレンジで酒蒸ししてほぐしておきましょう。

ささみは水気を切って片栗粉をまぶしておきます。キャベツ2枚を千切りにし、しめじ50gは食べやすくほぐしておきます。ご飯2杯分は冷やご飯の場合はレンジで温めておきます。

水2カップにめんつゆとすりおろし生姜を加えてあんかけ用のスープを作ります。豆腐とささみを入れて中火で5分煮たら味を整えます。ささみにまぶした片栗粉の効果でとろみが付いているはずです。

 

フライパンに油を熱し、野菜類を炒め、とき卵1個とご飯を投入して炒飯を作ります。塩胡椒で軽く味を整えてください器にチャーハンを丸く盛ったら、上からささみと豆腐のあんをかけて完成です。

ささみはパサつきやすい具材です、片栗粉をまぶして煮る事で水分が保持され、スープにもとろみがつきます。炒飯部分とあんかけ部分でそれぞれアレンジが効きそうなレシピです。

 

冷凍保存したささみを上手に活用しよう!

Photo by penpenpen

いかがでしたでしょうか。レシピを見てみると、アレンジが効きそうなものばかりです。ささみ料理のレパートリーが増えてくるほど、ますますささみを冷凍してストックしておくと便利になります。

今回ご紹介した方法で冷凍保存、解凍すれば、美味しく便利にささみを食べる事ができます。ぜひご活用ください。

 

ジンナ
ライター

ジンナ

ライターのジンナです。薬剤師、文鳥作家として活動しております。 不慣れな部分もあるかと思いますが、じっくり続けて行ければと思います。 宜しくお願い致します。

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