じゃがいもの冷凍保存方法&レシピを紹介!
じゃがいもを長期保存したいときには、冷凍保存がおすすめです。この記事ではじゃがいもの冷凍保存方法や生のじゃがいもの冷凍保存方法だけでなく、冷凍した生のじゃがいもが変色する理由や冷凍じゃがいものアレンジレシピを紹介します。
じゃがいもの冷凍保存方法
じゃがいもの冷凍保存方法として、この記事では「マッシュポテトにして冷凍保存」と「マッシュポテトの解凍の仕方」、「冷凍庫での保存期間」の3つの項目をピックアップしました。ここからは、じゃがいもの冷凍保存方法について紹介します。
マッシュポテトにして冷凍保存
1つ目に紹介するじゃがいもの冷凍保存方法は「マッシュポテトにして冷凍保存」です。じゃがいもを冷凍保存するときは、潰してマッシュポテトにする方法が一番おすすめです。
マッシュポテトを作るときは、蒸す・茹でる・電子レンジで加熱するなど、お好きな方法でOKです。じゃがいもをしっかり潰してマッシュポテトを作りましょう。
冷凍するときは、マッシュポテトに限らずしっかり冷ますことがポイントです。水分をしっかり飛ばして冷ましてから冷凍することで、解凍した時に美味しい状態で食べることができます。
保存袋に冷めたマッシュポテトを平らに入れ、空気をしっかり抜きましょう。急速冷凍するために、金属のトレーに乗せて冷凍庫へ入れましょう。サランラップに包んでから保存袋に入れた方が、冷凍焼けと乾燥を防ぐことができます。
マッシュポテトの解凍の仕方
2つ目に紹介するじゃがいもの冷凍保存方法は「マッシュポテトの解凍の仕方」です。マッシュポテトを解凍するときは、前日に冷蔵庫へ移動させ自然解凍しましょう。マッシュポテトを一番美味しく解凍する方法です。
電子レンジで加熱したり解凍機能を使い解凍することもできますが、食感は落ちてしまいます。気にならない場合は、急いで使いたいときなどに活用しましょう。
冷凍庫での保存期間
3つ目に紹介するじゃがいもの冷凍保存方法は「冷凍庫での保存期間」です。マッシュポテトにして冷凍保存したじゃがいもは、1ヶ月程度の保存期間が目安となります。ただし、徐々に味は落ちてしまうので、なるべく早く食べることをおすすめします。
生のじゃがいもの冷凍保存方法
生のじゃがいもの冷凍保存方法として、この記事では「使いやすい形にカットして冷凍」と「解凍後は少しザラザラ感」、「冷凍庫での保存期間」の3つの項目をピックアップしました。ここからは、生のじゃがいもの冷凍保存方法について紹介します。
使いやすい形にカットして冷凍
1つ目に紹介する生のじゃがいもの冷凍保存方法は「使いやすい形にカットして冷凍」です。生のじゃがいもを冷凍保存するときは、必ずカットしましょう。
皮がついた状態で丸ごと冷凍することはできますが、解凍したときにじゃがいもの組織が壊れてスポンジのようにスカスカの状態になります。食感も悪く美味しくないのでおすすめできません。
生のじゃがいもは、使いやすい形にカットしましょう。そのまま冷凍すると、丸ごと冷凍したときと同じ状態になってしまいます。
カットしたじゃがいもは、蒸す・茹でる・電子レンジで加熱するなど火を通しましょう。よく冷ましてからキッチンペーパーなどで水分を拭き取り、平らにしてサランラップに包みましょう。保存袋に入れ、金属のトレーに乗せて冷凍庫へ入れましょう。
解凍後は少しザラザラ感
2つ目に紹介する生のじゃがいもの冷凍保存方法は「解凍後は少しザラザラ感」です。生のじゃがいもを加熱しないでそのまま冷凍すると、小さくカットしたとしても、解凍したときにじゃがいもの組織が壊れてスポンジのようにスカスカの状態になります。
食感は少しザラザラ感があり、美味しくありません。生のまま冷凍保存したじゃがいもは、解凍せず冷凍のまま調理したほうが美味しく食べることができます。美味しく食べれる一番おすすめのアレンジレシピは炒めものです。
冷凍庫での保存期間
3つ目に紹介する生のじゃがいもの冷凍保存方法は「冷凍庫での保存期間」です。生のじゃがいもの冷凍保存期間は、マッシュポテトにして冷凍保存した場合と同じです。1ヶ月を目安に食べきりましょう。
冷凍した生のじゃがいもが変色するのはなぜ?
冷凍した生のじゃがいもが変色することがあります。この記事では冷凍した生のじゃがいもが変色する原因と疑問点をピックアップしました。ここからは、冷凍した生のじゃがいもが変色するのはなぜ?について紹介します。
チロシンが空気に触れて酸化
1つ目に紹介する冷凍した生のじゃがいもが変色するのはなぜ?は「チロシンが空気に触れて酸化」です。生の状態で冷凍したじゃがいもは、時間が経つにつれ切り口が黒や茶色っぽくっ変色します。
変色する原因は、じゃがいもに含まれている「チロシン」という成分が空気に触れると酸化する性質があるからです。酸化によりメラニンが生成され、日焼けしたように黒ずんで見えるようになります。
食べても大丈夫?
2つ目に紹介する冷凍した生のじゃがいもが変色するのはなぜ?は「食べても大丈夫?」です。生の状態で冷凍したじゃがいもは、自然解凍するとピンクに近い茶色に変色します。
冷凍の状態で調理に使うと少し薄くなりますが、カレーや煮物など色の濃いレシピにアレンジすると気にならないでしょう。
じゃがいもの表面が緑色のものは、毒が含まれています。中まで緑色の場合は、食べない方がよいでしょう。「ノーザンルビー」や「アンデスレッド」など、元から色がついている品種もあります。
冷凍保存したじゃがいものアレンジレシピ
冷凍保存したじゃがいものアレンジレシピとして、この記事では「巣ごもり卵」と「ホットサンド」、「コロッケ」、「ポテトサラダ」の4つをピックアップしました。ここからは、冷凍保存したじゃがいものアレンジレシピについて紹介します。
冷凍した生のじゃがいもで巣ごもり卵
1つ目に紹介する冷凍保存したじゃがいものアレンジレシピは「冷凍した生のじゃがいもで巣ごもり卵」です。材料は冷凍じゃがいも(細切り)、卵、ピザ用チーズ、塩こしょう、油、パセリです。
冷凍じゃがいも270gを耐熱皿に並べ、電子レンジ600wで2分加熱します。温めたフライパンに油をしき、じゃがいもを円形に並べて塩こしょうを振ります。
中央を少しくぼませ、全体にピザ用チーズ36gを広げます。中央に卵を2個割り入れます。フタをして、卵が半熟になったらパセリを散らして完成です。
コンビーフと冷凍じゃがいもでホットサンド
2つ目に紹介する冷凍保存したじゃがいものアレンジレシピは「コンビーフと冷凍じゃがいもでホットサンド」です。材料は、コーンビーフ、冷凍じゃがいも(細切り)、きゃべつ(千切り)、塩こしょう、食パン8枚切りです。
冷凍じゃがいも100gを耐熱皿に並べ、電子レンジ600wで2分加熱します。きゃべつ100g加え、さらに2分加熱します。コーンビーフ1缶を加え、よく混ぜましょう。塩こしょうで味を整え、食パンに挟みます。ホットサンドメーカーで2分程度加熱して完成です。
冷凍マッシュポテトで簡単コロッケ
3つ目に紹介する冷凍保存したじゃがいものアレンジレシピは「冷凍マッシュポテトで簡単コロッケ」です。材料は、冷凍マッシュポテト、玉ねぎ、パン粉、小麦粉、卵、揚げ油、ベーコン、塩こしょうです。
みじん切りにした玉ねぎ1玉を耐熱皿に広げ、電子レンジ600wで2分加熱します。冷凍マッシュポテト500gを別の耐熱皿に広げ、電子レンジで解凍します。玉ねぎとマッシュポテトをボウルに入れ、千切りにしたベーコンを加えます。塩こしょうで味を整え、お好きな形に形成します。
小麦粉・溶き卵・パン粉の順につけ、170度に熱した揚げ油できつね色になるまで揚げたら完成です。お好きな具材でアレンジしましょう。
ミックスベジタブルと合わせてポテトサラダ
4つ目に紹介する冷凍保存したじゃがいものアレンジレシピは「ミックスベジタブルと合わせてポテトサラダ」です。材料は、冷凍マッシュポテト、冷凍ミックスベジタブル、ウインナー、塩こしょう、しょうゆ、酢、マヨネーズです。
冷凍マッシュポテト100gを耐熱皿に広げ、電子レンジで解凍します。しっかり加熱しないと食感が悪くなるので気を付けましょう。
温めたフライパンで、輪切りにしたウインナー1本とミックスベジタブル大さじ1強を炒めます。焼き色がついたらしょうゆ少々を入れ、塩こしょうで味を整えます。ボウルに移し、マッシュポテトを加えて粗熱を取ります。酢小さじ1とマヨネーズ大さじ2を加えて混ぜ、ポテトサラダの完成です。
じゃがいもを上手に冷凍保存しよう!
じゃがいもは常温でも日持ちする野菜です。しかし、冷凍保存することで調理の時短になり、忙しい人にはおすすめの方法です。カットして余ってしまったときにも有効な方法なので、上手に冷凍保存しましょう。