フライパンの正しい洗い方を覚えよう!
料理をするにあたって、フライパンを使う人は多いかもしれませんが、フライパンの正しい洗い方をご存じでしょうか?もちろんフライパンには、様々な種類があるので、それぞれに対応した洗い方をしていく必要があります。
そこでこの記事では、フライパンの洗い方を種類別にご紹介します。合わせて、フライパンを長く使うためのポイントを取り上げていくので、ぜひ参考にしてみてください。
フライパンの種類別の洗い方①フッ素樹脂加工フライパン
この項目からは、フライパンの種類別の洗い方の中でも、フッ素樹脂加工フライパンの洗い方を取り上げていきます。焦げ付かないフライパンとして人気のあるフッ素樹脂加工フライパンは、そこまでお手入れを必要としないのです。
もちろん汚れや焦げが付いてしまった時には、しっかりとお手入れをしていくことをおすすめします。とりわけ大切になってくる洗い方や、長く持たせる方法なども取り上げていくので、取り扱い方には注意しましょう。
食器用洗剤でやさしく洗う
フッ素樹脂加工フライパンは、材料などがこびりつきにくいので、食器用洗剤でやさしく洗うだけで事足ります。そもそも金属の表面をコーティングしていて、錆びることがないので、そこまでお手入れの必要がないのです。とりわけ水や油をはじきやすいので、注意してお手入れしていきましょう。
長く使うためのポイント
フッ素樹脂加工フライパンを長く使うポイントとしては、高温や強火での使用を避けることが大切になってきます。そもそもフッ素樹脂加工フライパンは、そこまで高温に強くない上に、フッ素加工が剥がれてしまうことがあるため、あまり長時間使用しない方がいいかもしれません。
フライパンの種類別の洗い方②鉄フライパン
この項目からは、フライパンの種類別の洗い方の中でも、鉄フライパンの洗い方をご紹介します。程よい熱伝導が特徴的な鉄フライパンですが、錆びやすいことで知られています。事前にお手入れを必要とするタイプのフライパンですが、比較的長持ちしやすいフライパンと言ってもいいかもしれません。
使用前にお手入れ
鉄フライパンやスキレットなどの、鉄が使われている調理器具は、事前にお手入れをしていく必要があります。使う前に、油の被膜を張っていくのですが、とりわけ油慣らしをすることをおすすめします。まずは、空焚きをして、野菜くずなどを炒めるだけで油慣らしできるので、初心者にもできるのです。
洗剤を使わずに洗う
鉄フライパンは、せっかくの油を剥がさないためにも、洗剤を使った洗い方はおすすめできません。とりわけおすすめの洗い方は、お湯か水を使った洗い方を取り入れてみてください。せっかくの被膜が取れてしまうと、焦げ付きや汚れの原因になるので、洗い方には注意していきましょう。
焦げ付いた時は?
鉄フライパンを使っているうちに、焦げ付いてしまった時は、水やお湯をフライパンの底に張っていきます。次に、沸騰させることによって、汚れや焦げ付きが浮いてくるので、効果的にきれいにすることができます。ある程度浮いてきた汚れは、フライ返しなどでこすってみるといいかもしれません。
長く使うためのポイント
お手入れや洗い方にコツのいる鉄フライパンですが、空焚きと油慣らしをすることによって、長く持たせることができます。とりわけ鉄フライパンは、錆びやすいので、できるだけ使い続けることをおすすめします。錆びつきを防ぐためには、連続使用しか方法がないと言ってもいいかもしれません。
フライパンの種類別の洗い方③銅フライパン
この項目からは、フライパンの種類別の洗い方の中でも、銅フライパンの洗い方を取り上げていきます。なかなか初心者には馴染みのない銅フライパンですが、とりわけお手入れと洗い方を気にする必要があります。もちろん焦げ付きやすいフライパンなので、そういった時の対処法をご紹介します。
使用前にお手入れ
銅フライパンは、銅のアクを抜いていく必要があるので、事前のお手入れが大切になってきます。とりわけ野菜クズを入れた水を沸騰させることによって、アク抜きをすることができるのです。なかなか扱いづらいと感じる銅フライパンですが、こだわりのある料理を作るのに適しているのです。
洗剤を使わずに洗う
銅フライパンは、鉄フライパンと同様に、洗剤を使わない洗い方がコツになってきます。とりわけおすすめの洗い方としては、シンプルに水やお湯を使って、スポンジやたわしで洗うといった方法です。洗い方によっては、せっかくの銅の被膜が剥がれてしまうことにつながってしまいます。
焦げ付いた時は?
洗い方やお手入れに気を付けていたとしても、銅フライパンが焦げ付いてしまうときもあるかもしれません。まずは、水やお湯を銅フライパンなどに張っておき、数時間放置することが大切になってきます。
次に、焦げがふやけてきたと感じたら、スポンジなどでこすっていきましょう。どうしても銅フライパンの焦げ付きが取れない場合は、お手入れ方法と同じように、水を沸騰させて、汚れを浮かせることをおすすめします。
長く使うためのポイント
洗い方やお手入れが大変な銅フライパンですが、できるだけ長く使っていきたいのであれば、油を染み込ませていくことが大切です。水を使ったシンプルな洗い方をした後に、油を染み込ませたキッチンペーパーなどで拭いていきましょう。
さらには、銅フライパンのメッキを剥がさないためにも、できるだけ空焼きをしないことをおすすめします。どうしても水分が飛ばしたいのであれば、弱火か中火で熱を加えるといいかもしれません。
フライパンの種類別の洗い方④アルミフライパン
この項目からは、フライパンの種類別の洗い方の中でも、アルミフライパンの洗い方を取り上げていきます。銅フライパンよりは親しみのある種類かもしれませんが、もちろん事前のお手入れなどが必要になってきます。とりわけアルミフライパンは変色がしやすいので、洗い方に気を付けていきましょう。
使用前にお手入れ
アルミフライパンを使う前に、米のとぎ汁と野菜クズを入れた水を、30分ほど煮立たせることをおすすめします。どのようなフライパンにも言えることですが、被膜を作っていくことがコツなので、この処理を行って、表面に酸化被膜を作っていきましょう。
軽めの洗剤で洗う
変色しやすいアルミフライパンですが、軽くであれば、洗剤を使った洗い方をしても大丈夫な種類となっています。もちろん洗い方にそこまでコツは必要ないのですが、大切なのが、しっかりと水切りをすることです。少しでも水分が残っていると、すぐ変色してしまうと言ってもいいかもしれません。
焦げ付いた時は?
焦げ付きや汚れがこびりついてしまっているときに、金属たわしを使ってしまうと、アルミフライパンの被膜を剥がしてしまうことにつながります。しつこい焦げ付きなどを取るには、柔らかいたわしを使い、丁寧に焦げ付きをこすっていきましょう。
どうしてもアルミフライパンの汚れが取れない時は、洗剤と水を沸騰させることをおすすめします。さらには、アルミは酸やアルカリに弱いので、できるだけ酸やアルカリの洗剤は避けるといいかもしれません。
長く使うためのポイント
アルミフライパンは、すぐ黒ずみが発生してしまうので、洗い方やお手入れに注意が必要です。どうしても気になる黒ずみができてしまった時は、りんごを用意してみてください。フライパンでりんごと水を沸騰させることによって、綺麗に落とすことができるので、ぜひ試してみてください。
フライパンの種類別の洗い方⑤ステンレスフライパン
ここまで様々なフライパンの洗い方を取り上げてきましたが、最後にステンレスフライパンの洗い方をご紹介します。錆びつくことのない素材として人気のあるステンレスですが、しっかりとしたお手入れや洗い方が大切になってきます。
洗剤を使わずに洗う
他のフライパンと同様に、ステンレスフライパンは、洗剤を使わない洗い方がおすすめです。とりわけおすすめの洗い方としては、事前に水を張っておき、汚れを浮かせるといった洗い方になります。汚れが浮いてきたら、ステンレスたわしでごしごし洗っていきましょう。
焦げ付いた時は?
洗い方に気を付けていれば、なかなか錆びつくことのないステンレスフライパンですが、焦げ付いてしまうこともあります。とりわけおすすめの対処法としては、アクリルのスポンジを使うことになります。ステンレスを優しく洗うことができるので、せっかくのコーティングを剥がすことがないのです。
長く使うためのポイント
ここまでステンレスフライパンの洗い方やお手入れ方法を取り上げてきましたが、長く使うポイントが気になるかもしれません。ステンレスフライパンは、洗い方に気を付けていても、焦げ付きやすい素材なので、強火などで焦げ付かせないようにすることが大切です。
フライパンの種類に合った洗い方で汚れを落とそう!
この記事では、フライパンの洗い方を種類別に紹介してきました。フライパンの種類によって、全くもって違った洗い方をしていく必要があります。
合わせて、フライパンを長く使うためのポイントを取り上げてきました。洗い方や事前のお手入れを気を付けることで、長い間フライパンを使い続けることができます。