幸せを感じる物を減らす方法やコツを紹介!
不要なもので部屋がいっぱいで、掃除も片付けも大変という人もいるでしょうが、そのような状態だとストレスもたまります。そこで、物を減らすことで幸せになれる方法やコツを紹介します。とても効果的な方法やコツなので、ぜひ取り入れてみてください。
物を減らすには
物を減らすにはどうすればいいでしょうか。その方法とコツのポイントをまず挙げてみましょう。物があふれている、たくさんありすぎるという人や家庭では。そもそもその物を減らす方法が分かっていないでしょうから、どうすればいいのか項目ごとにお教えします。
必要な物と必要ではない物を見分ける
物を減らすには、必要な物と必要でない物と見分けることから始めましょう。物が減らせない家では、必要な物も必要でない物も混在しています。つまり、整理が付いていないということですが、そのために片付けがうまくできず、不要なものがあふれかえっているのです。
では、どう見分けるかですが、不要な物をまずチェックしてみましょう。愛着がない物、使う予定がない物、あるのかないのか忘れしまいそうな物、自分の生活スタイルに役立たない物などはみんな必要のない物でしょう。
不要な物がチェックできると、物を減らすコツも方法も見えてきます。ただ、必要がないかどうかわからない物もあるでしょうから、今度は残す物を決める必要が出てきます。
残す物を決める
必要のない物のチェックができたら、今度は残す物を考えてみましょう。残す物とは、必要な物のことですが、残すべきものを捨てたり片付けたりすると後悔のもとになりますから、十分検討して決めなければいけません。
残す物の基準は?
残す物の基準は人によっても違い、その判断は分かれるところですが、一般的な基準は示せます。それによると、毎日または将来使う物、季節に応じて使う物、思い出の品、心の支えになる物、自分には必要ないが家族には大事な品などは、だれもが残したいと思う物です。
ただ、この基準で見ても、さらに絞り込むことができます。たとえば、食器は家族が普段使う実用的な物と数人分のお客様用とか、思い出の品は特に思い入れの大きい物だけにするとかです。
8割は必要ない物?
必要な物と必要でない物の判断は個人差があり、いろいろなケースがありますが、人によっては8割は要らない物だという場合もあります。そのような人の場合は、物を捨てたり片付けたりすることで、ずいぶん家の中がすっきりするでしょう。
物を減らす方法
物を減らす具体的な方法を知りたいという人も多いでしょうから、ここからはそのコツを紹介していきます。物の種類ごとに説明していくので、実際に片付けたり捨てたりする場合に役立つ方法とコツですから、取り入れてみてください。
衣類を減らす方法
物を減らす方法のうち、意外に厄介なのが衣類です。衣類は自然にたまっていき、クロゼットや収納ボックスがいっぱいなんて家庭も多いでしょう。それをどう片付けて整理するかが問題になってきます。
そこでまず衣類を全部出して広げてみましょう。よくよく見てみると、ほとんど着ない服というものがあるはずです。そのような服は必要ない物ですから、思い切って断捨離してしまいましょう。もったいないと思う気持ちはわかりますが、これも物を減らす大事な方法とコツです。
では、どのくらい衣類を減らせばいいかですが、クロゼットなどの収納スペースに少しだけ余裕が出るくらいが目安です。もっと衣類を捨てる人もいますが、無理しすぎる必要はありません。
本や雑貨を減らす方法
本や雑誌は、意外にかさばるもので、本棚があふれんばかりになっているという家庭も多いでしょう。その本や雑誌は必要な物だけ、つまり今読んでいる物やこれから読む物、とても印象に残った物などを別にして、片付けてしまうといいです。
片付けるということはつまり処分するということです。ただし、ただ単に捨てるだけでは損ですから、寄付するか買い取ってももらうといいでしょう。傷みが激しい本や雑誌でなければ、それなりに送付先はあるものです。
雑貨については、いろいろなものが含まれるので、一概にこう処分すればいいという方法はありませんが、捨てるのが惜しいのなら、必要な分だけ収納ケースや引き出しにラベルを貼って保管しておくのがおすすめです。
家電を減らす方法
現代生活にとって欠かせない家電ですが、それを減らす方法があるのか考えてみましょう。冷蔵庫やエアコン、電子レンジ、アイロンあたりはないと困る家電でしょう。
でもキッチンで使う電気ごますり器やフードプロセッサー、ワッフルメーカー、温泉卵メーカーなどはなくても大丈夫でしょう。せっかく買ったのだから捨てたくないという人も多いでしょうが、物を減らす方法やコツとしてこの辺を片付けて処分してしまいたいところです。
家電のレンタルという方法もあります。物を減らすという意味では一定の効果がありますから、検討の余地はありそうです。
書類を減らす方法
家の中にはいろいろな書類があることでしょうが、それも工夫で減らすことができます。まず書類の整理を始めてみましょう。そうしてみると、期限が切れた書類や過去の契約書類、用がなくなった書類などが出てくるものです。そのような書類はすぐに捨ててしまいましょう。
ただ、重要な情報が載っている書類もあるでしょうから、ハサミで細かくカットしてから捨てる方がいい場合があります。シュレッダーがあれば理想的ですが、ないお家も多いでしょうから、ハサミで丁寧にカットしましょう。
それから大事な重要書類は銀行の貸金庫に預けるという方法があります。この方法は書類を処分するのではなく、預けるだけですが、家庭の中の書類は減るので、引き出しやファイルボックスなどがすっきりするでしょう。
物を減らすコツ
いろいろな物を減らす方法を見てみましたが、ただ捨てればいいというものではありません。コツのようなものがあり、それを知ったうえで実行しないと、捨てすぎた後にリバウンドという現象が起きる場合もありますから、コツをよく覚えておきましょう。
物捨て実行シートを使ってチェック
物を減らす、片付ける、捨てるを行う上で大事なのは計画性です。やみくもに減らそうと思っても、思うように行かないことが多いです。捨てるつもりがうまく捨てられなかったり、減らすつもりでも手元に残ったりする場合もあります。
そこでおすすめのコツとして、物捨てシートを作成してみましょう。そのシートを表にして、どこにある物を、何を、いつ、どのような方法で減らすのか、処分するのかまとめておくのです。そうすれば、ストレスなく計画性を持って物の片付けができます。
物捨てシートに書きこむ内容ですが、できれば毎日チェックしたいところです。大きなものは毎日ということはなくても、小物なら処分すべきものが日々出てきます。もしそれが無理なら、1週間ごとには更新しましょう。
なお、物捨てシートに物を減らす場合にかかる費用も書いておきましょう。粗大ごみでも家電リサイクルでも費用が掛かります。物を減らすコストというものは考えたくないでしょうが、これも必要なことです。
それから、売り払う場合はわずかながらに収入になる場合があります。それも物捨てシートに記入してもいいでしょう。わずかといえどもお金が入れば、幸せな気分を味わえます。
定期的にチェックしたい物
物捨てシートには定期的にチェックしたいものがあります。大きな家電や家具などはそれほど頻繁にチェックする必要はありませんが、日常よく使うものは毎日、毎週確認したいところです。そこで、どのようなものがチェック対象か見てみましょう。
衣類のチェックポイント
衣類も物捨てシートで定期的にチェックしたい物です。毎日毎週ということはなくても季節ごとに確認するのがおすすめです。その場合のチェックのコツですが、次のような項目を見ておくといいでしょう。
まず1年間着なかった衣類です。1年以上着用せず、今後も着ない予定なら物捨てシートの候補になるでしょう。次に賞味期限切れの衣類は捨ててもいいでしょう。傷みが激しく修繕不能な洋服や流行に全く合致しない服などです。
そして、肌触りや着心地がよくない服、着ても全く美しくならない服なども物捨てシートに記入してみましょう。それから、サイズが合わない服というものがあります。購入時にサイズを合わせそこなった物ですが、それも処分対象にしましょう。
台所のチェックポイント
台所には毎日いろいろな物が出入りします。それだけに物捨てシートでは毎日チェックしたいところです。食べ物からその容器、袋、料理小物などチェックポイントはいろいろあります。また、食器や皿などの中にも使わないものがあるでしょう。
まず、食品ですが、冷蔵庫に入れっぱなしになって、消費期限が切れていないかをチェックしてください、切れていればポイ捨てです。容器は物捨てシートに記入するまでもないかもしれませんが、リサイクル可能なものはそうしてください。
袋については、家庭で再び使えるものと用のない物を分けましょう。必要以上にため込んでも邪魔になるだけです。食器や皿は家族がよく使う物と来客用を除いて、物捨てシートに載せてください。これらが済めば、ストレスのないキッチンとなり、幸せな毎日となるでしょう。
思い出のチェックポイント
思い出の品は処分しがたいものです。できるだけ長く保管し、大事にしたいと誰しも思っています。しかし、そう思っていくとどんどんたまるばかりで、収納に困るようになっていきます。そこで、思い出の品も整理し、思い切って物捨てシートに載せてみる物を選んでみましょう。
その選び方ですが、まず手紙は最新のものを除いて処分しても問題ないでしょう。よほど重要な物だけは取っておき、それ以外は捨ててしまいます。写真には思い入れも強く、なかなか捨てがたいものですが、年々アルバムなどがたまっていきます。
そのようなものは処分せざるを得ませんが、USBメモリなどに保存できるものなら、スペースは必要ないので、物を減らす効果はあります。子供が作った作品などはその物を残しておくと邪魔になるので、写真にとってUSBメモリに保存しておけばいいです。
物を減らす・片付けることの効果
物を減らすとどのような効果があるのかを考えてみましょう。ちょっと考えただけでは、もったいない、物が減って寂しいという感じにもなりますが、そのあとは意外にすっきりし、ストレスのない幸せ気分が味わえそうです。
ストレスが減る
物を減らす第一の効果はストレスが減って幸せになれることです。物があふれて散らかった状態では、ストレスが否が応でも高まっていきます。片付けなければいけないという思いがさらなるストレスに発展し、ストレスの悪循環に陥ります。
それを思い切って物を処分すれば、そのストレスが大幅に軽減され、幸せになれます。そのストレス減少効果のために物を減らすという人も少なくありませんが、自分の家の中くらいストレスのない空間にしたいものです。
時間の使い方が上手になる
物を減らす第二の効果は時間の使い方が上手になることです。物があふれている状態だと、何がどこにあるのかわからなくなることもあり、探すのに一苦労というケースも出てきます。また、その散らかった物の片付けにもとても時間が掛かります。
もしそのあふれている物を減らせると、探し物も早くなるし、片付けに要する時間も短縮できます。つまり、時間を上手に利用できるということであり、そのためにストレスも減り、幸せになれるという副次的効果も生まれます。
無駄なお金を使わなくなる
物を減らして、部屋の中をすっきりさせた人は、無駄な買い物をしなくなります。ということは、無駄なお金を使わなくなるということであり、お金が貯まりやすくなるという効果が得られます。この効果は大きな幸せをもたらします。
物を減らした反動でリバウンドということになると、無駄遣いが増えてしまい、結局は無駄な出費が多くなります。それを避けるためにも計画性を持って行うということが大事で、そのためのおすすめの方法としてこの記事で紹介した物捨てシートを使ってください。
心に余裕が生まれる
物が散乱していたり、整理が付いていなかったりすると、心が落ち着かないものです。その片付けや整理にもストレスがたまるし、心にゆとりも生まれません。そのような状態では、毎日の生活もはかどらないでしょう。
ところが、物を減らせると、心にも余裕ができ、幸せ気分が味わえます。整理が付いた部屋というものは実に気分がいいもので、それが心の状態にも反映されます。そうなれば毎日の生活にもハリが出てきて、頑張れるようになるでしょう。
ストレスが軽くなる物を減らす生活をはじめてみよう!
ここまで、物を減らす方法やコツとその効果について考えてみました。物を減らすには勇気が要りますが、上手にできるとストレスが軽くなり、生活がしやすくなります。その効果を得るためにもぜひやってみてください。