蚊取り線香の効果的な使い方は？範囲や持続時間・注意点なども解説

夏になると蚊取り線香が、大活躍する季節でもあります。ただ、蚊取り線香をより効果的に使える方法を、知っているでしょうか。今回は、 蚊取り線香をより効果的に使う使い方について、詳しく解説していきます。

この記事では、蚊取り線香の成分、効果的な使い方、効果のある範囲、効果持続時間について詳しくご紹介していきましょう。また、蚊取り線香は、「蚊」以外にも効果のある虫がいるのですが、この効果について知っている人はあまりいません。

蚊取り線香の効果が発揮できる、「蚊」意外の虫についても解説していくので、チェックしてください。蚊取り線香を使うのであれば、効果的に使っていきましょう。蚊取り線香の成分から、詳しく解説していきます。

蚊取り線香の成分には、どんな成分が配合されているのでしょうか。蚊取り線香の成分について、解説していきます。蚊取り線香は、これからご紹介する成分によって、「蚊」を退治する効果があるとされています。蚊取り線香の成分について、詳しく解説していきましょう。

蚊取り線香は、「ピレスロイド系殺虫成分」が含まれてできています。この「ピレスロイド系殺虫成分」は、昆虫、爬虫類といった生物にも効果を発揮する、成分になります。金魚や熱帯魚にも、影響がでることがあるので、使う場合は、注意が必要です。

「ピレスロイド系殺虫成分」の成分のもとは、「ピレトリン」という成分になります。この「ピレトリン」は、除虫菊とよばれる白い菊に含まれる成分です。

蚊取り線香が、発明されたきっかけとなったのは、蚊取り線香の昔からのメーカーである「金鳥」の創始者が、防虫菊の種から、発明したのが、蚊取り線香の始まりとされています。この防虫菊は、アメリカから送られてきた、防虫菊を使っていたそうです。

蚊取り線香の始まりは、粉の状態使われていました。粉の状態での使い方として、ノミ取りとして使われていましたら、そこから棒状の蚊取り線香に、なっていったとされています。棒状の蚊取り線香では、持続時間がだいたい40分くらいしか、持続しませんでした。

そのため、1902年に、渦巻状の今の蚊取り線香が、開発されたとされています。現在では、天然成分が配合されている蚊取り線香は、少なくなってしまいました。ただ、いまでも天然成分が配合されている蚊取り線香はあります。

しかし、今では、ライオンケミカルの販売している蚊取り線香では、天然成分配合の、蚊取り線香が販売されています。この天然成分が配合されている蚊取り線香は、天然の除去菊からの成分でできています。

そのため、100パーセント天然成分でできているのです。さらに、着色料や防腐剤も入っていないので、煙のニオイがきつくないのも特徴的でもあります。天然成分にこだわるのであれば、試してみてください。

それでは、蚊取り線香をより効果的に使うための、使い方はあるのでしょうか。蚊取り線香の効果的な使い方について、詳しく解説していきます。蚊取り線香をよく使う人であれば、分かっているという方もいるでしょう。再確認としてチェックしてみてください。

昔ながらの蚊取り線香の使い方についてご紹介していきます。まず、専用台に蚊取り線香をセットしていきましょう。この蚊取り線香は、火をつけることで、殺虫効果を、空気中に発散させることによって「蚊」を退治していきます。

火をつけるためには、燃焼時間を持続させたいのであれば、蚊取り線香専用の台にセットするのが効果的です。蚊取り線香の効果を発揮するためにも、専用台にセットするようにしましょう。

火を着火して、蚊取り線香を燃やして、殺虫成分を散布する蚊取り線香であれば、長時間殺虫時間が持続できるように、平らな場所に設置するようにしましょう。より長く蚊取り線香が持続するためには、最後までしっかりと蚊取り線香を燃やす必要があるのです。

ときどき、途中で蚊取り線香の火が消えてしまったことはないでしょうか。これは、平らな場所で、蚊取り線香を設置していなかったことが、影響しています。蚊取り線香は、平らな場所に設置するのが基本です。

もしも、缶のタイプの蚊取り線香であれば、蚊取り線香が缶に当たっている場合、火が消えてしまうことがあります。吊り下げタイプの蚊取り線香であれば、位置を固定することができるので、途中で消えてしまうことがありません。

蚊取り線香を置く場所の周りには、何も置かないことも大切です。蚊取り線香は、燃えない金属や陶器のケースを使って設置することになります。

フタがしっかりと閉まるタイプであれば、大丈夫なのですが、蚊取り線香が出てしまっているのであれば、燃えやすいものを置かないようにご注意ください。さらに、蚊取り線香が燃え残った灰の処理は、一般的には、市町村の燃えるゴミとして、出すことができます。

蚊取り線香の灰を、ビニール袋に入れて、捨ててください。もしも燃え残りがあったら危ないので、一晩くらいは、そのままにして放置して完全に、消火したことを確認してから、捨てるようにしてください。

蚊取り線香の、効果の範囲はどれくらいの範囲になっているのでしょうか。蚊取り線香の効果範囲について、詳しく解説していきます。蚊取り線香をなんとなく、使っていた方は、この効果範囲はあいまいになっていることでしょう。ここで、蚊取り線香の効果範囲を、チェックしてください。

屋内据え置きの場合は、6畳が目安になっています。6畳よりも広い部屋であったのなら、蚊取り線香を何個か使う必要があります。それか、蚊取り線香の効果の範囲が届く場所まで、人が移動するという方法もあるでしょう。屋内据え置きの場合の蚊取り線香の効果範囲は、6畳となります。

野外の場合の蚊取り線香の効果範囲は、風があったりするため効果を得たいのであれば、人の腰につけておくのがいいでしょう。

腰に蚊取り線香をつけていれば、蚊取り線香がある周辺には、効果が発揮されます。キャンプやアウトドアなどで蚊取り線香を使う場合は、自分の近くに蚊取り線香を置いておくようにしておきましょう。

蚊取り線香の効果と持続時間は、どうなっているのでしょうか。蚊取り線香を使う場合、効果と持続時間をきちんと把握しておくことで、蚊取り線香をより効果的に使うことができます。具体的にどんな効果があるのか、持続時間はどれくらいであるのか、解説していきましょう。

蚊取り線香の種類によって、効果持続時間は違っています。蚊取り線香の種類には、ストレートタイプの蚊取り線香や渦巻きタイプの蚊取り線香などがあります。最近では、小巻タイプの蚊取り線香もあって、蚊取り線香の種類や効果もいろいろです。

燃焼時間も違っているので、持続時間もそれぞれの蚊取り線香によって違いがあるのです。一般的な蚊取り線香の持続時間は、10センチで1時間が目安になっています。持続時間は、種類によって違いがあるので、説明書をご確認ください。

蚊取り線香は、除虫菊がそのまま殺虫効果や虫除けの効果を発揮しているわけではありません。蚊取り線香にして粉末にして燃やすことで、その効果を発揮してくれるとされています。蚊取り線香の煙には、殺虫効果はありません。

蚊取り線香の殺虫成分は目には見ることができない、煙になる手前に出ている成分が効果を発揮しているのです。煙はあくまで副産物になっています。蚊取り線香を使う場合は、こういったことを把握して使ってみてください。

一般的な蚊取り線香の持続可能な時間の範囲は、だいたい7時間の範囲であるとされています。蚊取り線香の有名なメーカーにアースがあります。アースの蚊取り線香を例に上げてみましょう。

アースの蚊取り線香の、ベーシックタイプであれば1つで、だいたい7時間の範囲を蚊取り線香を効果的に使えることになっています。もちろん、説明書に書かれた使い方を正しく、行っている場合の時間となります。

使い方は、正しく使うようにしっかりと説明書を確認するようにしてください。蚊取り線香は一般的には、7時間が持続時間になっているので、7時間を目安に用意してください。

蚊取り線香は「蚊」のみに効果があると思われがちではありますが、実は蚊取り線香が「蚊」以外にも効果があるとされています。どういった生き物に対して蚊取り線香が効果を発揮してくれるのか、ご紹介していきましょう。

蚊取り線香は、ハエなどにも効果があるとされています。蚊取り線香を、ハエのために使う人はあまりいないでしょうが、結構効果があるのでハエに試してみてください。

蚊取り線香が効果を発揮してくれる生き物として、ハエ以外の生き物にも効果がある使い方ができるとされています。蚊取り線香が効果を発揮するのは、ハエ以外にも、コウモリにも効果があるとされています。

蚊取り線香は、ハエやコウモリにも効果を発揮してくれるのですが、残念ながらゴキブリには効果がないとされています。蚊取り線香に含まれている成分の「ピレトリン」には、ハエやコウモリのほかにも、ムカデやゲジゲジ、団子虫にも効果が発揮できるとされています。

ほかにも、蚊取り線香の成分は、クモやハエ、ハチなどを殺虫する殺虫剤にも使われている成分と同じになっているのです。ただ、蚊取り線香に入っている成分は、高濃度ではありません。そのため、虫を殺すくらいの威力はないのです。

蚊取り線香を、置いておくことで、ハエやコウモリ、ムカデやゲジゲジ、団子虫やクモ、ハチは、寄せ付けないという効果は期待できます。特に、小さいハエのコバエで困っているので、あれば蚊取り線香は効果的なのでおすすめです。

蚊取り線香は、コンセントに差し込んで使う使い方ではないので、屋内でも使うことができますし、屋外でも使えるようになっています。

蚊取り線香は、「蚊」以外にもハエやコウモリなどにも効果があるとお話してきましたが、児玉兄弟商会は販売している「獣よけ線香」は、蚊やハエ以外にも動物を寄せ付けることがない線香として販売されています。

この線香では、ハクビシン、いたち、野良猫、野良犬を寄り付かないようにして使うことができます。さらに、いのししなどにも効果があるとされているので、こうした生き物にお困りの方は使ってみてはいかがでしょう。

この獣よけ線香の成分には、唐辛子などに含まれているカプサイシンを、使って作られています。カプサイシンは、人間でもあっても、目がシパシパしてしまうくらい、威力が強くなっているので、安易に使うと危険でもあります。

使う場合は、注意して使うようにしてください。蚊取り線香は、人間やペットには、害はないのかについてご説明していきます。蚊取り線香に使われている成分は、ピレトリンになります。この成分は昆虫や爬虫類などの神経に対して、刺激を与える成分になります。

人間などの哺乳類には、害はないとされています。蚊取り線香を使う場合は、換気をしっかりと行って使ったり、屋外で使うようにしておけば安心です。なかには、蚊取り線香のニオイで頭痛や吐き気をもよおす人もいるので、ご注意ください。

化学物質のニオイを、敏感に感じてしまう方であれば、蚊取り線香の使用はおすすめできません。蚊取り線香が苦手な人は、何回か使っていれば慣れるということはありません。

蚊取り線香以外のものでも、レモングラスやシトロネラなどを使って蚊を寄せ付けないようにすることができます。しかし、レモングラスは、子宮を収縮させる働きがあるとされているので、妊娠中の方は使わないようにしてください。

さらに、シトロネラは、ネコを飼っている方には、不向きで中毒になることもあるので、使わないようにしましょう。使い方には十分注意してください。

蚊取り線香の成分や効果、使い方について詳しくご紹介してきました。蚊取り線香は、平坦な場所で専用の台を使って、使うようにしてください。さらに、火を使っているので、蚊取り線香を置く場所には、燃えるものを置かないように注意して使うようにしてください。

蚊取り線香は、蚊以外にもハエやコウモリなどにも効果があるとされています。夏に困り事として、蚊がある方は蚊取り線香を使って、快適な夏を楽しんでいきましょう。