「分不相応」の意味は?使い方・例文・類語も分かりやすく解説!

「分不相応」の意味は?使い方・例文・類語も分かりやすく解説!

「分不相応」という言葉の意味をご存知でしょうか。よく耳にする言葉ですが、正しい意味や使い方を知らないと相手に失礼な対応となってしまう言葉です。今回は「分不相応」の意味や使い方、類語・対語について例文を交えて解説していきます。

記事の目次

  1. 1.分不相応の意味とは?
  2. 2.分不相応の対義語・類義語
  3. 3.分不相応の使い方・例文
  4. 4.分不相応を使う際の注意点
  5. 5.分不相応の英語表記
  6. 6.分不相応は「その人の身分や能力にふさわしくないこと」という意味

分不相応の意味とは?

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「分不相応(ぶんふそうおう)」という言葉は、「生活・支出・言葉や行動などが、その人の身分や立場・能力や財力などに見合っていないこと・ふさわしくないこと」を意味します。

簡単に言うと、「持ち物や望みや言動が、その人につり合っていないこと」を意味します。本当に「分不相応」なこともあれば、相手のひがみや妬みで「分不相応」だと言われる場合もあるでしょう。

では、「分不相応」と似た意味を持つ類語や、反対の意味を持つ対語はあるのか。また、「分不相応」を使う際の注意点などについて、例文を交えて解説していきます。

分不相応の対義語・類義語

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「分不相応」は「持ち物や望みや言動が、その人の身分や立場につり合っていないこと」という意味だと説明しましたが、反対の意味を持つ対語や、似た意味を持つ類語はあるのでしょうか。ここからは「分不相応」の対語や類語について解説していきます。

分不相応の対語と意味

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「その人の身分や立場につり合っていない・ふさわしくないこと」を意味する言葉が「分不相応」ですから、「ふさわしいこと」を意味する言葉が対語となります。

「分不相応」から「不」を除いた「分相応」が挙げられます。通常「不」のような否定を意味する「接頭辞(せっとうじ)」は、単語の頭につきますが、「分相応」の類語である「相応」の反対語が「不相応」であることから、「分不相応」という対語を使うようになったと言われています。

「分相応」はあまり使われませんが、他には「ふさわしい」、「適切・適当」、「身分相応」「立場をわきまえた」などが対語として挙げられます。

分不相応の類語と意味

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では、「分不相応」と同じような意味を持つ類語にはどのような言葉があるのでしょうか。「分不相応」に最も近い類語は「分」を除いた「不相応」で、「社会的・習慣的なルールに適切に対応指定ない」という意味があります。

また、形容詞の「ふさわしくない」や「不釣り合い」も類語としてよく使われます。その他の類語も「分不相応」が使われる状況と併せてご紹介していきます。

身分不相応・立場をわきまえない・不釣り合い

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「身分不相応」、「立場をわきまえない」、「不釣り合い」などは、「身分や身の丈に合わない」といった意味のある言葉です。

「美女と野獣」や「タイタニック」などのように、見た目や身分・立場のつり合いがとれていないと思われる恋愛や、年齢に合わない行動をする際に使われています。

恋愛系ではほかには「高嶺の花」といった言葉も「身の丈に合わない・不釣り合い」といった意味があり、「分不相応」の類語となります。

高望み

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「高望み」とは「高い希望を持つ」という意味で、何に対して「高い」のかというと、「自分の能力、地位、財力などの低さ」に対して「望みが高い」のです。

文字から肯定的な言葉かと思いきや、「能力の無い人が、大きな望みを持つ」という意味となるため、「分不相応」の類語として挙げられます。

身の丈に合わない・身に余る・身の丈以上

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「身の丈に合わない」、「身に余る」、「身の丈以上」という言葉は、「自分の能力や技量が、役割や立場に適さない」という意味があり、能力以上の仕事や大任を任されたときに使われる言葉です。

能力以上の大任を引き受けるときは、謙遜の思いもあり「恐れ多い」という気持ちになりますよね。そういったときに使われる言葉です。

ふさわしくない

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「身分不相応」、「立場をわきまえない」、「不釣り合い」、「高望み」、「身の丈に合わない」、「身に余る」、「身の丈以上」といった類語をご紹介してきました。

しかし、「分不相応」同様にどういった場面で使用するのが適しているのかを会話の最中に考えるのが苦手な方もいらっしゃるかもしれません。

そういった方におすすめなのが、上記のどの言葉とも同様の意味を表す「ふさわしくない」という言葉をご紹介します。「分不相応」がすぐに出てこないときは、口語であれば「ふさわしくない」という言葉を使用するのが無難です。

分不相応の使い方・例文

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「分不相応」の意味や対義語・類義語についても理解できたところで、ここからは「分不相応」の使い方を例文をご紹介していきます。人から言われていい気持ちになれる表現ではないため、「分不相応」がどういった事柄に使われているのかを理解していきましょう。

例文①

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例えば、自分の収入に見合わない贅沢を続けたり、欲望のままに散在をしたりと、身の丈に合わない生活を続けている人がいるとします。

そういったときに「分不相応な贅沢をしてしまった」や、「彼の暮らしぶりは分不相応な生活をしていると思った」、「自分の収入を考えたら、分不相応な家を購入してしまった」といった使い方をします。

また、「免許を取り立てなのに高い車を購入するのは分不相応だ」や、「小さいころから分不相応なものを買い与えていたら、ろくな大人にならないよ」といった使い方もします。

例文②

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恋愛面で自分とつり合わない人に恋をしたり、縁談を持ちかけられたりすることもあるでしょう。「つり合わない」という意味合いで、「私のような庶民に貴族との縁談なんて、分不相応なお話です」と謙遜するときに使うことができます。

また、「今回の縁談は、私のような者には分不相応でした」や、「分不相応にも、あの人は自分に気があるのではないかと思っていた」といった使い方をすることもあります。

例文③

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会社などで「分不相応」という言葉を言われたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、「分不相応な物言いをするな」や「分不相応な望みはよくないよ」といった言われ方をした方もいるかもしれません。

相手から見たら、能力や言動が物事に対して見合っていないように感じるのでしょう。そういった際に「分不相応」が使われます。

例文④

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自分が部下の立場のときに、上司に何かを提案したい場面があると思います。そういったときは「自分が分不相応なことを承知の上で、申し上げたいことがございます」といった使い方をすることができます。

また、「分不相応な自分ですが、この案件は誠心誠意やらせていただきます」といった謙遜の意味で使用することもできます。

分不相応を使う際の注意点

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これまで「分不相応」の意味や、対語・類語の意味や使われ方について解説してきましたが、「分不相応」を使う際に注意することがあります。

「分不相応」に限らず正しい意味で言葉を使用しないと、相手に失礼になってしまいます。「分不相応」を使う際にはどういったことに注意すればよいのでしょうか。

「役不足」という意味では使えない

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「役不足」という言葉がありますが、「その人の実力に比べて役が軽すぎる」という意味の言葉で、実力を低く見られているときに不満を表す際に使われています。「役不足」を簡単に言えば「不服」となります。この「役不足」と同様の意味で「分不相応」を使うことはできません。

また、「役不足」を「自分にその役割は重すぎる」といった意味で覚えている方もいますが、それは間違いです。そういった際に「分不相応」が使えるのです。「役不足」は「分不相応」の反対の意味を持つ言葉と覚えておきましょう。

「分不相応」は「持ち物や言動が、自分の能力に見合わないこと」という意味なので、ネガティブな意味合いで使われる言葉だと覚えておきましょう。

分不相応の英語表記

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「分不相応」を英語で表現すると、「beyond one's means」や「beyond one's position」と表現します。ここでの「means」は財力を意味するため、「beyond one's means」は「自分の財力を超えて」という意味になります。

同様に「beyond one's position」は「自分の立場を超えて」という意味となります。また、「above one's income」は、「自分の収入を超えて」ということから、「分不相応」を意味します。

「out of one's league」も「レベルが違う・高嶺の花」という意味もあるため、「分不相応の~」として使うことができます。

分不相応は「その人の身分や能力にふさわしくないこと」という意味

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「分不相応」にについて、意味や使い方について解説してきました。「分不相応」というものは、あくまでも第三者からの目線となります。

身の丈に合う生き方をすることはとても大切ですが、自分を「分不相応」と謙遜してばかりではなく、自分に対して正当な評価をすることも大切です。もちろん、「分不相応」だと思わないことも間違いではありません。

この記事を読んで、「分不相応」の正しい使い方を理解して、これからの生活では正しい「分不相応」の言葉を使っていきましょう。

あずき
ライター

あずき

ライティング業務は初めての試みです。たくさんのジャンルに触れて自分の知識の幅を増やせたらと思います。

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