シリアスの意味とは?
「シリアス」という言葉を目にしたり耳にしたりすることがありますが、「シリアス」の正しい意味を尋ねられた時にすぐに正しい意味を答えられる人はそう多くありません。
「シリアス」というカタカナ語はすでに日本の中で「シリアスはシリアス」というように認識されてしまっているため、正しい意味を知らない人が多いと言えます。
「シリアス」という言葉にはいったいどのような意味があるのか、まずは「シリアス」の意味についてご紹介しましょう。
真剣という意味
「シリアス」の意味の一つ目は、「真剣」という意味です。「真剣」の意味は「いい加減や遊び半分ではなく本気」という意味で、「シリアス」の意味は「本気」という意味だとも言えます。
「シリアス」という言葉には三つの意味がありますが、「真剣」という意味で「シリアス」が使われることは結構多いです。「シリアス」の一つ目の意味は「真剣」なので覚えておきましょう。
深刻という意味
「シリアス」の意味の二つ目は、「深刻」という意味です。「深刻」の意味は「重大で深く心に刻まれる」という意味で、一つ目の意味「真剣」とはまた違った意味になります。
「シリアス」はこの「深刻」という意味でも結構使われますので、「シリアス」の一つ目の意味「真剣」と合わせて「深刻」も覚えておくと良いでしょう。
極めて真面目という意味
「シリアス」の意味の三つ目は、「極めて真面目」という意味です。「極めて真面目」の意味は「嘘や冗談ではなくこの上なく本気」という意味なので、一つ目の意味「真剣」に似た意味になります。
ですが三つ目の意味「極めて真面目」は「真剣」より本気度が高いという意味になり、こちらの意味で「シリアス」という言葉が使われることもあります。
「シリアス」には三つの意味がありますが、「真剣」「深刻」「極めて真面目」のうち「真剣」と「深刻」を覚えておけばOKです。
シリアスの由来
「シリアス」の意味についてご紹介しましたので、次は「シリアス」の由来についてご紹介します。「シリアス」という言葉はカタカナ語なので、「シリアス」の由来は外国語にあるということはすぐにわかるでしょう。
ですがいったいどこの国の言葉に「シリアス」の由来があるのかについて知っている人は少ないと言えます。
「シリアス」という言葉にはいったいどのような由来があるのか、「シリアス」の由来についてもご紹介しましょう。
墓を意味するラテン語が由来
「シリアス」の由来は、「墓」を意味するラテン語です。「sepulcrum」というラテン語には「墓」「墓地」「重い雰囲気」という意味があり、このラテン語が英語の「serious」の語源になりました。
そして英語の「serious」が日本に渡って「シリアス」というカタカナ語になりましたが、英語の「serious」の意味は日本語の「シリアス」と全く同じ意味で、「シリアス」の意味は「serious」の意味そのままになりました。
「シリアス」はラテン語から始まって英語に変化しましたが、ラテン語の意味の中の「重い雰囲気」が英語の「serious」と日本語の「シリアス」の意味につながったと言えます。
シリアスの特徴
「シリアス」の由来についてご紹介しましたので、次は「シリアス」の特徴についてご紹介します。「あの人はいつもシリアスな顔をしている」などと周囲の人から言われる人には、共通する特徴があります。
「シリアス」の意味は「真剣」「深刻」「極めて真面目」なので、「シリアス」と言われる人は笑ったりせず深刻そうな真面目な顔をしていますが、そういった顔をしている人には性格的な特徴があると言えます。
「シリアス」と言われる人にはいったいどのような特徴があるのか、「シリアス」の特徴についてご紹介しましょう。
とても真面目
「シリアス」の特徴の一つ目は、とても真面目だということです。「あの人はシリアスな顔をしている」などと言われる人はとても真面目で、何事にも真剣なためあまり笑ったりしないという特徴があります。
真面目でも良く笑う人もいますが、この上ないほど真面目な人の場合、他の人達が笑うような場面でも笑わないことも多いです。
とても真面目なせいで「シリアス」と言われる人は、本当はそう暗い性格でもないのに「あの人は暗い」と誤解されてしまうこともあります。
考え方が堅い
「シリアス」の特徴の二つ目は、考え方が堅いということです。とても真面目な人は色々と考えすぎてしまうため「シリアス」と言われることがありますが、考え方が堅い人もあまり笑わないため「シリアス」と言われます。
考え方が堅い人は「あれは良くない、これも良くない」など、色々な事に対してダメだしをしてしまう傾向にあるため、ついつい表情も「シリアス」になってしまいます。
考え方が堅いために「シリアス」と言われる人も、とても真面目な人同様「あの人は暗い」と誤解されることが多いと言えます。
人付き合いが苦手
「シリアス」の特徴の三つ目は、人付き合いが苦手だということです。人付き合いが苦手なため、誰かの冗談などに対しても笑うことができず、そのせいで「あの人はシリアスな顔をしている」と言われる人もいます。
人付き合いが苦手な人は特に真面目なわけでも考え方が堅いわけでもないのに、人の輪に加われないせいで「シリアス」だと言われます。
このように「シリアス」と言われる人は色々と誤解されてしまう傾向にありますが、本人には全く悪気などはないということです。
シリアスの類語
「シリアス」の特徴についてご紹介しましたので、次は「シリアス」の類語についてご紹介します。「シリアス」の意味は「真剣」「深刻」「極めて真面目」という意味なので、これらの意味に近い意味を持つ言葉が類語になります。
「シリアス」の意味である「真剣」「深刻」「極めて真面目」という言葉はそれぞれそのまま「シリアス」の類語になりますが、それ以外の「シリアス」の類語もいくつかあります。
「シリアス」という言葉に似た意味を持つ類語にはいったいどのような言葉があるのか、「シリアス」の類語についてご紹介しましょう。
重大
「シリアス」の類語の一つ目は、「重大」です。「重大」の意味は「軽々しく扱えない大事なこと」という意味で、一見すると「シリアス」の類語には見えませんが「重大」は「シリアス」の類語の一つです。
「重大」という言葉には「深刻」というニュアンスもありますので、「シリアス」の意味「深刻」に似た意味を持つ言葉だと言えます。
「重大」という言葉は「シリアス」の言い換えに使えそうでいて使えませんので、そういった点では「重大」は「シリアス」とは少し違います。
由々しい
「シリアス」の類語の二つ目は、「由々しい」です。「由々しい」の意味は「容易ならない」という意味で、「由々しい」も「シリアス」の類語の一つとして挙げられます。
「由々しい」の意味「容易ならない」は「簡単ではない」「放っておけない」という意味で、深刻な事態を表す際に使われますので、「シリアス」の意味「深刻」に近い類語になります。
ですが「由々しい」という言葉も単純に「シリアス」の言い換えには使えませんので、そういった点では「由々しい」も「シリアス」とは少し違うと言えます。
シリアスの使い方
「シリアス」の類語についてご紹介しましたので、次は「シリアス」の使い方についてご紹介します。「シリアス」の意味は「真剣」「深刻」「極めて真面目」という意味なので、そういったことを表現する時に使うことができます。
「シリアス」という言葉は一般的な日常生活の中でも結構気軽に使われていますので、「シリアス」の使い方はそう難しくありません。
「シリアス」という言葉はいったいどういう使い方をすれば良いのか、「シリアス」の使い方の例文についてご紹介しましょう。
例文①
「シリアス」の使い方の例文の一つ目は、「シリアスな脚本を書けと言われてもどうしても書けず頭を抱えてしまった」という例文です。
この例文では「深刻」という意味で「シリアス」が使われています。「シリアス」はこのように、深刻な雰囲気の漫画や小説などを表す際にも使うことができます。
例文②
「シリアス」の使い方の例文の二つ目は、「あなたはいつもシリアスな顔をしていると言われるが、実は眠いだけだ」という例文です。
この例文では「真剣」という意味で「シリアス」という言葉が使われています。日常生活の中で難しい顔をしている人に対して「シリアス」と言うことはかなり多いです。
例文③
「シリアス」の使い方の例文の三つ目は、「普段はひょうきんものだと言われているが、実はシリアス小説作家だ」という例文です。
この例文では「深刻」という意味で「シリアス」が使われています。「シリアス」という言葉は「シリアス小説」「シリアスドラマ」などという使い方をすることも結構あります。
例文④
「シリアス」の使い方の例文の四つ目は、「時間があるとついシリアスな思索にふけってしまう」という例文です。
この例文では「真剣」「極めて真面目」という意味で「シリアス」が使われています。「シリアス」という言葉は「シリアスな」という使い方が多く、様々な対象に対して使うことができると言えます。
シリアスは真剣という意味
「シリアス」という言葉の意味や使い方の例文などについて色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。「シリアス」の意味は「真剣」「深刻」「極めて真面目」という意味なので、正しい意味を理解して正しく使いましょう。