「サクラ」の意味・由来を紹介!使い方の例文や類語もまとめてチェック!

「サクラ」の意味・由来を紹介!使い方の例文や類語もまとめてチェック!

今回は、「サクラ」の意味・由来をご紹介していきたいと思います。「サクラ」といっても植物の「桜」ではございません。業界用語などでよく使われている「サクラ(偽客)」の意味や使い方、例文や類語などをまとめてチェックしていきたいと思います。

記事の目次

  1. 1.サクラの意味とは?
  2. 2.サクラの類語
  3. 3.サクラの使い方・例文
  4. 4.サクラとステルスマーケティングの違い
  5. 5.サクラを使う際の注意点
  6. 6.サクラの由来・歴史
  7. 7.サクラの英語表記
  8. 8.サクラの漢字
  9. 9.サクラは偽物の客という意味

サクラの意味とは?

フリー写真素材ぱくたそ

今回は、「サクラ」意味や由来、類語や「サクラ」の使い方、例文などをご紹介していきたいと思います。

「サクラ」の意味は、偽物のお客として盛り上げたり出品者に雇われて商品が売れるような雰囲気作りをする人のことです。

例をあげると、劇場やイベントなどで一般客に紛れて場を盛り上げる存在。飲食店やインターネット上で一般客の購買意欲をそそるために商品をほめたりしながら売れ行きがよくなるように雰囲気作りをする存在など「サクラ」は日常のあらゆるところに存在しています。

「サクラ」の類語には「やらせ」や「ステルスマーケティング」があります。「サクラ」を英語で書くと「shill」、漢字では「偽客」と書きます。

サクラの類語

フリー写真素材ぱくたそ

「サクラ」の類義語をご紹介します。「サクラ」には似ている意味の言葉があり、使い方が難しくごちゃごちゃになってしまう事があります。今回は「サクラ」の類語2つとその意味についてご紹介します。

サクラの類語と意味①

フリー写真素材ぱくたそ

「サクラ」の類語に「やらせ」という言葉があります。「やらせ」の意味は事実とは違うことを隠しながら事実のように見せることで、フィクションをノンフィクションのように扱うなどテレビ業界で問題視されていることがよくあります。

サクラの類語と意味②

Photo byfancycrave1

「サクラ」の類語に「ステルスマーケティング」という言葉もあります。「ステルスマーケティング」の意味は出品者からお金をもらって一般客に紛れていいコメントや高評価をするなど嘘の宣伝行為を行うことです。

サクラの使い方・例文

Photo by yosshi

「サクラ」は日常のあらゆるところに存在しており意外と目にすることが多いと思いますが、似ている意味の言葉もあるため使い方が難しい言葉です。今回は、「サクラ」の使い方と例文をわかりやすくご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

まだいまいちよくわからないという方も例文で見てみると「サクラ」の意味もさらにわかりやすくなり、使い方も理解しやすくなると思います。

例文①

Photo bysasint

1つ目にご紹介するのは、出会い系でよくありがちな「サクラ」の例文です。出会い系で知り合った女性と会う約束をしたけど2回もドタキャンされた、プロフィールも怪しかったしあれは絶対にサクラだと思う。

例文②

フリー写真素材ぱくたそ

こちらは飲食店での行列に関する「サクラ」の例文です。近頃このラーメン屋は売り上げが伸び悩んでいるのでサクラを雇いたくさんの行列をつくって話題作りをし、人気がある店・流行っている店だと思わせよう。

例文③

Photo by midorisyu

こちらは集会やミーティングなどに紛れた「サクラ」の例文です。今回のミーティングは主催者側に有利になるような意見や考えの人が多く見られたので、もしかすると参加者にサクラがいるのかもしれない。

例文④

Photo by sayo-ts

こちらはイベントなどで一般客に紛れた「サクラ」の例文です。今回のイベントには、そんなに有名な人が出演するわけでもないのに観客が多く、とても盛り上がっているので大半はサクラなのではないかと疑ってしまう。

サクラとステルスマーケティングの違い

Photo byStartupStockPhotos

さきほど「サクラ」の類義語でも登場した「ステルスマーケティング」ですが、ここでもう少し詳しく「サクラ」と「ステルスマーケティング」の違いをご説明していきたいと思います。

近頃よく目にする「ステルスマーケティング」という言葉ですが、いまいちよくわからないという方にもわかりやすくご説明します。

ステルスマーケティングは悪質な宣伝行為という意味

Photo bystevepb

「ステルスマーケティング」は、わかりやすく言うと悪質な宣伝行為という意味で略して「ステマ」とも言います。企業からお金を受け取っていい口コミや高評価を行う者で、「やらせ行為」とか「サクラ行為」とも呼ばれる手法です。

日本では、「ペニーオークション詐欺事件」で一気に「ステルスマーケティング」という言葉が世の中に知れ渡りました。

「ステルスマーケティング」をするとよくない理由は、口コミなどを参考に購入を考えている消費者を騙しているということ。騙している企業だけでなく業界全体の信用を失うということなので「ステルスマーケティング」は絶対にしてはいけないのです。

最近は、SNSの普及によって疑惑が上がると一気に拡散されてしまうので「ステルスマーケティング」が行いにくい状態になってきています。

サクラを使う際の注意点

Photo byFree-Photos

「サクラ」という言葉を使う際の注意点を説明していきたいと思います。さきほど「サクラ」の例文をいくつかご紹介しましたが、実際に使うときはどのような点に注意しなければいけないかをご紹介します。

人の名称以外では使えない

Photo byKeithJJ

「サクラ」という言葉ですが人の名称以外では使えません。どういう事かというと、「ステルスマーケティング」は悪質な宣伝行為を行う手法の名称で「サクラ」はステルスマーケティングなどの悪質な宣伝行為を行う人の名称という事です。

「ステルスマーケティング」という手法を行うために「サクラ」を雇う。という言い方が正しい使い方になります。

サクラの由来・歴史

Photo bybodiantal

「サクラ」の由来・歴史について紹介していきます。「サクラ」とは簡単に言うと偽物の客という意味ですが、では「サクラ」という言葉がどのようにつくられたのかそしていつの時代に生まれたのか、ここでは詳しく説明していきたいと思います。

「サクラ」という言葉は江戸時代に芝居を盛り上げる人の名称として生まれました。「サクラ」の言葉の由来や歴史を知ることによってさらに「サクラ」の意味や使い方がわかりやすくなります。

由来

Photo by fuba_recorder

まず、「サクラ」という言葉の由来について紹介していきます。これは諸説あるのですが昔、歌舞伎を無料で見せてもらう代わりに芝居の見せ場となるところで掛け声をかけてその場を盛り上げたことを「サクラ」と呼んだのが発祥と言われています。

桜は本来無料で見ることができますし、桜のようにパッと盛り上がりサッと消えていくことから「サクラ」という言葉が生まれたと言われています。

歴史

Photo by roberthuffstutter

「サクラ」という言葉の歴史を紹介していきます。「サクラ」という言葉は江戸時代に歌舞伎を無料で見せてもらう代わりに芝居が盛り上がる掛け声をするというところから生まれました。

そして明治時代になると露天商の隠語となり、お店の人とグルになり一般客に紛れ込んで冷やかしたり盛り上げて商品を買わそうとする仕込み客のことを「サクラ」と呼ぶようになり一般の人たちにも広く知れ渡るようになりました。

近年では、インターネット上や出会い系、イベント会場などさまざまなところに「サクラ」が存在しており「サクラ」を派遣する企業も存在しています。

サクラの英語表記

Photo byannekarakash

「サクラ」の英語表記について紹介していきます。「サクラ」は英語で書くと「shill」で意味はサクラ、おとり、宣伝する、騙すなどという意味があります。

英語の使い方としては、サクラ入札をする人という意味でshill bidderやサクラを使ったトリックという意味でshill game、私は〇〇のサクラではありませんという意味でI'm not a shill for〇〇などがあります。

ちなみに「やらせ」は英語で「fake」や「set up」などがあり偽物ですという意味でIt's a fakeや、やらせだよという意味でIt's all set upという言葉があります。

「ステルスマーケティング」は元々英語なのでそのまま「stealth marketing」で、stealthには隠密という意味があります。

サクラの漢字

フリー写真素材ぱくたそ

「サクラ」は簡単に言うと偽物の客という意味で漢字で書くとそのまま「偽客」となり、これは当て字です。

「サクラ」という言葉は江戸時代に生まれ、明治時代に露天商たちの隠語として一般の人たちに知れ渡るようになりましたがこのとき露天商たちが用いた当て字が「偽客」です。この「偽客」という当て字もしだいに一般の人たちに知れ渡り定着していきました。

サクラは偽物の客という意味

Photo by Mixtribe Photo

いかがでしたか?今回は「サクラ」の意味や由来などをご紹介しました。「サクラ」は偽物の客という意味で、偽物のお客としてとして盛り上げたり出品者に雇われて商品が売れるような雰囲気作りをする人のことです。

一般客に紛れて場を盛り上げたり、飲食店やインターネット上で一般客の購買意欲をそそるために商品をほめたりしながら売れ行きがよくなるように雰囲気作りをするなど「サクラ」は日常のあらゆるところに存在しています。

「サクラ」の類語には「やらせ」や「ステルスマーケティング」とい言葉があり、サクラを英語で書くと「shill」で漢字で書くと「偽客」となります。

アベ12
ライター

アベ12

4歳と2歳兄弟ママのフリーwebライターです。現在は第三子妊娠中。趣味は子供たちとレゴブロックをすることと晩酌、特技は整理整頓とお部屋のレイアウトを考えることです。子育てに追われながらも大好きなライティングのお仕事もさせていただき、充実した日々を過ごしています。

関連するまとめ

人気の記事