DIYで扉を付けよう!
部屋の扉だけでなく、扉がない家具にも取り付ける事で、部屋の印象も変わり、掃除も頻繁にする必要が無くなり楽に過ごせます。また、扉の無い場所にもあったほうが便利な所があるなら、そこにもDIY扉を付けてしまいましょう。ペットに入られると困る所にも、扉をDIYで塞ぎましょう。
DIYで扉を付けるメリット
DIYで扉を付けると、どんなメリットがあるのでしょうか。扉を付けることで変わる事とは何なのか、DIY扉の効果など、DIYでの作り方に慣れていなくても、アイデアは浮かぶでしょうから、頭の中で図面を作ります。扉を取り付けたら部屋の雰囲気も変わり、生活の効率も良くなるメリットを考えます。
隠す収納に役立つ
DIY扉の、中が見えない作り方で生活感が少し曖昧になり、おしゃれな空間が生まれる事で、隠す収納に役立ちます。本棚の本が乱雑に置かれていても、扉で隠してしまえば、開けるまで分りません。また、部屋のカラーと扉のカラーを統一すると、部屋全体がスッキリ見えるでしょう。
ホコリ防止になる
部屋の家具にDIY扉を付けることで、ホコリの防止にもなり、頻繁に掃除をせずに済みます。本棚には好きな本が陳列されているでしょうが、オープンの棚の場合は、太陽光を浴びて背表紙などが、色あせる事もあり、いくら見せる収納と言っても、美しくなくなってきます。
オープンの棚は、綺麗に整理されているからこそディスプレイになり、アートとしても成り立ちます。乱雑な本の並びやホコリや色あせを防ぐにも、扉は重要です。見せたくないものも無理に見せる事もありませんから、DIYで扉を付けて隠しましょう。
扉付きを買うより安価
扉の付いた家具を買い換えると、それなりに出費は嵩みますので、すでにある家具に扉を付けるには、DIYがおすすめです。扉だけを付けるのですから、作業時間もそれほど掛かりません。そして何より材料費を考えても、買い換えるよりは遥かに安価ですので、是非DIYをしてみましょう。
工夫すればさらに便利に
DIYで扉を付ける時に、さらに自分なりの工夫をすれば、より使いやすくなるでしょう。例えば、扉が付いてるからといって、中を整理しなければ、必要なものが直ぐに欲しい時に探す手間がかかります。それを無くすために、扉の中もDIYで整理しておけば、より便利に活用出来るでしょう。
DIYで扉の中を半透明のラックで仕切って、扉を開けた時に見えるようにラベルを貼るのもひとつです。扉を開けて全体に中がスッキリ見えるように、中の色も統一するのも良いでしょう。このように、自分のライフスタイルに合ったDIYで工夫をしてみましょう。
DIYで付ける扉の種類
DIYで扉を付けるにも、扉の種類は引き戸、折り戸、開き戸と色々とあり、DIYで扉を付けようとしている家具には、どんな種類が合うのかを考えます。それによって、DIYの作り方も違ってきますし、見栄えも違います。それぞれの扉の特徴を見ながら考えてみましょう。
開き戸
こちらの種類は、家庭の扉の一般的な種類で、片開きというのが片側を金具などで本体に取り付け、ノブを持って開きます。マンションや部屋のドアなどで見られます。横のサイズは扉の幅があれば良いのですが、前後に開きますから、ドアが開く位置には家具などを置かないよう気を付けましょう。
折戸
こちらの種類は、名前のように折りたためるタイプの扉で、クローゼットなどで見られます。折り戸の扉の枚数は、取り付ける場所の幅に合わせられ、若干横の領域が必要です。開く時の幅は、畳む分それほど必要なく、開く途中で止められ、全開すれば広さを感じます。
引き戸
こちらの種類は、日本人が最も馴染みのある扉でしょう。襖とか障子など、レールの上をスライドさせる種類です。スライドさせた扉を収納する領域を取る作り方をしますので、その部分も頭に入れてレイアウトします。引き戸を滑らせるレールに段差を付けず、平らな作り方にする事も可能です。
DIYで扉を付けると便利な家具
DIYで扉を付けると便利になる家具とは、何を指すのでしょうか。一般的にオープンのまま市販されている家具の事で、そのままでも十分機能を果たすため、その状態なのですが、生活の中での不便さは出てくるでしょう。もともとある家具などでも、DIYで扉を付けると便利な家具を抜粋しましょう。
カラーボックス
カラーボックスは、格安で便利という事で人気の家具ですが、カラーボックスには扉はありません。使い方によってはおしゃれな家具としても成り立ちますが、やはりホコリは溜まりやすいですし、中のものが全て見えてしまうのも、今ひとつ納得出来ないところです。
しかし、それこそDIYしがいのある家具と言え、自分で自由にアレンジ出来るのが楽しいところでもあります。カラーボックスは、あまり作りがしっかりせず、見た目もそのまま使うには、少しチープ感が否めませんが、DIY扉を付けてアレンジするだけで、見事におしゃれな家具として成り立ちます。
本棚
本棚は、埃が溜まりやすい家具のトップでしょう。本の隙間に埃が溜まると、全て本を出して掃除する手間がかかりますし、きちっと整理されていないと見た目も良くありません。そんな本棚に扉をDIYするだけで、難儀な問題はおしゃれなインテリアに変わります。
テレビ台
テレビ台には、概ね扉付きのようですが、中には扉の無いオープンデッキがあるようですから、電気系統を扱うテレビの周辺には、是非DIYで扉が欲しいところです。また、テレビの下もかなりホコリに悩まさせる箇所ですし、一般的にはテレビ台は低い位置にあるため、掃除も大変です。
テレビ台には、チューナーやDVDプレーヤーなどの機器が置かれていますので、配線が絡まったり、配線同士が接触して火花が飛んだりしないよう注意の要る箇所です。DIYで扉を付けて、配線の整理もついでにしてしまいましょう。
食器棚
食器棚は大概扉は付いていますが、人によってはおしゃれな食器を見せる収納している方もいるでしょう。しかし、食器こそホコリには注意の要るものですから、DIY扉は、やはりあった方が望ましいです。ホコリの溜まった食器で食事をするなどあり得ませんので、使う前に洗う手間が省けます。
部屋の扉
部屋の扉をDIYするにしても、交換となると少し大変かと感じている人でも、この際扉をDIYで作ってみましょう。とは言っても、部屋の雰囲気を変えるには、壁に続いてポイントとなる扉は、かなりの決心が要りますから、扉を取り替えず、扉の表面に壁紙を貼る作り方でも印象は変わります。
やはり決心して、扉をごっそりDIYで取り替えてしまうのも、意外と簡単に出来る方法もあり、今ある扉と同じ大きさの板と蝶番があれば、取り付けるだけでDIY出来てしまいます。ノブも替えてもいいですし、そのまま使っても構いません。
DIY扉に必要な材料・工具
DIYに必要な材料や工具は、ホームセンターで一通り簡単に揃いますが、100均でも十分使えるものもありますから、DIYで何が必要なのかをリストアップすると良いでしょう。何の扉をDIYするかで材料も変わりますから、必要な工具も揃えておきましょう。
扉の本体部分
扉をDIYするには、まず扉の本体部分が要りますので、材料を何にするかを決めましょう。どこの扉を作成するのか、扉の材料には、おおまかに木材とプラスチックに分かれます。木材でもプラスチックでも、サイズを測って買いに行きます。完成予想図を描いていると揃えやすいでしょう。
木材
材料の木材はホームセンターで手に入り、そのまま持って帰っても、木材を切る作業が大変ですので、ホームセンターにお願いすれば、サイズごとに切り分けてもらえます。イメージ通りにカットしてもらいましょう。この際に、簡単な設計図があると、細かいサイズが分りますので、困りません。
プラスチックドア
カラーボックスなどにDIY扉を付けるには、プラスチックの扉が軽くて便利です。蝶番も金具でなくプラスチックの蝶番で、ビスは使わず両面テープで簡単に付きます。プラスチックの本体は、100均にも置いていますから、費用を抑えたい方にはプラスチックドアがおすすめです。
取っ手部分
DIY扉には取っ手が必需品です。取っ手部分といっても、あらゆるデザインのパーツが揃っていますので、どの取っ手が合うのか、吟味してせっかくのDIYですから、おしゃれな取っ手部分を選びましょう。扉の種類でも取っ手は合う合わないがありますから、ホームセンターや100均で探しましょう。
金具
金具というのは、食器棚などの扉の種類によって起こる、振動で勝手に開くのを防ぐための、キャッチと呼ばれるパーツです。マグネットとプッシュの種類があり、どちらも軽く密着しますから、多少の振動では開閉しません。マグネット式は引っ張れば開きますし、プッシュ式は押せば開きます。
ドアノブ
DIYでドアノブは、開き戸に主に使い、形や種類は非常に多く、その中から選ぶのは迷います。ドアノブが元々付いていたならそれをリメイクするか、新しく購入するならイメージに合ったものを選びます。ドアノブは、頻繁に交換するものではありませんので、じっくり吟味してから購入しましょう。
蝶番
こちらの金具は、開き戸の支点になる金具で、扉を開閉する時にこの金具を軸に開閉させます。形や種類は豊富で、金具の穴の数で取り付け方が違いますし、扉の種類での選択も出来ます。小さな扉をDIYするなら、プラスチック製で軽い作り方をする事も可能です。
工具
扉をDIYする時に必要な工具は、ホームセンターで揃えましょう。材料の木材をカットしてもらっても、ノコギリは細かい調整に必要ですので、小さくて構いませんので、一つ用意しておきましょう。他には、プラスとマイナスのドライバー、やすりの100番、200番、400番あたりをよく使います。
やすりに関しては、DIYでは小さな家具を作る程度なら紙やすりで十分ですが、部屋の扉などの大きい家具をDIYする時には、電動やすりが便利です。やすり掛はDIYで仕上がりを美しくするための大事な工程ですから、手を抜かずに仕上げるには、手がけでは疲れてしまいます。
メジャー
メジャーは、当然DIYには必需品ですが、差し金ってご存じでしょうか。よく大工さんが木材を測っているL状の鉄のものさしです。DIYの作業をしていると、正確さがものを言いますので、ちょっとしたサイズを測る時や、細かい作り方をするDIYなどに、重宝します。
電動ドライバー
DIYで電動ドライバーも、持っていたいアイテムです。ビスを締める作業が、とにかく多いDIYでは、手でドライバーを使って1本1本ビスを締めていては、簡単なDIYにはならず、初心者なら時間がいくらあっても足りず、めげてしまうかも知れません。
速く仕上げたい時などは、特に電動ドライバーは活躍してくれます。何万円もする高価なものは必要無いでしょうが、3000円から5000円程度の電動ドライバーは、DIYには必需品と言えるでしょう。
DIY扉の作り方・取り付け方
材料や工具が揃ったところで、DIY扉の作成に移りましょう。作り方のノウハウは順を追って詳説します。一つずつ確実にクリアしていく事で、DIY扉が成功しますので、手を抜かず楽しむ事が大事です。ひとつ完成したら、DIYの面白さに気づきますから、次々アイデアも浮かんでくるでしょう。
①設計図を描く
開き戸の片開き扉をDIYするという事で進めて行きます。カラーボックスなどのオープンの棚に、DIY扉を付けますから、各サイズを正確に測りましょう。そして、簡単な設計図を用意して、測った数値を書き込んでいきます。
②扉を用意する
扉をDIYするには材料を何にするかなど、扉の素材を決めたら、それに付随する金具などのパーツを準備します。木を使うならホームセンターで、サイズを伝えると簡単に希望の寸法を切ってもらえます。自分でカットする人は、材料を購入し自宅で設計図を見ながらやってみましょう。
③取っ手を付ける
DIY扉に取っ手を付けますが、用意していた取っ手が、どの種類のものかで、取り付け方が違ってきます。片側だけに取っ手を取り付けるなら、表の面から持ち手を差込み、裏側でビスやナットを使って簡単に取り付けられます。取っ手は雄雌に分かれていて、表側が雄で裏側が雌と覚えておきましょう。
④蝶番を付ける
蝶番は、壁やボックスと扉を繋ぐポイントの芯になるため、蝶番が上手く設置出来ないとスムーズに扉は開閉出来ません。蝶番には複数の種類があるのですが、DIYでカラーボックスに扉を付ける程度なら、基本の平型で十分ですし、他の種類を付ける時でも、基本がわかれば応用出来ます。
扉から蝶番を付けますが、蝶番を埋め込む形で付けていきますので、付ける位置に印を付けて、蝶番がハマる深さを削っていきます。本体側と扉側の同じ位置に彫り込みを作ったら、ビスで留めていけば簡単です。様々な付け方がありますが、初心者が簡単に行なうには、この方法が楽でしょう。
⑤全体をアレンジする
DIY扉に全てのパーツが付いたら、全体を見て、もっとおしゃれにDIYアレンジをしてみましょう。100均で材料を揃えて、ステッカーやテープなどで飾っても良いですし、リメイク用のシートなどは人気です。扉付きカラーボックスの塗装をシートでDIYするのも良いでしょう。
DIY扉のアイデア
DIY扉にする材料には、木材やプラスチックだけではなく、意外なもので扉をDIYさせる事も出来ます。DIYは個人の好みで自由にアイデアを出して、リノベーションできる楽しい作業ですので、他の素材も少し挙げてみましょう。他にももっとDIYのアイデアは出て来るかも知れません。
黒板を扉にする
学校でお世話になった黒板を、扉にするDIYも面白いでしょう。これは、意外と多くの人が、DIYの素材として使われているようです。ただ、これは実際学校で使われているような黒板ではなく、100均にあるシートでDIYをします。
黒板ですから、もちろん自由に描けますし、消すとこもでき、お子さんのいる家庭なら、落書きも苦になりません。ママのメモにしてもいいですし、家族の伝言板にもなり便利です。もちろん何も書かず、黒板そのままだけでもおしゃれです。
ワイヤーネットを扉にする
DIYの扉に、ワイヤーネットを使用しているのもよく見かけます。特に、ペットのいる家庭では、ケージにしているのもありますし、キッチンへ入ってこれないようにしたり、2階から落ちないように階段の上にDIY扉を作ったりと、色々なシーンのDIYに役立ちます。
すのこを扉にする
すのこは、押し入れに使われているのはよく耳にしますが、扉をDIYするのも通気性の良さや使いやすさが人気で、これだけでラックも出来る優れものです。またデザインが、扉のDIYには面白く、色などのアレンジで、すのことは気づかれないでしょう。
パタパタ扉にする
パタパタ扉は、DIYの初心者が一番手を付けやすいDIY扉作りでしょう。蝶番を付けるだけで、上に開くパタパタ扉が出来ますから、DIY扉のデザインがしやすく、短時間で作れる手軽さが、DIYへの意欲をかき立てます。
また、蝶番も難しいと言うなら、蝶番は無しで、ダボという棒で固定してパタパタ扉を作れます。100均で丸い止まり木のような棒を購入して、本体の板の幅+2㎝長くカットして、本体の穴は貫通させ、扉の穴は2㎝弱にして、ボンドを付けた棒を本体側からDIY扉に差込むと完成です。
DIYの扉は案外簡単!
DIYの扉の作り方は案外簡単に出来ます。カラーボックスや本棚にDIY扉を付けようと作業していくうちに、どんどんアイデアは湧いてくるでしょうから、少しずつ工具も揃えてDIYでアレンジしながら、おしゃれにリノベーションしていきましょう。