DIYで間仕切りを作ると良いことたくさん!
リモートワークなど、お家時間を過ごすことも多くなっている昨今、自宅の限られた空間を家族で上手に利用して、快適に過ごせるようにすることはとても重要です。
大々的なリフォームをしなくても、DIYなどで間仕切りを作れば、良いことが沢山!今回は、そんなおすすめのDIY間仕切りについて特集します。
DIY間仕切りのメリットや方法、簡単な自作方法やアイデアまで、盛りだくさん!ぜひチェックしてみて下さい。
DIY間仕切りのメリット
賃貸マンションや住宅の場合は、簡単にリフォームすることはできませんし、ましてやリフォームにはお金もかかります。
DIY間仕切りの場合は、コストも低予算ですみますし、住宅に傷をつけることなく、模様替え感覚で空間をリメイクできるのがポイント!お家時間が楽しくなるDIY間仕切りのメリットを3つのポイントでご紹介しましょう。
ワンルームでも快適に過ごせる
DIY間仕切りのメリットの1つめは、ワンルームでも快適に過ごせることです。例えば1つの空間しかないワンルームマンションなどで2人で暮らしている場合、DIY間仕切り設置するだけで、それぞれの空間が生まれます。
ワンルームのリビンのように、同じ空間に数人がいるような場合でも、DIY間仕切りがあれば、互いの存在をそれほど強く意識することなく快適に過ごすことができます。
生活空間を仕切ることができる
DIY間仕切りのメリットの2つめは、生活空間を仕切ることができる点です。例えばリビングとダイニング、リビングと寝室、リビングと子供部屋など、ひとつの空間を利用する人数やメンバーに合わせて生活空間を仕切ることができます。
例え、ワンルームを一人で利用する場合でも、テレビのある空間と仕事する空間、食事する空間と寝る空間など、生活空間を仕切ることで、生活にメリハリが生まれます。
おしゃれな部屋に近づく
DIY間仕切りのメリットの3つめは、おしゃれな部屋に近づくという点です。DIY間仕切りをするだけで、ただ広いだけの空間が一気におしゃれな部屋に早変わり!DIY間仕切りを上手に設置することで、生活臭の少ない、おしゃれな部屋に近づけることができます。
DIY間仕切りの方法
DIY間仕切りの種類として、大きく6つに分類することができます。誰でも簡単に手に入る材料や自宅にある材料で手軽に設置することができます。簡単に出来るDIY間仕切りの6つの方法について、詳しく紹介していきましょう。
カーテンや布で仕切る
DIY間仕切りの1つめは、カーテンや布を使って部屋を仕切る方法です。カーテンや布と一言でいっても色々な種類があり、カラーや素材などで、空間は全く違った雰囲気になります。
設置方法も比較的簡単で、お気に入りの布を天井や壁に画びょうで固定するだけでも立派な間仕切りになります。また、天井にカーテンレールを設置してカーテンを付ける方法もあります。
天井から布やカーテンを垂らすと、そこに壁ができたような圧迫感が生まれますが、布素材を透け感のあるものにしたり、光を遮らないものにすれば、それほど窮屈にならずに済みます。
また、必要のない時にはカーテンを開けてオープンな状態にしておくことができるので、空間を臨機応変に使いたい場合にもぜひおすすめです。
パーテーションで仕切る
DIY間仕切りの2つめは、部屋をパーテーションで仕切る方法です。屏風や衝立のような自立式のパーテンションは比較的安い値段で販売されているおすすめの間仕切りです。
部屋の雰囲気に合ったサイズやカラーを選んで購入してくれば、あっという間に間仕切りが完成します。カーテンや布同様に、簡単に移動することができるので、必要ない時には畳んでおくこともできますし、掃除や模様替えの時も楽です。
DIYに慣れている方なら、板と蝶番などを使って自作することもできますが、倒れた時などに怪我をする心配もあるので、素材の重さなど、安全性を十分に考慮する必要があります。
簡単にできるDIYのパーテーションは、ハンガーラックに布を取り付ける方法です。既存の家具が土台となっているので、DIYに慣れていない方でも簡単に自作することができます。布はマジックテープを付けて止めるのがおすすめ!張替えや洗濯なども簡単に行えるので清潔です。
突っ張り棒で仕切る
DIY間仕切りの3つめは、つっぱり棒を使った方法です。つっぱり棒は縦にも横にも使うことができる便利な間仕切りグッズです。
カーテンレールの代わりとして壁から壁につっぱって使うこともできますし、床から天井までつっぱりらせて柱代わりにすることもできます。
カーテンレールのように横につっぱらせた場合は、布だけでなく、アコーデオンカーテンのような比較的しっかりした間仕切りをつっぱり棒に通して間仕切りにすることもできます。また、逆に短めの布や暖簾などで上半分だけを目隠し代わりにすることもできます。
2本のつっぱり棒に布を巻き付け、天井から床まで縦につっぱらせた場合は、簡単な自作のパーテンションにもなります。
収納棚・ボックスで仕切る
DIY間仕切りの4つめは、部屋を収納棚やボックスで仕切る方法です。収納家具を簡易的に間仕切りとして利用します。
背板のない格子状のシェルフやお気に入りの家具の背面をリメイクしたり、布を垂らしたりしても良いでしょう。またボックスを重ねて間仕切りにするのもおすすめです。
ボックスを重ねる場合は、ボックス同士をしっかり固定して崩れないように工夫しましょう。敢えてランダムに重ねてラフな間仕切りにするのもアーティスティックな雰囲気が出ておすすめです。
色合いで仕切る
DIY間仕切りの5つめは、一つの部屋を色で仕切るという、物質的な間仕切りではなく、視覚的な間仕切りの方法です。パーテーションや棚を置くスペースがない場合でも、壁の色や床の雰囲気を変えるだけで、空間を分けることができます。
例えば仕事の空間とリビングの壁紙を全く違う色のものにしたり、ラグやカーペット、フロアシート、タイルカーペットなどを使って床の色や素材を極端に変えることで、1つの空間でありながら、まるで2つの空間があるかのような錯覚を起こさせる間仕切り方法です。
DIY家具で仕切る
DIY間仕切りの6つめとして、自作のDIY家具で仕切る方法もあります。DIY家具を間仕切りにするメリットは、ライフスタイルや空間に合わせたぴったりの間仕切りを作ることができるという点です。サイズ、雰囲気、使いやすさなど、自分好みの間仕切りDIY家具を作ることができます。
DIY間仕切りの方法の選び方
色々な方法があるDIY間仕切りですが、どんな素材を使って、どんな間仕切りにするか迷った時には、3つのポイントに着目してみましょう。DIY間仕切りの方法の3つの選び方について、詳しくご紹介します。
目的で選ぶ
DIY間仕切りの選び方の1つめは、目的で選ぶということです。間仕切りは、仕事の空間とくつろぎの空間を分けたい場合、子供と大人の空間を分けたい場合など様々です。
ひとつしかない空間で自分自身のオンオフスイッチを入れ替えたい場合と単におしゃれな空間を演出したい場合では、設置する間仕切りも違ってきます。
何のために間仕切りを設置するのか、目的をはっきりさせたうえで、どんな間仕切りが必要か考えることが大切です。
予算で選ぶ
DIY間仕切りの選び方の2つめとして、予算で選ぶ方法もあります。既に持っている布などを画びょうでとめて間仕切りにすれば、予算は一切かかりません。
しかし、新しく間仕切り用の家具をDIYしたり、おしゃれな家具を購入して手を加えることにすれば、結構な予算がかかってしまいます。
リフォームするほどのお金はかからなくても、それなりの予算がかかることを覚悟するのか、それとも出来るだけ安く間仕切りを作りたいのか、予算を決めてからどんな間仕切りにするのかを考えるのも一つの方法です。
部屋の広さで選ぶ
DIY間仕切りの選び方の3つめは、部屋の広さで選ぶ方法です。同じワンルームといっても、広さは色々です。
狭いワンルームの間仕切りに天井からカーテンや布を垂らせば、いくら透明感がある素材を使ったとしても圧迫感はぬぐえません。狭い空間をさらに間仕切りする場合には、実際の間仕切りを置かず、視覚的な間仕切りをする、高さの低い家具を利用する、などの工夫が必要です。
一方、広々としたワンルームを空間の目的に応じて間仕切りする場合には、しっかり存在感のある、高さのあるパーテーションを置いたり、大きめの家具を置いたりする必要があるでしょう。DIY間仕切りを選ぶ場合には、部屋の広さと空間を考慮した間仕切りを選ぶようにしましょう。
DIY間仕切り家具の簡単自作方法
DIY間仕切りは、簡単に自作することもできます。自宅に本格的な大工道具やDIYに必要な道具がなくても、大きな木材や板などは、ホームセンターなどである程度の大きさまでカットしてくれますし、町の木工センターなどを利用して作れるところもあるでしょう。
ぜひ、自宅の空間にぴったりの間仕切り家具を作ってみてはいかがでしょう。DIY間仕切り家具の簡単な自作方法をご紹介します。
①デザインを考える
DIY間仕切り家具の作り方として、まず最初はデザインを考えることです。どこに、どんな大きさのものを設置するのか。
パーテーションタイプなのか、思い切ってドアをつけてしまうのか、それとも収納を兼ね備えた家具にするのかなど、どんな間仕切りにするのかをイメージしましょう。
空間に合わせたデザインは重要なポイント。色のトーンや使う素材など、全体の空間にマッチしたデザインを考えましょう。また、収納を兼ね備えた間仕切り家具をDIYするのであれば、収納する物がしっかり収まるサイズに設計する必要があります。
インテリア雑誌やWebページ、家具店などのHPだけでなく、沢山の人がDIYで間仕切りをしているので、それらを参考にするのもおすすめです。
②材料を調達する
DIY間仕切り家具のデザインが決まったら、材料を調達します。DIY間仕切り家具の材料に必要な木材は、ホームセンターなどでも販売されていますし、お店では必要な長さにカットするサービスなどもあります。
安く仕上げたい場合は、100円ショップでもDIYに使える様々なアイテムが販売されているので、そちらを利用するのもおすすめです。
また、もともとの家具をリメイクしてDIY間仕切り家具を作る場合は、リサイクルショップなどを回って、丁度良い家具を見つけるのもおすすめです。
③組み立てる
DIY間仕切り家具の材料を調達したら、後は組み立てです。釘やネジなどを上手に使い、蝶番や取っ手などのおしゃれなパーツを組み合わせて素敵に仕上げてみてはいかがでしょう。
マンションなど集合住宅にお住いの方は、パーツの組み立てで大きな音を出してしまわないように、気を配りながら作業することが大切!ラグマットを敷いて作業するなど、工夫して組み立てるようにしましょう。
④強度や仕上がりを確認する
自作のDIY間仕切り家具の場合、最後に強度や仕上がりを確認することは重要なポイントになります。特にDIY初心者や、子供が使う間仕切り家具をDIYした場合、最後に強度や安全性をしっかり確認するようにしましょう。
手触りは滑らかであるかどうか、子供がいる場合、子供の柔らかい手で触っても安全かどうか、手を挟んでしまうような箇所はないか、釘やネジなどの先端は出ていないか、多少ぶつかったり衝撃を与えても崩れたり壊れたりしないか、などしっかり確認することが大切です。
DIY間仕切りのアイデア集
ここまでDIY間仕切りのメリットからはじまり、間仕切りの方法や間仕切りの選び方、簡単なDIY間仕切り家具の自作方法などをご紹介してきました。
ここからは、具体的なDIY間仕切りのアイデアについて、詳しくご紹介していきましょう。DIY間仕切りは、色々なアイデアが満載!自作できる間仕切りばかりなので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょう。DIY間仕切りアイデア大特集です!
棚を置くだけ間仕切り
棚をおくだけで立派な間仕切りになるおしゃれな例をご紹介しましょう。広々とした空間ですが、間にひとつ天井まである大きな棚を置くだけで、共用スペースがプライベートな空間に早変わりします。
写真はプロの仕事ですが、DIYでも可能!しっかりと強度や安全性を確かめて作ってみてはいかがでしょう。
おしゃれな本棚もしっかり間仕切りになります。文庫本や雑誌などを置くための本棚なら、厚みがない薄い棚でも十分なので、狭い空間の間仕切りにもぴったりです。おしゃれな本棚はぜひDIYでチャレンジしてみてはいかがでしょう。
間仕切りの棚は収納目的だけでなく、雑貨や小物などを飾るインテリアとしての役割も果たします。さりげなく植物を置いたり、くつろぎのアイテムを並べることで、リラックス空間を演出できるのもポイントです。
ディアウォールで賃貸でもできるアイデア
ディアウォールを使えば、賃貸でも簡単な間仕切りができます。ディアウォールは木材につっぱり棒のような役割を持たせることができるアイテムですが、木材と板を使い、カラーなどテイストを合わせれば、まるでもともとあった壁のような間仕切りを作ることができます。
ディアウォールは、木材と木材の間に板を打ち付けて完全に空間を防ぎ壁のような間仕切りを作ることができますが、ガラスやアクリル板などを使って光を通す間仕切りにすることも可能です。アイデア次第で、幅や雰囲気など色々な間仕切りを作れるのが魅力です。
有孔ボードで収納と兼用
有孔ボードを使えば、収納も兼ね備えた間仕切りも簡単にできます。ディアウォールと有孔ボードは、DIY初心者でも比較的簡単に出来る間仕切り方法で、ぜひおすすめです。賃貸でも安心して設置できるのも嬉しいポイント!
有孔ボードは完全に壁としての役割も果たします。収納の少ないスペースで色々な物を収納しておけるのでとても便利。フックやカゴなど、100均で売っているようなアイテムを駆使すれば、収納も無限大です!
カーテンを垂らしておしゃれに
DIY間仕切りのアイデアとして、カーテンを垂らすのはとってもおしゃれです。特にシースルー素材のカーテンを使えば、一気にリラックス空間が仕上ります。カーテンはカーテンレールを使って本格的につけるだけでなく、つっぱり棒などを使って簡易的に設置も可能です。
本格的なカーテンでなくても、自宅にあるお気に入りの布をカーテン代わりに垂らした間仕切りもありです。リングなども色々な種類が販売されているので、部屋の雰囲気に合ったリングを探してみてはいかがでしょう。
自作パーテーションを設置
自作のパーテーションは、100均などで販売されている安価なパーツを使っても作ることができるおすすめの間仕切りです。木材、布、網など、アイデア次第で色々なパーテーションが作れるのも嬉しいポイントです。
木材を布を使ったパーテーションは、簡単に模様替えできるおすすめのアイデアです。布を変えるだけで雰囲気ががらりと変わるので、季節ごとの模様替えにもぜひおすすめです。比較的安い値段でDIYできるのも魅力!
ラブリコでドアをDIY
ラブリコを使えば間仕切りとしてドアを付けることも可能です。ラブリコを使ったドアの付け方は、ラブリコに立てた柱を枠としてドアを直接柱に設置する方法とラブリコで立てた柱にドアを枠を取り付けてその枠内にドアを設置する方法の2つあります。
ラブリコで立てた柱と蝶番などのパーツを使って、お気に入りのドアを上手にを設置してみてははいかがでしょう。
ペット用の出入り口もDIY
ペット用の出入口をDIYで作ることもできます。間仕切りとしてドアを付けて、そのドアにペット用出入口を付けるというアイデアもあります。ペットが出入りしやすい出入口を工夫してみてはいかがでしょう。
ルーバーでおしゃれに間仕切り
ルーバーは、細長い羽板を隙間を開けて平行に並べたもので、鎧戸やガラリ扉とも言われています。主に日よけ、雨よけ、通風、換気、目隠しなどに使われるアイテムですが、おしゃれなデザインで、間仕切りとしてぴったりです。
ルーバーを使ったパーテーションは、アイデア次第で空間のおしゃれ度が一気にアップするおすすめのDIY間仕切りです。
ルーバーはディアウォールやラブリコを使った間仕切りのアイテムとしても大活躍します。組み合わせやカラーなどおしゃれなアレンジが可能で、アイデア次第で色々な雰囲気を演出できるのも魅力です。
観葉植物との相性も良く、ルーバーを使ったパーテーションと大きめの観葉植物の組み合わせはぜひおすすめです。
ルーバーのパーテーションは玄関先などにもおすすめです。ちょっとした目隠しになる間仕切りで、品があるのが特徴。とにかくおしゃれな間仕切りにしたい方はぜひルーバーを使ってみてはいかがでしょう。
カウンターでかっこよく間仕切り
カウンターは、インテリアと実用性を兼ね備えたおすすめの間仕切りです。ちょっとしたカウンターを設置するだけで、キッチンの使いやすさはアップし、リビングともしっかりと空間を分けることができます。ラブリコやディアウォールなどを上手に利用して設置してみてはいかがでしょう。
カウンターは間仕切りだけでなく、キッチンを可愛く演出することもできます。狭いキッチンでも、使い勝手が良くなるのでぜひおすすめ!間仕切りだけでなく、ちょっと見せたくない場所の目隠しにもなります。
存在感のあるカウンターは、しっかりとした間仕切りになります。かっこよく仕上げれば、思わずお酒が飲みたくなるバーカウンターのよう。DIYで自作することも可能なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
間仕切りをDIYして使いやすい家に!
いかがでしたでしょうか。間仕切りは、一つの空間にメリハリを与え、生活の質を向上させる便利なアイテムです。お家時間を快適に過ごすために、ぜひ間仕切りを自作して、色々なアイデアで使いやすい部屋に変身させてみてはいかがでしょう。