年齢よりも若く見える人の共通点・特徴
実年齢よりも見た目が若く見える人は、何故周囲にそのような印象を与えるのでしょうか。外見の特徴はもちろんのこと、実は内面的な部分や振る舞い・生活習慣といった部分にも共通点があります。ここではその若く見える理由について解説します。
肌がキレイで髪にツヤがある
外見で若く見える理由として大きいのが、肌や髪のキレイさです。ハリのあるみずみずしい肌と、ツヤとコシのある髪の毛は若さの象徴です。
どうしても年齢によって失われていく部分ではありますが、それでも意識をして手入れをしている肌や髪と、何もしていない状態の肌や髪とでは印象が全く変わります。
肌や髪をキレイに保つ習慣として大切なことは、良質な睡眠をとる・ストレスを溜めない・代謝を上げる・紫外線対策をする・適切な栄養を摂るなどです。肌質も髪質も、一朝一夕で変わるものではないため、日ごろの生活習慣の見直しが若く見えるための第一歩と言えます。
服装に関わらずキレイに見えるのが特徴
若く見える人は、服装に関わらず若く見えるという特徴があります。高価なブランド物に身を包んでいても老けて見える人は老けて見えるし、ファストファッションのTシャツとデニムでも若く見える人は若く見えるというのが特徴です。
その違いのひとつとして挙げられるのが体型です。特に身体のパーツの境界線です。年齢を重ねるとどうしても顔と首の境界線、脇と腕の境界線、おしりと脚の境界線といった部分がたるみや脂肪の所為であいまいになってきます。
つまり姿勢を正したりダイエットをしたりすることによって、あいまいになってしまったこの身体のパーツの境界線を明確にすることが出来れば、どんな服装でも若く見えることが出来ると言えます。
姿勢・動作がキビキビとしてキレイ
若く見える人の特徴として、姿勢が良く動作がキビキビとしていることが挙げられます。姿勢が良いと、姿勢が悪い時に比べて代謝が上がりダイエット効果が見られたり、身体のパーツが正しい位置にあることによって、それだけで体型も細く見えるなどの効果があります。
また、姿勢よく動作がキビキビとしていることによって、体力のある若々しい印象を与えることが出来ます。緩慢な動作はどうしても年齢を重ねた印象を与えがちです。若く見えるためには、日ごろから姿勢を意識してキビキビと行動することが必要です。
ポジティブで笑顔が多い
若く見える人の共通点として、ポジティブでよく笑うことも挙げられます。笑顔でいること自体、ハツラツと若々しい印象を周囲に与えます。さらに、笑顔になるときに表情筋が使われることによって脳内の快楽物質が増え、ストレスが解消されたり免疫力が上がったりするとも言われています。
また、笑うことで顔全体の筋肉が使われると代謝があがります。代謝が上がると血流が改善され、顔色が自然な赤みを帯びて若く見えるという効果も得られます。このように、ポジティブな思考でよく笑うことによって得られるメリットはたくさんあります。
流行に敏感で行動的
意欲的に流行の情報を取り入れたり、家の外に出て色々な活動をしているのも若く見える人の共通点と言えます。いつも新しい刺激を受けて、好奇心をもって行動することが出来れば自然と気持ちもワクワクしてきて笑顔も増えます。
最近の流行りを敏感に察知し、自分のファッションなどに取り入れることでモチベーションも高まりますし、積極的に外に出ることで他者との交流が増えてより若々しく過ごすことが出来ると言えます。
年齢よりも若く見える人の食生活
若く見える人の特徴として、肌や髪がキレイであることや身体のパーツの境界線が明確であることなどを前述しましたが、これらのいずれも健康的な食生活を送っていることが要素として挙げられます。若く見える人の共通点のひとつである食生活について、具体的に解説していきます。
栄養バランスが良い食事をとっている
健康的な食生活とは何かと一言でいうと、栄養バランスの良い食事が摂れていることです。5大栄養素である、糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルをバランスよく取り入れることが大切です。
考え方のコツとして、「主食・主菜・副菜・その他(乳製品や果物)」が食事の中に含まれているか意識することをおすすめします。
主食とはエネルギーとなるご飯や麺類など炭水化物(糖質)のことです。主菜とは筋肉を作るなど身体のもととなるタンパク質を含む肉・魚・卵・豆腐などの大豆製品のことです。副菜は野菜・海藻類・キノコ類などのことで、身体の調子を整えるビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養を含みます。
その他にも乳製品や果物を取り入れることで不足しがちなビタミン・ミネラル類を補うことが出来ます。これらを考えながら食事を摂るだけでも栄養バランスを整えることが可能です。また、具体的にどういった食品が良いのかといったことや、食べ方で気を付けるべき点についても以下で紹介します。
食物繊維を含む食品
食物繊維とは食物中に含まれている「人の消化酵素では消化することの出来ない物質」のことです。整腸作用があり便秘予防効果があることが有名ですが、その他にも脂質・糖・ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあるため肥満や糖尿病などの生活習慣病の予防にも効果的です。
この食物繊維を多く含む食品としては、イモ類(こんにゃく)、きくらげ、ひじき・昆布・わかめなど海藻類が挙げられます。意識的に摂取することで若く見えるための健康的な食生活に近づきます。
良質なたんぱく質を含む食品
タンパク質は身体を作るもとになる物質です。良質なタンパク質を摂ることで、筋力アップや代謝が上がることによるダイエット効果が期待できます。
良質なタンパク質を含む食材とは、肉・魚・卵・牛乳や大豆といったものが挙げられます。大切なのは、これらの良質なタンパク質を含んだ食材を朝昼晩の三食ともに毎食取り入れることです。
発酵食品
発酵食品には免疫力を上げる効果があると言われていたり、抗酸化作用によってアンチエイジング効果が期待できます。代表的なもので納豆やみそ、ヨーグルトやチーズなどの乳製品も含まれます。
特に、納豆には強い抗酸化作用があると言われており細胞の老化を防ぐビタミンEも豊富に含まれています。また、みそはアミノ酸やビタミン類なども豊富に含んでおり、みそ汁と言った形で摂取しやすいのが特徴です。若く見えるためには積極的に取り入れたい食材と言えます。
油をとりすぎない
ハンバーガーにフライドポテトのセット、夕食の惣菜に揚げ物、間食にポテトチップス一袋など、ファストフードやジャンクフードが多い食事の方は要注意です。こういった食習慣では、酸化した油を摂りすぎてしまうことになります。
こうした油の摂りすぎは、老化を早めるばかりでなく、動脈硬化などの生活習慣病のリスクを高めることにも繋がります。特に30代からは、エネルギーを摂るためだけではなく、身体のメンテナンスとしての食生活を身につける意識を持つといいでしょう。
食べる時間帯・順番に気をつける
同じ食事内容でも、食べ方によっては太りやすい食べ方・太りにくい食べ方があります。上手に栄養分が吸収される順番で食事を摂取することによって、肌の調子を良くしたり代謝を上げることによって若く見えることが出来ます。
初めは副菜となる野菜など食物繊維を含む食材を食べるようにしましょう、すると血糖値の急激な上昇を抑えてくれる効果が期待できます。その後主菜である肉や魚などを食べ、主食となる炭水化物は一番最後に食べるようにすると、栄養分が上手に吸収されることになります。
年齢よりも若く見える人の習慣
若く見える人の特徴や共通点について、若く見られるためには習慣化した食生活や振る舞い、内面的なものが関わることを解説してきました。ここでは更に、若く見える人が普段から意識している点や習慣についてを詳しく説明していきます。
定期的に運動している
定期的な運動は、代謝を高め肌や髪の毛などのハリを保ち、健康的な体型のキープに役立ちます。また運動することによってストレスコントロールも可能になり、精神的にもポジティブで若々しい状態が保てるというメリットがあります。
太りすぎも痩せすぎも、老けて見える要素となってしまいますが、定期的な運動によって自分自身のベストな体型をキープ出来ていれば、いつまでも若く見られることも可能と言えます。
良質な睡眠をとっている
運動同様に大切なのが睡眠です。良質で規則正しい睡眠をしっかりとることによって、免疫力が高まり健康で活力のある状態が保たれますし、肌の調子なども整えられます。睡眠を貯金することはできないので、毎日良質で適切な時間の睡眠がとれるように生活することが重要となります。
身だしなみを工夫している
若く見える人は、身だしなみに関してもちょっとしたポイントを押さえて整えていると言えます。髪型やメイクを少し変えるだけでも見え方は大きく違います。どこを意識すると若く見えるのか解説します。
女性はツヤ感・血色を意識したメイクをしている
女性が若く見えるためには、メイクの際にツヤと血色を意識することが重要です。若いうちは自然にしていても代謝が良く、その分顔色もほんのり赤みがかって健康的に見えます。
年齢を重ねるとそういった自然な血色感が徐々にですが失われていってしまうため、メイクの際にはハイライトやチークなどを馴染ませながら自然な血色感とそれに伴うツヤを演出することがポイントです。
男性はトップにボリュームがある髪型をしている
男性は髪型によって若く見えるポイントがあります。年齢を重ねるとどうしても減ってしまうのが髪のボリュームです。
ですので、男性は特にトップにボリューム感のある髪型をすることで若く見せることが可能です。カットの仕方や、場合によってはパーマやポイントパーマを駆使することで若く見える髪型にすることが出来ます。
年齢より若く見えることがない人の特徴
ここまでは若く見える人の共通点を紹介してきました。ここからは逆に、年齢よりも若く見られることのない人の特徴・共通点について紹介します。もしも普段の習慣とあてはまってしまう部分があれば、見直すことをおすすめします。
表情が渋く厳しい
渋く険しい表情をしているとそれだけで老けて見えてしまいます。無表情や険しい表情は、感情が伝わりにくく活気や明るさを感じられないため、その分顔色も悪くシワも目立つ老けた印象が強調されてしまいます。意識的に顔の筋肉を和らげて口角を上げてみるようにするといいでしょう。
動く時に余計な言葉を添える
若く見える人は動作が機敏でスマートな印象を与えます。一方若く見られない・老けて見られてしまう人は、行動するときに「どっこいしょ」や「めんどくさい」などといった余計な一言を言ってしまいがちです。
この一言があると、周囲の人に「覇気がない」「めんどくさがり屋」だと思われてしまうため老けた印象を与えてしまうことになります。
髪型・メイクが古い
アラサーやアラフォーの女性に多いのが、自分が若いころの髪型や服装・メイクで止まってしまっていることです。時代によりトレンドは変わっていきますし、メイクの仕方一つでもかなり印象は変わります。
「時代遅れ」と取られてしまうような昔流行ったファッションやメイクを続けていると、実年齢以上に老けた印象を与えてしまいます。
肌がカサカサしてクマが目立っている
肌の調子は、若く見える人の重要なポイントです。逆に言うと、肌がカサカサしていたりクマが目立ったり、不健康な肌状態は一気に老けた印象を与えてしまいます。
年齢とともに水分量は減っていきますが、それをそのままにしてしまうと一層肌のハリは失われてシワやたるみが目立つ老け顔になってしまうため要注意です。
歯が汚い
口元は意外と目に付くポイントです。特に歯は、白くてキレイであれば清潔感もありますし若く見られる要素のひとつになります。逆に、歯の黄ばみが強かったり虫歯があったりする状態ではどうしても老けて見えてしまいます。
年齢よりも若く見える人は毎日少しずつ努力している
若く見える人は、毎日の習慣や振る舞いなどといった些細なことの積み重ねで若い印象を与えていることが分かりました。「若さ」は時間の流れの中で徐々に失われていくものですが、食生活や日々の習慣などを見直して改善することによってそのペースを遅らせることは可能です。
若く見える人はそういった努力を日々重ねていると言えるでしょう。これから少しでも若く見られたい人は、今回紹介した習慣などを見直して、若々しく健康的な生活を心掛けてみて下さい。