鬼電をしてしまう人ってどんな人?
相手が電話に出るまで何度も電話をかけ続ける人はどんな人でしょうか。相手がどのような気持ちになっているかよりも自分の気持ちを相手にわかってもらいたいと強く思う特徴があります。
今はスマートフォンで連絡を取り合うことが一般的になりましたが、鬼電は音声による電話だけではなく、スマートフォンのLINEやメールでも同じことです。鬼電を止めてほしいと思っても相手が話を聞いてくれない状況になることもありますから、知識として鬼電への対処法を知ることが大切です。
「鬼電」の意味とは
まず、「鬼電」の意味を考えてみましょう。連続して何度も電話やメールをすることだけで鬼電とは言えません。電話を受けている人が「鬼電」だと思ってしまった時点で、それは鬼電となるのです。セクハラやパワハラと同じと思えばいいでしょう。
基本的には相手は迷惑な電話だと思っていますから、気持ちよく電話に出ることもないでしょうし、お互いのコミュニケーション手段としての電話の役割を果たしていません。電話をして声を聞くことが相手とつながっていると感じられるのでしょう。
鬼電をする人の特徴はいくつかありますから、自分の彼氏がそのような人ではないかと疑ってみることも必要かもしれません。
電話に出ないと何度も連絡をする
性別に関係なく、何度も連絡を取ろうとする人は少なくありません。相手がどのような状態なのかを考慮せず、電話に出ないことが悪いことだと決めつけてしまうのでしょう。
もちろん、トラブルなど大変な状況になっている可能性がないわけではありません。心配になって何度も連絡を取ろうとするのですが、相手は鬼電だと感じています。
鬼電になるのは何回から?
実際に何回なら鬼電になるのでしょうか。具体的な回数が決まっているわけではありませんが、2回程度なら鬼電とはならないでしょう。また、連絡を取ろうとする時間的な間隔もポイントです。
例えば、1時間に1回程度であれば、誰も鬼電とは感じません。重要なことは相手の都合に対する配慮をしているかどうかです。自分の気持ちや都合だけで何度も電話をしてしまう人は、性格的に問題があると言えるでしょう。
鬼電をする人の心理状態は?
鬼電をする人はどのような心理で電話をかけているのでしょうか。自分が相手の声を聞きたいのでしょうか。それとも、相手のことが心配なのでしょうか。電話に出られない緊急の状態になっているのではないかと思うと、相手から返事が来るまでかけ続けることになります。
一般的に、鬼電をする人の心理状態は相手のことを思いやるのではなく、自己中心的な気持ちが強くなっています。冷静な判断をしようとせず、自分のことだけを考えてしまうのでしょう。電話をかけることが悪いのではなく、電話に出ない相手が悪いと責任転嫁をしてしまう特徴があります。
相手のことが心配
普段ならすぐに電話に出てくれるのに、今日に限って電話に出ない時は非常に心配になります。それが結果として鬼電の状況を作り出してしまうこともあります。自分では鬼電をしているわけではなく、単に心配なだけと思っています。自分の心理状態を把握できていないからです。
相手への疑い・不安
鬼電をする人の心理状態として考えられるのは、相手に対して何らかの疑いを持っているケースが少なくありません。浮気をしているのではないかと疑心案着になってしまうと、しつこく何度も電話をかけてしまうのです。それが鬼電となります。
また、相手と常につながっていないと不安になる人もいます。電話で声を聞けば、お互いがわかり合っていると考えるのでしょう。しかし、相手が鬼電と思っているなら、コミュニケーションが取れていないのですから、不安は解消されることがありません。
寂しくて構って欲しい
彼氏や彼女の声を聞きたいと思うのは付き合っているなら当然かもしれませんが、いつでも電話に出られるわけではありませんから、相手が電話に出なくても問題ないはずです。
しかし、鬼電を繰り返す人は、ちょっとでも相手が電話に出ないと寂しさが募ってきます。特別な意味を感じて、結果的に鬼電をしてしまうことになるのでしょう。
電話に出ないことへの怒り
それから、鬼電をしている人は自分が何度も同じことを繰り返すうちにストレスが溜まり、怒りの感情がわいてくることが少なくありません。つまり、形を変えたDVと見ることができます。鬼電に対して恐怖を感じている人も多いと言われています。ストーカーに近い心理状態です。
鬼電をする人の特徴
鬼電をする人には何か特徴があるのでしょうか。いくつか考えられます。一つはすぐにかっとなる人です。怒りの感情を自分でコントロールできずにエスカレートしてしまうタイプです。数回電話を繰り返すと、意味もなく怒りとなってさらに鬼電をしてしまうことになります。
それから、自分の気持ちを相手にわかってもらいたいと思う人です。自分が思っていることを言葉にしたいと思い、それを聞いてもらいたいのでしょう。甘えているのかもしれませんが、相手にとっては迷惑な鬼電に過ぎません。
常に誰かと一緒にいたい
一人でいたくないと思うのは当然ですが、彼氏が遠く離れていると簡単に合うことができません。しかし現代はスマートフォンという便利な道具がありますから、何度も連絡を取りたくなるのでしょう。それが結果的に鬼電となります。
距離に意味がないのですから、気持ちを伝えるだけならメールでもいいはずですが、相手からの反応を確かめることが重要だと考えてしまい、鬼電をしてしまいます。
心配性で過度に干渉してしまう
世話を焼きたがる人は心配症で、どうしても相手のことが気になってしまうものです。そのために彼氏に過度に干渉することになります。電話を使っているため、相手が出るまで何度も繰り返し電話をします。ただ、本人は過度に干渉していることに気づいていません。
鬼電をされる彼氏の気持ち
重要なことは鬼電をされる彼氏の気持ちを考えることです。まずは自分の行為が鬼電になっているかを確認してください。何度も繰り返し電話やメールをしていますか。彼氏から返事があるまで短時間の間に繰り返しているなら間違いなく鬼電でしょう。
回数によって鬼電にならないと思っている人もいますが、彼氏の気持ちを考慮していない時点で鬼電と考えなければなりません。
どうしたのかと不安になる
相手が電話に出ない場合、電話に出られない状況になっていると想像できます。しかし、仕事中だったり他の人と重要な仕事の話をしているかもしれません。または、マナーモードにしていて気づかないだけかもしれません。
そのようなことを考えずに、何か大変なことになっているのではないかと思うと、不安が増大してしまいます。何とかして連絡を取ろうとした結果が鬼電をしていまいます。
着信履歴の多さに怖くなる
電話の着信履歴を見た時に、短時間の間に何回も同じ人から電話がかかっていると、それはうれしいわけではなく恐怖を感じてしまうでしょう。ストーカーの特徴と似ていて、相手に狙われている気分です。
鬼電をする人は相手の気持ちを考えることなく、自分だけの感情に任せて行動しているのでしょう。それはストーカーやDVの感情と共通している部分があります。
鬼電にはどう対処したらいい?
自分が鬼電の被害者であれば、どのような対応をすべきでしょうか。相手の気持ちを傷つけないようにしたいかもしれませんが、どのような対応を取っても鬼電を止めさせることは難しいと考えてください。その特徴と意味を理解し、少し強引な方法で鬼電をシャットアウトしましょう。
着信拒否をする
スマートフォンの機能として特定の電話番号を着信拒否にすることができます。鬼電をする相手の電話番号はわかっているのですから、すぐに着信拒否の設定をしましょう。LINEやメールも同じように通知が来ない設定にしてください。
電話番号を変えてしまう
鬼電をする相手に電話番号が知られている状況が嫌だと思うなら、電話番号を変えてしまいましょう。ずっと使い続けている電話番号であれば、知り合いに電話番号変更の連絡をしなければなりませんが、鬼電を受けないようにするためには仕方ありません。
ただ、電話番号を変えると鬼電をしている人は使われていない番号のメッセージが流れるため、電話番号を変えていることがすぐにわかります。同じ会社であれば毎日顔を合わせるでしょうが、新しい番号は決して教えないことです。
徹底的に無視する
どのような相手でも冷静に対応できる人なら、着信履歴を見ても無視することがベストでしょう。相手から逃げるのではなく相手を無視することで、自分の眼中にいないことを悟らせるのです。しかし、これは相手を逆上させてしまうことにもなりかねませんから注意が必要です。
鬼電をする人はされる人の気持ちを考えよう
鬼電をしていると自覚しているならば、相手の気持ちを考えて行動しなければなりません。どうしても電話をしたくなったら一度で止めて、深呼吸をしてください。相手がどのような状況なのかを想像してみましょう。
特別な意味があって電話に出ないのではなく出られないだけですから、後でかかってくると思わなければなりません。いつも電話を手に持つのではなく、一度電話をしたらカバンの中にしまってください。電話が気にならない状況を作るようにしましょう。