垢すりって効果あるの？マッサージでの注意点や頻度・方法を紹介！

美容に良いことを色々試している方も多いのではないでしょうか。エステに通ったり、自宅で使える美容器具をたくさん試している方も多いでしょう。

その中で、専門のお店に行く方法もありつつも、自宅でもできる美容が「垢すり」です。垢すりと言えば韓国を思い出します。日本でも韓国式垢すりができるお店もありますが、自宅で自分で垢すりをすることももちろんできます。

そこで今回は、垢すりの効果や方法、頻度や注意点について紹介します。垢すりは手軽に出来る美容法の1つでもありますので、正しい方法を覚えてスベスベ肌をキープしましょう。

それではまず、垢すりとはどのようなもので、どのような効果があるのかを紹介しましょう。そして、垢すりとはどのような歴史があるものなのかについても紹介しておきます。

特に効果については、垢すりをすることでどの様な良いことが体に起きるのかを確認しておくことで、より垢すりをすることへの期待感と、垢すり後の実感を得ることが出来ますので、最初に確認しておくことをおすすめします。

そもそも「垢」とは何なのでしょうか。一言で言うと老廃物ですが、これがどの様なものなのかを簡単に紹介しておきましょう。

人間の体は、古い細胞から新しい細胞への入れ替わりを行っています。これが新陳代謝と言われるもので、新陳代謝は日々行われていて、一般に3ヶ月程度で新しく生まれ変わっていると考えられています。

当然、皮膚でも新陳代謝は行われていて、古い角質が落ちて新しい角質に生まれ変わっています。この古い角質と汗などが混ざった物が垢なのです。垢は水分と交じると粘土質になり、乾燥すると粉のようになります。

垢の正体が分かったところで、垢すりの効果について解説します。垢すりは、温泉やマッサージ店、最近ではスーパー銭湯などでも垢すりができる施設（コーナー）が設置されていることも多いようです。

垢すりは、名前のとおり体の「垢」を擦ることで落としていく美容方法です。垢は体の表面についている老廃物ですので、その老廃物を取り除いて綺麗な皮膚にすることができるのです。

ただ、垢すりは体を強めに擦ることが多いですので、体は綺麗になったとしても、目に見えている皮膚への負担が多いのではないかと心配な方もいらっしゃるでしょう。そこでこの後は、得られる効果やリスクについても詳しく解説していきます。

垢すりの効果やリスクの話に移る前に、垢すりの歴史について触れておきましょう。垢すりの歴史は古く、ローマの浴場文化（平たい顔族のあれです）やフィンランドのサウナ、中東の大衆浴場でも垢すりが行われていたと言われています（諸説あり）。

日本でも、江戸時代には既に「垢すり師」という職業があったそうで、垢すりや髪すきを提供する「湯女」という人もいたそうです。

いかがですか。垢とは何なのか、垢すりをすることでどんな効果があるのか、おぼろげながらご理解いただけたのではないでしょうか。

ちなみに垢すりが銭湯などで行われているのは、入浴後の方が、古い角質がふやけているので落としやすい状態にあるからです。この状態で、ブラシやタオルなどを使って垢すりをするとツルツル肌になりやすいという事なのです。

これらの施設では、ブラシや垢すり用タオルで垢を落としていきます。使用しているツールは特別なものではありませんので、ドラッグストアや100均で買える垢すり用ブラシやタオルを使うことで、自宅でも垢すりを行うことが出来ます。

垢すりの歴史や垢すりをすることの目的などを簡単に紹介してきました。老廃物を落としてくれるという大まかな効果は理解していただけたでしょうが、より具体的な効果はどのようなものがあるのでしょうか。

実は垢すりをすることで、かなりたくさんの効果を得ることができます。もちろんエステなどの専門店で垢すりをしてもらうのも非常に効果的ですが、ご自宅で気が向いたときに継続的に垢すりをすることもおすすめです。

ぜひお近くのドラッグストアや100均などで、垢すり専用のブラシやタオルを購入して自宅で垢すりをしてみましょう。垢すり後のスベスベした肌を触ると、非常に満足感も高いのでおすすめの方法です。それでは、垢すりで得られる効果を紹介します。

先ほども紹介しましたが、肌はターンオーバー（新陳代謝）を繰り返して生まれ変わっています。古い角質が蓄積されると、くすみやしわ、しみ、にきび、黒ずみの原因になってしまいます。それを垢すりで落とすことで、きれいな肌が期待できるのです。

加齢やホルモンバランスの乱れなどにより、ターンオーバーが正常に行われなくなってしまうことがあります。これがうまく行かないと、古い角質が溜ってしまうということになってしまいます。

この状況を物理的に解決してくれるのが垢すりなのです。ターンオーバーが上手く行われていない肌から古い角質を落とすことで、ターンオーバーの乱れを正常のサイクルに戻すことができるのです。

ターンオーバーの乱れにより古い角質が残ってしまうことが、黒ズミの原因にもなってしまうということについて、先ほども少し触れました。つまりそれらを垢すりで取り除くという事は、美白、美肌効果の高まりに直結するということになるのです。

古い角質がたまり厚い層の様になってしまうと、黒ズミだけでなく、くすみの原因にもなります。こうなると肌の透明感も失われることになるので、顔色も悪く見えてしまいます。垢すりをすることで、くすみの原因になる角質を取り除くことで透明感を取り戻せます。

黒ズミだけでなく、垢すりには毛穴の角質を取り除く効果も期待できます。角質は、毛穴に蓋をするように詰まっていることが多いので、クレンジングや洗顔だけで全て落としきるのが難しいのです。

洗顔だけで落としきれないという事は、日ごろから洗顔にも気を使っている方にはご納得いただける状態ですが、これを解決してくれるのもまた、垢すりに期待できる効果なのです。

ピーリングなどを試したことのある方も多いかもしれませんが、ピーリングで余計な角質を落とした後の肌に透明感がよみがえり、ワントーンアップしたお肌になったと感じたことがあるのではないでしょうか。垢すりをすると、それと似た現象が見られます。

続いての効果は血行促進です。垢すりで皮膚に強い刺激を加えることで血行が良くなると言われています。血行が良くなるとリンパの巡りもよくなりますので、冷えの改善にもつながります。冷え性の方にも垢すりはおすすめです。

冷え性以外の方にとっても、血液は栄養などを体の隅まで運んでくれるだけでなく、老廃物を運ぶ役割も果たしてくれていますので、栄養を隅々まで届けること、老廃物を輩出してくれる機能が活性化されることに直結しますので変わらずおすすめです。

年齢を重ねて代謝が悪くなってきたと実感している方も多いのではないでしょうか。ターンオーバーー効果の部分でも触れましたが、垢すりをすることで新陳代謝が活性化されます。これは発汗作用が高まるという事も意味しています。

発汗作用が高まることで体内の毒素も排出されやすくなりますので、様々なメリットを得ることが出来ます。その中の1つがダイエット効果なのですが、ダイエット効果については後で詳しくふれます。

日頃あまり汗をかくことが無いという方は、特に基礎代謝の低下が懸念されます。基礎代謝を上げるためにも垢すりはおすすめです。なお、代謝が上がることで風邪にかかりにくくなるとも言われています。風邪をよく引く方も垢すりを試してみてはいかがでしょうか。

このように垢すりは、皮膚への効果を中心に血液の流れを改善するなど、肌以外への効果がある美容方法です。しかし、垢すりの効果はまだまだあるのです。その1つが皮膚への刺激を通して筋肉をほぐす効果です。

垢すりを通して筋肉がほぐれ、筋肉がほぐれることで疲労回復につながる効果があるのです。多くの方が、仕事でパソコン作業を多くされていて、1日中座りっぱなしということが多いのではないでしょうか。

その様な方の多くが、肩や首の筋肉のコリに悩んでいます。マッサージなどに行くのも良いですが、垢すりをすることで改善することも出来るのです。エステやマッサージなどをスペシャルケアとし、垢すりを自宅で行うのがおすすめの改善方法です。

自分の体臭を気にする人は非常に多くいらっしゃいます。自分のニオイは自分ではわかりにくいという性質がありますので、実際には本人が気にしているほどのニオイを発している人は多くないとも言われていますので、気にしすぎないのがベストではあります。

しかし、それでも気になるのが自分の体臭です。そこで取り入れることをおすすめしたいのが垢すりです。体臭の原因は、蓄積した皮脂や老廃物の酸化と言われています。垢は細菌のエサになるので、その垢を垢すりによって落とすことで改善されるのです。

人の皮膚は元々無臭です。臭いの原因は、あくまでも皮脂や汗などの老廃物なのです。その原因を垢すりで落とすことで臭いの悩みを改善できるのです。体臭に悩んでいる方は、日々の生活に垢すりを取り入れるという方法も試してみてください。

垢すりをすることの効果について紹介してきましたが、老廃物を取り除くことで代謝低下を改善したり、皮膚に刺激を加えることで血行を促進させたりする効果があります。これはそのままダイエット効果にも繋がるのです。

垢すりとダイエットは直接的な関係が感じられにくいのですが、垢すりにより代謝が促され、発汗作用が高まることでダイエットにも繋がるのです。また、むくみの原因となる老廃物を外に出すこともできますので一石二鳥です。

垢すりを継続的に行うことで基礎代謝が上がると、脂肪燃焼率も上がりますので、普段と同じ生活をしているだけでもダイエットに繋がるようになるので、おすすめです。

他にも垢すりによって得られる効果として「リラックス効果」も挙げられます。垢すりで皮膚に刺激を加えることで、副交感神経が刺激されます。これにより人はリラックス感を感じることができるのです。

血行促進効果やリラックス効果など、特に1日中デスクに座ってパソコンで仕事を行っている方は、肩や首の筋肉をほぐす効果も相まって非常に効果が高い健康維持方法が垢すりだと言えます。

自宅で垢すりをしていると、知らず知らず没頭していることがあります。この何かに没頭する時間を作ること自体もストレス発散になります。美容にもよく、ストレス発散にもなる垢すりという美容方法を是非お試しください。

垢すりをすることで得られる効果を紹介しましたが、思っていた以上にたくさんの効果が期待できることがお分かりいただけたのではないでしょうか。エステで得られるような美容効果やリラックス効果、それ以外にも様々な効果が期待できるのが垢すりです。

この垢すりは、エステなどと異なり簡易的には自分1人でも日常に取り入れることが容易な方法です。そこで、垢すりを日常的に取り入れるための方法や注意点について紹介します。

エステなどに通わずに垢すりを自宅で行う場合、用意しておきたいのが垢すりタオルですが、タオルの選び方における注意点、そして使い方。また、垢すりを自宅で行う頻度についての注意点などについて、ここで簡単に紹介しておきましょう。

エステや垢すり専門店では、垢すり専用のミトンやタオルが使われています。エステの代わりに自宅で垢すりを行う場合も、垢すり専用のタオルを用意します。

しかし、いざタオルを買いに行くと色々な種類のタオルが売られているので悩みがちです。タオルを選ぶ際の注意点は、主に体のどの部分の垢すりをしたいのかで選ぶタオルが変わってくるという点です。

例えば背中など、全身の広い範囲を考えている場合は長めのタオルがおすすめです。中にはタオル両端に持ち手がついているものもあり、これは背中に回して擦るときに便利でおすすめです。

他に、ひざ裏やかかとの垢すりを行いたい場合はミトンタイプの垢すりがおすすめです。エステでは他人の体を擦るので、全身をミトンで擦るお店もありますが、自分1人でやらなければならない場合、背中などはタオルの方が便が良いです。

また、タオルの素材にも違いがある点がもう1つの注意点です。主に合成繊維と綿素材に大別されますが、硬い角質には合成繊維、皮膚が薄い部分に使うタオルには綿素材がおすすめです。

垢すりを自宅で楽しむ方が増えてきているので、この様な垢すりタオルは様々なお店で購入することが出来るようになってきています。例えばバスグッズを販売しているお店で買うことができますし、ドラッグストア、100均でも買うことが出来るようになっています。

100均の垢すりタオルに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、今の100均で売られている商品は品質も非常に良くなっていますので、むしろ入門時にはお試し価格で取組めるのでおすすめします。

また、多くの方がバスグッズ専門店に行く頻度よりも、100均を訪れる頻度の方が高いでしょうから、タオルがヘタって来た際、すぐに新しい垢すりタオルに買い替えることが出来るのもおすすめポイントの1つになります。

では、垢すりタオルを購入した後の自宅での垢すりの方法を紹介しましょう。やり方と言っても、基本的にはタオルで垢すりしたい場所を擦るだけなのですが、注意点は「こすりすぎないこと」です。

垢すりで落としたいのはあくまでも「垢」です。垢すりで垢を落とした後も擦り過ぎてしまうことで、肌を傷つけてしまいますし、場合によっては擦り過ぎた部分が黒ずみして残ってしまうことがあります。

他の注意点としては「擦る向き」があり、出来るだけ体の外側から内側へ優しくこすることです。足・手先から内側に向かってです。また、一気に広範囲を擦らず、細かく動かしていくのも注意点として挙げられます。最初はとにかく優しくこすりましょう。

続いての注意点は「頻度」です。自宅で垢すりをするようになると、どれくらいの頻度で垢すりをすべきか悩ましいところです。最も効果的な自宅での垢すり頻度がもっとも安全で効果的なのでしょうか?

自宅で垢すりをする頻度についてですが、自宅で出来るからといって毎日やれば良いというわけではありません。垢すりをしすぎることは、逆に肌に負担をかけることになりますので、頻度も非常に重要な注意点なのです。

垢すりとはある意味、皮膚を落とす行為であるため肌へのダメージを考えた頻度で行うようにすることが大切です。その頻度について、適切なのは2週間から1ヶ月に1回程度の頻度で行うことです。この頻度を守り、自分の肌の状況を見ながら調整しましょう。

垢すりを自宅で行うための、垢すりタオルの選び方、垢すりを行う際の注意点を紹介してきました。エステなどに行かなくても、自宅で垢すりが出来そうだと感じていただけたのではないでしょうか。

ところで、エステなどの専門店に言った場合は、垢すり前後に必要な事なのか、そのエステ店のサービスでケアをしてくれているのか不明ではあっても、たくさんのケアをしてくれています。

しかし、自宅で垢すりをする場合は、自分で必要なケアをしなくてはなりません。そこで、自宅で垢すりをする際に必要なケアにおける注意点を紹介しておきます。エステでは勝手にやってくれていることを、自分で用意しておく大切なポイントです。

まずは「やりすぎないこと」が最初の注意点になります。垢すりをすると、ポロポロと垢が取れるので、びっくりする反面、キレイにしたいという気持ちと面白さも相まって、ついついやりすぎてしまいがちです。

しかし注意しておきたいのは、一度垢を落とした部分を何度も擦らないようにすることです。特に皮膚が弱い方やアトピー体質の方は要注意です。皮膚が弱い方は、肌が負けてしまうこともあるので、湯船に浸かりながら垢すりすることをおすすめします。

つづいて、エステでは必ずやってくれるエステ後のサービスで「保湿」を行うことです。垢すり後の肌はツルツルになっていますが、古い角質を落としているので皮膚が薄くなっている状態でもあるのです。

そのため、肌が非常にデリケートな状態になっているとも言えます。そのまま乾燥させると炎症によるかゆみを伴うことがありますので、垢すり後は必ず、化粧水やクリームで保湿するようにしましょう。

続いての注意点は、垢すりをする前にしてはいけないことです。垢すりをする場合、入浴と同タイミングで行うことが多くなりますが「垢すりは体を洗う前に行う」という事を守るようにしましょう。

石鹸やボディソープで体を洗ったあとは垢が出にくくなります。その状態で垢すりを行うと、どうしても垢を出そうとして強く、長く擦りすぎてしまいます。その為、垢すりは必ず体を洗う前に行うという事を守ってください。

垢すりに慣れてくると、垢すりの本場である韓国で垢すりを体験したいと考える方も多いのではないでしょうか。韓国に行く目的が垢すりという方は少ないかもしれません。

しかし、食べ物や観光、好きなK-POPアーティストのライブなどで韓国を訪れる機会があれば、是非本場の垢すりを体験してみるのも良いでしょう。その様な機会がある方に向け、韓国に行ったらおすすめしたい韓国エステのお店を紹介します。

まずは「明洞ZIU汗蒸幕（ミョンドンジウハンジュンマク）」というお店です。600年の伝統があるサウナで、日本人専用の完全予約制のお店です。日本人専用ということに加え、完全予約制ということでゆっくりすることができます。店内も清潔で日本人好みです。

続いては「美素汗蒸幕（ビスハンジュンマク）」というお店です。サウナとエステ、マッサージが全て体験できる充実の施設です。スタッフはベテランが多く、日本語も通じるので安心です。きゅうりパック、よもぎ蒸しなどもオプションとして楽しめます。

最後は「明洞花マッド汗蒸幕（ミョンドンハナマッドハンジュンマク）」です。アットホームな雰囲気のお店で、観光エリアに近いため、日本人観光客に人気のエステ店です。垢すり、泥パック、フェイシャルスキンケアなどが体験できる、女性専用のお店です。

いかがでしたか。垢すりの魅力を感じていただけたでしょうか。垢すりは自宅で楽しむこともできますし、エステなどの専門店でも施術を受けることができます。美容や血行促進、ストレス解消など、幅広い効果が期待できますので、是非、ご自宅で楽しんでみましょう。