「かまととぶる」って方言なの?意味や由来を紹介!
「かまととぶる」という言葉を、聞いたことはないでしょうか。「かまととぶる」は、方言なのでしょうか。今回は、「かまととぶる」の意味や由来、方言なのかについて詳しく解説していきましょう。そもそも「かまととぶる」は方言なのでしょうか。
そこらへんを詳しく、ご説明していきながら、「かまととぶる」女性の特徴についても解説していきましょう。「かまととぶる」女性というのは、嫌われる対象になりやすいとされています。
これには、「かまととぶる」女性が嫌われる特徴が大きく関係しています。どうして、「かまととぶる」女性が嫌われる対象になるのか、意味や由来から紐解いていきましょう。
「かまととぶる」とは
それでは、「かまととぶる」についてどういった意味の言葉であるのか、解説していきましょう。「かまととぶる」の意味と漢字について、ご説明していきます。「かまととぶる」は、方言であるのかも、分かってくるのでチェックしていきましょう。
「かまととぶる」の意味
「かまととぶる」の意味には、「知っているくせに知らないふりをし、うぶを装ったり、上品ぶったりすること。多くは女性のことを指す」という意味があります。「かまとと」のととは、関東の方言の「魚」の幼児語であるとされています。
この「かまととぶる」の意味は、由来が大きく関係しています。由来の前に、「かまととぶる」の漢字から解説していきましょう。
「かまとと」の漢字
「かまととぶる」の漢字は、どういった漢字を使うのでしょうか。「かまととぶる」の漢字についてご紹介していきましょう。「かまととぶる」という言葉は聞いたことはあるけれど、漢字までは知らないという方は、チェックしてみてください。
「かまととぶる」の漢字は、「蒲魚」という漢字で書きます。これは、江戸時代から使われている漢字でもあります。「かまととぶる」の由来の「かま」には、かまぼこという由来があり、かまぼこの漢字である「蒲鉾」の「蒲」の漢字が使われています。
「かまととぶる」の由来
「かまととぶる」の由来には、どんな由来があるのでしょうか。「かまととぶる」の由来についてご紹介していきます。「かまととぶる」の由来を知ることで、より「かまととぶる」への理解を進めることができます。「かまととぶる」の由来とは?
富裕層のふりをした娘の言動から
「かまととぶる」の由来には、富裕層のふりをした娘の言動が由来になっています。上方の遊女が、「このかまぼこは、おととからきているの?」という風に聞いたことが由来となっています。「かまととぶる」の「かま」は「かまぼこ」にことをいいます。
そして、「かまととぶる」の「とと」は魚を意味する言葉になります。「かまととぶる」の「とと」は、関東の方言で、幼児語です。方言では、「おとと」というようにすることがあります。どうして、関東の方言で魚のことを「とと」というのかについて、解説していきます。
この方言の由来は、いろいろあって、正確な由来は定かになっていないのですが、「疾う疾う」読み方は「とうとう」の意味が「早く早く」が由来になって、「とと」という方言になったとされています。
「とと」は魚の方言の幼児語であったため、うぶなそぶりをしていることを表しているのです。こうした言葉を合えて使っていることから、「かまととぶる」の由来となりました。
遊郭での業界用語
「かまととぶる」は、遊郭での業界用語が由来とされています。遊郭の遊女が、「かまぼこというおいしい食べ物があるそうですが、それはおととからできているのでしょうか?」と男性のお客に尋ねたことが由来になっています。
世間慣れしていないように、男性客の気持ちをくすぐる遊女のテクニックでした。ここから遊郭での業界用語として使われるようになったのです。ここから、一般社会にも広がったとされています。江戸時代からで使われてきた言葉とされています。
現代の男性にも使えるテクニックは、江戸時代の遊郭でも使われていた恋愛のテクニックでもあるのです。多くの男性が、「かまととぶる」女性が好きという特徴があります。
「かまととぶる」女性の特徴
「かまととぶる」の意味や由来が分かったところで、「かまととぶる」女性の特徴についてご紹介していきましょう。現在では、どういった特徴の女性を「かまととぶる」という風に表しているのか、チェックしていきましょう。「かまととぶる」女性の特徴とは?
清楚で一見おとなしそう
「かまととぶる」の特徴として、いかにも女の子といった見た目をしていることが、特徴でもあります。つまり清楚で一見すると、おとなしそうに見える女性を「かまととぶる」と表現することがあります。特に、服装に関しては、清楚で女性らしい服装やメイクを好みます。
一見すると、おとなしい女性に見えるので、あえて「かまととぶる」ようにしているとは、気が付かない人も少なくありません。男性から、清楚で一見おとなしいという女性は、モテるという特徴があります。
そのため男性の視線を意識して、「かまととぶる」ということをしているのです。ただ、「かまととぶる」女性は、身だしなみが整っているので、印象を上手にコントロールできている女性でもあります。
なんでもわからないフリをする
「かまととぶる」女性の特徴として、なんでも分からないふりをしているという特徴があります。「かまととぶる」女性というのは、よく知っていることであっても、知らないふりをすることで、男性に「かわいいな。うぶだな」という印象をもたせようとする特徴があります。
例えば、下ネタで盛り上がっているような場面で「なんのことを話ているのか、分かりません」という風に振る舞っているが、特徴的な「かまととぶる」女性の特徴です。本当は、よく分かっているくせに、知らないふりをしています。
男性からすると、下ネタで盛り上がってくる女性よりも、何も分からない女性の方が、好感がもてることを知っているからこういった言動をするのです。こうした行動を計算で行っているので、同姓の女性からは嫌われてしまいます。
誘われると大げさに照れる
「かまととぶる」の特徴として、男性に誘われると、大げさに照れるという特徴があります。例えば、男性から食事や飲みに誘われたとしましょう。本心では、気になる男性であって、一緒に食事をしたり、飲んだりしたいと思っているにも関わらず、大げさに照れるのです。
最後には、男性に押し切られる感じで、男性の誘いに乗るのですが、それまでが長いのが特徴的でもあります。周りの人に対しても、「本当は、嫌だったんですけど。○○さんが強引に誘ってくるのでえ」という感じで、聞いてもいないのに話したりするのが特徴的です。
男性の「女性を追いかけたい!」という気持ちも上手にくすぐっているテクニックでもあります。簡単に誘いにのってくれるような女性よりもこういった女性の方が断然モテます。
「かまととぶる」女性の、この行動は、男性からすると、奥手で可愛い女性という風に見える人もいるでしょうが、女性からすると大変嫌われる行動でもあります。
女性同士であれば、本心は丸分かりなのに、男性に対しては、「かまととぶる」態度をする女性というのは、大変気持ち悪がられ、嫌われる対象になります。
本当に嫌な場合は、上手に断ることができたり、興味のない男性であればばっさりと断るのに、対して好意がある男性に対しては、こういった大げさに照れるという行動をします。
これは、奥手で、男性と一緒に過ごした経験が少ないという女性を演出しているのです。こうした「かまととぶる」行動を取ることで、男性の好感を得ようとしているのが、特徴です。
男性経験がないことを匂わす
「かまととぶる」女性の特徴として、男性経験がないことを匂わせる特徴があります。これは、男性と経験がないことで、汚れのない、清楚な乙女である自分を演出するための特徴でもあります。男性は、自分が女性を支配したいという欲求があります。
そういった男性の欲求を上手く活用した、テクニックでもあります。「かまととぶる」女性は、常に男性慣れしていないような、言動をします。例えば、男性に近付くと必要以上に照れたり、上目遣いで見つめたりする行動が代表的です。
男性経験がないことから、無意識にしてしまっているようなボディタッチも実は、計算であることが多くなります。男性が喜ぶようなボディタッチを、何も分からないふりをして、さらりとしてしまうあたり、「かまととぶる」女性は、男性心理をよく分かっていることは明白です。
しかし、あえて男性経験がないという言動をとることで、「かまととぶる」女性は、男性に気に入ってもらおうとしているのです。これは、かなりの恋愛上手であるともいえます。
清楚風で実は積極的
「かまととぶる」女性の特徴として、「かまととぶる」のに実は、積極的という特徴があります。「かまととぶる」女性は、清楚ぶっていますが、男性がドキッとしてしまうようなボディタッチや言動を意識的にしています。
こうすることで、男性に「この子俺に気があるんじゃないだろうか?」という風に思わせるテクニックでもあります。男性から、告白するように仕向ける方法でもあり、「かまととぶる」女性は、男性をコントロールできるという特徴も合わせてもっているのです。
男性であっても、自分に気がない女性に対して、アプローチするのは、なかなか勇気がいります。そこで「かまととぶる」女性は、気があるような素振りを見せることで、男性に対して自分を恋愛対象にするのです。
そして、アプローチしてきた男性に対して、先ほどご紹介してきた、男性経験がないような匂わせたり、大げさに照れるといった行動をすることで、男性の気持ちを鷲づかみにしていくテクニックになります。「かまととぶる」女性は、ここまで全て計算で行っています。
こういった行動は男性に対しては、見事に見破られることはありません。しかし、同姓である女性には、「かまととぶる」女性のこういったテクニックは、嫌われるポイントになってしまうのです。
この「かまととぶる」女性が嫌われるポイントとして、キャラを使い分けることも嫌われるポイントです。例えば、女同士でいる時には、清楚なふりは全くないのに、男性が表れると急にキャラが変わるのも、嫌われるポイントとなります。
さらに、実は強いのに、か弱いアピールをして男性に好かれようとするのも、嫌われます。男性と一緒に話しているときの反応が、あまりにも大げさであれば、そこも女性からすると、「気持ち悪い」という反応になってしまうポイントとなるのです。
こうした「かまととぶる」女性は、男性の目線の方に優先順位を置いていることが多くなります。女性に嫌われるよりも、男性に好かれた方がいいと思っているため、こうした行動をとることができます。
この点でも、同姓の女性に反感をもたれやすく、嫌われる対象となります。ですが、「かまととぶる」女性は、この点でも上手に使い分けることができます。例えば、男性に対して「自分は、どうしても女性から嫌われてしまうの」という風に、相談をします。
相談をしてもらった男性は、自分が頼りにされているのですから、嫌な気持ちはしません。そこから、女性を守ってあげたいと思って行動に移していくこととなるのです。男性の心理を上手く活用した、「かまととぶる」女性のテクニックにまんまとはまってしまっているのです。
「かまととぶる」以外の装った様子の言葉
「かまととぶる」以外の言葉として、こういった「かまととぶる」女性の特徴を現した言葉があります。中には、方言の場合もあるので、チェックしていきましょう。あなたも、こういった特徴の女性のことを、どのような言葉で表していたか思い出しながら読んでみてください。
ぶりっ子
ぶりっ子は、媚を売るために、自分のことをかわいくよく見せようとすることを意味しています。語源には、「○○ぶる」があります。「かわいこぶる」「いい子ぶる」という言葉が変化して「ぶりっ子」になったとされています。
猫をかぶる
本性を隠して、おとなしくしている様子に対して使われる言葉でもあります。猫は、一目見るとおとなしそうに見えても、ねこだと呼ばれるむしろを下部って、身を隠すことがあります。ここから「ねこだをかぶる」が変化して「猫をかぶる」になったとされています。
猫ばばを決め込む
悪いことをして、知らん顔していることを表した言葉になります。猫が糞をしたあとに、砂や土をかけて隠してしまうことから、悪いことをしても知らないといったふりをする場合に使われる言葉としてできました。他にも由来はあるので、定かではありません。
「かまととぶる」女性は同性に嫌われる
「かまととぶる」女性の特徴や、「かまととぶる」の意味や由来、漢字についてご紹介してきました。「かまととぶる」女性は、男性の気を引くためにあえて、「かまととぶる」ため女性から嫌われます。自分が「かまととぶる」女性になっていないか、確認しておきましょう。