水筒カバーの作り方が知りたい人必見!
水筒カバーは子供の入園入学グッズとして、ハイキングや遠足、毎日飲む飲み物入れとして、おしゃれ度アップのアイテムとして非常に利用範囲が広いグッズです。
そんな水筒カバーを手作りすれば世界に一つだけのオリジナルグッズになります。しかも作り方は意外に簡単です。残っている布やキルティングを利用してもよし、色や柄も好きな素材を選んで作り方を工夫すれば個性的なオリジナル水筒カバーを作ることができます。
また作り方は意外に簡単で、型紙も入らず裁縫が苦手な人でもできる作り方があります。これから紹介する水筒カバーの作り方を参考にして、子供の入園入学グッズやおしゃれ度アップの世界に一つだけのオリジナル水筒カバーを作ってみましょう。
水筒カバーを手作りするメリット
水筒カバーを手作りするメリットは、何といってもオリジナルの水筒カバーが作れることです。どのような作り方をしてもそれは世界に一つだけのオリジナルになります。子供の入園入学の準備やおしゃれ度アップにも、作り方を工夫して自分だけのオリジナルを作るのは心がはずみ楽しくなります。
また手元にある余った生地や、いらなくなった物をリメイクして作り方を工夫すれば簡単に手作り水筒カバーができます。紐などの小物を購入するするだけで済むのでコスパも最高です。それでは水筒カバーを手作りするメリットを詳しく解説します。
子供の好みに合わせて作れる
水筒カバーは子供の入園入学のタイミングに合わせて作ることが多いグッズです。手作りのメリットは、色や柄を子供の好みに合わせて作り方を工夫することができることです。
子供が好きな可愛らしい花柄や動物柄、サンリオやディズニーの人気キャラクターをあしらったものなど、作り方やアイデア次第で子供の好みのデザインにすることができます。
野外活動などで水は飲みたいけれど荷物になる水筒は子供は嫌がります。しかし自分の好みのオリジナルデザインの水筒なら喜んで楽しく持って行ってくれるかも知れません。
子供が入園入学することは、親から離れて初めて自分一人で生活する体験です。家庭で水を飲む時にはお母さんが用意してくれたコップなどで飲んでいたのが、入園入学して野外活動や遠足では自分一人で飲む水筒が必要になります。入園入学は子供が自立して成長する良い機会でもあるのです。
水筒カバーの柄が可愛いだけでなくお母さんの手作りなら子供は大切に使ってくれます。子供の喜ぶ笑顔はかけがえがなく自分まで嬉しくなってしまいます。入園入学時には大切なアイテムです。
また自分の子供だけでなく、友人や親戚の子供の入園入学祝いのプレゼントとして手作り水筒カバーを贈れば非常に喜んでもらえます。もちろん子供だけでなく、あなた自身の好みでおしゃれ度アップの水筒カバーも手作りすることができます。
水筒のサイズに合わせて作れる
水筒にはいろいろなサイズや形があります。市販の水筒カバーでサイズの合ったものを探すのは大変苦労します。買ってきたけれど大きすぎて使いにくかったり、小さくて水筒が入らないということにもなりかねません。
手作りの水筒カバーならば、作り方次第で水筒のサイズにピッタリ合わせることができます。しかも色や柄も好みに合わせた作り方ができます。サイズが大小何種類かある場合には、大きめに合わせて巾着型にすれば小さめのサイズでも絞って簡単に合わせることができます。
また用途によって肩紐をつけたショルダータイプにすることも、短めのストラップで手提げ型にすることも作り方は自由自在です。作り方の工夫次第で色や柄、サイズだけでなく用途に合わせて形状を変えることができるのが手作りのメリットです。
作り方が簡単!
子供の入園入学時に可愛い水筒カバーを作りたいと思っても、手作りは作り方が難しいのではと尻込みしている方が多いのではないでしょうか。実は裁縫が苦手な人でもちょっとした作り方のコツさえつかめば簡単にできる作り方がたくさんあります。
水筒カバーの作り方に不安な方は、まず最初はラミネート地やキルティングを使った基本形の肩紐付きタイプの作り方が簡単なのでおすすめです。慣れてきたら今度はいろいろな作り方に挑戦して、オリジナルの水筒カバーを手作りしてみてください。
水筒カバーの作り方【基本・肩紐付き】
子供は両手がふさがらずに荷物にならないことを好みます。子供の入園入学のタイミングで作るならば、肩紐付きの肩からぶら下げるショルダータイプの水筒カバーの作り方がおすすめです。
ショルダータイプなら飲みたい時にぶら下げたまま飲むことができ、飲み終わってもそのままで良いので非常に便利です。また落とすことを防止できます。それでは肩紐付きの水筒カバーの作り方を紹介します。コツさえつかめば作り方は比較的簡単なのでぜひ挑戦してみてください。
準備するもの
水筒には色々なサイズやタイプがありますが、今回はサーモスのステンレスボトル500ml用を例にキルティング生地を使った作り方を紹介します。他の水筒でも基本的に作り方は同じなので、サイズに合わせて生地のカットの大きさなどを変えて作り方に応用してください。
準備するものは、水筒のサイズが(縦)18cm×(胴回り)22cmの場合、周りを覆う部分(18cm×22cm)と底に使う部分(直径7cmの円)に見合うキルティング生地を準備します。キルティングの柄は好みで選んでください。また縫い代などを考慮して多めに用意しましょう。
肩紐は今回は2cm幅で長さ10cmと100cm〜120cmくらいにカットしたものを各1本使います。もちろん幅が細めの肩紐でもかまいません。次に肩紐を水筒カバーに装着する角カンを1個と肩紐の長さを調節するアジャスターを1個準備します。
角カンとアジャスターは、どちらも手芸屋さんなどで2個入り100円くらいで簡単に手に入ります。肩紐が細めの場合は角カンの代わりにDカンでもかまいません。飾りにつけるレースやフリルは好みで準備しましょう。以上で準備する物は全部です。
手順
作り方の手順は、まずサイズに合わせてキルティング生地をカットします。今回の水筒のサイズは(縦)18cm×(胴回り)22cmなので、縫い代部分2cmをプラスして(縦)20cm×(横)24cmにカットして生地の4辺をほつれないようにかがり縫いをします。
2種類の生地を使う場合には、上部を(縦)13cm×(横)24cmの明るい柄物の生地にし、下部を(縦)9cm×(横)24cmの濃いめの色のシンプルな柄や無地にするとコントラストが出て素敵になります。
縫い合わせる縫い代分として縦のサイズは2cmほど多めにし2枚とも4辺をかがり縫いをして中表にして縫い合わせます。縫い合わせた切り替えの部分にレースなどを縫い付けるのも良いでしょう。
またカバーの上になる部分は丈夫にするために1cmほど折り返して縫っておきます。次に生地を中表にして縦半分に折り手縫いでしっかりと縫い合わせて筒状にします。
水筒カバーの底になる部分のキルティングは、水筒の直径が約7cmなのでプラス3cmで直径10cmの円形にカットします。こちらもかがり縫いをしてから、先ほど円筒状にした本体の底に縫い合わせます。裏表をひっくり返せば水筒カバーの本体は完成です。
次はショルダー用の肩紐の部分の作り方です。10cmほどにカットした肩紐の端をかがり縫いをします。その⒈辺を本体の上部に下に垂れ下がる形で縫い付けてから2cmの部分で折り返して縫い付けます。縫い付けた反対側から角カンを通し本体の内側に折り縫い付けます。
肩にかける部分になる肩紐を100cm〜120cmほどにカットし両端をかがり縫いをしてからアジャスターを通します。その1辺を先ほど本体に縫い付けた角カンに通します。その端を元の紐に重なるようにアジャスターに通し折り返して肩紐に縫い付けます。
肩紐のもう一方の端を角カンとちょうど反対の本体に、左右のバランスが対象になるように縫い付ければショルダータイプの水筒カバーが完成です。
ポイント
作り方のポイントは、それぞれの生地がほつれないように必ず4辺をかがり縫いをすることです。また生地をカットする時には縫い合わせる縫い代を考えて水筒のサイズより大きめに裁断するのが作り方のポイントになります。
そもそも水筒カバーは落としたりぶつけた時に衝撃を吸収して水筒本体を傷や割れることを防ぐ効果と保温性・保冷性を高めるのが目的です。今回のキルティングのようにクッション性がある厚手の生地を選ぶことも作り方のポイントになります。
またカバーの柄は子供の入園入学のためなら子供の喜びそうな可愛らしい生地を選び、おしゃれ度アップなら2種類の生地を使ってツートンカラーにするのも作り方のポイントです。
生地を2種類にする場合は、下部の布は無地または上部より濃いめの色にすると見た目が落ち着きます。肩紐のカラーは本体の柄や色とのバランスやコントラストを考えて選部のも作り方のポイントです。
水筒カバーの作り方【絞り口付き】
絞り口付き水筒カバーとは、カバーの上部に平紐などをループ状に通して口元を絞れるようにしたタイプです。絞り口付きのメリットは、水筒のサイズが多少違っても合わせることができることで、水筒のサイズをあまり気にしないで作ることができるので簡単で便利です。
作り方は前述のショルダータイプより多少難易度は高いけれど、しっかりと準備さえすれば割合簡単に作ることができます。作り方はいろいろあるのですが、今回は表生地を2種類使いカバーの底は丸底ではなくマチにする割合簡単な作り方です。準備するものや作り方の手順などを紹介します。
準備するもの
表布は水筒を保護する役目があるので厚手で丈夫な生地を選びます。裏布は紐を通して絞る部分になるので絞りやすいように表布より薄手の生地を選びます。
表布A(カバー上部に使う)は、好みの柄やデザインの生地を(縦)19cm×(横)29cmにカットして用意します。表布B(カバー下部に使う)は無地の布(縦)12cm×(横)29cmにカットします。切り替え部分に使うレースなどは好みで準備します。
切り替えなしの作り方の場合は、1種類の好みの生地を(縦)28cm×(横)29cmにカットして用意します。2枚を合わせる縫い代がない分、縦のサイズは(19+12=31cm)より2cmほど短かめにします。
裏布は(縦)32cm×(横)29cmにカットして準備します。裏布は紐を通して絞る部分になるので縦のサイズは表布より長めにします。また裏布なのですが絞る部分が表に見えるので、生地の柄は表布A(カバー上部に使う)との色合いのバランスを考えて選ぶのが作り方のポイントになります。
持ち手に使う紐は(幅)4cm×(長さ)30cmと、タブ用に(幅)2cm×(長さ)10cmを綾テープなどで準備します。ショルダータイプにする場合は、角カン(Dカン)アジャスターと肩紐を準備します。(作り方は前の章を参照してください)
絞り口の付け方
まず表布をつくります。作り方は用意した表布Aと表布Bを中表にして縫い代1cmで縫い合わせます。表に返し切り替えしの部分にレースなどの飾りをおき、もう一度中表にして縫い代1cmで縫い合わせます。縫い代を割ってアイロンをかけ、縫い合わせたところが中心になるようにおきます。
次に底にマチをつくります。作り方はキャラメルポーチの要領で上下左右を折り込み、下から1cmのところをを縫います。これで外側布のマチが出来上がりました。
続いて裏布をつくります。準備した(縦)32cm×(横)29cmの裏布を中表にして縫い代1cmで縫い合わせますが、上から4cmは絞り紐を通す部分になるのであきどまりにします。
縫い代を割ってアイロンをかけ、あき口にステッチします。あき口の底辺を縫い代1cmで縫います。脇と底をつまんでマチをつくります。表布と同じ幅(約7cm)に普通の三角折りでマチを縫います。マチの縫い代を1cm残してカットします。
次に表布に持ち手をつけますが、付け方は前に紹介した肩紐付きカバーの作り方の時と同じです。角カンやアジャスターを使ってショルダータイプにする場合も前章の作り方を参照してください。
次に表布と裏布を合わせます。表布の上部側1cmを内側に折ってアイロンをかけます。裏布の上部も4cm折って同じようにアイロンをかけ、表布の中に裏布を外表になるように入れます。
表布の縫い合わせたところと裏布の紐を通すあき口が両側の持ち手の中心にくるように、また底のマチの角を合わせるのが作り方のポイントです。裏布が2cmほど上に出る形になります。あき口から紐を通してストッパーをつければ出来上がりです。
水筒カバーの作り方【L字ファスナー】
L字ファスナー付きの水筒カバーは、ファスナーの口をしっかり締めておけば水筒を横倒しにしたり口が緩んでいても、外に水が溢れてこないのがメリットです。裏生地に防水性の高い生地を選ぶのが作り方のポイントです。
また開け閉めもファスナーなので簡単にできます。作り方が難しそうですが、ファスナーを付けるときに注意するだけで意外に簡単に作ることができます。それではL字ファスナー付き水筒カバーの作り方を紹介します。
必要な物
表生地と裏生地は同じ大きさにするので同量揃えておきます。水筒がすっぽり入るようにサイズに余裕を持って用意しましょう。色や柄は好みでかまいません。裏生地は実用性を考えて無地にすることも良いのですが、ファスナーを開けた時にチラッとおしゃれに見える柄にするのも良いでしょう。
ファスナーは20cmくらいの物を1本、持ち手になる紐と飾りに使うレースを揃えればオーケーです。意外に準備に必要な物が少ないのがL字ファスナー付き水筒カバーの作り方の特徴です。使う用途により持ち手をつけないことも可能です。
作り方
作り方は、表生地は生地を2つ折りにしてファスナーを付ける部分をカーブを描くようにカットします。カーブの目安は分度器やCDなど丸みのあるものを利用してつけられます。半分に折った生地を開けば左右対称の表生地ができます。
表生地のカーブのある上部のセンターに持ち手を縫い付けます。また好みで飾りのレースなどもこの時に縫い付けます。表生地の縦横サイズは、水筒がすっぽり入り、底のマチや縫い代を考えて大きめにカットしましょう。
裏生地は表生地を重ねてチャコなどで印をつけ同じサイズにカットします。次に表生地と裏生地を中表に合わせ、下の底辺を残して周りをくるりと縫い合わせます。
次に縫っていない下の開け口から表にひっくり返し、ファスナーを開いた状態にして、裏生地に上の部分から縫いつけます。表生地が内側になるように折り、ファスナーの下の部分をまっすぐに下まで縫います。底辺もステッチします。
底の部分を折ってマチを作り角を切ってジグザグミシンをかけ両サイドを縫います。ファスナーを開けてひっくり返せば出来上がりです。難しそうに見えて意外に作り方が簡単なのがL字ファスナー付き水筒カバーです。
水筒カバーの作り方【巾着型】
巾着(きんちゃく)とは、紐で口を絞める日本古来からある小物を入れる袋のことで、両側から紐を絞めるタイプが多いようです。口をきっちりと紐で絞めるので中身を落とさないのが巾着の良いところです。
今回は1リットル入りの水筒でも入るようにトートバックの上部に巾着をつけたような形の水筒ケースを作ってみましょう。水筒を入れないときは巾着部分を中に折り込めばトートバックとしても使えるので便利です。それでは大きめの巾着型の水筒ケースの作り方を紹介します。
元々持っているトートバックをリメイクして巾着を取り付ける作り方もありますが、ここではバック部分から作る作り方を紹介します。
必要な物
本体(バック部分)の生地は、縦36.5cm×横62cmサイズの布を2枚用意します。表布は帆布(ハンプ)などの丈夫な生地で、内布は撥水性のある生地が良いでしょう。今回は表裏2枚仕立てなので生地の端のかがり縫いなどの処理はしなくても大丈夫です。
口布(巾着部分)は、内布と同じ生地で縦15cm×横32cmを2枚用意します。持ち手に使う布は表布と同じ生地で幅7cm×長さ32cmを2本、巾着に使う紐は65cmの長さのものを2本用意します。
作り方
作り方の手順は、本体の表布と裏布を中表でそれぞれ縫い代1cmでL字に縫います。口布(巾着部分)は両端ともあきどまりまで7cmであき口を縫い、紐通しを作っておきます。
持ち手は7cm幅の布を1cmずつ両側から折り、さらに半分に折ってアイロンをかけ両端を縫って2.5cm幅の紐を作っておきます。
次に表布と裏布の底になる部分の両方に7.5cmのマチを縫い余分な部分をカットします。外側の布を表に返し持ち手を仮止めします。7.5cm間隔で印をつけ持ち手の外側を印に合わせるのが作り方のポイントです。また持ち手は必ず表側に縫い付けるように注意してください。
それから本体の外布に内布を重ね、さらに口布(巾着部分)を被せるように重ね、縫い代7mmで3枚一緒に縫い合わせます。この時口布のひも通しを下にして裏側にすることに注意してください。持ち手は口布と外布の間に入れておいてください。
最後に口布をひっくり返し内側に折り込んで、アイロンでしっかり折り目をつけて縫い代1cmでステッチでおさえるようにしましょう。そのあと紐を通せば完成です。
この他にも作り方は色々あります。今回紹介したのは茶巾型水筒カバーの作り方のほんの一例です。裁縫に興味のある人は色々な作り方に挑戦して自分だけのオリジナル水筒カバー作りを楽しんでみてください。
水筒カバーを入園入学に合わせて手作りしよう!
子供にとって入園入学は一大転機です。今まではいつもお母さんがそばにいたのに親から半日も離れて生活するのは子供には非常に不安です。そんな時にお母さんの手作りの水筒カバーがそばにあれば心強く元気が出てきます。
入園入学すれば野外活動や遠足など水筒を持っていく機会が増えます。そんな時にお母さんの手作りのオリジナル水筒カバーで自分の好みの柄ならなおさら嬉しいものです。
水筒カバーの作り方はコツさえつかめば意外に簡単です。ここまで紹介した作り方を参考にして、ぜひ子供の入園入学に合わせて世界に一つしかない水筒カバーを手作りしてみましょう。