キャンプで炊飯ってどうやるの?
最近家族でキャンプに行ったり友達同士でキャンプに行ったりなど、キャンプに行くことが流行していますが、キャンプ初心者にとって高いハードルになるのが炊飯です。
鍋と材料を持って行けばカレーやシチューなどの料理は簡単にできますが、ご飯を炊く炊飯だけがネックになり、ご飯の炊き方が分からずカチカチのご飯が出来上がって食べられないこともあります。
キャンプにはキャンプなりの炊飯方法がありますので、それさえ押さえればキャンプでも美味しいご飯を炊くことができます。
キャンプに行った時に美味しいご飯を炊くためにはどのような器具を使ってどのような炊き方をすれば良いのか、キャンプの炊飯についてご紹介していきます。
キャンプで炊飯できるアイテム
まずはキャンプで炊飯できるアイテムについてご紹介します。キャンプ初心者にはキャンプで炊飯できるアイテムすら分からず、そこでキャンプを諦めることもありますが、ちゃんと炊飯アイテムが分かれば大丈夫です。
実は家庭内の料理で使うことのある調理器具の中にも、キャンプで炊飯に使えるアイテムはありますので、わざわざ購入する必要がない場合もあります。
キャンプで炊飯するための調理器具にはいったいどのようなアイテムがあるのか、キャンプで炊飯できるアイテムについてご紹介しましょう。
ライスクッカー
キャンプで炊飯できるアイテムの一つ目は、ライスクッカーです。ライスクッカーというアイテムはキャンプ用品として販売されている金属製の蓋つきのお鍋で、キャンプに良く行く人などは常備しているアイテムです。
ライスクッカーは登山用具を販売しているショップなどで販売されていますので、意外に簡単に入手することができます。
近くに登山用具を販売しているショップがない場合、ネット通販でも購入することができますので、登山用具を販売しているネットショップを探してライスクッカーを購入することをおすすめします。
土鍋
キャンプで炊飯できるアイテムの二つ目は、土鍋です。土鍋の場合家庭で普段から使っている人もいますので、家庭に土鍋がある場合には普段使っている土鍋を持って行けばOKです。
土鍋で炊いたご飯は炊飯器などで炊いたご飯よりずっと美味しいと言われますので、キャンプでも美味しいご飯が食べたいという人には土鍋をおすすめします。
ただ土鍋は陶器などでできていますので、持ち運びの際に割れてしまう可能性もあります。土鍋をキャンプに持って行く場合には、新聞紙でしっかりとくるんで箱に入れて持って行くようにしましょう。
飯盒
キャンプで炊飯できるアイテムの三つ目は、飯盒(はんごう)です。小学校の校外学習でキャンプをした経験のある人なら、飯盒で炊飯した思い出のある人も多いでしょう。
飯盒はアルミなどの金属でできているため熱の伝達が早く、キャンプでの炊飯に向いています。また金属製なので土鍋のように壊れる心配はなく、持ち運びにも便利でおすすめの調理器具です。
飯盒には色々と便利な仕掛けのようなものがありますので、そういった点でもキャンプでの炊飯におすすめですが、それについては後でご紹介します。
炊飯器
キャンプで炊飯できるアイテムの四つ目は、炊飯器です。キャンピングカーでキャンプに行く場合やキャンプに行く車のバッテリーを増やしている場合などには、炊飯器をキャンプに持ち込んで炊飯することもできます。
キャンプにおける炊飯は火加減などが難しいため、初心者は火加減が分からず失敗してしまうことも多いです。折角キャンプで美味しいご飯を食べたくても、ご飯の炊き方に失敗するとがっかりすることもあります。
どうしてもご飯の炊き方に自信がない場合や、キャンピングカーなどが準備できる場合には炊飯器でご飯を炊くのもおすすめです。
ですが折角キャンプに行くならやはり、ライスクッカーや土鍋や飯盒などで炊飯し、失敗しても笑って思い出にするという方が良いでしょう。
キャンプでライスクッカーや土鍋を使った簡単な炊飯方法
キャンプで炊飯できるアイテムについてご紹介しましたので、次はキャンプでライスクッカーや土鍋を使った簡単な炊飯方法についてご紹介します。
キャンプに行くならやはりライスクッカーや土鍋を使って炊飯したいという人が多いですが、火加減など炊き方に気をつければ意外に簡単にライスクッカーや土鍋などで炊飯をすることができます。
キャンプでライスクッカーや土鍋を使って炊飯するにはどのような炊き方をすれば良いのか、キャンプでライスクッカーや土鍋を使った簡単な炊飯方法についてご紹介しましょう。
用意するもの
キャンプでライスクッカーや土鍋を使った簡単な炊飯方法の一つ目は、用意するものについてです。キャンプで炊飯をしたい場合には、必要な道具をいくつか準備しておかなければなりません。
キャンプでライスクッカーや土鍋を使って炊飯する際に、意外なものが必要になることもあります。また、それがなくても他のもので代用できるけれどあった方が便利なものもあります。
キャンプでライスクッカーや土鍋を使って炊飯する場合にはどのようなものを用意しておいた方が良いのかについてご紹介しましょう。
バーナー
キャンプでライスクッカーや土鍋を使って炊飯する場合に用意するものの一つ目は、バーナーです。ライスクッカーや土鍋を使って炊飯する場合には、それらを置くための台が必要ですが、その台にバーナーを接続します。
火力調節の出来るバーナーがあれば、意外に簡単に火力を調節することができますので、初めてのキャンプでも上手に炊飯をすることができます。
ライスクッカーや土鍋を使って炊飯する場合には飯盒で炊飯する場合と違って鍋を置く台が必要になりますので、必ず鍋を置く台とバーナーを準備しましょう。
お米
ライスクッカーや土鍋を使って炊飯する場合に用意するものの二つ目は、当然ですがお米です。昨今では無洗米という洗わなくても良い便利なお米もありますので、キャンプに行く際には無洗米がおすすめです。
無洗米は普通に販売されているお米に比べるとやや割高な場合が多いので、わざわざ無洗米を購入したくない場合には家で食べているお米を持って行ってもOKです。
キャンプ場がそう遠くない場所なら、家でお米を洗って持って行くのもおすすめです。そうすれば荷物が少し少なくなりますので、キャンプ場が近い場合には家でお米を洗って水に浸したままタッパーなどで持ち込みましょう。
水
ライスクッカーや土鍋を使って炊飯する場合に用意するものの三つ目は、水です。水辺でキャンプをする際にも水は必ず必要です。きれいに見える川であっても、水の中にどのような成分が含まれているのかは分からないので注意が必要です。
キャンプで炊飯をする場合には必ずお米を洗うための水と、お米を炊くための水を準備して持って行きましょう。無洗米を持って行く場合には炊飯用の水だけを持って行けばOKです。
元々キャンプに行く際には飲料水としてミネラルウォーターを持ちこむという人も多いので、ミネラルウォーターを多めに持って行くと良いでしょう。
お米を研ぐ・水に浸す
キャンプでライスクッカーや土鍋を使った簡単な炊飯方法の二つ目は、お米を研いで水に浸すことです。家で料理をしたことがない人がキャンプで炊飯をしたいと思った場合、お米をどうやって炊けばよいのか炊き方も分からないでしょう。
お米は鍋に入れてお米が浸るぐらい水を入れて静かにかき回します。手でつかむようにしてお米を研ぐ人もいますが、あまり乱暴に研ぐとお米が割れてしまいますので注意が必要です。
お米を研いだら次は水に浸しますが、お米1合に対して水は200ccが基本なので、2合なら400cc、3合なら600ccの水に1時間程度浸しましょう。キャンプでの炊飯は炊飯器のように上手くいかないので、なるべく長く水に浸すのがコツです。
お米を研ぎすぎない
お米の研ぎ方は人それぞれですが、洗った後の水が完全に透明になるまで徹底的に研ぐという人もいます。お米は研ぎすぎると壊れて小さな破片が増えてしまい、炊き上がりがあまり良くありません。
お米を研ぐ際には水を入れた後静かに2~3回手で回す程度でOKです。まだ水が濁っている状態ならお米に栄養が残っているというサインなので、お米が壊れるほど研ぎすぎないように気をつけましょう。
炊き方
キャンプでライスクッカーや土鍋を使った簡単な炊飯方法の三つ目は、炊き方です。「はじめちょろちょろ中ぱっぱ」という炊飯の歌がありますが、ライスクッカーや土鍋を使う場合にはちょっと炊き方が違います。
ライスクッカーや土鍋を使う場合には蓋を開けた状態で沸騰するまでぐるぐるかき回します。沸騰したら蓋をして弱火に落とし、15分炊き続けます。
きっちり時間を計って炊いたら火を止めて15分間放置すれば蒸らしができ、とても簡単な炊き方で美味しいご飯を炊くことができます。
キャンプで飯盒を使った簡単な炊飯方法
キャンプでライスクッカーや土鍋を使った簡単な炊飯方法についてご紹介しましたので、次はキャンプで飯盒を使った簡単な炊飯方法についてご紹介します。飯盒を使った炊き方はライスクッカーや土鍋に比べるとやや難しくなります。
飯盒を使う場合にはバーナーなどは必要なく自分で火を起こして炊飯しますが、これがキャンプ初心者にとってはかなり高いハードルになります。
キャンプで飯盒を使ってご飯を炊く場合にはどのような点に注意すれば美味しいご飯を炊くことができるのか、キャンプで飯盒を使った簡単な炊飯方法についてご紹介しましょう。
お米の量・研ぎ方
キャンプで飯盒を使った簡単な炊飯方法の一つ目は、お米の量と研ぎ方です。一般的に販売されている飯盒は大体4合入るようになっていますが、家族が少ない場合などには半分の2合で炊いてもOKです。
お米の研ぎ方はライスクッカーや土鍋での炊飯方法と同じで、研ぎすぎない程度に研ぎましょう。研ぐ水を準備すると水が大量に必要になりますので、飯盒の場合も無洗米がおすすめです。
飯盒の内側にはご飯が2合の場合に水を入れるラインと4合の場合に水を入れるラインが刻まれていますので、それに従って水を入れればOKです。
飯盒の蓋でお米を計量
飯盒には水の基準ラインが刻まれているためとても便利ですが、実は飯盒の蓋にも便利な仕掛けがあります。飯盒の蓋にすりきり一杯のお米を入れるとちょうど2合になりますので、お米を計量することができます。
キャンプ用に無洗米を袋のまま持って行ったりしても、飯盒で炊飯をするなら蓋でお米を計量することができますのでおすすめです。
2合のお米を炊きたいなら飯盒の蓋1杯分、4合のお米を炊きたいなら飯盒の蓋2杯分のお米を計量してからお米を研ぎましょう。
炊き方
キャンプで飯盒を使った簡単な炊飯方法の二つ目は、炊き方です。飯盒で炊飯をする場合にはライターなどで火を起こして、棒に吊り下げた飯盒でご飯を炊きますので、火加減を見るのが難しくなります。
飯盒は鍋ではないのでバーナーなどで炊飯するのには向いていません。飯盒は元々バーナーなどではない火でご飯を炊くために作られていますので、枯れ木などを集めてライターなどで火をつけて炊くのが基本です。
沸騰するまでは弱火から中火で炊いて、お湯が吹きこぼれたら一気に強火にしますが、蓋が浮きあがるので石などを蓋の上に置きましょう。吹きこぼれるお湯が減ったら弱火にし、飯盒を逆さにおいて15分程度蒸らして出来上がりです。
火加減に注意
飯盒でご飯を炊く場合には火加減に充分注意しましょう。飯盒でご飯を炊く際の「弱火」は、炎が飯盒の底に当たらない程度の火力のことを指します。
また飯盒でご飯を炊く際の「中火」は飯盒の底に炎が当たる程度の火力で、「強火」は飯盒の横まで炎が立ち上る火力を指します。
キャンプ場で飯盒を使ってご飯を炊くのは火力の調節が難しいため簡単ではないと思う人も多いですが、弱火と中火と強火の加減を覚えておけば意外に簡単に美味しいご飯を炊くことができます。
キャンプでの炊飯におすすめのライスクッカー
キャンプで飯盒を使った簡単な炊飯方法についてご紹介しましたので、次はキャンプでの炊飯におすすめのライスクッカーについてご紹介します。キャンプでのご飯の炊き方がわかれば、次はいよいよ実際にキャンプに行くために調理器具を準備しましょう。
キャンプ初心者でも意外に簡単にご飯を炊くことができるのは、やはりライスクッカーや土鍋です。人気の高いおすすめのライスクッカーにはどのような商品があるのか、キャンプでの炊飯におすすめのライスクッカーをご紹介しましょう。
コールマン アルミライスクッカー
キャンプでの炊飯におすすめのライスクッカーの一つ目は、コールマンのアルミライスクッカーです。ライスクッカーには金属製のものが多く、持ち運びにも便利ですが、こちらの商品はアルミでできていてとても軽いです。
この商品は3合炊きなので、家族でのキャンプにぴったりです。また4~5人の友人同士のキャンプなどもご飯が3合あれば充分なので、友人同士のキャンプなどにもおすすめです。
ユニフレーム fanライスクッカーDX
キャンプでの炊飯におすすめのライスクッカーの二つ目は、ユニフレームのfanライスクッカーDXです。こちらの商品もアルミ製でとても軽くて持ち運びが便利です。
こちらの商品は2合から3合炊きで、家族でのキャンプや友人とのキャンプなどにぴったりのサイズでおすすめです。また収納性という点でも人気が高いので、あまり大荷物になりたくないという人にはこちらの商品をおすすめします。
キャプテンスタッグ 3層鋼 段付ライスクッカー
キャンプでの炊飯におすすめのライスクッカーの三つ目は、キャプテンスタッグの3層鋼段付ライスクッカーです。こちらの商品はなんと5合までご飯が炊けますので、食べ盛りの高校生などのいるグループにおすすめです。
この商品は5合まで炊けるため大きそうですが、実はそう大きなサイズではなく携帯にも便利です。またこの商品は軟鉄とステンレスの3層構造なので熱伝導率に優れていて、美味しくご飯を炊くことができます。
この商品には炊飯器の釜と同じように水を入れるラインが入っていますが、なんとお米のラインも入っていますので、お米を計量することもできます。
トランギア メスティン
キャンプでの炊飯におすすめのライスクッカーの四つ目は、トランギアのメスティンです。この商品はアルミ製でとても軽くて小さいライスクッカーで、1.8合サイズなのでソロキャンプにおすすめです。
この商品の最大の特徴は、ご飯を炊いたらそのまま食器として使うことができるということです。この商品でご飯を炊いたらこれを食器にしてご飯を食べることができますので、食器を準備する必要がない便利な商品です。
このようにライスクッカーにも色々ありますので、キャンプに行く人数やそれぞれの人がどのぐらいご飯を食べるのかに応じて選ぶことをおすすめします。
キャンプでの炊飯におすすめの土鍋
キャンプでの炊飯におすすめのライスクッカーについてご紹介しましたので、次はキャンプでの炊飯におすすめの土鍋についてご紹介します。
家で普段使っている土鍋を持って行けばそれでOKですが、土鍋が家にないという人の場合、キャンプで土鍋を使って炊飯をしたいなら購入する必要があります。
土鍋を使って炊いたご飯はライスクッカーや飯盒で炊いたご飯よりおいしいと人気なので、キャンプでの炊飯におすすめの土鍋についてもご紹介しましょう。
ハリオ フタがガラスご飯釜
キャンプでの炊飯におすすめの土鍋の一つ目は、ハリオのフタがガラスご飯釜です。この商品は土鍋でありながらガラスの蓋がついていて、鍋の中の様子を見ることができます。
またこの商品はピーピーケトルのような笛が蓋の取っ手についていますので、ご飯が炊きあがるとこの笛が知らせてくれるという点でもとても便利です。
ロゴス 吊り土鍋
キャンプでの炊飯におすすめの土鍋の二つ目は、ロゴスの吊り土鍋です。この商品は土鍋でありながら吊り下げることができる金属の取っ手がついていて、囲炉裏などで使うこともできます。
キャンプで土鍋を使う際にはバーナーなどで加熱することが多いですが、この吊り土鍋なら飯盒と同じように吊り下げて炊飯することができますので、色々な使い方ができるおすすめの土鍋です。
和平フレイズ 炊飯土鍋 二重蓋
キャンプでの炊飯におすすめの土鍋の三つ目は、和平フレイズの炊飯土鍋二重蓋です。この商品は蓋が二重になっていますので、吹きこぼれがありません。通常土鍋で炊飯すると吹きこぼれが気になりますが、内蓋がそれを防いでくれます。
キャンプだけではなく家庭で料理をする際にも吹きこぼれがないこの商品はとても便利なので、そういった点でも人気の高い土鍋だと言えます。
スノーピーク 調理器具 鍋 土鍋膳
キャンプでの炊飯におすすめの土鍋の四つ目は、スノーピークの調理器具 鍋 土鍋膳です。この商品はなんと食器がセットになっていますので、別に食器を準備する必要がないという点でおすすめです。
お椀2個とお皿2枚がこの土鍋の中にしっかりと収まるため、持ち運びにも便利です。またこの商品はそう大きくない2合炊きなので、そういった点でも持ち運びに便利だと言えます。
この商品には別売りのお椀とお皿があり、この土鍋の中に合計8枚までお椀やお皿を入れることができますので、4人家族ならお椀4個とお皿4枚をこの土鍋に入れてキャンプ場まで持って行くと良いでしょう。
キャンプでの美味しい炊飯方法を試してみよう!
ライスクッカーや土鍋や飯盒を使ったキャンプでのご飯の炊き方などについて色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。
ライスクッカーや土鍋はバーナーを使えば簡単に炊飯できますし、飯盒も火加減の調節に慣れれば簡単にとても美味しいご飯が炊けますので、キャンプでの美味しい炊飯方法を是非試して、家族や友達と一緒に美味しいご飯を食べましょう。