マーガレットの花言葉を覚えよう!
数多い花の中でもマーガレットは日常でもよく目にする愛らしい花です。また、その花言葉の意味も否定的なものがなく、優しく可憐な乙女の気持ちを表しているものが多いです。
そんなマーガレットの花言葉を覚えておくと日常がとても楽しく、また、親しい人にプレゼントする花を選ぶ時など、素敵な花言葉を持つマーガレットを第一候補に挙げる人が増えるかもしれません。
マーガレットとはどんな花?
マーガレットは北アフリカのスペイン領カナリヤ諸島が原産地で、日本には明治時代後半に伝わってきました。キク科モクシュンギク属の低木の花です。
和名は木春菊(モクシュンギク)と言い、キク科のシュンギクに葉の形状が似ていることから付けられました。3月から4月にかけて花を咲かせ開花時期が長く育てやすい花と言えるでしょう。
マーガレットは恋占いの花として定番となっている花でもあります。「秘めた恋」の相手は自分のことをどう思っているのか、花びらをちぎりながら、好き、嫌い、または愛している、愛していない、など女性なら誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。
ちなみに同じキク科でマーガレットに似ている花にデイジーやガーベラがありますが、花言葉はの意味は全く違います。デイジーの花言葉は、「平和」「希望」で、ガーベラの花言葉は、「上機嫌」「元気」「美」などとなっています。
花名の由来
「マーガレット」と名付けられた名前の由来はギリシア語で「真珠」を意味する「マルガリーテス」(Margarites)からきています。
マーガレットの純白の花びらが宝石で例えると真珠のように清楚で、上品な美しさを感じさせるところから名付けられたのでしょう。また、英語名でParis daisyとも言われます。これは昔フランスで園芸用に品種改良されたことからそう呼ばれています。
ちなみに欧米ではマーガレットの愛らしく清楚なイメージから女性の名前によく使われています。ヨーロッパの王族の女性の名前にも多いです。また、非公式ですが、マーガレットはデンマークの国花とされています。
マーガレットの花言葉と意味・由来
マーガレットの花言葉は色別にたくさんあります。「恋占い」「真実の愛」「貞節」「心に秘めた愛」「優しい思い出」「真実の友情」「誠実」「私を忘れないで」などです。
そのうち「恋占い」の由来は、マーガレットの花びらを一枚一枚ちぎりながら、恋人の心を占い、最後の一枚に運命を託した乙女の姿からこの花言葉が付けられました。
また、「貞節」「真実の友情」「信頼」「心に秘めた愛」「優しい思い出」などの花言葉はギリシア神話の女神アルテミス、女神ヘレナ、アポロン神やオリオンなどがおりなす物語が由来となっています。
花言葉①恋占い
心に秘めた想いを白いマーガレットの花を使って占うことによって「恋占い」の花言葉が生まれました。女性なら誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。
花びらを一枚一枚ちぎりながら、「好き」、「嫌い」と占い、最後の一枚が「好き」で終われば想う相手も自分を好きなのだと喜び、「嫌い」で終わればまた別のマーガレットの花びらで同じことを繰り返す。ひたむきな乙女の気持ちが伝わってくるようです。
花言葉②真実の愛
ギリシア神話の女神アルテミスは狩猟、貞潔の女神、または月の女神とも言われます。その女神アルテミスに捧げられたのがマーガレットの花です。
そのことからマーガレットは女性のとっては最高の幸福を表す象徴となりました。花言葉「真実の愛」はそれに由来しています。結婚式など花嫁が持つにふさわしい花といえるでしょう。
英語の花言葉
英語名(Margaret)の花言葉には、秘密の恋(Secret love)、信頼(faith)というものがあります。誰にも言えず心に秘めた「秘密の恋」は西洋も日本も同じです。そして大事な恋人との間の「信頼」を表してもいます。
もともと花言葉という概念ははヨーロッパが発祥の地で、花の姿や色、香り、花の雰囲気やその花にまつわる伝説や神話にもとづいて花言葉が付けられました。花に想いを込めて花でメッセージを伝えるという古い習慣が由来となっています。
マーガレットの色別の花言葉
マーガレットには白、ピンク、黄色、オレンジなどの色がありますが、それぞれ色別に異なった花言葉が付けられています。
花言葉は色の持つイメージから付けられていますから、花言葉の意味を色別のマーガレットと共に大切な人にプレゼントしてみるのも楽しいものです。ここでは色別に白、黄色、ピンクのマーガレットの花言葉とその意味について述べてみます。
白いマーガレットの花言葉
白色のマーガレットの花言葉は、「心に秘めた愛」「恋占い」「信頼」です。恋占いに使われる色で誰にも打ち明けられない恋の行方を占う時に使われます。ひそかに想いを寄せている人に贈ると言葉で言えないメッセージを伝えていることになります。
また、マーガレットは純白の花色と可憐な花びらが清楚なので結婚式の会場を彩るのにふさわしい花と言えます。中でも一重咲きのホワイトエンジェルという品種はマーガレットを代表する品種と言えるでしょう。花束にしても素敵です。
黄色いマーガレットの花言葉
黄色やオレンジのマーガレットの花言葉は「美しい容姿」です。主に女性の外見の美しさをほめたたえています。黄色は白の可憐さとは異なった太陽を思わせる元気で生命力にあふれた色です。
美しさもは女性の美点ですから、人目を引くような美しく明るい活発な女性にはこの黄色のマーガレットが似合います。明るくさせてくれてありがとうの気持ちを込めて女性に贈ると喜ばれるでしょう。また黄色のマーガレットで花冠を作っても可愛らしく見えます。
ピンクのマーガレットの花言葉
可愛らしいピンク色のマーガレットの花言葉は「真実の愛」です。心の底からの誠実さと忠誠心を表しています。
プロポーズの時や、結婚式などに大切な恋人やパートナーに贈るとふたりの絆をさらに深めることができます。
また、このピンクのマーガレットは5月の母の日の頃によく出回ります。お母さんに「ありがとう」の感謝の言葉を添えて、ピンクのマーガレットを贈ると喜ばれます。
マーガレットの種類
マーガレットは大まかに分けると3種類あります。花芯の周囲を花びらが取り囲む代表的な一重咲き、花芯が花びらと同じ形に変化し、幾重にも重なった花びらが可愛らしい八重咲き、中央部分と外側部分がこんもりと一つの花を作っている丁字咲きなどがあります。
園芸品種にわけると、サマーメロディー、ギバナマーガレット、サンデーリップル、チェルシーガール、クーデルスタート、風恋香など多数あります。ここではサマーメロディー、サンデーリップル、風恋香について詳しくご紹介します。
サマーメロディー
サマーメロディーは八重咲きの品種で、開花時期は12月から7月です。咲き始めは赤いピンク色をしていますが、咲き終わりの頃にかけて白に変化します。ピンクのグラデーションが美しいマーガレットです。鉢植えとしてもとても人気がある品種です。
サンデーリップル
サンデーリップルは一重咲きで、初秋から咲き始めます。花色は白で草丈が短くまとまって咲き、花首が長いという特徴があります。コンパクトにまとまって小輪で咲くので鉢植えに適しています。丈夫で、暑さに強いので育てやすい品種です。
風恋香
風恋香(ふうれんか)、このロマンチックな名を持つマーガレットはマーガレットとハナギクの交配から生まれました。花色は開花した頃は薄いピンク色で次第に白に変化していきます。ラベンダーのような香りのあるのが特徴です。
好きな人にマーガレットの花言葉を贈ろう!
マーガレットは素敵な花言葉が多いですから相手を想う気持ちを色別の花言葉に託して贈ってみてはいかがでしょうか。
白のマーガレットの花言葉「心に秘めた愛」はひそかに愛する人に、恋を占いながら相手の気持ちを知りたい時に贈るとよいでしょう。
花言葉「信頼」は多くの時間を共にしてきた恋人同士やカップルに感謝の気持ちをこめて贈るのもうれしいものです。
黄色のマーガレットの花言葉「美しい容姿」は華やかな明るさを持つ人に、気持ちを明るくしてくれてありがとうの意味を込めて贈ると相手に喜ばれるでしょう。
このようにマーガレットの花には、花言葉にネガティブな意味がありませんから花言葉に合った色のマーガレットを好きな相手に伝えたい気持ちを込めて贈ると贈る方も贈られた方もうれしいものです。