パワーストーン・ターコイズ(トルコ石)を紹介!
ターコイズは青空のような鮮やかな青色や青緑色などの色に独特の模様がついているパワーストーンで、12月の誕生石の1つです。ターコイズは天の神が宿る石といわれていて、持ち主を危険から守り勇気と幸せともたらしてくれる効果があるそうです。ターコイズの特徴や効果などを紹介します。
ターコイズ(トルコ石)とは
ターコイズは薄い水色や青色・青緑色などをベースに黒色や茶褐色の縞模様や斑点模様のあるパワーストーンです。とても人気があり模造石や人造石が多く出回っているので、本物と見極めるのは難しいといわれています。
ターコイズはトルコ石とも呼ばれていますが原産地のことではなく、トルコの隊商がヨーロッパに持ち込んだことから、トルコ人の石という意味で呼ばれるようになったそうです。
ターコイズには繁栄・成功・強運などの石言葉があります。呪術や神事などでターコイズに祈りを捧げていたことから付けられたといわれているそうです。
ターコイズの特徴
ターコイズには薄い水色や青緑色などの色がベースとなっていて、黒色や茶褐色の縞模様や斑点模様が特徴となっています。この縞模様や斑点模様はマトリックスと呼ばれていて、均等で美しいマトリックスは高く評価されています。
ターコイズは柔らかく水や衝撃に弱い・光沢が出にくいため、合成樹脂やワックスなどで処理が施されていることが多いそうです。
最も美し色はロビンエッグ・ブルー
ロビンエッグ・ブルーとはターコイズの中で最も美しいスカイブルーになっていて縞や斑点などの模様が入っていないことが特徴となっている最高級品です。ロビンエッグとはコマドリの卵という意味があり、春になると鮮やかな青色の卵を産みます。
ビクトリア朝のイギリスでは資産や土地を記録する台帳の表紙にも使われていて、大切な物や高価な物であると示すために使われていたそうです。
ターコイズ(トルコ石)の意味
ターコイズは非常に明るいエネルギーを持ち、悪いエネルギーを払いのける効果があるといわれているので、アクセサリーだけでなく護符や信仰の対象として古くから使われてきました。ターコイズが持つ意味には、他にどんなものがあるのでしょうか。
意味①身を飾る宝石・護符
ターコイズの持つ明るいエネルギーによって、悪いエネルギーを払ってくれる・蓄積されたストレスを解消する・感情を穏やかにするなどの効果があるので、仕事や人間関係で悩みがあるときにアクセサリーとして身につけるといいでしょう。
またお守りとしての意味があり、ネイティブインディアンたちは狩りや旅に行くときの護符として身につけていたといわれています。
意味②出世の石
ターコイズを持つことで今までと違う視点から人生を見られるようになり、生まれてきたことの意味や役割などを見通すことができるといわれています。ターコイズの持つ穏やかな波動によって、自然に周囲の人たちの信頼を得られ出世に良い効果があるそうです。
意味③旅行の守り石
トルコの隊商がラクダや馬の首にターコイズを付けて旅をしていたことから、旅行の守り石として世界中に知られるようになったそうです。ターコイズには強い守りの力があり、持ち主を危険やトラブルを回避してくれるといわれています。
意味④身代わりになる石
ターコイズには持ち主に危険が迫ると身代わりとなって割れてしまうことがあるといわれています。17世紀頃、医学者であったアンセルムス・デ・ブートは、留学を終えて故郷へ帰る途中落馬してしまいましたが、ケガひとつありませんでした。その時父親から貰ったターコイズが欠けていたそうです。
意味⑤邪気を払う石
いつもと違う場所へ出かける・感じの良くない人と会う・トラブルが続いている時などにターコイズを身につけることでマイナスエネルギーをはねのけて身を守ってくれる効果のあるパワーストーンといわれているそうです。
意味⑥友情の石
ターコイズは人から贈られることでパワーストーンとしての力を発揮して持ち主を守ってくれるといわれています。人との絆や友情を深めてくれるパワーストーンなのでターコイズを贈ることで相手との仲を深める効果があるそうです。
ターコイズ(トルコ石)のヒーリング効果
大空や水のような澄んだ水色や新鮮な草や木の葉をイメージするような緑色になっていることがターコイズの特徴となっていて、疲れた体と心を癒やしてくれる効果があるそうです。ターコイズが持っているヒーリング効果には、どんなものがあるのでしょうか。
心から不安を洗い流す
ターコイズが持つ色合いの1つである水色には、乾いた大地を潤す水のイメージがあります。イライラとした感情を和らげ、心から不安を取り除く効果があるといわれています。また感受性の強い子どもは人一倍不安を感じることがあるので、ターコイズをお守りにするといいでしょう。
痛みの素を吸い取る
ターコイズには免疫機能を促進させる効果があるといわれています。体に痛みがある場合は、患部にターコイズをのせてから目を閉じて、痛みの素が吸い取られ細胞のダメージが修復されていく様子をイメージで思い浮かべると治りが早くなる可能性があるそうです。
病んだ心を開放
人は身体に疲れやストレスが溜まりすぎてしまうと、心に病を抱えてしまう恐れがあります。ターコイズには、ストレスを発散させる・精神的な疲れを癒やす・感情を穏やかにさせるなどのヒーリング効果があるので、病んでしまった心を解放してくれます。
視力を保護
ターコイズは目の疲れを取り視力を回復・保護する効果があるといわれていて、昔はターコイズを粉末にして目の薬に混ぜて使われていたそうです。青色や水色には鎮静作用が期待できるといわれているので、ターコイズは疲れた目を癒やすには、おすすめのパワーストーンといえます。
ターコイズ(トルコ石)の歴史
ターコイズは古代エジプトやメソポタミア・アステカ文明・メソアメリカン・ペルシア・中国などでネックレスや短剣・馬具などの宝飾品として使われていたそうです。ターコイズには、どんな歴史があるのでしょうか。
大昔から愛されてきた石
ターコイズの歴史は古く、古代エジプトやメソポタミアなどの古代文明の頃から使われていたそうです。古代エジプトではネックレスにして魔除けとして身につけていたそうです。アメリカインディアンはスカイストーンと呼び、装飾品や儀式に使うなど生活に欠かせない石でした。
古代エジプト時代にネックレスに加工して使用
紀元前3500年頃の古代エジプトでは、ターコイズをネックレスに加工して魔除けとして身につけていました。ターコイズの特徴である青色には病気や災いなど、この世にあらゆる悪を追い払う力があると考えられていたそうです。
落馬での怪我を避ける石とも信じられる
歴史では13世紀頃に十字軍によって広められたターコイズは、身につけることで落馬によるケガから守ってくれると信じられていたていたそうです。ローマ皇帝ルドルフ2世のお抱え医師アンセルムス・デ・ブートは、落馬してもケガを負うことはなかったという記録が残っているといわれています。
中近東では王様や土侯が出かけるときにターコイズを魔除けとして身につけていました。これは馬やラクダから落ちたとき、ターコイズが割れて守ってくれると信じられていたからといわれています。
ローマ皇帝ルドルフ2世も30年間、馬に乗るときに大きなターコイズを身につけていました。ある日ターコイズを持たずに馬に乗ってしまい落馬によって命を落としてしまいます。侍医が皇帝のターコイズを2つに割ると皇帝が息を吹き返したという伝説があるそうです。
ズニ族の呪物にもターコイズが
アメリカ合衆国ニューメキシコ州西部にあるズニ川沿いに住んでいるズニ族は、ターコイズに聖なる力があると信じていて儀式で使う呪物にはターコイズが使われていました。太陽の神秘をモチーフにし、珊瑚の赤・ジェットストーンの黒・ターコイズの青を使ったものが有名となっています。
地位の高い人を埋葬する際にも並べられた
ターコイズには天の神々の力が宿っているといわれていて、儀式や魔除けの道具として使われるだけでなく、大切な人が無事にあの世へ行けるようにと埋葬するときにターコイズを持たせていたという歴史があるそうです。
地位の高い人を埋葬するとき無事にあの世へ行けるようにと、棺にたくさんのターコイズが並べられていたといわれています。
美しいターコイズ(トルコ石)を身に付けてみよう!
ターコイズの歴史は古く、魔除けや儀式の道具・安全に旅行ができるようにとお守りとして使われてきました。ネイティブインディアンの間では父親から息子へと代々受け継がれているという歴史もあり、贈ることで神秘的な力を発揮して持ち主を守ると信じられているそうです。
ターコイズは脆くて壊れやすい弱点がありますが、大切に身につけることで危険から守ってくれるお守りになります。神秘的な力を持つターコイズを身につけてみてはいかがでしょうか。