蕎麦は消化に良いの?悪いの?
温かくても冷たくても美味しく食べられて、体にも良いと言われている蕎麦ですが、胃腸への負担が気になったり、消化の良い食べ物なのかが気になります。
季節を問わずにコンビニでも売れていて、いつでも手軽に食べられる蕎麦について、消化の良さや、うどんと比較した時にどちらが消化に良い食べ物なのか、消化を良くする食べ方について紹介します。
蕎麦は消化に良い食べ物?
蕎麦を食べた時に消化するまでどのくらいの時間がかかるのか、なぜ蕎麦は消化が悪い食べ物だと言われているのかについて紹介します。普段なにも考えずに「蕎麦が美味しい」という理由で蕎麦を食べますが、消化について知ることも大切です。
蕎麦の消化時間
主食となる蕎麦にはデンプンを多く含んでいて、デンプンの消化には時間はそれほどかかりません。蕎麦に含まれる「脂質」や「食物繊維」が蕎麦の消化を悪くしているしている原因です。
何割そば粉を使用しているかによって、食物繊維の量なども変わって蕎麦が消化するまでの時間も変わってはきますが、蕎麦の消化時間はだいたい3〜4時間だと言われています。消化が良い蕎麦で2時間程度、消化の悪い蕎麦だと5時間ほどかかる蕎麦もあります。
消化に時間がかかる理由
蕎麦は食べた後、消化するまで時間がかかる食べ物です。消化に時間がかかってしまう理由は、脂質と食物繊維が蕎麦には多く含まれている為です。蕎麦を食べる時は必ず茹でてから食べますが、茹でた蕎麦の脂質は100gあたり1.0g、食物繊維は2.0gと少し多めです。
ごはんや他の麺類と比べても脂質と食物繊維は蕎麦の方が多いので、蕎麦の方がごはんよりも消化が悪い食べ物ということがわかります。
蕎麦とうどんはどちらが消化に良い?
蕎麦はそば粉にもよりますが、食べた後の消化に時間がかかる食べ物であることがわかりました。それでは「蕎麦」と「うどん」を比較してみた場合だと、「蕎麦」と「うどん」どちらの方が消化に良いのか、「うどん」と「蕎麦」に含まれている脂質と食物繊維を比較してみました。
蕎麦とうどんの脂質・食物繊維を比較
蕎麦とうどんを100gあたりの量で脂質と食物繊維を比較してみます。うどん100gあたり脂質0.4g食物繊維0.8gとなっています。蕎麦100gあたり脂質1.0g食物繊維2.0gとなっていて、うどんと比べると圧倒的に蕎麦の方が脂質と食物繊維が多く含まれていることがわかります。
一方でうどんは、蕎麦以外のそうめんやラーメンなどと比較しても、脂質や食物繊維の量が最も少ないので消化時間が短く、消化に良い食べ物だと言えます。胃腸に負担がかかりにくいので風邪の時にもうどんはおすすめです。
蕎麦は風邪など病気の時に食べても良い?
風邪を引いた時や体調不良の時は「おかゆ」など、消化の良いものを選んで食べます。では、蕎麦は風邪を引いた時や体調不良の時に食べても大丈夫なのか紹介します。食べ方によってはおすすめ出来ない場合もあるので注意してください。
胃腸を休めたい時はおすすめできない
蕎麦は消化が遅いため、胃腸に負担がかかってしまいます。風邪を引いた時などは胃腸を休めなければいけないので、胃腸に負担がかかってしまう消化の悪い蕎麦はあまりおすすめ出来ません。
特に体力が落ちている時は蕎麦は避けた方が良いです。蕎麦は麺類なので風邪の時は食べやすいかもしれませんが、風邪や体調不良の時に食べるのであれば、蕎麦よりも消化の良いうどんをおすすめします。
病気の時におすすめの消化に良い食べ物
うどんも消化が良いのでもちろんおすすめですが、うどん以外で風邪や病気の時におすすめの消化の良い食べ物は、おかゆやお味噌汁、野菜スープ、りんごなどのフルーツです。体調を崩した時には栄養があって消化の良いものがおすすめです。
野菜スープやお味噌汁は煮込むほど野菜が柔らかく、食べやすくなるので消化が良くなります。さらに、豆腐や卵などの脂質の少ないタンパク質も一緒に取り入れれば、胃腸に優しく栄養がたくさん取れます。
蕎麦の消化に良い食べ方は?
消化の悪い蕎麦を少しでも消化を良くして食べる方法について紹介します。食べ物の消化が悪いと胃腸への負担となってしまうのが心配です。少しでも胃腸の負担を減らして、美味しく蕎麦を食べたい方はぜひ参考にしてみてください。
茹で時間を長くする
喉越しの良さや蕎麦の歯ごたえ、コシが蕎麦の魅力ですが消化を良くするためには、蕎麦の茹で時間を長くして柔らかくしてから食べてください。とくに体調が優れない時など体力が落ちていると感じる時は、1〜2分茹で時間を長めにするのがおすすめです。
温かい蕎麦を食べる
冷たい蕎麦を美味しいのですが、冷たいとより消化が悪くなってしまい、体調不良の時にはおすすめは出来ません。しかし、温かいお出汁に入っている蕎麦は、食べていると柔らかくなるので冷たい蕎麦よりも消化が良くなります。
温かい食事によって胃腸の働きが良くなります。温かいものを食べる時は自然とゆっくり食べるようになるので、早食いを防ぎしっかり噛んで食べることが出来ます。
具材に注意する
蕎麦の主成分はデンプンなので、このデンプン自体は消化が悪いものではありません。蕎麦を食べる時に消化を悪くしてしまうのは、蕎麦のトッピングに原因があるかもしれません。
天ぷら蕎麦など、天ぷらは脂質を多く含んでいて消化を悪くしてしまいます。そのほか、山菜などの歯ごたえのある硬い食べ物も消化が悪いので避けた方が良いです。
よく噛んで食べる
蕎麦に限らず麺類は、よく噛まずに食べてしまっていることがほとんどです。よく噛まずに食べると当たり前ですが胃腸に負担がかかってしまいます。蕎麦のように消化の悪いものを食べる時は、いつも以上に良く噛むことを意識して食べるようにしてください。
よく噛まずに食べてしまうと、消化が悪く胃もたれの原因にもなってしまいます。良く噛まずに早食いになってしまうと、食べ過ぎたり太る原因にもあるので気をつけてください。
食べ過ぎない
よく噛まないということにも直結しますが、やはりしっかり噛まないといつよりも多めに食べてしまいます。蕎麦はスルスルと食べやすく、食べ過ぎてしまいやすいです。蕎麦は消化に時間がかかるので食べ過ぎると胃腸に負担がかかってしまいます。
また体調不良などで体力が落ちている時に蕎麦を食べるのであれば、消化に時間がかかるので夕食のときよりもお昼に食べるのがおすすめです。
蕎麦の消化を良くするトッピング
消化の悪い蕎麦にトッピングするだけで、消化を助けてくれる食材があります。どの食材もおうちにあるものばかりなのですぐに蕎麦と合わせて美味しく食べられます。蕎麦の消化を助けてくれるおすすめのトッピングを紹介します。
大根おろし
蕎麦にさっぱりとした大根おろしはよく合います。大根に含まれている消化酵素のアミラーゼが蕎麦の主成分であるデンプンの消化を助けてくれます。大根に含まれるアミラーゼは熱に弱いので、一緒に煮るよりも大根おろしにして蕎麦にトッピングするのがおすすめです。
冷たい蕎麦は消化が悪くなってしまうので、温かい蕎麦に大根おろしをトッピングして大根おろしが温まる前に蕎麦と一緒に食べてください。
梅干し
おかゆに乗せると美味しい梅干しは蕎麦とも相性が抜群です。梅干しには多くの健康効果がありますが、蕎麦と一緒に食べることで蕎麦に含まれるデンプンの代謝を促してくれる働きがあります。さらに、蕎麦に含まれているデンプンの消化も助けてくれます。
ほかにも梅干しには整腸作用や疲労回復など、体力が落ちている時に体を助けてくれる効果があるのも嬉しいです。
とろろ
とろろ自体にもデンプンを含んでいますが、大根と同じくとろろにも消化を促進するアミラーゼが含まれています。とろろ特有のネバネバの成分であるムチンは、胃粘膜を保護する働きがあり、さらに消化を助ける働きもあります。
ムチンもアミラーゼと同じく熱に弱い性質なので、蕎麦の上にトッピングしたら温まる前に蕎麦と一緒に食べてください。
ねぎ・わさびなどの薬味
ネギやわさびなどの薬味は、美味しいだけではなく体に良い様々な効果があります。そのうちのひとつが消化の促進です。ネギは食欲を促進して胃腸の働きを良くしてくれます。わさびは消化液の分泌を促進して消化を助けてくれる効果があります。
ネギは温かくして食べても効果はかわらないので、蕎麦を食べる時にはネギをぜひ一緒に食べるように意識すると良いです。
蕎麦は他の麺類に比べ消化に時間がかかる
蕎麦はうどんなどの他の麺類と比較すると消化に時間がかかります。温かくして食べたり、消化を助けてくれる食材と一緒に食べることで、胃腸の負担を軽くすることも出来ます。美味しく蕎麦を食べながら、健康にも気をつけていきたいです。