枕の向き・方角ごとの意味を解説！風水で運気が上がるのはどの位置？

枕の向きによって運気や幸運パワーを高められる方角があることをご存知でしょうか。風水では、枕の向きや方角、位置によって体調運、仕事運、金運、恋愛運など様々な運気をアップさせる良い効果を得られるといわれています。

「最近運気に恵まれない」「気分が落ち込む日が多い」など、悪いことやツイてないことが続いているという悩みがある場合、枕の向きを変えて運気を上昇させましょう。

幸運を引き寄せるアイテムやインテリアなどを活用する手もありますが、どうしても費用がかさんでしまうのが難点です。その点、枕は向きや位置を変えるだけですので、誰でも気軽に始められます。

ここでは、幸運を呼び込むとされる枕の向きや位置、それぞれの方角にした場合、運気にどのような影響を与えるかなど、風水的な意味をご紹介しましょう。

枕の向きや位置を変えたことによって、活力や意欲がみなぎって、前向きな気持ちになれたり、不眠症や睡眠障害が改善されるなど、充実した生活を過せるようになるかもしれません。

枕の向きや位置、方角に合わせて揃えたい相乗効果のあるラッキーカラーや枕で運気を上げるコツ、注意点などもご紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。

はじめに、風水での枕の向き(位置)の意味についてご紹介しましょう。枕の向きや位置は、風水において、運気を効率的にあげる重要な要素の一つです。枕の向き(位置)の意味やルールを簡単に説明しますので、まずはこちらを覚えていきましょう。

風水では、枕を向ける方角によって、運気の上昇下降を左右すると考えられています。単なる占いやおまじない、ゲン担ぎではありません。良い環境に身を置くことによって、自身の運命を変えられるという考え、根拠に基づいた環境学と同一のノウハウです。

風水の方角は大きく分けて八つに分類され、それぞれの枕の向きや方角によって上がる運気が異なります。中には、鬼門といわれる方角や向き、位置も存在するので注意しましょう。

鬼門とは、運命に対し非常に強い影響力を与え、人によって運気が急上昇することもあれば、急激に落ち込んでしまうリスクの大きい方角です。こうした理由から、枕の向きや方角を変える場合は、各方角ごとの意味をしっかり理解した上で、実践することが大切になります。

一度は「北枕は縁起が悪い」「不幸なことが起こる」といった話を聞いたことがあるのではないでしょうか。その昔、仏教の開祖である釈迦如来が死去した時、北枕の向きに頭の方角を向けられたことから、死をイメージさせ、縁起が悪い方角だと言い伝えられてきたことが由来しています。

しかし、風水において北枕の向きは、大きく運気が上昇させる最大の吉方位です。バランス良く全体運をあげる方位でもあります。水の方位となっており、悪い気のめぐりや良くない気のめぐりを洗い流すという意味も持ち合わせている方角です。

また、北枕は、磁場の流れに逆らわず、そのまま受け入れる方位とされていて、身体への負担を和らげます。北から吹き込む風によって、頭は冷え、足はぽかぽか温かく、良質な睡眠を取れるといった環境学に基づいた方角でもあります。

こういった理由から、北枕に向きを変えたことによって「熟睡しやすくなった」「不眠症が改善した」など具体的根拠もあるようです。

日本では、亡くなった死者の頭の向きを北にして寝かせる風習が根強く残っているため、抵抗感を感じてしまう方も多い北枕ですが、上記の理由から、決して悪い意味はなく、環境学や風水的には、むしろ「おすすめの向きや方角」になります。

次は、枕の向き・方角ごとの風水的な意味をご紹介します。枕の向きや方角は八つに分かれていますが、それぞれに意味や効果、特徴があります。向きや方角別に上がる運気が異なりますので、生活に取り入れる際の参考にしてください。

はじめに枕の向き・方角を北枕にした場合の意味を紹介します。上記でお伝えしたように、風水において北枕は、決して悪い方向ではなく、運気が大きくアップする最大吉とされる向き・方角です。

風水的な意味では、財産・愛情・信頼・子宝など金運や健康運、対人運の上昇の意味を持ちます。北枕の向きにした場合のラッキーカラーは黄色・オレンジ・ピンク・ワインレッドなどで、喜びや幸福をイメージさせる明るめの色と相性が良いとされています。

次は、枕の向き・方角を北東枕の意味を紹介します。北東は、風水において山と土をつかさどる神聖な方位です。変化や改革の意味があり、新しいことへの挑戦意欲が高い人や日々の変化を望む人に向いている方角です。

その反面、鬼門の方角ともいわれており、運命に対し、強い影響力をもたらす方位と位置づけられています。大きく運気が向上する人もいれば、体調が悪くなったり、運気が大きく下がってしまう可能性のある方角です。

運気の落差が激しいといわれている方角なので、北東に枕の向きを変える場合は、自分のライフスタイルや目標を考慮しながら、慎重に決めることをおすすめします。北東枕の向きにした場合のラッキーカラーは白です。

風水において東枕の向きは、仕事運、恋愛運アップの方角とされています。太陽が昇る方角でもあるので、朝日から満ち溢れたパワーを得ることができ、やる気や活力がみなぎり、強運の日々をおくることができるといわれています。

エネルギッシュな運気を取り込む方角ですので、精神的に病んでいる人や何事にもやる気が出ないと悩んでいる方におすすめの向きです。東枕のラッキーカラーは、ホワイト・赤・青・ピンクなどがあり、モチベーションを上げたいという方に、おすすめの方角です。

南東枕は木をつかさどる方位で、恋愛運、対人運など新たな出会いや素敵な出会いに恵まれる方角です。キーワードは人との「縁」となっており、良い出会いを引き寄せたり呼び込むという意味があります。

東枕と同様に、エネルギッシュな運気を取り込む方角でもあるので、強運を呼び込み、異性との出会いが訪れたり、人間関係の改善が期待できます。また、旅行運の上昇にも効果があるため、出会いに関するお誘いも増えていくでしょう。

南東枕のラッキーカラーは、グリーン、ピンク、ベージュです。恋愛運を向上させたい方は、花柄の枕カバーなどを取り入れると、さらに運気が上昇します。

南枕は、風水において才能運や人気運が向上し、人望や名声に恵まれる方角となっています。直観力が冴え高まり、直感にまかせて本能的に動いたとしても、良い結果になることが多いでしょう。しかし、その一方で、衝動的な行動が災いとなることもあるため、注意が必要です。

人間関係のトラブルや夫婦や恋人との喧嘩に発展してしまう可能性も高まるでしょう。そういった意味では、北東枕と同様に、鬼門の方角です。運気のバランスが乱れやすくなるため、風水では、あまり良い方角とはされていません。

南枕の向きのラッキーカラーは、白、緑、ゴールドです。天然素材の寝具を使うと運気の乱れを最小限にすることができるでしょう。

南西枕の向きは、努力や安定の意味がある方角です。特に家庭運や結婚運など大きく上昇します。特に女性に対して、大きな影響を与える方角とされており、結婚願望が強い方に向いている方角です。安定や落ち着いた生活を送りたい方にもおすすめの方角とされています。

努力を意味する方角でもあるので、小さな努力でもコツコツ積み重ねてみましょう。やがて大きな成果を得られるはずです。南西枕の向きにした場合のラッキーカラーは、白、黄色、茶色などがあります。

西枕の向きは、金をつかさどる方角とされています。金運や仕事運、商売運が高まり、収入が安定します。安らぎや落ち着きを得られる方角でもあるため、不眠症の方や気持ちが落ち着かないという方におすすめです。

もっとも熟睡できる方角とされているので、上記に当てはまる方は西枕を向きにすると安眠できるでしょう。その一方で、なかなか朝起きることができず、寝坊や遅刻をしてしまう人も多いという方角です。夜更かしを避け、早めに就寝するようにしましょう。

対人を相手にする接客業やサービス業の方に特に向いている方角です。西枕のラッキーカラーはピンク、ゴールド、黄色などで、派手めの色と相性が良いとされています。

北西枕の向きは、西枕と同様に、金運や仕事運、商売運を意味する方角です。金をつかさどる方角なので、思わぬ臨時収入が期待できるかもしれません。地位や主人といった意味もあり、出世運や周囲の評価を高めたい方におすすめです。

周囲から認めてもらいたい、出世願望が強い方は、北西枕にしてみるといいでしょう。神仏を呼び込む方角ともいわれているので、強運が舞い込んでくる可能性もあります。

ラッキーカラーは、白、金、銀などの色です。主人を意味する方角なので、質の高い寝具で揃えるのがおすすめです。より良い運気を呼び込めます。

次は、運気が上がるおすすめの枕の向き・方角についてご紹介します。気分やライフスタイル、目標などによって上昇させたい運気は人によって異なります。

風水とは、基本的にすでに充実している運気を上げるのではなく、自分に欠けている運気を補うものとして利用するのが一般的です。そのため、今の自分に必要な運気を呼び込む枕の向きや方角、位置を意識するといいでしょう。

ここでは、最大限に運気を上げるおすすめの枕の向き・方角、位置や鬼門といわれる北東枕にした際の注意点をご紹介しましょう。

枕をどの向きにするかによって、それぞれ上昇する運気が変わります。ですので、ライフスタイルや目標など自分に合った方角を意識してみましょう。

健康運を向上させるなら北東や南西、仕事運をアップさせたいなら北西や東、金運なら西や北西、といった具合に方位によって上昇する運気が異なります。その時のライフスタイルや目標で使い分けるようにすると、効果的に運気を上昇させることができます。

また、風水では、陰陽の二つの要素に大きく分けられています。陰は落ち着きや安らぎ、陽はやる気やポジティブの意味があります。

最近、「イライラしやすい」「些細なミスが目立つ」場合は陰の北枕、「気持ちが沈み気味」「何をやってもネガティブ」といった場合は陽の東枕、といったように状況やライフスタイルに合わせて、向きや方角を変えるなど工夫してみましょう。

なお、風水において、停滞は気のめぐりが悪くなり、運気を悪くする原因とされています。ここでの停滞とは、枕の向きを常に一定の方向にすることをいいます。定期的に枕の方角や向きを変えて、気のめぐりをスムーズに循環させることも大切です。

枕をどの方角にしても、寝室をきちんと清潔に保つことが運気を逃がさないポイントになります。方角の中でも、鬼門である北東枕を向きにする際は、特にしっかりした掃除を心がけましょう。

風水の観点で北東は、土をつかさどる方位であると同時に神が出入りする場所ともいわれています。鬼門である北東は掃除を怠ると、邪気がどんどん溜まって悪い運勢に傾いてしまい、健康運に悪い影響を与えてしまう可能性があります。

良いエネルギーは清潔な場所に集まり、健康に重要な睡眠をする寝室は、特にこまめに掃除し清潔に保つ必要があります。リビングや玄関などに比べ、ほこりやゴミが溜まりにくい寝室は、掃除の頻度が少なくなりがちです。

負のエネルギーを浄化させ、新しい良質なエネルギーを呼び込むといった意味でもしっかり掃除しましょう。枕や枕カバー、掛け布団やシーツは、体に蓄積された負のエネルギーを吸い取ってくれています。こうした理由から、掃除と合わせて、寝具はまめに取り替えましょう。

次は、枕の向きや位置とは別に、枕で運気をアップさせるおすすめのテクニックや方法をご紹介します。枕の向きや位置を変えてみても、なかなか運気が上がらないと感じたなら、下記のテクニックや方法を取り入れてみましょう。

また、風水的に運気を下げてしまう絶対NGとされている行為を、知らず知らずのうちに行っている方も意外と多くいらっしゃいます。運気を上げるテクニックのほかに、注意したいNG行為も紹介していますので、合わせて参考にしてください。

風水的に枕で運気を上げる方法の一つ目は「大きい枕を使用する」ことです。風水において、枕の大きさは、仕事運や出世運に影響を与えるとされています。上記でお伝えしましたが、毎日使用する寝具は、その日に蓄積された負のエネルギーや邪気を吸い取ってくれます。

また、優れたリーダーや上司には品格も必要です。小さい枕は、決して質が良いとはいえませんので、格も上がらず、出世は遠のいてしまうことでしょう。

運気を向上させるために枕のサイズが大切だとお伝えしましたが、同様に枕カバーも非常に重要です。枕カバーには、様々な形状やタイプのものがありますが、風水において「カバーは全体を覆うタイプ」のものが良いとされています。

その所以は、枕カバーから枕がはみ出てしまうことで、運気を逃してしまうといわれているためです。枕の向きや方角、位置を変えても、その効果が半減してしまいますので、全体を覆うタイプの枕カバーを利用し、運気を逃さない工夫をしましょう。

汚れやにおい防止を理由に枕にタオルを巻いている方も多いですが、実は、風水的に枕にタオルを巻いて使うのは基本的に良くありません。タオルは洗濯や取替えもしやすく、汚れによる肌荒れも防げるため、特に女性がやりがちな運気を下げる代表的なNG行為のひとつです。

代替品を使用すると、運気の中でも、金運に悪影響を及ぼすとされているため、面倒がらず枕カバーを使うようにしましょう。タオルの肌触りが好きだから使っているという方は、タオル地の枕カバーなども販売されていますから、そちらを利用する手もあります。

枕元周りをできるだけすっきりとシンプルにする事が、心地よい睡眠をとるための第一歩です。風水は、落ちた運気を上げる対策方法でもありますが、実は、健康があってこそ、始めて利用する価値が高まるものです。

枕元に置きがちになるものは、スマホやノートパソコン、デジタル式の電波時計です。これらは全て、電磁波が発生しており、良質な睡眠の妨げになります。心が病んでしまったりイライラしやすくなる原因となるので、枕元からできるだけ離すようにしましょう。

枕元に物がごちゃごちゃ置いてあると、健康に害を与えてしまったり、運気の乱れや吸収が悪くなるだけでなく、「気」全体のめぐりも悪くなります。枕元はすっきりさせることを意識しましょう。

マイナスイオン効果や空気洗浄効果などの癒し効果を持つ観葉植物は、風水的に厄除けや魔除け効果もあるとされているおすすめのアイテムです。インテリア性もあり、運気をアップする効果もあることから、寝室に利用している方も多いでしょう。

ですが、微量ながら、夜は二酸化炭素を放出し、気のめぐりを悪くする観葉植物も中にはあるので注意が必要です。こういった理由から、枕元やベッド付近に観葉植物を置かないほうが良いとされています。

風水では、枕の向きをドアに向かないようにするのも、運気を継続的に取り込むポイントです。良い気も悪い気も、ドアから入ってきます。

悪いエネルギーは、当然悪影響を与えますが、良いエネルギーが流れてきた場合でも、ストレートに全身で受け止めてしまうため、心身が休まることがなく疲弊し続ける状態になるためです。神経が休まらないため、安眠することが難しくなります。

同じ理由で、エネルギーの通り道にベッドがあるのもNGです。エネルギーは、ドアから入り、窓へと流れます。この通り道にベッドを置いてしまうと、良いエネルギーだけでなく、悪いエネルギーも吸収してしまい、神経が休まらず、睡眠の質が悪くなります。

次は、枕で運気を上げるコツをご紹介しましょう。ラッキーカラーを取り入れたり、生年月日の開運方角を取り入れるなど、すぐにでも実践できます。上記で紹介した枕で運気を上げる方法と一緒に取り入れることで、さらに効果的に運気を高めることができるのでおすすめです。

枕で運気を上げるコツは「ラッキーカラーも取り入れる」ことです。枕の向きを変える方位に合わせて、ラッキーカラーを取り入れることで、高い相乗効果を得られます。運気をより効率的にアップさせたり、運気を安定させる効果があるため、おすすめの方法です。

相乗効果のあるラッキーカラーは、枕の向き・方角の風水的な意味でご紹介した通りです。できるだけ積極的に取り入れ、運気をバランスよく向上させるようにしましょう。

風水では、大きく分けて八つの方角がありますが、生年月日や性別による開運の方角も存在します。中国風水の本命掛けや八卦から、開運の方角や方向を診断することができます。枕の向きや方角と一緒に取り入れることで、より運気を上げやすくなるのでおすすめです。

生年月日や性別ごとによる開運の方角は、流派によって異なるものの、インターネットで簡単に検索できるので、ぜひ取り入れてみてください。

枕の向きや方角、位置ごとの運気を上げる方法や意味についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。悪いことやツイてないことが連続した時は、枕の向きを変えるだけで、悩みが好転するかもしれません。枕を自分にとって良い向き・方角に変えて、運気を高めてみましょう。