耳に輪ゴムをかけるだけで小顔になれる?そのやり方は?
世の中の女性は、一度は誰もが小顔になりたいと考えた事があるはずです。小顔になるためのやり方はたくさんありますが、今回は、身近に手に入る耳に輪ゴムをかけるやり方を解説していきます。
耳に輪ゴムをかけるだけというのは、とても簡単な方法と言えますが、実はやり方を間違えてしまうと逆効果になってしまうため、注意が必要です。ここでは、詳しいやり方や注意点について紹介していきます。
耳に輪ゴムをかける方法とは
小顔美人になる方法の一つに耳に輪ゴムをかける方法があります。ここでは、どのようにしてこの方法が生まれたのかを詳しく解説していきます。
耳に輪ゴムをかけるだけというのは、あまり信憑性もないように感じる人もいるはずです。しかし、この方法は、体の構造をしっかりと考えたやり方です。もし、興味がある方は、よく説明を読んでおきましょう。
さとう式リンパケア
この輪ゴムを耳にかける方法というのは、月見歯科クリニックの院長である佐藤青児(さとうせいじ)さんが発案した方法です。
歯科医師として、歯科治療に従事する傍ら、顎関節症や歯ぎしりなどの症状を改善させるための方法を模索している中で、開発されたのが「さとう式リンパケア」です。そして、このさとう式リンパケアの一つが、耳に輪ゴムをかける方法になります。
さとう式リンパケアというのは、体の中にあるリンパを刺激する事で筋肉をゆるめていく方法です。リンパを弱い力で刺激する事で、緊張している筋肉をゆるめる事ができます。この法則を応用したのが、さとう式リンパケアです。
なぜ小顔になれるの?
なぜ、耳に輪ゴムをかけるだけで小顔になれるのかを解説していきます。これには、耳の周りについている筋肉が重要になります。
そして、その筋肉が緊張する事によって顎関節症や歯ぎしりのような症状が起きてしまいます。また、筋肉が緊張することによって、むくみの原因やエラが張ります。その結果、顔が大きく見えるようになってしまいます。
そこに注目したのが、さとう式リンパケアです。どのようなメカニズムで筋肉がゆるみ、小顔になれるのかを紐解いていきます。
耳に輪ゴムをかけることで咬筋をゆるませる
耳の近くには「咬筋」と呼ばれる筋肉があります。この筋肉は、名前からもわかりますが、咀嚼をする際に使われている筋肉です。
咬筋は、日常生活で必ず使われている筋肉です。また、無意識のうちに噛みしめがある人や寝ている時に歯軋りをしてしまうような人は、この咬筋が張っている人が多いです。
そして、この咬筋をゆるめるために必要なのが、耳に輪ゴムをかける方法です。耳に輪ゴムをかける事で、リンパを刺激することによって、咬筋をゆるませる事ができます。
咬筋がゆるむとエラの張りや頬の筋肉のコリがなくなる
皆さんはあまり知らないかもしれませんが、咬筋というのは、耳の近くからエラの辺りにまで筋肉があります。そのため、咬筋がゆるむことでエラの張りや頬の筋肉のコリを解消する事ができます。
その結果、小顔美人になります。また、リンパを刺激する事で、顔周りの血流がよくなります。血流が良くなれば、顔周りのむくみの解消や肌のハリも出てきます。
耳に輪ゴムをかける方法の小顔以外の効果
耳に輪ゴムをかける方法は、リンパを刺激することによって、咬筋をゆるめて小顔美人になります。しかし、小顔以外にも様々な効果がこの方法にはあります。
耳の周りにある筋肉は、日常生活で意識せずに使っている筋肉のため、知らず知らずのうちに負担がかかっています。その結果、様々な問題を引き起こしてしまいます。
そのため、改善することで思わぬ効果が期待できます。どのような効果があるのか知らない人は、ここで確認していきましょう。
肩こりの改善
耳に輪ゴムをかけることによって、肩こりの改善に繋がります。これには、耳の近くにある咬筋が関係してます。
咬筋という筋肉は、上部についてる側頭筋や首の胸鎖乳突筋、背中の僧帽筋や胸についている大胸筋などのたくさんの筋肉と繋がっています。そのため、咬筋の緊張が強くなると、他の筋肉も一緒に緊張してしまいます。
その結果、肩こりの原因になります。しかし、耳に輪ゴムをかける事で、咬筋を緩める事ができます。そして、咬筋がゆるむことで、肩こりの原因になる筋肉もゆるみ、肩こりの解消に効果があるようです。
姿勢と体形に変化
実は、耳の周りにある筋肉がゆるむと姿勢や体型にも変化が起きます。意外かもしれませんが、体の構造を考えれば、理に適っているといえます。
人の身体というのは、常に重力がかかっています。そのため、体から一番遠い存在である頭も例外ではないです。耳の周りの筋肉が緊張することで、首や肩周りの筋肉も緊張してしまいます。
その状態が長年続いてしまうと、姿勢のバランスが崩れ、お腹周りに脂肪がつきやすくなってしまうのです。それを改善するために、耳に輪ゴムをかける事で、原因となる筋肉の緊張をほぐす事ができると言われています。
バストアップやヒップアップにも
肩こりというのは、多くの人は普段の姿勢の悪さからきていると言われています。特に、現代人は常にストレスがかかるような環境下にあるため、噛みしめや肩周りの筋肉の緊張が強くなります。
そして、これは姿勢が悪くなるだけでなく、バストやヒップにも影響してきます。特に肩こりが酷くなると背中が丸まってきます。その結果、バストが下がりやすくなってしまいます。
もし、バストやお尻に悩みを抱えている方がいれば、さとう式リンパケアの耳に輪ゴムをかける方法を試してみましょう。
冷え性・頭痛なども改善
耳に輪ゴムをかける方法は、さとう式リンパケアの一つです。リンパをうまく刺激する事ができれば、血流も良くなり、冷え性や頭痛の改善にも繋がります。
冷え性や頭痛の多くは、血行不良が原因になっている事が多いです。特に女性は、男性に比べて全身の筋肉量が少ないため、冷え症になりやすいと言われています。
もし、普段から冷え性や頭痛に悩まされている人や他の方法を試したけどあまり効果を感じられなかった方は、さとう式リンパケアである耳に輪ゴムをかけるやり方を試してみましょう。
高齢者の誤嚥・滑舌にも効果あり
高齢者にとって誤嚥は、注意しなくてはいけない問題です。例えば、老人ホームやデイケアなどでは、誤嚥による誤嚥性肺炎のニュースがたびたび目にする事があります。
この誤嚥が起きてしまう問題の一つに、咀嚼する能力が年齢を重ねることによって低下してしまうことです。そのため、この咀嚼する力を衰えさせないようにするための方法の一つに、耳に輪ゴムをかける方法があります。
このやり方を実践することで、飲み込む力が上がり、誤嚥を防ぐ事ができます。また、それと一緒に咀嚼する力が上がる事で、滑舌も良くなります。これは、舌を動かす筋肉も耳の周りにある筋肉と関係があるためです。
耳に輪ゴムをかける方法のやり方
ここまでは、耳に輪ゴムをかける方法が生まれた理由やどうして小顔美人になるのか、その理由について詳しく解説しています。
このさとう式リンパケアの一つであるやり方をここからは解説していきます。この耳に輪ゴムをかける方法というのは、正しい方法で実践しないとあまり効果を実感できない可能性があります。
ここでは、さとう式リンパケアで紹介されている方法で解説をしていきます。これから試してみようと考えている方は、ぜひ一度読んでいただいてから挑戦してみましょう。
用意するもの
まず、輪ゴムといっても様々なサイズがあります。基本的には、実際に耳に輪ゴムをかけた際に耳が締め付けられないくらいの大きさがいいと言われています。
一般的には、女性は16号(内径が33mm)、男性は18号(内径が44.5mm)の大きさの輪ゴムを用意しましょう。また、輪ゴムの太さは、通常の太さの輪ゴムで大丈夫です。刺激を上げるために太い輪ゴムなどは必要ないので、注意しましょう。
輪ゴムのかけ方
輪ゴムの準備ができたら、いよいよ輪ゴムを耳にかけていきます。まず、輪ゴムを耳にかけた際に締めつけられるような感じがない状態が正しいやり方です。ゆるい感じでも充分に効果があります。
また、鏡で確認して、耳たぶが少し上がっていれば正しいやり方です。輪ゴムをかけている時間は、はじめは5分程度、慣れてくれば10分を目安にしましょう。
1日に何回という決まりはありませんが、初めてやる方は、体の変化を確認しながら行いましょう。基本的には、両方の耳に輪ゴムをかける事を推奨していますが、効果を検証するために左右どちらかにつける方法もおすすめです。
耳にかける輪ゴムがない時は?
さとう式リンパケアでは、適切なサイズの輪ゴムがご自宅にない場合は、他の道具を使って代用する方法を紹介しています。そのため、輪ゴム以外の方法でも小顔美人を目指す事ができるようです。
ここでは、デンタルクロスとワイヤータイを使ったやり方を解説していきます。この2つの代用方法は、輪ゴムがない場合の方法ですが、ご家庭に輪ゴムがある場合でも使用に問題はないです。
また、輪ゴムの代わりに使う事で利点もあるようです。ご自宅に輪ゴムがない方や輪ゴムを使ったけど合わないような方は、参考にしてみましょう。
デンタルフロスを使ったやり方
デンタルフロスというのは、歯と歯の間を掃除するために使われる細い糸のことです。デンタルフロスは、輪ゴムの代わりに使用しても問題はなく、輪ゴムと同じように小顔美人になれる効果があります。
やり方は、まずデンタルフロスから25cmほど糸を出していきます。そして、その糸をハサミなどで切った後、輪っかを作っていきます。最後に耳にかけて大きさを調整すれば完成です。
デンタルフロスの利点は、大きさを調整できる点と長時間の使用ができることです。特に、長時間の使用をする場合には、負担も少なくおすすめです。しかし、違和感が出るような場合は、すぐに外しましょう。
ワイヤータイを使ったやり方
ワイヤータイというのは、あまり馴染みのないような言葉ですが、パンなどの包装に使われる留め具のことです。ワイヤータイがご自宅にない場合は、100均一などで手に入ります。
やり方は、まず耳にワイヤータイをかける前に大きさを調整する必要があります。輪っかの大きさは、輪ゴムと同じように耳たぶが少し上がるような大きさです。
大きさが決まれば、次に上下に曲げてサイズを調整します。調整が終われば、耳にかければ完成です。ワイヤータイを通したところは、耳の裏側に持っていくと安定感が増し、目立ちにくいです。
耳に輪ゴムをかける方法の注意点
最後に耳に輪ゴムをかける方法をする上での注意点です。このさとう式リンパケアは、正しい方法で行うことで小顔美人を目指す事ができます。
しかし、やり方を間違えてしまうと効果をあまり感じる事ができない場合や逆効果になってしまうため、注意が必要です。特に、これからはじめてさとう式リンパケアを試す方は、注意点は覚えておく事が大事です。
ここでは、耳に輪ゴムをかける方法をする上で注意しなくてはいけない2つの点を解説していきます。ぜひ、最後にしっかりと読んでいきましょう。
輪ゴムをキツくし過ぎない
さとう式リンパケアでは、耳に輪ゴムをかける強さを特に気をつけています。そのため、小顔美人の効果を上げるために、輪ゴムをキツくする方法を紹介している方もいますが、かえって逆効果になってしまいます。
これには、しっかりとした理由があります。さとう式リンパケアでは、リンパに刺激を入れる事で、筋肉をゆるめていきます。そして、このリンパというのは、強い刺激は必要ないのです。
負荷がほとんどかからない程度の刺激を意識する事で、小顔美人になる効果があります。また、刺激が強くなりすぎてしまうと頭痛の原因になる可能性もあるため、注意が必要です。
長時間輪ゴムを耳にかけない
輪ゴムをキツくしすぎない以外にも、長時間の使用にも注意が必要です。いくら、輪ゴムをかけても違和感がないからといって、長時間の使用は、人によっては刺激が強すぎる場合があります。
その結果、頭痛の原因になる可能性があるため、注意しなくてはいけないです。もし、長時間の使用を考える場合は、輪ゴムではなく、先ほど紹介したデンタルフロスやワイヤータイで代用しましょう。
この場合も長時間かけていた際に違和感を感じるようであれば、我慢せずにすぐに外すように注意しましょう。無理は禁物です。
耳に輪ゴムをかけて小顔美人になろう!
今回は、月見歯科クリニックの院長であるさとう先生が発案したさとう式リンパケアの中から、耳に輪ゴムをかける方法を解説しています。
この方法は、とても簡単な方法ですが、正しいやり方をする事で小顔美人を目指す事ができます。また、小顔美人になる以外にも様々な症状にも効果がある画期的な方法の一つといえるでしょう。
今回解説させていただいた中から、ご自身に当てはまる症状や小顔美人を目指したいと考えている方は、今回のさとう式リンパケアをぜひ試してみましょう。さとう式リンパケアは、他の方法もあるので、そちらも参考にしてみましょう。