「しております」「しています」の使い方!目上の人に使う正しい敬語は?

「しております」「しています」の使い方!目上の人に使う正しい敬語は?

みなさんは「しております」と、「しています」の違いを知っていますでしょうか?今回の記事では、「しております」と「しています」のそれぞれの使い方や、例文、どのような場面でそれぞれ使うのが正しいかをご紹介していきます。大事な敬語なので抑えていきましょう。

記事の目次

  1. 1.「しております」の意味
  2. 2.「しております」の漢字
  3. 3.「しております」の使い方
  4. 4.「しております」と「しています」の違い
  5. 5.「しております」の例文
  6. 6.「しています」の例文
  7. 7.「しております」と「しています」を正しく使おう
  8. 8.「しております」と「しています」の違いは主語が自分かどうか

「しております」の意味

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「しております」という敬語は、「○○しております」のような、文末に持ってくる使い方をするように、目上の人と話すときに大変よく使う敬語です。また、「しています」という敬語もよく使われる文章の文末の一つです。みなさんは、「しております」と「しています」のそれぞれの正しい意味や、使い方をご存じでしょうか?

「しております」と「しています」の意味や使い方はそれぞれ違います。あまり「しております」と「しています」の違いを考えずに、どちらも目上の人と話すときの敬語や、同じ意味を持つ文章として使っていた方もいるかもしれません。

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ということでまずは、「しております」の具体的な意味の解説からしていきます。「しております」や「しています」の意味を正しくは知らなかった方も、これからご紹介していくいくつかの意味や使い方などをマスターして、社会で生きていくために恥のないように、敬語を正しく使っていきましょう。

以前の動作が今も継続している状態

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「しております」は以前の動作が今も継続して続いている状態を表す意味となっています。「しております」の「して」は何かを行うことを表す意味で、「しております」の「おります」では、「して」で表している動作が今現在も継続して続いていることを表す意味です。

ということで、「しております」のときの意味は、前に行っている動作が今も継続して続いている場合、ということになります。

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「しております」の漢字

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みなさんは、「しております」を漢字で書くとき、どのような漢字を使うかご存じでしょうか?漢字というものは、その言葉の意味を持たせることのできる奥の深いものです。「しております」の漢字もそのような効果を持っています。

つまり、「しております」に使われている漢字は、「しております」の意味も表している漢字ですので、漢字を知ることによって、「しております」の意味もさらに理解しやすくなる、ということです。

「しております」の漢字は「して居ります」

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「しております」を漢字で表現しようとした場合は、「して居ります」と表すことができます。「して居ります」の「居ります」の部分は、「居る」を丁寧にした言い方です。ですので、ある人物や、ある物がそこに存在している、という意味を表しています。たまに漢字にしてある場合を見たことがある人もいるでしょう。

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文字で「○○しております」と書く場合、ほとんどの場面では、漢字を使って書くことがありませんので、「しております」の漢字が「して居ります」であることを知らなかった方がいるのも当然でしょう。

ですが、漢字も念のため知っておくことで、「しております」の意味ももっと深く理解しやすくなるので、「しております」を漢字で表現すると、「して居ります」になることは、覚えておくと良いかもしれません。

「しております」の使い方

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意味を抑えた後は、「しております」の使い方の説明に移っていきます。「しております」の使い方にはしっかりとしたルールがあり、もしかすると、知らない方も多いかもしれないような内容の使い方となっております。

次にご紹介している「しております」の使い方の詳細は、「しております」と「しています」の使い方を理解する上でわかりやすく、大事な説明となっています。ですので、覚えておくと、「しております」と「しています」の使い方を学ぶ上で、きっと役に立つでしょう。

自分が主語の時に使える敬語

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敬語には相手が主語の場合に使う敬語、自分が主語の場合に使う敬語など、いろいろな種類があります。そのややこしさが、敬語の使い方を学ぶことがとても難しいといわれている一つの理由となっているのではないでしょうか。しかし、敬語の正しい使い方を知っておく上では触れておくべき重要な場所ですので、参考にしてみてください。

「しております」は自分が主語の時に使える敬語となっています。「しております」は丁重語のため、自分が主語のときしか使うことができません。

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「しております」と「しています」の違い

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ここからは、「しております」と「しています」の違いの話に移っていきましょう。「しております」と「しています」は本当によく似ている言葉同士です。もし「しております」を使う必要がある文章で、「しています」を使うなどのような間違った使い方をされたとしても、気づかない人もいるかもしれません。

ですが、目上の人達と会話する上で、「しております」と「しています」を、それぞれ誤った方法で使わないようにするために、「しております」と「しています」、それぞれ二つの違いを覚えておいた方がいいことは確かです。

「しております」は丁寧語

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「しております」と「しています」の違いは、敬語の種類の違いにあります。先ほどのトピックでもご紹介したように、「しております」は、丁重語です。丁重語なので、自分を下げて、目上の方を立てるときに「しております」を使うことができます。「しております」は自分が主語の場合にのみ使うことができる敬語です。

「しています」は丁重語

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一方「しています」は、丁寧語です。「しています」を使うのは、丁寧な言葉遣いにしたい場合や、自分よりも上の方に、敬意を払いたいときに使うことができます。「しております」が自分が主語のときだけしか使えないのとは違い、「しています」は丁寧語なので、「しています」を使う時は、必ずしも主語を自分に限定する必要はないというわけです。

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丁重語や、丁寧語などの敬語の種類は、学校でも敬語を習うときに高確率で出てくる大事な敬語の見分け方です。ただし、「しております」が丁重語で、「しています」が丁寧語、などとそれらの種類の違いだけ覚えたとしても、使い方がややこしくなったりする人もいるものです。

ここからさらに読み進めていき、もっとわかりやすく「しております」と「しています」の使い方の違いを理解できるように、下に続く記事も参考にしてみてください。

「しております」の例文

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続いては、「しております」の例文をいくつかご紹介していきます。「しております」や「しています」の意味や、使い方だけの説明ではあまり理解ができなかった、という方も、色々な例文を知ることで、もっと理解を深めていくことができるかもしれません。

今はまだ「しております」と「しています」の違いを、完璧に、間違えないで使える、なんて状態にはならずとも、これから完璧な正しい使い方に近づけるように、例文を見て慣れていきましょう。

目上の人に対して

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「しております」は目上の人に敬意を払って会話するときに、使うことができます。「しております」はとてもかしこまった、大変丁寧な敬語の文章を作ることができます。

それによって、親しい同僚や友人などと会話するときに、「しております」を使うのは向いてないので、基本的に目上の人とお話をするときに積極的に使っていきましょう。では早速、三つの「しております」を使った例文の紹介に移っていきましょう。

例文①ご無沙汰しております

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一つ目の「しております」の例文は、「ご無沙汰しております」です。「ご無沙汰しております」は、目上の方と久しぶりに会ったときに必ずといっていいほど使える挨拶であり、決まり文句のような文章でしょう。

直接会ったときでも、目上の方にメールを送る時の始まりの部分にでも、「ご無沙汰しております」と使うことができます。「ご無沙汰しております」は、目上の方に使うシーンが多い、とても丁寧な言葉なので、「ご無沙汰しております」のように、「しております」を語尾に使うことをおすすめします。

例文②不在にしております

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「ご無沙汰しております」を紹介した後の例文は、「不在にしております」です。「不在にしております」は、「ご無沙汰しております」と同じように、目上の人に使える文章であり、不在にしていることを伝えるときに、とても丁寧にする必要がある敬語表現です。

「不在にしております」では、自分を下げて相手を立てて敬意を表す必要があるので、「不在にしております」のように、「しております」を使うのがしっくりきます。

例文③元気にいたしております

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3つ目は「元気にいたしております」です。こちらは、「ご無沙汰しております」などと比べたらあまり使う機会も少なく、「ご無沙汰しております」は使ったことがある人が多いのに対し、「元気にいたしております」は使ったことがない方も多いのではないでしょうか?

「ご無沙汰しております」と、「不在にしております」の説明でも述べたことと同じように「元気にいたしております」もビジネスなどの場面では欠かせない、とてもかしこまった表現です。例えば、「わが家では、流行りの風邪にかかることなく、元気にいたしております」などという「元気にいたしております」を使った文章表現をすることができます。

「しています」の例文

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「ご無沙汰しております」や、「不在にしております」、「元気にいたしております」の「○○しております」の例文を紹介してきました。ですので、次は「しています」を語尾に使った例文をいくつかご紹介していきます。例文を紹介していくことによって、「しております」と「しています」の使い方の比較もしやすいでしょう。

仲の良い先輩・友人に対して

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目上の人に「しております」を使わなければいけないのとは少し違い、「しています」は仲の良い先輩や、同僚などに対して使うときの敬語の文末となっています。「しています」を使うことによって、「しております」よりも、かしこまりすぎない文章になります。

自分にとって、目上の人ではなくとも、敬意や、感謝の気持ちを伝えるときに「しています」という敬語を文末につけることによって、尊敬の意などを表すことができます。そしてそれは、仲の良い先輩や同僚に対しても、とても大事なこととなってきます。

例文①感謝しています

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一つ目に紹介していきますのは、「感謝しています」です。「感謝しています」は、フォーマルな場面などでは、感謝していることを伝えたいときに、親しい仲でも「感謝しています」と丁寧な表現をすることがよくあります。

「感謝しています」と敬意をもった文章で伝えることによって、相手にも、自分が感謝していることがより深く伝わりやすくなります。感謝の手紙などを書く時にも、「感謝しています」という文章は、大変よく使われますし、感謝を表すのにぴったりな言葉でしょう。

例文②相変わらず元気にしています

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二つ目に紹介する「しています」を使った例文は、「相変わらず元気にしています」です。「しております」の例文で、すでに紹介した「元気にいたしております」と似た表現ですが、「相変わらず元気にしています」は、もう少しカジュアルに相手と話すときに使うことができます。

「相変わらず元気にしています」も、会話でもよく耳にする言葉ですが、かしこまった手紙などにもよく使われている文章なのではないでしょうか。

例文③母の世話をしています

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「しています」の例文で最後にご紹介しますのは、「母の世話をしています」という文章です。こちらの「しています」を使った例文は、例えば最近の自分の現状や、何をやっているかなどの近況を聞かれたときに「最近は母の世話をしています」と答えることができるでしょう。

自分の目上の方など、もっと丁寧な表現を使う必要がある場合には向いていないかもしれませんが、親しい同僚や、友人の真柄では十分失礼のない言い方でしょう。

「しております」と「しています」を正しく使おう

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「しております」と「しています」は、大変よく使われる大事な敬語表現です。「しております」と「しています」を使う際、紛らわしくなるときもあるかもしれません。ですが、必ず「しております」や、「しています」を使って会話することが必要な特に社会人なんかにとっては、おさえておかなければならない大切なポイントでしょう。

日本語に不自由のない日本人でも、敬語が苦手な方はたくさんいます。ですが、感謝を丁寧に伝える場合や、敬意をしっかりともって話したい場合などには、敬語を使わなければいけないときがたくさん出てきます。

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立派な社会人になっていくためにも、敬語をきちんと正しい方法で使えるようになる必要があるでしょう。ですので、その敬語の言葉の意味や、正しい文章としての使い方などをどんどん学んでいきたいものです。敬語が完璧に使えてこそ、一流の社会人といえるの一つの理由になるでしょう。

「しております」と「しています」の違いは主語が自分かどうか

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今回は、「しております」と「しています」の具体的な違いについていくつかご紹介してきました。この記事を読む前よりも、少しでも理解を深めることができたでしょうか?

「しております」と「しています」の大きな違いは、「主語が自分かどうか」です。「しております」と「しています」は、どちらも大変似ている敬語ですので、主語が関係しているなんて今まで気づかなかった方もいるでしょう。

これから「しております」と「しています」を使う時は、主語が自分かどうかを考えながら、「しております」と「しています」のどちらを使うか考えていきましょう。

zakii
ライター

zakii

アメリカに留学中の大学生です。アメリカでダンスを学んでおり、どのジャンルのダンスも好きです。

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