レガシーの意味まとめ!類語・対義語・例文や業界別の使い方もチェック!

レガシーの意味まとめ!類語・対義語・例文や業界別の使い方もチェック!

レガシーという言葉には、遺産・財産・受け継いだものといった意味があり、日常的にもよく使われています。しかし、その他にも様々な意味を含んでおり、間違った使い方も少なくありません。そこで、レガシーの意味、類語・対義語・例文や業界別の使い方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.レガシーの意味
  2. 2.レガシーの類語
  3. 3.レガシーの対義語
  4. 4.レガシーの使い方
  5. 5.レガシーの例文
  6. 6.様々な場面で使われるレガシーの意味とは
  7. 7.レガシーは日本では古いもの・時代遅れのものに対して使われる

レガシーの意味

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レガシーという言葉は、日常生活の中でもよく使われますから、その意味については理解しているつもりの人が大半です。しかし、具体的にレガシーの意味を聞かれると詰まってしまう人も少なくありません。実は日常生活でよく使っている言葉ほど、その意味の理解が曖昧であったり間違っていたりするものです。

実際、レガシーという言葉には様々な意味があり、間違った使い方も多くあります。そこで、レガシーの正しい意味を理解するために、その使い方や例文などについて紹介します。併せて、レガシーの意味が明確に理解できるよう類義語や対義語についても解説します。

意味①遺産・先人の遺物

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レガシーは英語(legacy)では「遺産」を意味する言葉です。具体的には、故人が残した「遺産・財産・受け継いだもの」が英語の意味するところです。しかし、日本語でのレガシーの使い方だと、派生的に「世代から世代へ受け継ぐもの・業績」といった意味も含まれる言葉になるのです。

例えば、政権交代時に引き継がれる政治的業績のことを、日本では「前政権のレガシーを引き継いだ。」「前政権のレガシーを守らなければならない。」といった例文で表現します。しかし、英語ではこういった表現・例文はありませんので注意が必要です。

意味②時代遅れのもの

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日本語におけるレガシーの使い方として、名詞の前に「レガシー」置いて複合語とする場合が多々あります。例えば「レガシーシステム」「レガシーコスト」などが代表的な複合語としての使い方です。

この場合、レガシーには「従来型の」「時代遅れの」「古い」といった意味があります。したがって、「レガシーシステム」だと、IT・コンピューター分野における「従来型の旧システム」「時代遅れのシステム」を意味し、「レガシーコスト」だと「負の遺産」といった意味になります。

英語のlegacyが語源

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レガシーとは、英語のlegacyを語源としてカタカナ読みしたものです。英語でlegacyとは「遺産・財産・受け継いだも」を意味するものです。しかし、日本語としてのレガシーには別の意味が数多くあり、類義語や対義語に置き換えるとよくわかります。

これは、レガシーに限らず、英単語が日本で浸透する過程において、日本独自の解釈が加えられ、英語にはない意味が派生的に付加されるのはよくあることです。したがって、レガシーを正しく理解するには、英語のlegacyが持つ意味と、日本独自のレガシーの意味の両方を理解する必要があります。

レガシーの類語

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レガシーの類語は、その意味や使い方から「中立的な意味の類語」「肯定的な意味の類語」「否定的な意味の類語」の3種類に分類できます。もちろん、こういった分類は英語のlegacyにはなく、日本語独自の解釈によるものです。つまり、同じレガシーでも真逆の意味の使い方もあるのです。そこで、それぞれの使い方におけるレガシーの類語を紹介します。

中立的な意味の類語

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中立的な意味・使い方をするレガシーの類語には「遺産」「財産」「従来型の」「既存の」があげられます。これらの類語は、否定的でも肯定的でもなく、淡々と「受け継いできたもの」を意味する使い方となり、英語legacyの意味に沿った類語となります。なお、レガシーを中立的な使い方とする場合には、単体・複合語の両方で用いることができます。

肯定的な意味の類語

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肯定的な意味・使い方をするレガシーの類語には「業績」「功績」「金字塔」があげられます。これらの類語は「過去の実績を讃え、後世に引き継ぐべきもの」といった使い方となります。ややニュアンスは異なるものの、英語legacyの意味にも通ずる類語だと言えます。なお、レガシーを肯定的な使い方とする場合は、単体で用いることがほとんどです。

否定的な意味の類語

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否定的な意味・使い方をするレガシーの類語には「負の遺産」「過去の異物」「旧式の」「時代遅れの」があげられます。これらの類語は「現代では使えない」「後世に引き継ぐべきでない」といった使い方がされますから、英語legacyの意味とは異なる類語です。なお、レガシーを否定的な使い方とする場合は、単体・複合語の両方で用いることができます。

レガシーの対義語

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英語のlegacyには「遺産」「財産」といった意味がありますから、対義語となれば「負の遺産」「過去の異物」となります。ところが、前項で紹介したとおり、日本語のレガシーには否定的な意味や使い方があり、「負の遺産」といった意味も持ちますから、類語と対義語が混在してしまいます。

つまり、レガシーの対義語は英語の「legacy」の意味にとらわれるのではなく、日本語の「レガシー」の意味から考えるとわかりやすくなります。ここでは、日本語として使われるレガシーの意味から考える対義語を紹介します。

レガシーの逆の意味は現代的

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日本語としてレガシーを使う場合、「遺産」「財産」といった英語の意味の他に「既存の」「従来の」といった意味があります。そこで、レガシーの対義語を考える際は、逆の意味を持つ「現代的な」を対義語としてとらえると簡単に理解できます。

例えば、既存のシステムを意味する「レガシーシステム」の対義語は「現代的なシステム」といった具合です。また、「レガシーな人」の対義語であれば「今どきの人」となります。いずれにせよ、レガシーを正しく使うには、一度、対義語に置き換えてみるとよくわかります。

レガシーの使い方

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レガシーの意味を正しく理解するために、前項では類義語、対義語などについて紹介してきました。ポイントは、レガシーを英語としてではなく日本語として理解することです。それでは、レガシーを実際の文脈の中で正しく使うには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、様々な場面に応じたレガシーの使い方について紹介します。

ビジネス

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レガシーはいわゆるビジネス用語ではありませんが、ビジネスシーンにおいてはよく使われます。使い方としては、伝統的に長く続いている会社や、ロングラン製品を指すなど、肯定的な意味で用いられることが大半です。

具体的な例文としては「〇〇社は今年で100周年を迎える、業界ではレガシーとも呼ばれる会社である。」といった具合です。なお、ビジネスシーンでレガシーを使い場合には、大半が相手や物、組織に対して敬意を表する、肯定的な使い方となります。

IT・金融分野

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IT・金融分野でレガシーはシステムに関わる言葉として、肯定的な意味でもやや否定的な意味で用いられます。使い方としては、単体ではなく複合的に「レガシーシステム」とする場合が大半です。

IT分野の技術革新は目覚ましく、少し時間が経過しただけでも、すぐに「レガシー」になってしまいます。具体的な例文としては「いつまでもレガシーシステムを使っていては他社に勝てない。」といった具合です。

しかし、金融業界ではレガシーシステムは独自の技術を用いた信頼性の高いシステムとして利用されていることもあり、あながち否定的な意味でもありません。したがって、文脈を確認しながら使い分けることが大切です。

レガシーを使ったIT用語

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レガシーは「レガシーシステム」に代表されるように、ITの分野で頻繁に使用されます。とりわけ「レガシーインターフェース」「レガシーデバイス」は、レガシーシステムを細分化した用語として使われますから、その意味を理解しておくと良いでしょう。

さて、レガシーインターフェース、レガシーデバイスとは、以前は頻繁に使用されていた技術のうち、技術革新により使われなくなったものを指します。例えば、フロッピーディスクやSDカードは、一時は誰もが使用していましたが、技術の発展とともに使われなくなりました。これらを「レガシーデバイス」と呼ぶのです。

時代遅れのものとして

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レガシーには「遺産」「遺物」のほか、「時代遅れ」といった意味があります。そのため、古い考えを持った人や、ひと時代前のものを指す時に、否定的な意味合いを込めてレガシーを用います。具体的な例文としては「いつまでもレガシーなスタイルではダメだよ。」「レガシーな考え方は無意味だ。」といった具合です。

レガシーの例文

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レガシーという言葉は英語を語源としていますが、日本で浸透する過程において、独自の意味を持つようになりました。その結果、レガシーはその意味や使い方によって「中立的な意味」「肯定的な意味」「否定的な意味」に分類できるようになりました。そこで、よりレガシーを理解するために、それぞれの意味や使い方による例文を紹介します。

中立的な意味の例文

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レガシーを中立的な使い方をする場合、「遺産」「財産」「従来型の」「既存の」といった意味になります。例文としては「金融業界ではレガシーシステム(既存のシステム)が重宝されている。」といった具合です。また、「あの建築物は貴重なレガシー(遺産)として守られている。」といった例文も間違いではありません。

肯定的な意味の例文

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レガシーを肯定的な使い方をする場合、「業績」「功績」「金字塔」といった意味になります。例文としては「あの人の残した実績は、まさにレガシー(金字塔)と呼べるものだ。」といった具合です。また、「あの人のレガシー(業績)がようやく認められた。」といった例文でも使われます。

否定的な意味の例文

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レガシーを否定的な使い方をする場合、「負の遺産」「過去の異物」「旧式の」「時代遅れの」といった意味になります。例文としては「バブルの時代のレガシーコスト(負の遺産)が重くのしかかっている」といった具合です。

なお、レガシーコストは、負の遺産といった意味だけなく、借金などの債務や企業が退職者に対して支払う企業年金や保険などの負担を指す場合もあります。また、使えなくなったデバイスをレガシーデバイスと呼び、「我が社のレガシーデバイスを一掃して効率化を図ろう」といった例文でも使われます。

様々な場面で使われるレガシーの意味とは

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レガシーはビジネスやIT・金融業界だけでなく、様々な分野で使われている言葉ます。その意味は、これまで紹介してきたとおり、英語の「遺産・財産・受け継いだもの」だけでなく、「業績」「功績」「従来型の」「時代遅れ」「古いもの」などがあります。

ただし、同じレガシーという言葉でも使い方によって中立的にも肯定的にも否定的にもなりますか。したがって、文脈や場面によって使い分けることが大切です。そこで、特徴的なレガシーの使い方や例文を紹介します。

レガシーな人の正しい使い方

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レガシーの使い方の中でよくあるのが「レガシーな人」といった表現です。レガシーが持つ「時代遅れ」といった意味からすると「考え方が古い人」「時代遅れな人」となり否定的な使い方となります。

これに対して「功績」「金字塔」といった意味からすると「輝かしい実績を残した人」「金字塔を打ち立てた人」となり、真逆な使い方となります。したがって、「レガシーな人」と表現する場合には、否定的な意味にも肯定的な意味にも使えますから、どちらの意味で使うのかを明確にしておくことが大切です。

オリンピックにおけるレガシー

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レガシーはオリンピックとも関係の深い言葉です。そもそも、レガシーという言葉は、行政機関が「次世代へと受け継ぐ公共施設」のこととして用いることがありますが、オリンピックの開催にあたっては競技施設やインフラ整備が活発に行われます。

これに関連して、国際オリンピック委員会(IOC)は、オリンピック競技に使用する施設やオリンピック開催に伴うインフラ整備を通じて、その国の人々の生活が向上することを「Olympic Legacy」という言葉を用いて提唱しています。

オリンピック競技にかかる施設やインフラ整備については、オリンピック終了後の維持費などの問題が取りざたされますが、遺産(レガシー)として残せる施設が建設され、インフラが整備さることは素晴らしいことに変わりありません。

レガシーは日本では古いもの・時代遅れのものに対して使われる

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普段、何気なく使っているレガシーという言葉は、英語を語源としていますが、日本で普及する過程において派生的に様々な意味が付加され、英語にはない表現が多数あります。基本的には「古いもの」「時代遅れのもの」に対して使われますが、中立的や肯定的だけでなく否定的にも使われます。

これらの使い分けを正しく行うには、「遺産」(中立的)、「功績」(肯定的)、負の遺産(否定的)といったレガシーの類義語に置き換えるとスムーズです。ちなみにレガシーの類義語は「負の遺産」となり、否定的な類義語と重なりますから注意が必要です。

レガシーはビジネスやIT・金融分野など、様々な場面で使用される言葉です。しかし、その意味は、場面によって或いは対象となる人や物によって意味合いが異なりますから、レガシーの持つ言葉の意味を正しく理解して使うことが大切です。

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ライター

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