「カンスト」とはどういう意味?使い方や略語が作られた由来も解説!

「カンスト」とはどういう意味?使い方や略語が作られた由来も解説!

カンストという言葉とその意味についてまとめました。カンストの意味やその言葉が生まれた由来、どのような言葉の略語であるのかといった基本的なことから、カンストについての類似語や反対語に加えてカンストという言葉についてさらに発展した内容までまとめています。

記事の目次

  1. 1.カンストの意味と由来
  2. 2.カンストの使い方
  3. 3.カンストと似た意味の言葉
  4. 4.カンストと反対の意味の言葉
  5. 5.カンストとはこれ以上ない良い状態や限界を意味する

カンストの意味と由来

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カンストという言葉を聞いたことがあるでしょうか、カンストの意味や由来は何なのでしょうか。

カンストは総じて若い世代での認知度が高い言葉ではないでしょうか、カンストはオンラインゲームやテレビゲームなどから発生した言葉です。比較的新しいものに由来するので、若い世代での認知度が高い言葉ではないでしょうか。

以下では、カンストの意味と使い方や類似語と反対の意味を持つ言葉について例を交えながらまとめています。

意味①数値が上限に達しカウントできない

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カンストの一つ目の意味は、ある数値が上限に達してカウントできない状態という意味です。車のスピードメーターが160kmまでしか表記されていない状態でメーターを振り切っているような状態です。

160kmは超えているのですが表記が160kmなのでカウントできていない状態です。実際には160km以上なのだろうけど、それを示すことができないので160kmというしかないというような状態です。

カンストとは表示の限界に達してそこで制約を受けてカウントができていない状態を意味しています。

カンストとはカウントストップの略語

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カンストとはカウントストップ(count stop)の略語です、それ以外にもカウンター・ストップ(counter stop)の略語と説明される場合もあります。

いずれもゲームをする人たちの間で生まれた造語であり略語であり和製英語でもありますので英語圏などではカンストと言っても意味が伝わりません。

カウントストップと言えば、もしかしたらなんとなく英語圏の人にも意味が伝わるかもしれませんが、略語としてのカンストはカタカナ表記を前提に2文字ずつ切り取った略語として作られた言葉ですので、カンストという略語を使っても英語圏の人には全くわからないでしょう。

意味②これ以上ない状態であること

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カンストのもう一つの意味は、ある数値が上限に達している状態という意味です。例えば一般的なテストの最高得点は100点ですが、そのテストで上限である最高得点の100点を取った状態です。101点や112点はなく100点が上限でこれ以上はない状態です。カンストとはそのような上限に到達した状態の意味を持っています。

カンストの使い方

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カンストとは造語に由来するものなので、その意味も緩やかに解釈されている部分もあるので、使い方としては使う人それぞれが思い付きで新たな表現として使うことも多いです。

ですので、上記の意味の部分で説明したように、数値が上限に達しカウントできないということ、これ以上ない状態であること。という2つの部分をふまえていれば、よほどのことがない限り使い方を間違っているというようなことはないでしょう。​

ゲームで使うことが多い

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カンストとはゲームをする人たちの間から発生した言葉ですので、使い方として上限に達したとかそれ以上がないというニュアンスを持たせて、それが派生したり、流用されたり、拡大されたりして様々な表現で使われています。以下ではそのような言葉についてまとめています。

カンストが含まれるゲーム用語

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カンストダメージ。カンストダメージとはゲーム内で設定されている上限値の攻撃力を出しているときに使われます。

最初に手に入れることができる武器でレベルが上がればどこまでも攻撃力が上がると、新し武器を入手するというようなゲーム上の楽しみに欠けるので、初期の武器ではどれだけレベルが上がっても攻撃力の上限はここまでというように設定するようなことがあります。

「ノーマルアイテムではカンストダメージになったので、ユニークアイテムを入手しなくちゃ」などというような使い方がされます。

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カンストキャラ。カンストキャラとは信頼できるプレイヤーのイメージです、攻撃力や装備や能力などが上限に達しているなど、勝負所や困ったときに活躍をしてくれるお気に入りの最高状態のキャラクターを指して使われます。

先ほど説明したようにそもそもが造語が由来であるカンストはフィーリングで使われることも多いので、カンスト→最高→いい気分→お気に入りというようなニュアンスで派生させて使うことがあります。

つまり、カンストが「上限」という当初の意味から拡大して「いい感じ」というような使い方がされているということです。

カンストと似た意味の言葉

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カンストとは違う言葉ですが、同じような意味を表す言葉かいくつかあるのでまとめました。以下で紹介するにカンストと似たような言葉は、そもそも由来が造語であるカンストとは異なり一般的な言葉として辞書にも掲載される熟語などですのでしっかりとした意味があります。

カンストのように感覚で何となく使用するということは誤解や間違いを生じかねませんので注意をしてください。

類義語①超越

Photo bygeralt

超越とは、「普通の程度をはるかに超える」という意味があります。もう一つの意味として、「あることを気にしない」という意味もあります。

前者は「馬の走行速度は、人間の走行能力を超越している。」というようにはるかに超えるものという表現として使います。後者は「修業を積んだ賢者は、世俗を超越する。」というような使い方がされます。僧侶などがが修行の末に、金や名誉といった我々が追い求めたりするようなものを気にしなくなるような様子を表すときに使います。

類義語②限界

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限界とは、「物事の、これ以上あるいはこれより外には出られないというぎりぎりの範囲、境」という意味です。カンストとはほぼ同じ意味で、最初にまとめたカンストの意味の2つめの「これ以上ない状態であること」に相当します。

「私たちは試合で勝利するために、練習では体力の限界に挑戦する。」というように使われます。

類義語③上限値

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上限値とは、「上限として設定された値」という意味です。もう一つの意味として「この値を超えてはいけないとする限度」という意味もあります。両者はよく似ていますが、前者は80kmなどと具体的な数値を指しますが、後者は「上限は80km」というように人に注意を促すような意味合いで使われます。

類義語④最大値

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最大値とは、「関数がその定義域でとる値のうち最も大きなもの」という意味です。説明からもわかるとおり数学用語になります。一般的には、ある値のうちで最も大きな値という意味で使用されます。カンストの意味では1つめの「数値が上限に達しカウントできない」に近い意味があります。

カンストと反対の意味の言葉

Photo bygeralt

こちらではカンストとは反対の意味を表す言葉についてまとめました。上記と同様に造語を由来とするカンストのとは異なり、こちらでまとめた反対の意味の言葉も緩やかに解釈して使用されるものではなく、一般的な用語としても使われますので誤用がないように注意してください。

対義語①下限

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下限とは、「下の方の限界」という意味です。上限の反対の概念です、「このテストの合格点数の下限は100点満点中の60点です」というように使われます。

ここでカンストについての補足ですが、これまで上限を想定して説明していましたが、下限においてのカンストもあります。スピードメーターでいえば最小目盛りが30kmになっている状態です、30kmを振り切っているので、それ以下の15kmぐらいなのだろうけど目盛りが30kmまでなので、30kmと言うしかないような状態でこれもカンストと言えます。

対義語②非限界

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非限界とは、限界という言葉を非という言葉で打ち消しています。つまり、無限の広がりを持つ宇宙などと言われるように、限界がないという意味になります。

非限界とは、これまで見てきた限界や下限のような辞書に単体で記載されるような言葉とは少し異なります。非日常という言葉のように日常という言葉を打ち消している用法です。非限界で限界がないということは無限と言い換えることもできます。

Photo byjaneb13

カンストという言葉が範囲や限界というものを前提として、範囲が限定されているので表しきれないとか、その範囲の端に到達しているという表現です。

そのようにカンストはある範囲や限界を前提にして成り立っている言葉です、これに対して非限界は範囲を定めていないので、そこでは範囲や限界を前提とするカンストというものが存在できません。

そのようなカンストの存在が否定されるというのが非限界という言葉です。メーター表示の例で例えれば、限界がないので、160kmでカンストという状態ははありません、160kmを振り切っている状態ではそれが198kmというように、それ以上の数字でも果てしなく限界がなく示されていきます。

カンストとはこれ以上ない良い状態や限界を意味する

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カンストのまとめです。カンストは和製英語の造語であり略語です。まず、数値が上限に達しカウントできないという意味があります。次に、これ以上ない状態であることという意味もあります。

さらに、若者を中心に作られていった造語や略語ですので、既存の価値観に縛られず感覚的に使用されています。ですのでカンストを良い状態というニュアンスで使う場合もあるということでした。

変化していく言葉

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ら抜き言葉という言葉を聞いたことはあるでしょうか。「映画館では映画が見られる」というのが正しい日本語の言い方ですが、若者世代を中心にその言葉に違和感を感じるという人が多く、そのような人たちは「映画館では映画が見れる」というように「ら」を抜いて言うそうです。

言葉は年月をかけ変化していきます、造語や略語として新し言葉も生まれてきますので戸惑うことも多いと思います。大切なことは基本的な意味をしっかり踏まえることです。

知らずに使っているのと、わかっていて、あえてその場に即した言葉の使い方をするのとは大きな違いがあります。そのような状況に合わせた使い分けができるようになりましょう。

busi
ライター

busi

日常のふとした気づきを大切に記事を書くようにしています。よろしくお願いします。

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