社会人の飲み会のお酌・乾杯のマナー
社会人になれば、飲み会の席に出席する機会も多くなるでしょう。飲み会は、忘年会や新年会だけでなく、上司や先輩に誘われることもあります。新入社員であれば、気に入られるために飲み会でのマナーは大切です。ここでは、社会人の飲み会のお酌・乾杯のマナーをご紹介します。
お酌は役職順に
お酌をする際には、上司や先輩など役職順に行うのがマナーです。大人数で飲み会をする際には、基本的に最初はビール瓶などで乾杯することが多いでしょう。
上司などの役職順にお酌するのは社会人のマナーなので覚えて置かなければいけません。特に新入社員は、飲み会の席で自分をアピールすることもこれからの仕事で良い関係を築くために大切なことです。
お酒をつぐ前に一言確認するのがマナー
飲み会の時に上司などにお酌をするタイミングが分からないという人は少なくありません。上司などのグラスに飲み物が入っているかを常に確認し、なくなっている場合には「飲まれますか?」などと確認することがポイントです。
勝手に注ぐのは、飲まない時に失礼に当たるので、必ずお酌する際には確認を取るのが社会人のマナーです。
お酌を受けるときは両手で受け取る
自分がお酌してもらう際には、両手で受け取るのが社会人のマナーです。自分が上司や先輩にお酌した際には、自分もお酌されることもあるでしょう。
そのような際には、グラスの場合は両手で受け取り、ワイングラスの場合にはテーブルの上に置いてお酌してもらうのがマナーです。ワイングラスの場合は、グラスに手を添えるだけにするのがポイントです。
乾杯は目上の人より低い位置でするのがマナー
飲み会の席の場合は、上司や先輩と同じ席になることもあるでしょう。そのような際の乾杯の場合には、上司や先輩よりも低い位置で乾杯するのが社会人のマナーです。
席が遠い場合には、乾杯できない先輩もいるでしょう。遠い席の上司とも乾杯しなければいけません。自分から上司の席に行き乾杯するようにしましょう。
社会人の飲み会の席順のマナー
社会人の飲み会では様々なマナーがあるため、理解しておかないと恥をかいてしまうことにもなりかねません。新入社員であれば、上司に気に入られるためにも飲み会のマナーは覚えておくとよいでしょう。ここでは、社会人の飲み会の座席マナーをご紹介します。
部下が座るのは下座
新入社員など部下は上座に座ってはいけません。必ず、下座に座るのがポイントです。社会人のマナーを知らない人は、上座と下座が分からないという人もいるようです。
飲み会のマナーはどこに行っても役に立つことなので覚えておかなければいけません。基本的に入口に近い方が下座になりますが、お店の作りによって下座と上座が異なる場合があります。事前に確認しておくとよいでしょう。
社会人の飲み会の食事の仕方のマナー
飲み会にもマナーがあり、上司や先輩がいる場合には、失礼のないようにする必要があります。お酌にも座る席にも必ずマナーはあります。覚えておかないと、マナーのない人と思われてしまうことにもなります。ここでは、社会人の飲み会の食事のマナーについてご紹介していきます。
目上の人から順に取り分けていく
飲み会の席で食事が運ばれたときにどのように食べて良いのか分からない人は多い様です。好き勝手に食べてしまう人もいますが、新入社員など部下は先に食べてはいけません。
飲み会の席に上司や先輩がいる場合には、目上の人から順に取り分けていくのが社会人としてのマナーです。ただ取り分けるのではなく、サラダなどであれば、ドレッシングなどが下に沈んでいることもあります。
そのような場合は、よく混ぜてから取り分けられるような気遣いができるとよいでしょう。新入社員などは、このような飲み会の席でアピールすることもポイントです。
食べるタイミングは先輩社員より後
飲み会の時の食事をする際のタイミングにもマナーがあります。マナーを知らない人は、先輩よりも先に食べてしまう人も多い様です。
新年会や忘年会などのほとんどの上司が集まる飲み会でなければ、そこまで厳しく言う上司は少ないでしょう。
しかし、飲み会の席で食事をする際には、上司や先輩よりも後に手を付けるようにしましょう。お腹が減っているから早く食べたいという人もいるでしょう。
しかし、新入社員などは最初が肝心です。最初に上司や先輩に対してのマナーが悪いと、マナーがない人と思われてしまうことにもなります。飲み会に出席するのであれば、食事をするタイミングには注意しましょう。
注文する時のおすすめメニュー
飲み会の席で上司や先輩から「適当に頼んで」と言われることもあるでしょう。適当に頼んでと言われた側は何を頼んで良いのか悩んでしまう人も多いでしょう。
「え?何を頼んだらよいですか?」と聞いたら、「好きな物頼んでいいよ」と返された人もいるようです。しかし、自分の好きなものを頼んだら上司に怒られたという人もいるようです。上司や先輩に怒られない為の定番おつまみは何かご紹介します。
スピードメニュー
飲み物を頼んだ時にテーブルには何もないという状況が多いでしょう。時間がかかるものを頼めば、飲み物だけしかないという状況になってしまいます。
そのような時に、すぐに出てくるスピードメニューを頼んでおくとよいでしょう。スピードメニューには、枝豆・たこわさ・漬物盛り合わせ・ポテトサラダなどがあります。枝豆は頼んでおいても失敗しないメニューでしょう。
前菜
飲み会の席では、バランスも重視して頼むことがポイントです。塩キャベツやキュウリの叩き・シーザーサラダなどは頼んでおいても間違いありません。
その他には、トマトスライスやカルパッチョなどはワインなどを頼んでいる人にはピッタリな食べ物です。シーザーサラダは、飲み会の席で頼むことが多いですが、お店によっておすすめのサラダがあればおすすめを頼むとよいでしょう。
一品料理
飲み会にもよりますが、少人数の飲み会であれば、フライドポテトは定番のようです。その他には、焼き鳥盛り合わせや唐揚げ・刺身の盛り合わせを注文する人も多い様です。
飲み会に参加している人によって注文する食べ物を変えるとよいでしょう。女性が多い飲み会の席では、唐揚げなどの油物を避けている場合があります。そのような場合には、焼き鳥などのヘルシーなものを選ぶとよいでしょう。
メイン料理
メイン料理を頼む際には、お酒に合う様に、ピザや焼きそばを選ぶとよいでしょう。飲み会の席で白ご飯を頼む人はあまりいません。ピザはワインでもビールでも何にでも合う為、飲み会の席では定番と言われています。
シメの一品・デザート
飲み会が終盤に差し掛かったら、デザートを頼む人も多いでしょう。しかし、シメの一品は人それぞれ異なります。シメと言ってもがっつり頼む人も多い様です。
さらに、シメを頼もうとすると、「早く帰りたいのかな」と思われてしまう可能性もあるため、シメの一品は各自で頼んでもらうようにしましょう。
社会人の飲み会で一発芸・盛り上げ役を頼まれた時の対処法
飲み会の席では、出し物をしなければいけない場合もあるでしょう。日頃から人を笑わせることが好きという人であれば問題ないでしょう。しかし、苦手な人は飲み会の雰囲気を壊してしまうことにもなります。ここでは、飲み会で一発芸などを頼まれた際の対処法をご紹介します。
物まねをする
社会人の飲み会で一発芸などを頼まれた時には、物まねをするのもよいでしょう。物まねをしたことがない人でも、物まねであれば簡単にできるでしょう。
飲み会に参加している人の年代に合わせて、人物の物まねをしたり、犬や猫など誰でもわかるような物まねでもよいでしょう。
早食いをする
物まねなど一発芸をすることが苦手な場合には、早食いに挑戦しましょう。食べるのが得意な人や、他に出し物が思いつかないという人は早食いもおすすめです。
早食いとなると、食べ方が汚くなってしまう人もいますが、汚いと気分を害してしまう人もいるでしょう。なるべくキレイな食べ方をすることがポイントです。
手品を披露する
新入社員などは、盛り上げ役をしなければいけない時もあります。飲み会に参加することが初めてな人などは、何をして良いのか分からない人もいるでしょう。
そのような場合は、手品を披露するというのもおすすめです。手品と聞くと難しそうと感じる人もいますが、今はネットで検索すれば沢山出てきます。
社会人の飲み会の注意点
飲み会のマナーを知らない人は多い様です。新入社員などは特に失礼のないように、マナーを身に付けておくことがポイントです。マナーがないと、恥をかいてしまう可能性もあります。ここでは、社会人の飲み会の注意点についてご紹介していきます。
ごちそうになったならば必ずお礼を言う
新入社員の歓迎会の場合には、上司や先輩がおごってくれることもあるでしょう。そのような場合には、必ずお礼を言うようにしましょう。
お礼が全くないのは、マナーのない人と思われることにもなります。これから職場でスムーズに仕事をしていく上でも、お礼を言えるようにしましょう。
お礼が言えて、マナーがある人は上司や先輩に可愛がられることも多く、また誘いたいと思われることにもなるでしょう。新入社員は最初が肝心なので、覚えておきましょう。飲み会でおごってもらった場合には、次の日会社に行ったときもお礼を伝えるとよいでしょう。
最後に席を立つのは上司が立った後
飲み会が終わった後は、上司が先に立つのを待ちましょう。飲み会の場合は、席に忘れ物をしてしまう人も出てくるでしょう。
よく新入社員や部下が先に立つという人もいますが、飲み会の後は上司よりも後に立ち、忘れ物がないか確認しましょう。
席を確認した後にお店を出ればできる新入社員だなと上司や先輩に思ってもらえるでしょう。新入社員は、最初が肝心なので、飲み会の席でも失礼のないように行動しましょう。
お酒を飲めないときは上手に断る
飲み会に誘われたけどお酒が飲めないという人もいるでしょう。基本的にお酒以外を飲んでいても問題はありませんが、上司によっては「俺のお酒が飲めないのか」と言ってくる人も多い様です。
しかし、今では急性アルコール中毒などが問題となっているため、お酒を強要する上司や先輩は減ってきています。
一人だけお酒を飲んでいないと、飲み会の席では浮いてしまい、周りの雰囲気に無理に合わせている人も少ないようです。
無理していれば、ストレスも溜まり、飲み会へのトラウマも大きくなってしまうので、上手に断ることもポイントです。
断る理由として、「体調がよくない」や「体質的にアルコールが飲めない」「車に乗る用事がある」などと言って断ると良いでしょう。車に乗る用事ではない場合には、一杯目だけお酒を頼んで、お水を一緒に頼むのがポイントです。
新入社員は一度は飲み会に出るのがおすすめ
飲み会が苦手という人もいるでしょう。しかし、飲み会を断ってばかりいると、ノリが悪い人と思われてしまう可能性があります。
新入社員は、これから仕事していく上でも上司や先輩と関わっておく必要があります。飲み会が苦手でも、新入社員は一度は参加しておくことをおすすめします。
社会人の飲み会の二次会に関するポイント
社会人の飲み会で二次会に誘われることもあるでしょう。二次会に参加したいという人もいれば、参加したくないという人もいます。しかし、なかなか二次会の誘いに断れないという人も多い様です。ここでは、社会人の飲み会の二次会に関するポイントについてご紹介していきます。
居酒屋に行くときの注意点
社会人の飲み会では、二次会や三次会が当たり前になっている人もいます。次の日が仕事の場合には断る人もいますが、基本的に社会人の飲み会で二次会に参加する人は多い様です。
二次会の場所が居酒屋の場合には、一次会と同じようにマナーを守りましょう。二次会となると二軒目になるので、またお酒を大量に飲んでしまう人もいるでしょう。
お酒を飲みすぎて、酔いつぶれてしまう人が出ないように、お冷なども飲みながらにすることがポイントです。
カラオケは選曲に注意
二次会はカラオケに行く場合もあるでしょう。カラオケに行く場合に、上司や先輩が歌いたい曲があるという場合には、自然と順番が出来てくるでしょう。
しかし、誰も歌う人が居ない場合には、二次会を盛り上げるためにも、率先して歌う様にしましょう。上司や先輩の年代に合わせて選曲したり、最近のヒット曲などでもよいでしょう。
断る時は上手に断る
一次会が終わった後に、二次会の話が出る事もあるでしょう。二次会の話が出ると、帰るタイミングがないという人もいるでしょう。
新入社員などは、断れずに、次の日に仕事がある人も無理して参加する人もいるようです。二次会に行きたくない場合には、上手に断ることがポイントです。
基本的に二次会を断る際には、素直に理由を話すとよいでしょう。しかし、理由を話しても強制されそうな場合には、二次会に参加したくない組と一緒にさらっと帰るという方法もあります。
社会人の飲み会はマナーを守って楽しもう!
社会人になると飲み会の機会も増えるでしょう。友達と飲みに行く際には、マナーを気にする必要はありませんが、会社の飲み会にはマナーがあります。上司や先輩がいる場合には、失礼のないように、マナーを身に付けておくことをおすすめします。