botの意味とは?
最近よく耳にするbotとは何を意味する言葉なのでしょうか。botとは、自分に変わって自動的に処理をしてくれるコンピュータープログラムの事をいいます。
botは、目には見えないコンピューターのプログラム内に存在し、一般的にインターネットなどで自分に変わり自動で処理を行ってくれます。人間の何倍もの速さでwebの情報を収集してくれます。
botの意味は、ロボットの様に自分に変わり情報を収集してくれると言う所からきています。botの意味を理解し、使い方もマスターしましょう。
botの使い方をマスターすれば、ネットも効率よくできるようになります。また、botと言っても悪質な意味を持つbotも存在しますので見分ける必要もあります。
簡潔に言うと、自分の代わりに自動でSNSに投稿してくれたり、ゲームでは自分に変わり戦ってくれる・情報収集をし自分に代わりにタスクを自動で行ってくれるのがbotです。
ただし、この場合ただbotと言った場合に限ります。botには沢山の種類があり人工知能AIのbotやTwitterbot・ゲームbot・悪質なbotも存在しています。
botの語源
botの語源は「ロボット」からきています。ロボットのように人に変わりコンピューターのプログラムを自動で実行する事ができることからです。botは、ロボットの様に操る事ができる為、ロボットが語源になっています。
インターネット上で自動で動くプログラムこそbotなのです。botの語源は、ロボットの短縮・略称でコンピュータープログラムの総称です。
botの特徴
botの特徴について紹介します。botは、あくまでコンピューターの機能なのでコンピューターならではの特徴があります。
特徴が分かれば、ゲーム操作やSNS投稿など人が関わっているかコンピューターなのか見分けることができます。botの特徴は、インターネット内で何らかのタスクを自動で繰り返し行うプログラムが特徴になります。
ゲームでは複雑な動きができない
botは、ネット上に多く存在しています。SNSやネットゲームでもbotが存在します。そしてbotは、ゲーム上で複雑な動きができないのが特徴です。瞬時に判断し行動する機能は備わっていません。
例えば、目の前に敵がいて攻撃されてもすぐに避けることができないのです。人が操作しているのとは違い予測して動く事や目の前に敵がいても避けることができないことがbotの特徴です。
ゲーム内の音には反応する機能はありますが、相手の動きにはついていけずbotの動きは単調で棒立ちしていたりジャンプなどができません。
対話ができるのもbotの特徴
chatbotと言って、音声アシスタントを使って対話ができるのもbotの特徴です。人が入力した文字や音声を読み取り自動的に回答ができる機能が備わっています。
ネット社会の現在、このchatbotは多く存在します。2011年に誕生した人工知能「siri」もこのchatbotにあたります。そして、話しかけたら音楽を流してくれるbotなども誕生しています。
音声を聞き取とる機能、対話ができる機能や欲しい情報を調べてくれたりbotは自動で動いてくれるのです。現在では、さまざまなアプリにchatbotが使われています。
botの種類
botと言っても様々な種類があります。企業ではbotを使い質問の自動応答や収集に導入するなどbotは大活躍しています。
自動でタスクを実行・収集・メンテナンスまで行うbotは、個人だけでなく企業でも取り入れている所が多くなっています。
botは、使い方によって有益にも有害にもなります。沢山のbotが存在しますが、だ表的なbotの種類を見ていきましょう。
有益なbot
有益なbotには、スパイダーbot・トレーダーbot・著作権bot・メディアbotといった種類が存在します。どんなプログラムやタスクをこなすbotなのか見ていきましょう。botは、プログラムの内容や作り方次第で様々な形に変化します。
スパイダーbotの意味は?
スパイダーbotの意味は、自動でwebページを巡回し検索結果の情報をデータ化してくれるプログラムです。
このスパイダーbotのおかげでネット検索をした際に、沢山の情報を見る事ができています。膨大な数の中からbotは、検索した内容だけを集めてくれているのです。
トレーダーbotの意味は?
ネットでオークションサイトなどで検索した時に、検索した商品の販売状況を調べて表示してくれくるbotです。
検索した商品の在庫状況や、販売店の情報まで商品に関わる情報を収集し表示してくれるのがトレーダーbotです。
著作権botの意味は?
著作権botの意味は、ネット上で不正に複製されているデータを見つけ、著作権の保護をしてくれるプログラムのbotです。著作権botが著作権を保護をしてくれているお陰で、安心安全にネットを楽しむ事ができます。
有害なbot
botは、全てが役に立つものばかりではありません。botの機能を有害なものに変えいる場合も沢山あります。
使い方で、botは有害なbotにも変身してしまいます。なりすましbot・スパムbot・不正クリック用botなど有害なbotは、インターネット上に沢山潜んでいます。
なりすましbotの意味は?
今、とても問題になっているのがなりすましbotです。ネット上で第三者の人間が他人になりすましサイトなどの利用者として、Webサイトの不当にシステムの内部に潜り込み不正行為をしています。
不正行為や迷惑行為を助けるのが、なりすましbotです。SNSでは、他人のアカウントを乗っ取り投稿するなどの行為を行っています。
スパムbotの意味は?
スパムbotとは、受信者の意向を無視し大量に迷惑なメールや情報・広告リンクを貼って送信するスパムコンテンツです。botの語源にあったように、人ではなくロボットが不正を働いているのです。
スパムbotは、こうした迷惑行為をし受信者に個人情報を入力する画面へ導き情報を収集しています。こうした悪意ある使い方もされています。
不正クリック用botの意味は?
不正クリック用botの意味は、ネット上の広告クリックを繰り返し行うbotを意味しています。ネット上の広告はクリック数に応じて課金制となっており広告代は、会社が払う事になります。
不正クリックとは、他の競合会社などがライバル社のネット上の広告を何度もクリックしクリックされた側に過剰請求が請求され問題になっています。
ボットの語源にあったように、ネット上での不正クリックの88%~98%が不正クリックbotによって行われている事がわかっています。
Twitterbotの使い方
botと聞いて連想するのはネットゲームの他と言えばTwitterではないでしょうか。Twitter上には、沢山のbotが存在します。
botを使う事によってTwitterを便利に使うことができるようになります。Twitterは情報が流れるスピードがとても速いので企業で情報を拡散する時などにも使われています。
テレビニュースになる前に「Twitterで見た」なんてことも多いのではないでしょうか。Twitterで流れる情報の速さが分かるでしょう。
botを取り入れる事によって、商品やサービスの宣伝効果にも繋がる為、多くの企業などがTwitterbotを導入しています。
Twitterbotの作成の仕方は?
Twitterbotの作成はとても簡単です。Twitterbotのアカウント作成前に、自身のTwitterにログインした状態でTwitterbotのサイトで作成します。
作成方法はとても簡単で使い方も、一度設定してしまえば設定した時間に自分にかわり投稿してくれます。
Twitterbotを使って定期つぶやき
Twitter内で、同じ内容が定期的に投稿されている画面を見た事がある方も多いのではないでしょうか。
これこそ、Twitterbotが自動で定期的に投稿しているからです。予め投稿の間隔やつぶやく内容などを設定しておけば自分に変わり決まった時間に投稿してくれます。
botの注意点
botは、単に自動でタスクを行ってくれるだけではありません。勝手に投稿や情報を収集してくれる為、優秀だと思っていてはbotにパソコンが乗っ取られてしまうかもしれません。
botの中には、ウイルスを送り込んでくる悪質なbotも存在します。セキュリティ業界ではbotを「不正プログラム」とも呼ばれるくらいです。
botの語源にもあったように、ロボットとように自分に変わりプログラムを自動で行ってくれます。語源のようにbotは、その機能や特徴が悪用にも使われてしまっているのです。
botはパソコン内に静かに侵入し個人情報を盗んでいく悪質なbotもありますので注意が必要です。ウイルス感染によりbotがパソコン内に侵入し重要な個人情報の採取に注意してください。
botは優秀なロボットという意味
botについて紹介してきましたが、botは人間が手入力していた事をプログラム設定するだけで自動でタスクをこなしてくれる優秀なロボットです。
botが、大変だった情報の収集や集計などを行ってくれるようになり、今まで人間がやっていた大変な作業も減り人件費削減など現在の世の中でも上手く社会が回っています。
botは、とても優秀なロボットという意味なのです。身近にあり過ぎて気づいていないかもしれませんが、皆さんは知らず知らずにbotを活用しています。