句読点の使い方のルールをレクチャー!読みやすい文章を作るポイントは?

句読点の使い方のルールをレクチャー!読みやすい文章を作るポイントは?

文章を読んでいる時には、あまり意識しない「句読点」。でも、文章を書く時には「、」や「。」がある方が良いかも?と句読点のつけ方や使い方に迷うこともしばしば。「句読点」の使い方にはルールがあります。ルールを知っていれば、難解な文章も読みやすい文章に変わります。

記事の目次

  1. 1.句読点の句点の使い方のルール
  2. 2.句読点の読点の使い方のルール
  3. 3.句読点の句点で読みやすい文章を作るポイント
  4. 4.句読点の読点で読みやすい文章を作るポイント
  5. 5.句読点は多用しすぎても使わなすぎてもダメ

句読点の句点の使い方のルール

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句読点の句点(。)の基本的となる使い方は、文章の末尾に書きます。句点は文の完了を示す記号です。句点の無い文は読み手にストレスを感じさせます。

一文の終わりには句点を書きましょう。あなたの文章を読む人に一呼吸してもらうためにも、正しい使い方で句点をつけたいものです。

句読点の句点は、使い方のルールがあります。ルールに従った文章は読みやすく、誰にでも伝わる文章です。いつもは気にしていない句読点の句点ですが、いざ文章を書く時には悩む事の多い句点。文章が長くなれば長い程、適切な句点の使い方が必要です。

句点は文の終わりに打つのがルール

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句読点の句点を使う時のルールは、知ってしまえば難しくありません。基本は文章が終わったタイミングで打つのがルールです。

文末につける句点ですが、意外と迷ってしまうのが文末にカギ括弧、丸括弧、記号を置いた時。句点を丸括弧の手前に書くべきか、それとも、丸括弧の後に句点を書くべきか。カギ括弧の中に句点は書くのか。

句読点の確認をしながら書いた文章を見直してみると、迷う時が出てきます。以下では句読点の句点の使い方のルールについて、例文を挙げながら説明します。

文末にカギ括弧・丸括弧がある時のルール

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文章にカギ括弧がついている時は、カギ括弧の中の文末に句点は置かないのがルールです。句読点の句点は一文が終わった時に書きます。会話文などのカギ括弧内の文に句点は書きません。

カギ括弧の中の文末に句点を置いて、【「予定通りに決行する。」】という様な文を見かけますが、これは間違いです。正しくは、【「予定通りに決行する」】の様に、句点は書きません。

もう一つは、カギ括弧の直前に主語がある時のルールです。カギ括弧の後に書かれるはずの述語が省略されているのであれば句点を書きます。例えば、【彼は笑いながら一言「よろしく」。】の様にカギ括弧の後に句点を書く使い方をします。

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文末に丸括弧を書いた時、句読点の句点の使い方は2通りあります。ひとつ目は丸括弧の手前に置く場合、ふたつ目は丸括弧の後に置く場合です。

あたりまえですが、丸括弧の内側に書いた文の内容によって使い方が変わります。些細な違いですが、ルール通りに書く事で読みやすい文に変わります。

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句読点の句点を丸括弧の手前に置くのは、丸括弧の内側に書いた文章が筆者名や、著作権者の名前の時です。例えば、以下の文の時は丸括弧の手前に句点を置きます。

【企業の6割が、顧客からの提案を受けた事があると回答しています。(○○調査)】・【将来的には変わることになるでしょう。(○○談)】・【彼らの実績は多くの人から賞賛された。(編集者 山田)】

句読点の句点を丸括弧の後に置くのは、丸括弧の後に書いた文章が注釈の時です。例えば、以下の様な文の時は丸括弧の後に句点を置きます。

【公開は10日(日本時間11日)。】・【カキツバタ(別名カオヨグサ)。】・【○○については後述します(32ページ参照)。】

文末に記号がある時のルール

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文末に記号がある時は、句読点の句点は書きません。記号とは感嘆符(!)や疑問符(?)の様なマークを指します。例えば、次の様な文では、句点は書かないのがルールです。

【この問題のポイントはここだ!】・【合算して考えてはどうか?】この様な文では、文末の記号の前後には句点を書きません。

句読点の読点の使い方のルール

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句読点の読点(、)の使い方は、文章の意味をかたまりとして区切る時に使います。使い方のルールがありますので以下で説明していきます。英語の文章では単語ごとにスペースがありますが、日本語では単語ごとのスペースがないため、読点の無い文は難解になりがちです。

人によって「読みやすい」の定義が異なるかもしれません。しかし、一定のルールや使い方に従って文章を書く事で、相手に物事を明確に伝える文に変わります。使い方のルールを知っていて損はないでしょう。

読点の使い方①主語のあとに打つ

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句読点の読点は、主語の後に読点を置きます。ただし、主語が長い時に限ります。主語が短い時に読点を置くと区切りが多すぎて読みにくい文となります。

例えば、以下の様な文は句読点の読点が多すぎるために読みにくい文章となります。【彼は、雪国の寒さには慣れていると思いつつも、首元のマフラーを、鼻まであげた。】

読みやすくするには、【彼は雪国の寒さには慣れていると思いつつも、首元のマフラーを鼻まであげた。】の様に、読点を削る事でスムーズに読める文になります。

主語が長い時に読点を置くと、読みやすい文章に変わります。句読点の読点は、多すぎるのもNGです。読み手が自然に呼吸できる様に、使い方に注意して読点を置きましょう。

読点の使い方②名詞を並べる場合に打つ

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句読点の読点は、名詞を続けて書く際に打ちます。例えば、次の様に名詞を続けて書かれた文章は、ぱっと見て読むことが出来ません。【ウッドチップは、ヒノキやスギやサクラなどの木材を砕いた物です。】これでは読み手も混乱してしまいます。

次の様に、名詞の区切りに読点を打つ使い方をして【ウッドチップは、ヒノキや、スギや、サクラなどの木材を砕いた物です。】とすると読みやすい文章に変わります。

読点の使い方③意味の切れ目に打つ

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句読点の読点は、意味の区切りとして打つ使い方もあります。読点を打たずに文字を羅列した文章は、係り受けが分かりにくくなります。これを避けるためにも、読点を使って明確に伝わる文章にしましょう。

例えば、【山田さんと知り合いの田中さんが走りだした。】この文は、読む人によっては二通りの意味にとらえる事が出来ます。「山田さんと田中さんが走り出した」のか「田中さんが走り出した」のか。読点がないため、どちらの意味にも取る事が出来てしまいます。

【山田さんと、知り合いの田中さんが走りだした。】この様に読点を置くと、「山田さんと田中さんの2人が走り出した」という意味になります。

【山田さんと知り合いの田中さんが、走りだした。】この様に読点を置くと、「田中さんが1人で走り出した」という意味になります。

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物事を正確に伝えるためにも、読点の使い方に注意して書きましょう。読む人によって何通りもの解釈が出来てしまう文章は読みやすい文章とは言えません。誰が読んでも分かりやすくするために、意味が切れる所に読点を置きます。

読点の使い方④漢字・ひらがなが連続したときに打つ

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【赤色青色黄色の区別がつきやすいユニバーサルデザインの信号機】この文章だけでは、冒頭の漢字6文字に目がいってしまい、読み手は一瞬考えてしまいます。

【赤色、青色、黄色の区別がつきやすいユニバーサルデザインの信号機】とすると読みやすい文章に変わります。漢字やひらがなが続く時に読点を打つと、自然なリズムで読む事が出来ます。

句読点を使えないパターン

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カギ括弧の前には読点を打ちません。【彼は、「担当者から連絡します」と話した。】この文章にある、カギ括弧の前の読点は置かないのがルールです。【彼は「担当者から連絡します」と話した。】の様に、読点は削除しましょう。

句読点の句点で読みやすい文章を作るポイント

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句読点の句点の使い方のルールは少ないですが、読みやすい文章は然るべき箇所で句点が打たれています。読んでいる時は意識しなくても、書く時には注意して句点を置いた方が良い時があります。以下では句点を付けるポイントを解説します。

1文を長くし過ぎない

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句読点の句点は、50文字から80文字くらい書いた後に置くようにすると読みやすい文章となります。80文字以上の文は難解になります。一文の文字数は少ないほど明快な文章になります。だらだらと文字が連続する様であれば、句点を打ちましょう。

体言止め・箇条書きを利用する

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一文に同じような分類の言葉が続くようであれば、体言止めや箇条書きにして、句読点を打たない使い方もひとつの方法です。視覚的にも見やすくなり、読みやすい文になります。一文が長くなってしまう時は、体言止めや箇条書きにする事が出来ないか検討してみましょう。

句読点の読点で読みやすい文章を作るポイント

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読点の使い方にはルールがあります。ルールに沿った文は読みやすく、誰が読んでも同じ解釈が出来るものです。読み手が読みやすい文にするには、次のポイントをおさえて書くとスムーズに読める文に変わります。

誤解を招きそうな表現の後に打つ

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読点を置かずに文章を書くと、語句の係り受けが曖昧になります。読点によって文の意味が明確になります。例えば、読点が無い文章の【プログラムによって出力されるデータが異なります。】では、二通りの解釈が出来ます。

Aプログラムから出力されるデータが「A」、Bプログラムで出力されるデータが「B」というように異なる。と解釈する人もいれば、あるプログラムによって出力されるデータが、元のデータと異なる。と解釈する人もいます。

複数の解釈が出来る文は分かりやすい文章とは言えません。誤解を招かない様に然るべき箇所に読点を置きましょう。

長めの主語・目的語の後に打つ

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主語が長くなる場合は読点を打ちましょう。例えば、【豪雪地帯と言われているN市は、暖冬の影響で雪のない生活を送っている】の様に読点を置きます。短い主語の場合は、意図的でなければ読点を書きません。

理由などと結果の間に打つ

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句読点の読点は、理由と結果の間に打つと分かりやすい文章になります。理由の後に読点を打つ事で、読点の前の意味が引き立ちます。例えば、【音量を調節するため、つまみを左右に回します。】の様に句読点を書くと、文の内容を明確にする事が出来ます。

逆説・対比の関係の間に打つ

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一文の中に述部が2つ以上ある場合など、逆説・対比の文章を区切るために、句読点の読点を置きます。例えば、【売り上げは低迷したが、利益は減らなかった。】の様に句読点を書く事で、視覚的にも分かりやすい文章になります。

接続詞のあとに打つ

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文頭に置いた接続詞の後に、句読点の読点を付けると、その後に続く展開が把握しやすくなります。例えば、【ただし、IDは後から変更することはできません。】の様に句読点を付けると、読みやすい文章になります。

句読点は多用しすぎても使わなすぎてもダメ

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句読点は読みやすい文章にするために付けるものです。適度に句読点を使って分かりやすい文章を書きましょう。そして、書いた後にはもう一度最後に読み直してみましょう。

他の人が読んでもすんなりと読める文章であるか、全体的に筋が通っているか、といった点に注意して読み直す事が大事です。

Yukako_F
ライター

Yukako_F

ひとりの時はインドア派、子供と一緒の時はアウトドア派。 家では、ハンドメイドの小物を作成して自己満足。 週末は、虫好きの子供とキャンプやハイキングでリフレッシュしています。

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