「まずはお礼まで」の意味と使い方まとめ!メールの例文や敬語表現も紹介!

「まずはお礼まで」の意味と使い方まとめ!メールの例文や敬語表現も紹介!

ビジネスシーンで上司や取引先から、何かをして頂いた時に、直接会ってお礼を伝えられない場合に、さりげなく使われている「まずはお礼まで」という言葉。あまり意味を知らずに使っていませんか。今回は、「まずはお礼まで」の意味や正しい使い方をご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.まずはお礼までの意味とは?
  2. 2.まずはお礼までの類義語
  3. 3.まずはお礼までの使い方・例文
  4. 4.まずはお礼までと取り急ぎお礼までの違い
  5. 5.まずはお礼までを使う際の注意点
  6. 6.まずはお礼までの敬語表現
  7. 7.まずはお礼までの英語表記
  8. 8.まずはお礼まではひとまずはお礼を伝えたいという意味

まずはお礼までの意味とは?

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「まずはお礼まで」とは、手紙やメールの結びとして用いる表現となります。「色々とお伝えしたいことはありますが、ひとまずはお礼を伝えたところで締めくくります。」という意味合いの使い方が多いでしょう。

最初に「まず」と一言お断りを伝えることで、相手に「直接お会いしてお礼を伝えたいところだが、まず先にお礼の気持ちを伝えておきたいと思い連絡した」という意味を表現することができます。

同じくよく使われている「取り急ぎ」よりも丁寧な印象となるので、不躾な感じが和らぎます。最後に使う「まで」とは、「お礼を伝えたいだけなので、それ以上の意味はありません」という範囲を示していることを相手に伝える意味になります。

まずはお礼までの類義語

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「まずはお礼まで」の類義語に、「取り急ぎお礼まで」という表現があります。相手にお会いする前に先にお礼を伝えたいという気持ちを意味するところまでは同じ意味を含んでいます。

「取り急ぎお礼まで」はどちらかというと、「とりあえず先にお礼を伝えておきます」という、緊急を要する際の使い方が多いです。「取り急ぎ」は忙しいという印象を与えてしまうため、上司や目上の人には使わない方がいいでしょう。

まずはお礼までの使い方・例文

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次は「まずはお礼まで」のメールでの使い方・例文をご紹介します。「まずはお礼まで」は、ビジネスシーンで上司や取引先の人から、何かをして頂いた時に、直接会ってお礼を伝えられない場合に手紙やメールなどの結びとしてさりげなく表現する使い方をしています。

省略した形で感謝の意を伝えられて、相手に重苦しい印象を与えない使い方なので、様々なシーンで活用されています。ではどんなシーンで「まずはお礼まで」を使えば良いのか、「まずはお礼まで」のメールでの使い方や例文を確認していきましょう。

例文①資料を借りたお礼メール

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まず例文①は「資料を借りたお礼メール」での「まずはお礼まで」の使い方です。ビジネスシーンでは、仕事で使う資料を上司に借りたり、取引先の目上の人に借りるという場面はよくあります。

そういった状況の際に、資料を借して頂いているお礼を先に伝えるため「まずはお礼まで」を使ってメールをかいてみましょう。

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「先程は資料を貸して頂いて、大変助かりました」とお礼と感謝の意を述べ、例文のようなメールの最後に「まずはお礼まで」と締めの言葉で使いましょう。相手に対してさりげなくお礼を伝えることができるので、礼儀正しく好印象を持たれやすいです。

また、先にお礼を伝えたい意味を込めたい場合は「ひとまずお礼まで」という表現でもいいでしょう。「ひとまず」という言葉をつけることで、これから正式なお礼をすることを相手に伝える事ができます。

例文②食事をご馳走になったお礼メール

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例文②は、食事をご馳走になったお礼メールでの「まずはお礼まで」の使い方です。上司や取引先の方と一緒に食事や飲みの席に同伴し、ご馳走になることはありませんか。

高級バーや高級な料亭に連れて行ってくれた場合、恐縮しながらもその場の雰囲気に飲み込まれ美味しい料理を楽しめます。

奢って頂いたお礼はお店を出る際や別れ際に伝えますが、別れた後にも「今日は有難うございました。まずはお礼まで」と敬語を使ったメールを送ると、相手にさらに感謝の意を伝えるのに効果的です。

このようなシチュエーションの場合は、上司にお礼を伝えるのであれば「まずはメールにてお礼申し上げます」と敬語を用いてメールで伝えるようにしましょう。上司に対して「まずはお礼まで」はフランクすぎるので、語尾に敬語を付け足すと失礼にならないでしょう。

例文③贈り物を頂いた時のお礼メール

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例文③は、贈り物を頂いた時のお礼メールでの「まずはお礼まで」の使い方です。上司や親戚から贈り物やお歳暮を郵送で頂いた場合、本当は直接会ってお礼を伝えたいけれど、メールになってしまい申し訳ないという気持ちを込めた例文です。

遠方で会えない、忙しくてなかなか時間を作れない時などは「素敵な贈り物を自宅に送って頂き有難うございました。まずはメールにてお礼申し上げます。」と敬語を用いて、メールで伝えてみましょう。

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親しくしている上司や親戚に「まずはお礼まで」とお礼と感謝を述べる使い方でも問題ないですが、あまり親しくない上司や目上の人に使う場合は「略儀ながらまずはメールにてお礼申し上げます」と敬語を交えた例文のような使い方がいいでしょう。

しっかりとした礼儀を尽くした感謝を伝え、お礼を伝えることで謝罪の意味も含める使い方です。メールでお礼を述べるのは、お礼の仕方としては略儀に値することを認識しておきましょう。

例文④仕事や行事を代行して頂いた時のお礼メール

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例文④は、仕事や行事を代行して頂いた時のお礼メールでの「まずはお礼まで」の使い方です。急に体調が悪くなって仕事を休んでしまい、同僚に仕事を代行してもらうことになってしまう場合があります。

休日の行事で仕切り役をしていたのに、子供が具合が悪くなり友達に代行してもらったりした時など、「今日は有難う。まずはお礼まで」と感謝の意を込めたメールでの使い方をしてみましょう。

体調が悪いのでメールでお礼を伝えることを許して欲しいという意味と、代行してくれて有難うという感謝の意味を両方込めて伝えることができ、後日改めてお礼をしたいという気持ちも表現できます。

あまりにも具合が悪かったり、子供の体調次第ではありますが、先に「今日は申し訳ない。まずはお礼まで」と例文のようにメールで伝えることで、代行してくれた相手にも申し訳なく思っている気持ちが伝わり、後日のお礼がしやすくなります。

例文⑤状況がわからない相手へのお礼のメール

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例文⑤は、状況がわからない相手へのお礼メールでの「まずはお礼まで」の使い方です。しばらく連絡を取っていない、会えていないなど現在の状況がわからない相手に感謝を伝えたい場合、お伺いをたてる意味でもメールで「まずはお礼まで」を使うといいでしょう。

実際は相手にお礼の品を贈りたくても、相手の状況がわからない場合は突然アクションを起こしてしまうと、相手に迷惑になってしまうことがあります。

また、メールで「まずはお礼まで」と伝えても返信が来ない時は、相手が忙しい状況にいる可能性があるので、しばらく間を空けてからお礼の品を贈るようにしましょう。「まずはお礼まで」でお伺いを立てておいて、相手の返信で対応を考えましょう。

まずはお礼までと取り急ぎお礼までの違い

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次は「まずはお礼まで」とよく似ている言葉である、「取り急ぎお礼まで」との違いを詳しくご紹介していきましょう。「まずはお礼まで」の類義語としてもご紹介した「取り急ぎお礼まで」は、「まずはお礼まで」の敬語だと思ってビジネスシーンで活用している人も多いです。

2つの言葉は似ているようで、意味が少し異なる表現なので「まずはお礼まで」と「取り急ぎお礼まで」の違いを詳しく確認して、正しい使い方をしていきましょう。

「取り急ぎお礼まで」は「とりあえずお礼を言います」という意味

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「取り急ぎお礼まで」の意味は、簡単に説明すると「とりあえず急いでお礼を言います」です。「取り急ぎ」という表現は漢字の表現の通り、急いで何かをするという意味合いを含んでいます。

正式なお礼は後日するので、その前にとりあえずお礼を伝えるという強い表現を示しているので、受け取り側からすると、ものすごく忙しい人という印象を与える場合があります。

実際に忙しく、なかなか直接会ってお礼を伝える機会ができない人が使う分には合理的な敬語ですが、すぐに会って直接お礼を伝えることができる人は、極力避けた方がいいお礼を述べる表現です。

「取り急ぎお礼まで」は後ほど連絡を入れるのが大前提

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「取り急ぎお礼まで」の「取り急ぎ」を使う場面は、「とりあえず」最低限の情報を発する場合になります。そのため、あくまでも後から丁寧なお礼の連絡をすることが前提で使う表現になります。

「取り急ぎ」というワードを取り入れた言葉を相手に伝える時は、今は忙しくしているのできちんとした対応ができる状況ではないが、とりあえずこれだけは伝えたい、という緊急を要する状況の時に使います。

「取り急ぎお礼まで」という言葉も、ビジネスシーンなどで緊急を要している時にとりあえずお礼だけ伝えたい場合に使うのが当てはまるでしょう。

「まずはお礼まで」の方が柔らかい表現

「まずはお礼まで」と「取り急ぎお礼まで」の2つの言葉の違いは、「まずは」と「取り急ぎ」です。「まずは」の方は、受け取り側からすると柔らかく丁寧な表現に聞こえて、後からお礼を言ってくれることに確信を持つ表現です。

一方、「取り急ぎお礼まで」は「取り急ぎ」という言葉が忙しい印象を与えてしまうため、突き放されたようなニュアンスに聞こえてしまうことがあります。

ビジネスシーンで使う場合は「取り急ぎお礼まで」を使う分には問題ありませんが、親戚や年配者などに使う場合は、「取り急ぎお礼まで」は冷たく聞こえるので、使うのは避けた方がいいでしょう。

同僚や後輩には「取り急ぎお礼まで」で良い

メールする相手が同僚や部下、後輩の場合、「まずはお礼まで」もしくは「取り急ぎお礼まで」両方とも使うことができます。どちらを使って連絡したとしても、間違いではなく相手に不快な気持ちを与えることにはなりません。

自分よりも目下の人に対しては、メールの最後に「まずはお礼まで」「取り急ぎお礼まで」を文の締めとして使えます。ただし上司や目上の人には「取り急ぎお礼まで」は使うと失礼に値します。

「急いで簡単にお礼する」というニュアンスで伝わってしまうため、不愉快な気持ちを与えてしまう場合があります。上司や目上の人には、「まずはお礼まで」を使うようにしましょう。

さらに敬語を用いて「まずは先にお礼申し上げます」と表現すると、上司や目上の人への敬意が払えるので敬語に言い換えるようにしましょう。

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まずはお礼までを使う際の注意点

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次は「まずはお礼まで」を使う際の注意点をご紹介していきましょう。手紙やメールで「まずはお礼まで」を使う時は、いくつか注意するポイントがあります。

ビジネスシーンでよく活用する言葉なので、使う相手によっては言い回しを変換して上手に「まずはお礼まで」を使えるようになりましょう。

目上の人に使う場合は敬語で言い換える

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「まずはお礼まで」は、「まず最初にお礼を申し上げます」を省略した言葉です。親しくしている上司や目上の人であれば「まずはお礼まで」でも構わないのですが、時と場合にもよるので使い方には気をつけましょう。

また、取引先やあまり接する機会が少ない上司であれば、「まずはお礼まで」と省略した表現を使うと、失礼に当たる場合があります。そういった場合は、「まずはお礼申し上げます」と、丁寧な敬語に言い換えた使い方をした方がいいでしょう。

お礼は返信ではなく自分発信で

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相手からの手紙やメールの返信を待って、お礼をするのではなく自分からメールや手紙を発信して「まずはお礼まで」と感謝の意を伝えるようにしましょう。お世話になってお礼を伝えたいのであれば、相手の出方を待つのではなく、先に感謝を伝えるべきです。

「まずはお礼まで」は先に伝えてこそ、意味のある言葉なので瞬時に行動を取って感謝を伝えるようにしましょう。先に伝えることで、相手の印象もよくなるので仕事もスムーズになるでしょう。

返信は不要である旨を伝える

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「まずはお礼まで」をメールや手紙を使って相手に感謝を伝える場合は、一緒に返信は不要である旨を伝えるようにしましょう。「まずはお礼まで」を使う時は相手の返信を期待していないことが多いですが、律儀な人は返信をくれる場合があります。

「まずはお礼まで」と一緒に「ご返信は不要です」や「ご返信は無用です」といった文言を入れて、相手に返信が不要である旨を伝えましょう。返信が不要であることがわかれば、相手も返事をしなくてもいいと理解でき時間の削減にも繋がります。

お礼以外の情報を盛り込まない

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「まずはお礼まで」という言葉には、メールや手紙の内容の範囲を限定する締めの言葉としての役割があります。「まずはお礼まで」が最後に入っているメールや手紙に、感謝の気持ちを伝える内容以外の話は盛り込まないようにしましょう。

「この前〇〇をしました」や「あれは〇〇でしたね」と世間話であっても他の話を盛り込んでしまうと、お礼を伝えたいのに別の方向の内容メールや手紙になってしまいます。それでは、相手を不快な気持ちにさせてしまう危険があるので注意しましょう。

メールや手紙を送った後に正式なお礼をする

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「まずはお礼まで」は、正式なお礼をする前に簡易的に感謝の気持ちを伝えるというニュアンスが強い表現です。「まずはお礼まで」を手紙やメールで使った後は、できるだけ早めに相手に直接会って再度お礼を伝えるようにしましょう。

特にビジネスシーンで「まずはお礼まで」を用いる場合は、日頃の仕事や人脈作りにも影響を及ぼしかねないので、後日直接お礼を伝えることをおすすめします。

「まずはお礼まで」を使ったメールや手紙にはシンプルなお礼を

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ビジネスシーンや日常生活で、「まずはお礼まで」と書かれたメールや手紙を受け取る場合もあるでしょう。「まずはお礼まで」と書いてある際は、カジュアルに感謝の気持ちを伝えてくれているので、堅苦しくない軽い印象になる返信が好ましいです。

また、「まずはお礼まで」と相手が使う場合は相手が忙しくてお礼だけ伝えてくれていることを察することができるので、「ありがとう」や「了解です」などのシンプルな返事を使ってみましょう。

ビジネスメールで「まずはお礼まで」と相手が使ってきた場合は、相手の状況がわからないことも多いので、受け止めた気持ちを表現できる「了解です」が適しているでしょう。

まずはお礼までの敬語表現

次は「まずはお礼まで」の敬語表現をご紹介していきましょう。ビジネスメールで使うことも多い「まずはお礼まで」は、敬語で表現したり、言い回しを少し換えた敬語表現にすることで、ビジネスシーンだけでなく広い場面で違和感なく活用できるようになります。

①略儀ながらお礼申し上げます

まず1つ目の「まずはお礼まで」の敬語表現は、「略儀ながらお礼申し上げます」です。「まずはお礼まで」は、上司や目上の人に使う言葉にしては少しカジュアル過ぎる印象を与える場合があります。

「略儀ながら」という言葉を前に付けて、「まずはお礼まで」を省略せず使うことによって、目上の人に対して違和感がない丁寧な表現になります。

「略儀ながら」は、正式な形式を省略してしまったことを謝罪する意味合いがある言葉になるので、「略儀ながらメールにてお礼申し上げます」や、「略儀ながら書面にてお礼申し上げます」と言い換えてみると敬意を払いながら感謝を伝える事ができます。

②お礼かたがた

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2つ目の「まずはお礼まで」の敬語表現は、「お礼かたがた」です。ビジネスシーンで使う印象が強い「まずはお礼まで」は、お礼と挨拶を兼ねたメールや手紙を親戚や友人に送る時にも使える言葉です。

そういったシーンで使う場合は、「まずはお礼まで」を言い換えた「お礼かたがた」という表現にしてみるのもいいでしょう。

「かたがた」とは、「兼ねる」という意味があり、お礼と共に何かを伝えたいときには「お礼かたがた」と表現します。

「まずはお礼まで」を、「お礼かたがたご挨拶申し上げます」と言い換えることにより、お礼とご挨拶の両方を含めた表現になり、感謝以外も相手に伝える事ができます。久しぶりに連絡を取る人に使うのがいいでしょう。

③メール(書面)にて恐縮ですが

3つ目の「まずはお礼まで」の敬語表現は、「メール(書面)にて恐縮ですが」です。「恐縮」とは、人に申し訳ないというお詫びする気持ちと尊敬の気持ちがある様子を表現する言葉です。

恐縮を使うだけで相手に尊敬とお詫びを伝える事ができ、「まずはお礼申し上げます」と感謝の意も伝える事ができます。

「まずはお礼まで」の言い換え表現の中には、「メール(書面)にて恐縮ですがまずはお礼申し上げます」という言葉があり、こちらもビジネスシーンでよく使われる表現です。

まずはお礼までの英語表記

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次は、「まずはお礼まで」の英語表記をご紹介していきましょう。ビジネスシーンでは、海外に取引先がある会社もあり英語でメールを送ることも多々あるでしょう。

そんな時に「まずはお礼まで」を英語で伝えるには、どう表現したらいいのか、「まずはお礼まで」の英語表記について詳しく確認していきましょう。

「まずはお礼まで」に相当する英語の締めの言葉はない

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「まずはお礼まで」という締めの言葉を使う表現は、日本独自に発達した相手を思いやる文化の表れです。

「本来はお伺いして挨拶するところですが、略儀ながら、まずは書面(またはメール)にてお礼を申し上げます(後ほど正式なお礼に伺います)」といった複雑な意味が込められている言葉です。

英語を主流としている海外では、結論を重視している国が多く、単刀直入に要件を伝える文化であるため「まずはお礼まで」に相当する締めの言葉の英語が存在しません。

「まずはお礼まで」を英語で直訳すると、「This is a quick note to thank you.」という英語になります。文末にこの一文の英語を入れても、海外の日本とは異なる文化では本来の意味が伝わりません。「有難う」=「Thank you.」と英語で記すだけでいいでしょう。

英語で感謝を伝える場合は文頭

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英語で感謝を伝える場合は、文頭に言葉を持ってきます。まず第一に、感謝の気持ちを相手に伝えたいときは「First of all, thank you very much for _」と英語で書き出します。締めの言葉の英語として「Thank you again for _」と、「again」を使って繰り返す表現もあります。

まずはお礼まではひとまずはお礼を伝えたいという意味

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「まずはお礼まで」は、「本来は直接お礼を言いたいところだが、まずはメール(書面)にてお礼を伝えたい」という意味で、「まず最初にお礼を申し上げます」を省略した言葉です。

ビジネスシーンで活用する場合は、目下の人に「まずはお礼まで」を使う分には問題ないですが、目上の人や取引先に使う場合は「まずはお礼まで」を敬語表現した「略儀ながらお礼申し上げます」を使いましょう。

上手に「まずはお礼まで」を活用することで、相手への印象が良くなり仕事にも影響を与えかねないので使い方には十分注意しましょう。

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ライター

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フリーのイラストレーター兼ライター。1児の母として日々子育て・仕事・家事を奮闘中。趣味はドラマ鑑賞や漫画・本を読むこと。息子の影響もあり、電車関連のイベントや情報収集も趣味になりつつあります。

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