言葉使いと言葉遣いはどちらが正しい?違い・使い分け方を例文付きで紹介!

言葉使いと言葉遣いはどちらが正しい?違い・使い分け方を例文付きで紹介!

「ことばづかい」と書く時、「言葉使い」と「言葉遣い」はどちらが正しいのでしょうか。また、同じような言葉ですが、使い分けがあるのでしょうか。悩めるあなたに「言葉使い」と「言葉遣い」の違いや意味、使い分けを例文付きで解説し、「言葉使い」のマナーもご紹介します。

記事の目次

  1. 1.「言葉使い」と「言葉遣い」の違いや使い分け方を紹介!
  2. 2.「言葉使い」「言葉遣い」の意味
  3. 3.「言葉使い」と「言葉遣い」の違い
  4. 4.「言葉使い」と「言葉遣い」の使い分け方
  5. 5.言葉使いのマナー
  6. 6.「言葉使い」「言葉遣い」はどちらも正しい表現

「言葉使い」と「言葉遣い」の違いや使い分け方を紹介!

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学生の頃はそれほど悩まなかった言葉使いですが、社会人ともなると使い方に気を使うものです。特にビジネスシーンでは使い方を間違えてマナー違反となっては大変です。「言葉使い」と「言葉遣い」の使い方も間違いなく使いたいものです。

読み方も同じ「ことばづかい」ですが、どちらが正しいのでしょうか。ここでは「言葉使い」と「言葉遣い」の違いや使い分けをご紹介します。

「言葉使い」「言葉遣い」の意味

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よく、「ことばづかいが悪い」などというのを耳にします。この場合「言葉使い」なのでしょうか。「言葉遣い」なのでしょうか。どちらの漢字を使えは良いのか迷うこともあるのではないでしょうか。まずは「言葉使い」と「言葉遣い」の意味からみていきましょう。

「言葉遣い」は、「話す時の言葉の使い方」または「選び方」という意味となります。「言葉遣い」とはただ使うだけではなく、「役に立つように工夫して使う」という意味が含まれています。

「言葉遣い」の「遣い」には「気遣い」「心遣い」と同じく相手を気遣うという意味があります。それに対して「言葉使い」とは「話す時の言葉の使い方や選び方」という意味となります。

「言葉遣い」と同じような意味だと思ってしまいますが、「言葉使い」には相手への配慮が含まれていません。「お金を使う」「車を使う」のようにただ使うだけの意味となり、だいぶニュアンスの違いがあります。

「言葉使い」「言葉遣い」の類語

「言葉使い」と「言葉遣い」の類語にあたる言葉を調べていきましょう。言葉をよく理解するには類語や置き換えの言葉に相当するものには何があるかを調べることでその言葉をより深く理解できます。

「言葉使い」の類語としては言い回し、言い方、言いよう、物言いなどがあります。「言葉遣い」の類語も「言い回し、言いよう、物言いとほとんど「言葉使い」の類語と変わりません。

ただ一つ、「言葉遣い」のほうにだけ「話し方」というのがあります。これは話し言葉に重きを置いたもので、相手に対する話し方のマナーが含まれています。ここに「言葉使い」と「言葉遣い」の違いが僅かながらあるということを物語っています。

「言葉使い」と「言葉遣い」の違い

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今度はもう少し細かく「言葉使い」と「言葉遣い」の違いについてみていきましょう。この二つの言葉は読み方も「ことばづかい」で同じですし、類語を調べても同じような感じです。もっと決定的な違いがないものでしょうか。以下について調べていきます。

違いについてははっきりしていない

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「言葉使い」も「言葉遣い」も同じ読み方で同じような意味を持ちます。文章で書いてもどちらも正しいとされているようです。「使」という字を使おうが「遣」という字を使おうが構わないということです。

どちらを使っても間違いではないのですが、一般的には「言葉遣い」のほうが多く使われています。これは明治時代から辞書の多くが「言葉遣い」を採用しているためなのです。明確な違いはないようですが、迷ったら「言葉遣い」を書くようにおすすめします。

「言葉使い」は動詞・「言葉遣い」は名詞

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「言葉使い」と「言葉遣い」には明確な使い分けがないようですが、「言葉使い」は動詞、「言葉遣い」は名詞という使い分けができます。「言葉使い」は主に動詞として使われ、「言葉遣い」は名詞として使われるという意見が多いようです。

例えば「金を使う」という言葉があるように「使う」は動詞として使われ、「遣う」は「金遣い」というように名詞的な使い方が多いのです。使い分けるとすれば、動詞と名詞の使い分けができるでしょう。

「言葉使い」の例文

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動詞としての「言葉遣使い」の例文をここで示してみます。「彼は巧みな言葉使いで聴衆を引き込んでいく」「あの人は上手な言葉使いで自分の意見を通した」となります。言葉使いを動詞として使った場合の使い方です。

「言葉遣い」の例文

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「言葉遣い」は名詞的な使い方です。先に示した例文を名詞的に変えるとこうなります。「彼の言葉遣いが巧みなせいで聴衆が引き込まれていく」「あの人は言葉遣いが上手いから自分の意見がすんなり通った」あまり明確な違いはありませんが、動詞と名詞の違いがそこにはあります。

「言葉使い」は自分に・「言葉遣い」は相手へ

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「言葉使い」は自分の目的のために使い、「言葉遣い」は相手への配慮であるという使い分けもあります。「言葉使い」の「使う」とは自分の行動のために使うという意味が含まれています。

例えば「道具を使う」や「足を使う」とはすべて自分のために使うのであって、他人への配慮は一切含まれていません。

それに対して「言葉遣い」の「遣い」には相手への配慮が含まれています。例えば「心遣い」「気遣い」といいったように「遣う」には相手への配慮があるのです。

「言葉使い」の例文

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「言葉使い」を自分のためにという意味で遣う場合の例文をあげておきます。「私は日頃から丁寧な言葉使いをするように気をつけています」「きれいな言葉使いでビジネスを成功させよう」などです。相手に関係なく自分のために言葉使いを正しくしようという意味となります。

「言葉遣い」の例文

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次に「言葉遣い」の例文を示しておきます。「彼女はいつも美しい言葉遣いで周りを和ませる」「丁寧な言葉遣いは聞いていて気持ちが良いものだ」といった使い方をします。「言葉遣い」は相手への配慮を感じさせるものです。

「言葉使い」と「言葉遣い」の使い分け方

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「言葉使い」は動詞、「言葉遣い」は名詞と使い分けがあり、また「言葉使い」は自分に向けたものでただ使うという意味だといいます。「言葉遣い」のほうは相手への配慮が含まれるといわれています。

しかし、実際には両方とも同じような意味で使い、きちんと使い分けられる人は少ないようです。どう使い分けたら良いのか、書面にする時にどちらの字を使ったら良いのか、迷ってしまいます。そこで使い分け方の一例をご紹介します。

書く文章によって使い分ける

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「言葉使い」と「言葉遣い」はどちらが正しくてどちらが間違っているというものではありません。両方とも正しいのです。文章を作成している時にどちらを使うべきなのかは書いている文章によって使い分けるという方法もあります。

文章の前後を見て、どちらを使ったらしっくりくるかと文章全体を見回してみたらいかがででしょう。どちらを使わなければいけないという決まりはないので、臨機応変に言葉を選んでも良いのです。

また、自分が作成した文章と似たような文章を探して、どちらが多く使われているか調べてみるのもおすすめです。使われている頻度が高い方を選ぶという使い分けもあります。

迷った時は「言葉遣い」を

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「言葉使い」と「言葉遣い」のどちらを使おうかと迷った時は「言葉遣い」を使う方が良いでしょう。その理由として「言葉遣い」のほうが辞書に多く使われているからです。そのため、一般的に「言葉遣い」のほうが正しいという概念ができているようです。

どちらも正しいのですが「言葉使い」を使うと「間違っているよ」と上司に訂正されることもあるといいます。無駄な抵抗をするよりもビジネスシーンでは「言葉遣い」と書くほうが良いかもしれません。

言葉使いのマナー

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言葉使いのマナーは基本的に敬語を使うことです。社会人として人間関係を円滑にするためには敬語は欠かせません。特にビジネスシーンでは敬語を上手に使いこなすことは大切なマナーとなります。

敬語は大きく分けて、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類に分けられています。ビジネスシーンではこれらの敬語を上手に使い分ける必要があります。誰と話しているのかによっても敬語の使い方は変化します。

例えば社外の人に話す時は自社の人間に対する敬語は上司であっても必要はないのです。言葉使いのマナーとはまずは敬語をマスターすることから始まります。

ビジネスシーンでの言葉使いの必要性

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ビジネスシーンでは特に言葉使いのマナーは必要です。仕事ができるかどうかは実際任せてみないとわからないものですが、言葉使いで第一印象が決まってしまうといっても過言ではありません。

正しい言葉使いがビジネスでの信頼を生むのです。きちんとした言葉使いができない人とビジネスでパートナーを組みたいとは思わないでしょう。

よほど卓抜した才能を持っているのなら別ですが、大抵は第一印象で判断されてしまいます。そのためビジネスシーンではことさら言葉使いが必要となります。

「言葉使い」「言葉遣い」はどちらも正しい表現

「言葉使い」と「言葉遣い」はどちらも正しい表現となります。意味もそれほど変わらないのでどちらを使っても良いでしょう。

しかし、辞書には「言葉遣い」のほうが多く使われているので、一般的だといえます。使う時には周りをみて違和感のない方を選ぶのも良い方法です。臨機応変にその場その場で使いやすいほうを選んで使ってみましょう。

ポン子
ライター

ポン子

少女時代は小説家に憧れて原稿用紙をいつも傍らに置いていました。 今は定年退職した主人と月に一度の小旅行に行くのが楽しみとなりました。 ケーキと北海道犬と西郷輝彦が大好きなお気楽主婦です。

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