筋トレをすると顔つきが変わるのはなぜ？理由や効果的な方法を伝授！

筋トレとは、「筋力トレーニング」の通称で、筋肉に負荷をかけることで筋肉量や筋力の持続力を向上させることです。全身の筋肉を鍛えるトレーニングと鍛えたい筋肉を集中的に鍛えるトレーニングの2種類があり、トレーニング法には様々なものがあります。

人間の顔は「表情筋」と呼ばれる筋肉で覆われていて、この筋肉がその人の顔つきや表情に密接に関係しています。表情筋を鍛えることで顔つきが変わることは言うまでもありませんが、身体全身もしくは部分的な筋トレを行なっていても表情筋を鍛えることに繋がります。

この記事では、筋トレをすると顔つきが変わる理由や効果的な方法について解説します。日々筋トレに励んでいる人は男性でも女性でも表情や顔つきがイキイキとしています。では筋トレは具体的に身体へどのような効果をもたらしているでしょうか。

実際に筋トレをして体型や顔つきが変わった方々の写真を見てみましょう。1枚目の写真の男性は身体や顔の大きさが明らかに変化しているのが分かります。丸みを帯びた体形からがっしりとした体形になり、顔つきも筋トレ前と比較して目鼻立ちがくっきりしているように見えます。

一方、2枚目の写真の男性は筋トレで理想の体形を手に入れたことで、ファッションがガラッと変化しています。出で立ちも堂々としていて、表情にも力強さを感じます。男性は特に「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが筋トレと関係しているため、見た目にも大きな変化が現れます。

続いて、筋トレをして体型や顔つきが変わった女性の写真を見てみましょう。1枚目の写真の女性は、顔周りがすっきりして肌艶が良くなっていることが分かります。顔つきは筋トレ以前と比較して、筋トレ後の方が表情がイキイキとしています。

一方、2枚目の写真の女性は、服装と顔つきに大きな変化が見られます。服装は、筋トレ後の方がより体形に沿ったものを身に付け、顔つきは自信でみなぎっていることが分かります。このように、筋トレ一つで体形だけでなく、顔つきや人の精神まで大きな影響を及ぼしていることが見て取れます。

上記の項目では、筋トレをすることで体形や顔つきが実際に変わった方々の写真を見て頂きました。筋トレをするとなぜ体形や顔つきに変化が現れるのでしょうか。筋トレをすると脂肪が燃焼するだけではなく、体内では様々な変化が起こっています。

この項目では、なぜ筋トレをすると顔つきが変わるのか、また具体的にどのような変化が起こっているのかについて6つの要素に分けて解説していきます。

筋トレで顔つきが変わる理由の1つ目に「テストステロンが分泌される」ことが挙げられます。「テストステロン」とは男性ホルモンの一種で筋トレなどの運動を行なうと分泌量が盛んになります。

テストステロンは男性らしい体つきや顔つきを作るホルモンで、老化防止の働きも持ちます。年齢とともに低下していくホルモンですが筋トレや有酸素運動を行なうことで分泌量を増やすことができます。

そのため、テストステロンが低下している方ほど、筋トレや有酸素運動を行なうと体形や顔つきに劇的な変化が見られます。一見男性だけにメリットがありそうなホルモンですが、これは女性にもメリットが大きいホルモンです。

ダイエット効果があり、やる気や判断力を高める役割もあります。つまり、テストステロンは男性、女性に関わらず、体形や顔つきに働きかける他、私たちの精神にまで良い効果を発揮するホルモンであると言えるのです。

筋トレで顔つきが変わる理由の2つ目に「表情筋が鍛えられる」ことが挙げられます。一見すると全身の筋トレを行なうことは、表情筋と関係のないことに感じられますが、重量のあるダンベルを扱ったり、ハードなワークアウトをするときに実は表情筋は活発に使われています。

歯を食いしばったり、踏ん張ったりすることで表情筋が鍛えられ、顔つきに変化をもたらします。特に日頃デスクワークなどであまり人との接触が少ない方や感情が表情として出にくい方は、筋トレを行なうだけで顔つきに大きな変化を期待できます。

一方で、表情を意識するサービス業に携わっていたり、普段から喜怒哀楽の感情表現が豊かな人は、筋トレをしなくても表情筋が鍛えられているため、変化を感じにくい場合があります。

筋トレで顔つきが変わる理由の3つ目に「顔の周りの脂肪が落ちる」ことが挙げられます。筋トレを継続して行なうと、身体の新陳代謝が上がって、脂肪が燃焼しやすくなります。そのため、顔周りの脂肪も落ちやすくなり、顔つきが徐々にシャープになっていきます。

特にまぶた周辺の脂肪が落ちてくると目鼻立ちがくっきりしてきて、顔の印象がガラッと変わります。他にも、筋トレは顔のむくみにも効果的で新陳代謝が向上すればむくみ防止にも繋がります。

体や顔の筋肉量が増えると体の基礎代謝が上がるため、痩せやすく太りにくい体を手に入れることができます。

筋トレで顔つきが変わる理由の4つ目に「血の巡りがよくなる」ことが挙げられます。筋トレをはじめとする運動は体温を上昇させます。体温が上がると、全身の血液のめぐりが良くなり、顔色が明るくなります。

血の巡りが良くなることで、体内に蓄積された余分な水分や老廃物が流れ、健康的でイキイキとした印象を与えることができます。他にも女性であれば、女性であればスキンケア用品の肌への浸透が良くなったり、メイクの乗りが良くなったりといいことづくめです。

筋トレで顔つきが変わる理由の5つ目に「顔つきに自信が出る」ことが挙げられます。筋トレは自分との闘いであり、地道な積み重ねのため、時に辛く感じることもあります。しかし、日々その苦しいトレーニングを続けていくと体形や顔つきの変化、また体重の変化など目に見えた成果が表れてきます。

自分の目標に近づけている実感や自分の理想に向かって一心不乱に努力を続けている経験そのものが大きな自信に繋がります。つまり、筋トレは、身体面だけではなく精神面でも鍛えられ、日常やビジネスでも良い影響を与えます。

筋トレで顔つきが変わる理由の6つ目に「ファッションセンスが変わる」ことが挙げられます。上記の項目「顔つきに自信が出る」ことにも関係していますが、理想の体型に近づくとこれまで以上に身だしなみに気を遣うようになります。

これは、男性でも女性でも言えることですが、体形にコンプレックスを持っている人は服装で覆い隠そうとする傾向が強く、したがって大きめのサイズやゆったりとしたシルエットの服を選びがちです。

しかし、自分の体形に自信を持てるようになることで今まであきらめていた服装にチャレンジする意欲が湧いてきます。自分の好きなファッションを着こなせるようになることでも自分の自信に繋がり、堂々とした顔つきや振る舞いが自然と出てくるようになります。

上記の項目では、筋トレをすると顔つきが変わる理由について、6つの要素に分けて説明しました。それらの理由の中でも、圧倒的に体形や顔つきの変化に大きな影響を及ぼしているのは、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌の増加です。

現代の日本人の生活リズムでは男性、女性、年齢に関わらずテストステロンが不足しがちです。そのため、テストステロンの分泌の増加による変化も大きく見られる傾向にあります。実はテストステロンは、体形や顔つきの変化だけでなく私たちの体に様々な変化をもたらしてくれます。

この項目では、テストステロンが人体にもたらすその様々な変化が具体的にどのようなものかについて詳しく解説していきます。

顔つきが変わる以外のテストステロンの効果の1つ目に「体力・筋力が増強する」があります。そもそも筋肉がどのようにして増えるかというと、筋肉を構成している筋繊維が筋トレにより壊れ、それを修復するために筋繊維が壊れる前より強く太い筋肉が再生されるということです。

これを繰り返すことで筋力や体力の増強に繋がります。つまり、スタミナが付くため、筋トレはこれらの身体の変化に合わせて負荷を大きくしたり、メニューを変えたりする必要があります。

顔つきが変わる以外のテストステロンの効果の2つ目に「老化が抑制される」があります。テストステロンには「マイオネクチン」や「一酸化窒素」を分泌する働きがあります。「マイオネクチン」とは、ホルモンの一種で肌のシミの原因となるメラニンの生成を抑制します。

また「一酸化窒素」とは、体内にある血管を広げ血流を良くする作用があり、体内の栄養が身体全体に行き渡りやすくするのに役立つ物質です。その他にも、テストテロンは活性酸素を抑制し、老化を軽減させる「ミトコンドリア」を保護する働きも持っています。

顔つきが変わる以外のテストステロンの効果の3つ目に「やる気のある性格になる」があります。テストステロンと人のやる気の関係に関するイギリスの研究によると、テストステロン値が高い人程果敢に高いリスクを取る傾向が強いことが分かりました。

テストステロンは、「ドーパミン」と呼ばれる神経伝達物質を増やす働きも持ちます。これは、やる気を生む興奮作用があり、このドーパミンの分泌が促進させることで、意欲の向上に繋がります。

つまり、テストステロン値が高ければ高いほど何事にも前向きになり、仕事や勉強にも進んで打ち込めるようになります。一方でドーパミンが不足するとうつ病も発症しやすくなるリスクがあることも分かっています。

顔つきが変わる以外のテストステロンの効果の4つ目に「モテるようになる」があります。その理由には、女性の本能として内在する嗅覚が大きく関係しています。オーストラリアの大学の研究によると女性は男性の体臭からテストステロン値の高さを見極められることが分かっています。

また女性は男性のテストステロン値が高いほど魅力に感じやすい傾向にあることも分かっています。しかし、モテるようになるのは決して男性に限ったことではありません。女性であれ、男性であれ自分の体形や顔つきにコンプレックスを持っている人はトレーニングに励む原動力になります。

自分の理想としているイメージがはっきりしていると長期的に努力しやすいので、成果としても現れやすくなります。その成果が自信に繋がり、表情が明るくなったり余裕のある立ち振る舞いができるようになって、他者からも魅力的に感じられるようになります。

顔つきを変えるのに筋トレがどれだけ重要か、またテストステロンの効果がどれほど大きなものかご理解いただけたのではないでしょうか。この項目では、顔つきを変えるのに効果的な筋トレについて説明していきます。

筋トレとマッサージを組み合わせることで相乗効果が得られるため、次の項目にあるマッサージと併せて実践してみてください。筋トレを効果的に行うためには、正しいフォームで適切な回数、適度な休息が必要不可欠です。

その理由は、筋トレを間違ったやり方だったり、適切な回数を行なわなかったりすると筋肉が発達しないどころか、筋肉量が落ちてしまう恐れがあるからです。書店や動画サイトなどでは表情筋の筋トレメソッドについて分かりやすく、的確に解説されているものが手に入ります。

顔つきを変えるのに効果的な筋トレの1つ目に「簡単表情筋トレーニング」を紹介します。この筋トレは短時間で誰でもできる易しいトレーニングで、効果もすぐに実感できます。家事や仕事でなかなか時間が取れない方、朝のくすんだ顔つきを短時間で解消させたい方におすすめです。

まずはじめに、口角と頬を挙げてその状態を5秒間保ちます。次に、頬を思い切り膨らませ、その後に思い切り顔をすぼめます。そして、最後に思い切り口角を上げて、笑顔を作ります。

動作を1つ1つ大きく行なうことがポイントで、表情筋を大きく動かすことは日頃使っていない筋肉を鍛えることに繋がります。所要時間はおよそ1分で、隙間時間にどこでも実践できるのがメリットの1つです。

顔つきを変えるのに効果的な筋トレの2つ目に「顔痩せにおすすめの筋トレ」を2つ紹介します。これらの筋トレも難易度は低く、短時間で行うことができます。

まずはじめに、口と目を大きく開けその状態を5秒間保ちます。次に、大きく開けていた目をきつく閉じて、口はすぼませるようにします。この状態を5秒間キープしたら再び目と口を大きく開きます。これを数回繰り返します。

2つ目の筋トレは、「あいうえお」を口を大きく動かして言うことで表情筋を鍛えるメソッドです。これも数回繰り返し行ないます。1文字1文字を言うのに顔の全体の筋肉を使うようにすることが顔痩せの鍵となります。

顔つきを変えるのに効果的な筋トレの3つ目に「ほうれい線対策におすすめの筋トレ」を紹介します。普段使われない頬の筋肉は、年齢とともにたるみやすくなり、それがほうれい線をつくることに繋がります。

この筋トレは頬の筋肉を刺激することでほうれい線を解消するメソッドになります。まずはじめにフグのようにプクッと口の周りに空気を入れて、ほうれい線を伸ばすイメージで膨らませます。次に口の中の空気を右頬、左頬、上唇の上、下唇の下と移動させます。

年齢を重ねることによる身体の変化は避けて通れないものですが、筋トレは体形や顔つきなど身体の外側を変えるだけでなく、内側から健康をサポートしてくれます。まずは、短時間で簡単な筋トレから取り組み、身体に起こる変化を実感されてみてはいかがでしょうか。

この項目では、顔つきを変える筋トレを実践した後に行なうおすすめのマッサージについて解説していきます。上記でもすでに述べましたが、筋トレとマッサージを組み合わせて行うことで、ハリのある引き締まった顔つきになるため両方を実践することをおすすめします。

おすすめのマッサージの1つ目は顔のたるみに効果的なマッサージです。このマッサージは効率よく顔の筋肉を引き締めることができると同時に、筋肉の疲労を癒すことにも効果があります。

まずはじめに、額の髪の生え際を指3本で優しく押します。この時皮膚を生え際から頭の後ろに引き上げるイメージで押すことがポイントとなります。次に頬骨のくぼみに指3本を入れ、上に向かってやさしく引き上げます。この2ステップを繰り返し行ないます。

額と頬の皮膚は繋がっているので、両方のマッサージを交互に行うことで、顔のたるみに効率的に効果を発揮します。

おすすめのマッサージの2つ目は、頬の肉やむくみをすっきりさせるマッサージです。このマッサージは顔の筋肉の疲れを癒すと同時に、頬の出っ張りを解消する効果が得られます。

まずはじめに、口を「い」の形にしたときに動く頬の筋肉を指3本でマッサージします。次に頬骨のくぼみを顔の内側から外側に向けてマッサージします。強く圧力をかけると皮膚に摩擦が起こり肌を傷つけてしまう恐れがあるため、優しくマッサージすることがポイントとなります。

筋トレは、厳しいトレーニングを長期的にこなさなけらばならず、忙しい現代人にとっては続けることが決して容易ではありません。個人差はあるものの、筋トレの成果が表れるまでには多少の時間がかかり、よっぽど強い動機ややる気を持たない限り途中で断念してしまう人がいることが現実です。

それでは、いったいどのような工夫をすれば長期的に筋トレを続けることができるのでしょうか。この項目では、筋トレを上手に続ける方法について3つの要素に分けて解説していきます。

筋トレを上手に続ける方法の1つ目に「ゴールを設定する」が挙げられます。これは、なりたい体形をはっきりとイメージするということです。あるいは、「体重を～kgまで減量する」や「1か月間、毎日30分トレーニングする」などの明確な数値や目標を設定しておくと長く続けやすくなります。

明確なゴールが見えている人は、たとえトレーニングがきつくても途中で投げ出すことはありません。その理由は、自分の理想を叶えるという強いモチベーションがあるからです。

一人で行なうことに不安を感じたり、孤独感を感じたりする人はパーソナルトレーナーに指導してもらうことをおすすめします。スポーツジムでは、筋肉を効率よく効果的に鍛えられる設備が整っていて、自分に合った鍛え方でトレーニングすることができます。

筋トレを上手に続ける方法の2つ目に「目に見える場所に計画を貼る」が挙げられます。「ゴールを設定する」の項目にも関係しますが、計画や目標が見失ってしまうと人は継続することが困難となります。

常に目に入るところに計画や目標を貼っておくことでやらざるを得ない環境を作ることがポイントです。計画と一緒に自分の理想に近いモデルの写真や自分の掲げた目標を貼ると、モチベーションを維持しやすくなります。

筋トレを上手に続ける方法の3つ目に「規則正しい食生活を送る」が挙げられます。筋肉を効率よくつけるためには、栄養バランスの良い食事が不可欠です。食生活の乱れやすい現代人は、特に気を遣う必要があります。

1日3食の中で脂質と糖質、たんぱく質、ビタミンを万遍なく摂取すること、また腹八分目を心掛けることが重要です。

この記事では、筋トレをすると顔つきが変わる理由や効果的な方法について解説してきました。皆さんの想像以上に筋トレのメリットは大きかったのではないでしょうか。自分を変えるのも変えないのもあなたの行動次第です。

1度きりの人生、せっかくなら自信を持ってイキイキと過ごしてみたいとは思いませんか。まずは実践あるのみです。少しでも自分を変えたいという気持ちがあるのであれば、色々と試してみてください。きっと新しい発見や気付きに出会えるでしょう。