貴大学の意味・使い方まとめ！貴学・貴校・御校との違いや正しい使い分けも解説！

貴大学という言葉には、正しい使い方と間違った使い方があります。貴大学をどのように使わなくてはいけないのか、正しい使い方を知っておきましょう。

貴大学は〔きだいがく〕と読みます。この貴大学とは、面接や入学、資料集めなどで大学に用事がある場合、一筆記載する際に大学の名前を記載する代わりで「貴大学」と使うことがあります。では、具体的に貴大学の意味や使い方について紹介します。

「貴大学」という言葉の意味は、別の言葉で言えば「あなたの大学」と同じような言葉で、大学に敬意を表している敬称の一つです。貴大学という言葉は、「大学」と名称が付いている大学に対して使えます。

貴大学の使い方は、大学の面接や入試だけではなく、大学在学中や卒業大学へ用事がある時に、ビジネス文章やメールなど文書で記載する時に大学の名前ではなく「貴大学」と敬称で記載します。

「貴大学」という言葉について説明しました。ですが、貴大学という言葉を記載されることは少ないです。貴大学を使うとしても、使わないとしても「貴大学」という言葉があるということを、頭に入れておくと良いでしょう。

貴大学には、似たような意味の言葉があります。それは、「貴学」「貴校」「御校」です。これらの貴学、貴校、御校の言葉は貴大学と似ていますが、使い方などに違いがあります。貴大学のように、それぞれの意味や使い方を理解しましょう。

「貴学」とは、〔きがく〕と読みます。この貴学は、学校に敬意を表している敬称です。学校と一言で言うと、小学校や中学校、高校、大学などどれも学校の中に含まれます。

ですが、貴学とは主に大学に対して使われる丁寧な言葉です。使い方としては、大学の面接時のように話す機会のある時やビジネスメールや手紙など文書を記載する時、一般的によく使われます。

「貴校」とは、〔きこう〕と読み、貴学と同じように学校に敬意を表しています。貴学は大学だったのに対し、貴校は小学校や中学校、高校に対して使われる言葉です。使い方としては、文書で記載する時に使います。

「御校」とは、〔おんこう〕と読み、貴校と同じ意味ですが、小学校や中学校、高校に敬意を表している言葉です。この使い方として、貴校は文書で使われるのに対し、御校は面接など話をする時に使われます。

学校今まで紹介したような、小学校や中学校、高校、大学の他にも、短期大学や専門学校があります。この短期大学や専門学校に対しての使い分け方は様々です。これが必ず正しいということはありません。

短期大学と専門学校の敬称には、違いがあります。一般的な使い分け方を紹介します。短期大学の場合には、「大学」と付いていることから貴学が使われています。専門学校の場合には、最後に「学校」と付いていることから文書として記載する時には貴校が使われます。

専門学校で、話をする時には御校と使われます。このように、短期大学と専門学校で敬称に違いがあります。文書を記載する時や面接などで話をする時などに役立つので、使い分け方を頭に入れておきましょう。

自分は丁寧な文書を記載したり、面接などで話をしたりしているつもりでも敬称の違いを理解し、正しい使い方をしていなければ、相手には失礼になります。

ここからは、貴大学と貴学、御大学、貴校、御校の違いや使い分け方を紹介します。簡単な意味や使い分けとして、貴大学や貴学、御大学は大学に対して使われます。この中でも、貴学は文書や話す時、どちらでも使えます。

貴大学は文書を記載する時、御大学は〔おんだいがく〕と読み、話をする時に使います。そして、貴校、御校は、大学以外の小学校や中学校、高校の学校に対して使われます。使い分けとしては、貴校は文書を記載する時、御校は話をする時に使います。

貴大学は、文字を分けると「貴」「大学」となるように、大学と付いている学校に対して使われる言葉です。

大学院も大学に含まれているため、貴大学と使われます。相手方の大学に提出する必要な書類などの文書内で記載する時に使います。入試や大学在学中、卒業直後だけではなく、ビジネスでも使われることがあります。

大学を指す場合には、2種類の敬称があります。それは、「貴学」と「貴大学」です。貴学は、文書や面接時など話をする機会に使うことができます。ですが、貴大学は文書で記載する時だけで使われます。

どちらを使うかは自由ですが、一般的には、「貴学」が使われる方が多いです。大学以外では「貴校」「御校」が使われます。ビジネスマナーでもあるので、使い方を間違えないようにしましょう。

ビジネスマナーとして、固有名詞には敬称を使ってはいけません。固有名詞とは、学校の名前である「○○高校」「○○大学」などのことです。

例えば、A大学に対して、文書に記載する時に貴大学ではなく「貴A大学」だったり、面接などで話をする時に「御A大学」だったり、大学の前に「貴」や「御」を付けてはいけません。これはビジネスマナーとしても良くなく、失礼にあたります。

敬称の中には、貴大学以外にも知っているとビジネスなどで役立つ敬称があります。それは、「御社、貴社」「御学部、貴学部」「御団体、貴団体」「貴方、御方」「ご出身」です。

今まで紹介してきた貴大学などもそうですが、「貴」が付いた場合には、文書を記載する時です。そして、「御」が付いた時には、面接など話をする時に使われます。これらを踏まえて、知っておくと役立つ敬称を紹介します。

就職活動や働き始めるとよく使うことがあるのが、御社と貴社という言葉です。御社は〔おんしゃ〕と読み、貴社は〔きしゃ〕と読みます。会社に対して敬意を表す敬称です。御社とは、面接など話をする時に使います。貴社は、文書に記載する時に使われます。

会社の他にも、法人に対して文書を郵送したり、話をしたりする機会があります。法人の場合には、「御法人」「貴法人」となります。御法人は〔おんほうじん〕と読み、貴法人は〔きほうじん〕と読みます。会社なのか、法人なのかで敬称が違うので気を付けましょう。

大学や短期大学、専門学校などには学校によって専門の学部があります。大学であれば、必ずしも貴大学で良いわけではありません。貴大学は大学全体の意味になります。

大学の事務所など学部が関係なく、学部以外であれば、貴大学でも良いです。ですが、学部が決まっている場合には貴大学ではなく、「御学部」「貴学部」という言葉を使います。御学部は〔おんがくぶ〕と読み、貴学部は〔きがくぶ〕と読みます。

団体に対して使われる敬称は、面接などで話をする時には「御団体」文書で記載する時には「貴団体」です。御団体は〔おんだんたい〕と読み、貴団体は〔きだんたい〕と読みます。

団体とは、会社や企業、個人などではなく、法人や協会、連盟を指します。「御法人・貴法人」「御協会・貴協会」「御連盟・貴連盟」などそれぞれで使っても、「御団体・貴団体」と使っても丁寧な表し方です。

貴方は、今までの読み方であれば〔きがた〕ですが、〔あなた〕と読みます。御方は〔おかた〕と読みます。これらは、個人に対して敬意や親しみを込めて使います。

御方には〔おかた〕だけではなく、〔おんかた〕や〔みかた〕など読み方が様々あります。読み方によって意味が変わるので気を付けましょう。例えば、〔おんかた〕と読んだ場合には、相手の妻に対しての丁寧な表現になります。

話をしていると、出身を聞かれることや聞くことがあります。相手に対して、出身を聞く時には、「出身は？」と聞くのではなく「ご」を付けて「ご出身は？」という言い方をしましょう。

ここでは貴大学、貴学、貴校、御校のそれぞれの意味と使い分けの仕方を紹介しました。その他にも、ビジネスで役立つ敬称も説明しました。

「貴大学」は、大学に敬意を表している表現の1つです。大学では、貴学も使われます。小学校や中学校、高校では、文書にする場合には貴校、話をする場合には御校と表現を変える必要があります。

どこの学校に対して使うのか、文書なのか、話をするのかなどで、どの敬称を使うのか違います。また、正しい使い方をしなくては、今後を左右することもあります。それぞれの意味を理解し、貴大学などの敬称を正しい使い分けをしましょう。