英検1級の難易度について
高い英語レベルが必要となってくる英検1級。英検1級あれば、かなりの英語力があることの証明となります。英検1級の難易度やレベルは、かなり難しいともいわれていて、どれくらいの難易度レベルなのか、知る必要があるでしょう。
今回は、英検1級について難易度レベルや合格率、平均受験回数、出題傾向との関係についてご紹介していきます。また、英検1級の難易度から合格率を上げる効果的な勉強法についても具体的にどんな勉強法がいいのかもご説明していきましょう。
最後に英検1級を受験する方におすすめの参考書をご紹介していくので最後までしっかりと読んでみて下さい。英検1級を受験する方は必見の内容です。
英検1級がどれくらいの難易度なのかも分かるので、英検1級を受験しない方であっても、参考になるのでしっかりと読んでみて下さい。それでは、英検1級の難易度についてから解説していきます。
通訳案内士の試験の筆記部門を免除されるほどの難易度
英語の勉強としてTOEIC目的で受ける人も少なくないものでもあります。しかし、TOEICよりもはるかにすごいといわれているのが英検1級なのです。英検1級の難易度はかなり高くなっていて、持っているだけでかなりすごい英語レベルを照明できるのです。
英検1級のレベルの高さや価値の高さはかなりのものでもあります。日本英語検定教会が発表した基準によると、英検1級は、英検の試験の最終目標になる級になります。
広く社会生活で要求される英語を十分に理解していることと、英語を使いこなせることが必要とされているのです。資格として、入試優遇、単位認定、海外留学といった資格としても広範囲に渡っています。
特に、通訳案内士試験の外国語特に英語の筆記試験が免除されることになっていて、高い評価があるのです。
英検1級の難易度はかなり高くなっていて、英語が書けたらいい、話せたらいい、読めたらいい、というものでもなく使いこなす必要があるのが英検1級になります。これは英検1級の難易度がかなり高いことも影響していることがお分かりいただけることでしょう。
TOEIC900点以上を取るよりも難易度が高い
英検1級の難易度は、TOEIC900点以上を取るよりもはるかに難しいレベルの難易度になっているのです。英検1級の資格を持っているのであれば、英語圏で十分に生活できるレベルの英語を持っていて間違いありません。英検1級の合格率もかなり低くなっています。
英検1級の合格率と平均受験回数
英検1級の難易度はかなり高く、簡単に英検1級を取得することができるレベルではありません。例え英語圏で何年か生活をしている人であってもそうそう簡単に英検1級を取得できる難易度ではないのです。
英検1級の難易度はかなり高くなっているので、1回の受験で合格するのは難しいといわれています。英検1級の合格率と平均受験回数についてご紹介していきましょう。
英検1級はかなり難易度が高い資格の1つでもあるので、心してチャレンジする必要があります。英検1級を取得できればかなり高度なレベルの英語力が証明できるので、勉強法や対策をしっかりととって望みましょう。
英検1級の合格率
英検1級の合格率は、多くのサイトを集計した結果驚きの「合格率1割」という結果になりました。英検の中でも、最上級でもあるので合格率1割というのは、懐疑派と肯定派に分かれていて実際の数字は分かりません。
英検1級のその難易度ゆえに記念で勉強することなく受験している人も少なくありません。そのため記念受験生が、英検1級の合格率を下げているという考えもあるのです。また、英検1級のその難易度から何回も英検1級にチャレンジする人も少なくありません。
英検1級合格のために、英語力と維持して向上させることを目的に英検1級を受験しているのです。こういうことから考えて、正確な英検1級の合格率は、協会が公表していないため推測でしかありませんが、英検1級の合格率は1割前後と考えてもいいでしょう。
合格までの平均受験回収
英検1級はその難易度の高さから、一発合格できる人はそうそういません。そもそも英検1級に合格することは大変難しいことも難易度や合格率からも納得してもらえることでしょう。
英検1級に何度も挑戦している人も多く、平均受験回数は、2.5回となっています。ただし英検1級を受験するに当たって、対策をするための期間として平均準備期間は3年4ヶ月となりました。
英検1級の難易度・合格率と出題傾向の関係
英検1級の難易度と合格率についてみてみると難易度はかなり高く、合格率は大変低いことが分かります。英検1級に合格するためには、出題傾向をしっかりと見極め対策を取る必要があります。英検1級ではリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4項目が出題されるのです。
英語準1級とは、とても難易度が違うのが特徴です。まるで天と地ほどのレベルの違いがあるとも言われています。英検1級の難易度と合格率と出題傾向について解説していきましょう。
必要な単語のレベル
英検1級の単語レベルは、10000語~15000語です。実際に出題された単語の問題をご紹介していきます。①tally②clamor③awe④stupor⑤prowessです。難易度がかなり高いことがお分かりいただけることでしょう。
対策をとっていないと簡単には合格することができない難易度です。①勘定②騒ぎ③畏敬④昏睡⑤腕前が答えとなります。
英検1級の単語の難易度はかなり難しいので対策や勉強法も工夫する必要があるのです。おすすめの勉強法として、英単語の暗記は復習をスケジュールに組み込んでいくことが必要でしょう。
リーディングで出題される問題
英検1級は、筆記とリスニングテストの2部構成になっています。筆記試験は、リーディングとランティングがあります。リーディングでは、短文の語句空所補充と長文の語句空所補充と長文の内容一致選択となっています。
2016年から技能ごとに算出した「CSEスコア」で合否を判定するようになりました。「CSEスコア」では、リーディングは、リスニングとライティングの3技能を合わせて2028点必要です。英検1級のリーディングの難易度はネイティブでも難しい問題となっています。
リスニングで出題される問題
英検1級のリスニングの問題は、リーディングと比べると、準1級との差があまりない印象。語彙力は英検1級としてそれなりに必要です。リスニングでしっかりと点数をとっておくことも大切になってきます。英検サイトを見てみると過去問の音源もあるので参考にしてみましょう。
ライティングで出題される問題
英検では2級からライティングが登場します。難易度はそこまで難しいことはありません。英検準1級でしっかりとした難易度のレベルが求められると覚えておきましょう。
テーマに基づいた自分の意見を短くまとめるという形式で出題されます。ライティングは答えがないので、満点を取るのは非常に難しいです。
スピーキングで出題される問題
英検1級のスピーキングは、面接方式で行われます。合格率は60パーセントくらいといわれています。スピーチ10点、質問の受け答え10点、文法と語彙・発音それぞれ10点となっています。
国際的・経済・環境問題といった幅広い項目になっているのです。難易度は英検準1級の一次試験の英作文と同じような問題が出題されます。
英検1級の難易度と合格率を上げる勉強法
英検1級の難易度と合格率を理解したところで実践的な勉強法についてご紹介していきましょう。英検1級の難易度はかなり高くなっているので、そうそう簡単に合格できるものではありません。
合格率も大変低いので何回も受験する人も少なくないのです。しかし実際に英検1級に合格する人はいます。どういった勉強法が効果的な勉強法なのか、参考にしていきましょう。
必要な語彙力
英検1級の語彙力は、10030語です。英検1級の語彙力をあげるために、常に過去問や時事問題に知識がある程度ないと難しいこともあります。英語力のみでなんとかならないのが英検1級です。
社会性や時事問題の知識があるかないかで合格率も違ってきます。語彙力をあげるためにも、単語集を活用して少しずつ単語力をあげる必要もあるでしょう。
平均的な勉強時間
英検1級の勉強法として、勉強時間は最低でも60時間は必要であると思っておきましょう。スピーキング力がない場合は、その倍の勉強時間が必要であると思っておく必要があるのです。
ただし、勉強法として勉強時間は個人差が大きくなっているものでもあるので、これ以上勉強する人ももちろんいます。
過去問の入手法
英検1級の難易度はかなり高くなっています。そのため勉強法としては英検1級の過去問を解いて出題傾向に慣れる必要があるでしょう。分からないところを着実に潰していくことで英語レベルを着実に上げていきましょう。
2018年度版英検1級過去6回全問集で勉強することがおすすめの勉強法です。分からないとことは丁寧に勉強して、徹底的に分からない部分をなくしていきましょう。余力があれば、過去問を2冊やりきることでもかなりレベルアップできることでしょう。
勉強のポイント
英検1級の勉強法のポイントとして、記憶が曖昧な単語を覚えること、読解できない文章は解説を見ながら理解していく、過去問を繰り返して理解していくという勉強方法をしていきましょう。しかし、これでは足りません。英検1級には、本当の英語力が必要になっています。
そのため普段から英字新聞やビジネス誌を読みこなす必要がありますし、ニュースやユーチューブ動画の講義を聞き取る必要があります。よって、日常的な英語の勉強を積み重ねていくとともに英検1級の対策をしていくことが必要になってくるのです。
英検1級の受験対策向け参考書
英検1級の受験対策向けの参考書をご紹介していきましょう。どの参考書も英検1級に挑戦するのであれば何度も繰り返し勉強していく必要があります。問題のレベルもそれぞれ英検1級レベルになっているので、合格に向かって勉強をサポートしてくれるでしょう。
英単語の合格率を上げる参考書
英検1級には、英単語の合格率を上げることは必須です。おすすめの参考書として「音声アプリ対応英検1級でる順パス単」があります。英検1級ででる順に効果的に覚えることができ、全ての見出し語に例文がついています。
無料アプリ「英語の友」で単語の学習をサポートしてくれるので効果的に英検1級の勉強をすることができます。
もう1冊おすすめは「英検1級語彙・イディオム問題500」があります。過去問から優れた問題だけを選んで収録されています。オリジナル問題を4回分収録されているので効果的に英検1級の勉強を進めることができます。
長文リーディングの合格率を上げる参考書
英検1級では長文リーディング対せくも必要です。おすすめの参考書は「英検1級文で覚える単熟語三訂版 (旺文社英検書)」です。
テーマ別に英文を読みながら文脈の単熟語を覚えることができ、長文を収録してCDが3枚もついています。単語を収録したダウンロードサービスもついていて確認テストもあるので、英検1級の対策としてたいへん効果的です。
もう1冊「英検プラス単熟語1級文で覚える」がおすすめの参考書。英検1級の一次試験を攻略するための単熟語を中心に扱っている参考書です。今後の英検1級の問題でも出題されるものを扱っているのでより効果的に勉強することができます。
リスニングの合格率を上げる参考書
英検1級ではリスニング力も必要です。リスニング力アップのために効果的な参考書は「英検1級リスニング問題150 (英検分野別ターゲット)」です。前の方では、問題の形式ごとにパート1からパート4まで、過去の問題からセレクトされたいい問題を収録しています。
後の方はオリジナル模擬問題を2回分収録しているのでより効果的に勉強していくことができるのです。それぞれのパートの最初に、それぞれの狙いと対策を記した「攻略法」が書かれているので、理解して勉強を進めていきましょう。
また、最終ページに「リスニング学習法」ではいくつかの学習方法を紹介してあります。解答・解説編は解答はもちろん、スクリプトとその日本語訳、問題の解説と重要語句が書かれているので英検1級のリスニングの勉強するならこの参考書にしましょう。
英検1級の難易度は高く充分な対策が必要
英検1級は、難易度が非常に高く英検1級をもっていればかなり高い英語力を証明できるものでもあります。勉強とともに、日常生活でも英字新聞やビジネス誌を読み込む力が必要です。英検1級は、合格率も大変低く一発合格は難しいとされています。
記念受験する人も少なくありませんが、十分の対策は必須。今回ご紹介した参考書をもとに効果的に勉強を進めていきましょう。チャレンジしないと英検1級は取れる可能性はありません。ネーティブでも難しいとされる英検1級にチャレンジしてみましょう。