マハロの意味とは?
ハワイに行かれたことがある方も、そうでない方も一度は耳にしたことがある「アロハ」や「マハロ」ですが、ハワイ語だということはご存知でしたでしょうか。比較的「アロハ」の方が多く耳にする機会が多く、意味を知っている方も多いようです。
一方で「マハロ」の意味をご存知の方は少ないように見受けられますが、ご存知でしょうか。今回は「マハロ」の意味や使い方、マハロだけでなく簡単なハワイ語の使い方もご紹介していきます。
そしてマハロという言葉の由来についても、実はとても深い意味が隠されているので参考にしてみてください。
マハロの由来
「マハロ」という言葉の意味ですが、感謝や賞賛、敬意を示すなどの意味があります。なので、基本的には感謝の気持ちを伝える際に使われる言葉です。そんなマハロですが、実は3つの言葉で出来ています。「Mahalo」はMaとhaとloの部分にちゃんと意味があるのです。
3つの言葉の意味
マハロの「Ma」は「~の中に」という意味があり、「ha」の部分は「息」という意味になります。そして、「alo」ですが、「~の前に」という意味と由来が備わっているのです。中でも「ha」は生命の息吹や魂、生命という力強い意味を持っています。
なので、その3つの意味が合わさり、マハロ「あなたが神の息吹の中に存在しますように」といった祈りに近い意味になります。このように由来から見て、マハロの意味はとても深いのです。そしてマハロの使い方が「ありがとう」だけでないことが分かります。
マハロの特徴
ハワイ語であるマハロの意味や由来を説明しましたが、実際に使う場合はシチュエーションによって、「マハロ」の前後に言葉が付随されたりします。ここからは、話す時や文章で気持ちを伝える時の、マハロの使い方や前後の言葉の意味、由来をご紹介していきます。
マハロに付け足される言葉の由来にも深い意味があり、マハロとう言葉が更に素敵なものに見えるでしょう。是非、ハワイに行かれた際は使ってみてください。
感謝を伝えたい意味のマハロ
ハワイに行って、人に何かしてもらった際にマハロとお礼を言う場合があります。そんな時は「マハロ・ヌイ・ロア」と伝えてみてください。「Mahalo nui loa」と書きますが、由来で「nui」は「重要な」や「大きい」という意味があります。
そして「loa」は「非常に」といった意味になり、マハロにこの2つの言葉を付け足すことで、気持ちを大きく表した表現になります。気持ちを込めたい時や、丁寧な表現で伝えたい場合は、このマハロの意味を大きくする使い方でお相手に伝えてみてはいかがでしょうか。
文章で締めくくる意味のマハロ
文章で感謝の気持ちを伝えたい時に、ハワイ語で「メ・カ・マハロ」と綴ってみるといいでしょう。「Me ka mahalo」と書きますが、「Me」は「tha」のような意味を持ちます。「ka」は「with」のような意味になり、繋げることで「感謝を込めて」という意味になるのです。
この「メ・カ・マハロ」は、基本的に文章の最後に書くことが多いです。手紙を書くことがあった際は、是非とも締めくくりに綴ってみてはいかがでしょうか。感謝の気持ちが込められた文章になり、手紙を読んだ人は嬉しくなるでしょう。
ハワイ語の挨拶の使い方
感謝を意味する「マハロ」についてお伝えしてきましたが、他にもハワイ語で挨拶もできるといいかもしれません。そんなわけで、ここからはマハロに続いて、ハワイ語での挨拶をご紹介していきます。ちなみに、一般的に広く知られている挨拶で「アロハ」があります。
これは「Aloha」と書きますが、「Alo」は「顔」という意味を表し、「ha」は「息」という意味になります。挨拶や尊敬を表す時に用いる言葉で、「初めまして」や「こんにちは」という意味で使われるのです。
アロハ以外の挨拶は?
マハロよりも多く使われるアロハが「こんにちは」という意味であることが分かりましたが、「おはようや」「こんばんは」はどういった表現になるのかをご紹介していきます。まず、「おはよう」ですが、アロハ・カカヒアカと言います。
文書の場合だと「Aloha kakahiaka」と書きます。続いて「こんばんは」と表現する時は「アロハ・アヒアヒ」です。「Aloha ahiahi」になるわけですが、ここで分かるのが「アロハ」の後に言葉が付くということです。こうして理解すると覚えやすいです。
是非とも、よく使われるマハロやアロハだけでなく、朝や夜の時間帯によって挨拶を使い分けてみてください。
相手を出迎える時
ハワイに行ったら出迎えられる側になりますが、その時に「エ・コモ・マイ」と言われたことはないでしょうか。「アロハ」のような挨拶の意味だと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、この「E komo mai」は出迎える時に使われる言葉です。
主に「ようこそ」や「いらっしゃいませ」などの意味を持ちます。「komo」は「中に入る」という意味になり、「mai」は「こちらへ」という意味になるのです。もし、出迎える側になった場合は「エ・コモ・マイ」と言って、相手を歓迎してみてはいかがでしょうか。
買い物をしてお店を出る時
ハワイでお買い物をしてお店を出る際に、マハロに続いて「アー・フイ・ホウ」と伝えましょう。「さよなら」の意味で「a hui hou」と表記します。お別れの際、店員さんに伝えると笑顔で応えてくれるでしょう。「hui」は会うという意味があり「hou」は再びを意味します。
アロハは人数によって変化する
マハロやアロハはハワイ語の挨拶で基本となりますが、相手と2人の場合だと言い方が変わります。「k-aua(カーウア)」を付け足して、アロハ・カーウアと挨拶します。また相手と3人以上になると「kakou(カーコウ)」が付きます。
これは「皆さん」という意味になり、アロハ・カーコウと言います。要するに「皆さんこんにちは」という意味の挨拶になるのです。
相手の調子を聞く時
調子はどうですか?という質問をしたい時、ハワイ語で「ペヘア・オエ?」と言います。「pehea 'oe」のpeheaは、「いかがですか」という意味で、oeは「あなた」になります。
英語で言う「How are you」とニュアンスは同じです。マハロやアロハに続いて、覚えておくといい言葉かもしれません。
マハロと言われた時は?
ハワイ語で「マハロ」と感謝の気持ちを伝えられた時、日本人なら「どういたしまして」と答えたいところです。ハワイ語で言う場合は「アオレピリキア」になり、文章だと「A'ole pilikia」と書きます。マハロと言われたらアオレピリキアと返事をしてみましょう。
「A'ole(アオレ)」は否定形となり「pilikia(ピリキア)」は問題や困難を意味します。要するに、「問題ありませんよ」という表現になるので、「どういたしまして」として使うことができるのです。
ちなみに他にも「マハロ」に対して「ナウカハウオリ」という言葉があります。これは「Na'u ka hau'oli」と書き、「私の喜びなので気にしないで」という意味になります。とても素敵な言葉です。
ハワイ語の注意点
ハワイ語のマハロについてご紹介しましたが、ここではハワイ語で気を付けておくといい部分についてお伝えします。実際にハワイ語を読む時に、どう読んでいいのか分からない方もいらっしゃるでしょう。ハワイ語の読み方のポイントを解説していきます。
ハワイ語は基本ローマ字読み
ハワイ語の読み方についてお伝えしますが、気を付けておくべきところはローマ字読みになるということです。そこさえ忘れなければ、ちゃんと読めるので安心です。「a,e,i,o,u」の母音5つと「h,k,l,m,n,p,w」の子音7つからハワイ語は成り立っています。
ちなみに「’」このオキナという記号は音を切って読み、「-」このカハコウという記号は母音を伸ばして読みます。この記号が組み合わさってハワイ語はできているのです。注意点は、wuとwoは「w」で発音し、weとwiは「v」の発音になります。
waとwに関しては「wとv」の2つの発音になるので、このポイントさえ気を付けていれば問題ないでしょう。基本的にはローマ字の読み方で通用するということです。
マハロは感謝の意味
マハロやアロハなどのハワイ語についてご紹介してきました。ハワイの景色だけでなく、マハロやアロハの言葉の意味も美しいことが分かったことでしょう。特にマハロは3つの言葉から成り立っており、深い意味の言葉になります。
マハロの深い意味を知った方は、日常でも使いたくなったかもしれません。これからハワイに行く計画を立てている方は、是非意味も分かった訳なので、マハロという言葉を使ってみてください。
そして、他にもハワイ語の紹介をしましたが、状況によって適切な表現を試してみてはいかがでしょうか。ハワイ語はマハロやアロハだけでなく、素晴らしい言葉が沢山あります。