「オーガナイザー」の意味とは?正しい使い方や英語のスペルもチェック!

「オーガナイザー」の意味とは?正しい使い方や英語のスペルもチェック!

「オーガナイザー」という言葉、普段あまり聞きなれない言葉です。ですが、ビジネスシーンで時折耳にすることがあります。そんなとき、意味がわからずヒヤッとしたこともあるのではないでしょうか?「オーガナイザー」という意味をしっかり把握して、ビジネスで役立てましょう。

記事の目次

  1. 1.「オーガナイザー」の意味とは?
  2. 2.「オーガナイザー」の由来
  3. 3.「オーガナイザー」の類義語
  4. 4.「オーガナイザー」の使い方
  5. 5.「オーガナイザー」と「プロデューサー」の違い
  6. 6.「オーガナイザー」とは「まとめ役」という意味

「オーガナイザー」の意味とは?

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「オーガナイザー」という言葉、あまり日常生活で聞き馴染みのある言葉ではありません。ですが、仕事の場面では時折会話の中で登場する言葉なのです。よほど仕事でのやりとりに精通した人でなければ、瞬時に意味を把握するのは難しいのではないでしょうか。

この記事では、主に仕事の場面で登場する機会のある「オーガナイザー」という言葉の意味・使い方と例文、由来を解説していきます。「オーガナイザー」という言葉を聞いて、瞬時に意味がわかるようになりましょう。

「オーガナイザー」は「主催者」という意味

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「オーガナイザー」という言葉は英語の「organizer」という単語が元のカタカナ語であり、「主催者」「世話人」「まとめ役」といった意味があります。一方、ファッション用語として「オーガナイザー」を用いる場合は異なる意味を持つのです。

ファッション用語としての「オーガナイザー」の意味

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英語「organizer」には「主催者」「世話人」「まとめ役」という意味もありますが、「書類整理ばさみ」という意味も辞書に記載されています。

そのため、ファッション用語で「オーガナイザー」を用いる場合には「整理するもの」「整理箱」という意味になります。現在「オーガナイザー」と検索すると、看護師、美容師が腰につけているかばんのような収納用品が多く出てくるため、それを指す使い方をするのが一般的でしょう。

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「オーガナイザー」がファッションにおいて「整理するもの」という意味で使われていましたが、ものだけではなく「整理する人」と使うこともできます。海外はもちろん、日本にも「オーガナイザー」を職業としている方々は存在します。

アメリカで、現在一般的な職業として認知されている「プロフェッショナル・オーガナイザー」は住居・仕事・生活を効果的に整理して整えることを仕事としています。日本でも特に「片付け」に特化し、思考の整理から始まるサービスをするプロとして活躍しているようです。

また、英語「organizer」は「オーガナイザー」と読まれるほかに、「オルガナイザー」と読む場合があります。カタカナ語の「オーガナイザー」を略して「オルグ」と呼ぶ場合もあります。

「オーガナイザー」の由来

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ここまで「オーガナイザー」という言葉には、主に仕事などにおける「最高責任者」という意味があることを解説してきました。では、そんな意味がある「オーガナイザー」という言葉の由来はどこにあるのでしょうか?ご紹介していきます。

「オーガナイザー」という言葉の由来である英語「organizer」という言葉は、「organize」という言葉が由来になっています。「オーガナイズ」と読み、「組織する」「まとめる」「体系づける」という意味があります。

さらに「オーガナイズ(organize)」という言葉には「オルガン(organ)」という語源があり、「オルガン」「器官」「機関」という意味があります。

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この「オルガン(organ)」という英語の「機関」という意味から転じ、「オーガナイズ(organize)」は「(機関を)組織する」という意味を持つようになりました。

そして、「オーガナイズ(organize)」に由来にした「オーガナイザー(organizer)」という言葉は「組織する人」「まとめ役」「主催者」という意味になったのです。

このように「オーガナイザー」というカタカナ語は英語「organizer」に由来しており、さらにその英語は遡ると「オルガン(organ)」という英語に由来していることがわかりました。思わぬところに「オーガナイザー」の由来があったのではないでしょうか。

「オーガナイザー」の類義語

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「オーガナイザー(organizer)」には「主催者」「まとめ役」「整理するもの・人」という意味がありましたが、その意味を知らない人の方が多く、会話の中で「まとめ役」という使い方をしてもピンとこない人の方が多いかもしれません。

そんなとき、近しい意味の言葉(類義語)を知っておくことで上手く言い換えることができます。ここからは「オーガナイザー(organizer)」の類義語と使い方をいくつか紹介していきます。

類義語①

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類義語①は「コーディネーター(英語:coordinator)」です。「調整者、(意見などの)まとめ役、進行係」という意味があります。「まとめ役」という意味を同じくする言葉です。

ニュアンスの違いは、英語「coordinator」の意味にあります。上記の意味以外に「coordinator」に「同格にするもの」という意味も単語に含まれいることから、まとめ上げるリーダー的立場というよりも「調整する人」という意味が強いことがわかります。

類義語②

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類義語②は「プロモーター(英語:promoter)」です。意味は「推進者、プロモーター、創立者、発起人」です。「主催者」「組織者」と類似する意味の単語になっています。

「オーガナイザー(organizer)」との意味の違いは「プロモーター(promoter)」のもともとの意味にあります。「プロモーター(promoter)」には学術用語として「促進物質、促進剤」という意味を持っています。

「促進する人・もの」という意味が元にあるため、「オーガナイザー」のような「組織を起こしてまとめる者」というよりは「組織を起こしてどんどん推進させていく者」というニュアンスが「プロモーター」には合っているでしょう。

オーガナイザーと類義語の意味の違い

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オーガナイザーとその他の類義語の意味の違いについて、ここでまとめてみましょう。組織を例にとって解説してみます。

「オーガナイザー」は「組織する者」であり「最高責任者」という立場であり、その下で「プロデューサー」は最高責任者が思い描くビジョンに向けて組織に属する者の指揮をとる存在です。そして、組織の中で働く現場の者をまとめる現場責任者が「ディレクター」です。

「コーディネーター」という存在は、現場責任者の補佐的立場です。ディレクターが現場の指揮をとる責任者としての職務を全うするために、現場の状況を整える役割を担っています。全て似た意味の単語ですが、それぞれ意味合いが全く異なってくるので注意しましょう。

「オーガナイザー」の使い方

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さて、「オーガナイザー(organizer)」の意味と類義語を解説してきましたが、ここからは「オーガナイザー(organizer)」の使い方・例文をご紹介していきます。類義語の部分で解説してきた意味を理解し、ニュアンスを把握した上で上手く使いこなせるようにしましょう。

例文①

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例文一つ目です。「B社がオーガナイザーとなり、創立記念パーティーが開かれた。」この例文の場合、「オーガナイザー」という言葉は「主催者」もしくは「まとめ役」という意味で用いられています。「まとめ役」という意味の場合、B社以外にも主催者がいることになります。

例文②

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例文二つ目です。「優秀なオーガナイザーを迎え、会社の経営を立て直す。」この例文において、「オーガナイザー」は主に「まとめ役・組織人」という使い方をされています。会社であれば「社長」であり「幹部」「管理職」を指す言葉です。

「オーガナイザー」と「プロデューサー」の違い

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「オーガナイザー(organizer)」というと「イベントなどを取り仕切っている人」というイメージがありますが、同じイメージの言葉に「プロデューサー(producer)」があります。この二つの言葉にはどのような違いがあるのか、解説していきます。

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「オーガナイザー(organizer)」の元の言葉には「組織する、体系づける、催す」という意味があります。一方、「プロデューサー(producer)」の元の言葉「プロデュース(produce)」には「生産する、作り出す、描く」という意味があり、ここから違いがわかってきます。

「オーガナイザー」は「組織を作る人」であり、人を惹きつけて集め組織する「最高責任者」という位置付けにあります。「プロデューサー」は「オーガナイザー」ありきの立場で、オーガナイザーの構想を実現化するためにサポートする人を指すのです。

まとめると「オーガナイザー」の元で、仕事において構想を具体的な形にするために補佐する役割が「プロデューサー」ということになります。

「オーガナイザー」とは「まとめ役」という意味

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いかがでしたでしょうか。「オーガナイザー」という言葉の意味・類義語、使い方や例文を解説してきました。普段聞きなれない言葉でしたが、意味を知ると思ったよりも身近な言葉だったのではないでしょうか。

聞きなれた「プロデューサー」「ディレクター」という言葉とも、「オーガナイザー」は関係がありました。

組織のトップ、まとめ役、最高責任者という意味を持つ「オーガナイザー」という言葉の意味を理解して、いざというとき意味がわかるようにしておきましょう。仕事の場面で役に立つはずです。

満畑ペチカ
ライター

満畑ペチカ

フリーWebライター|調理師 美味しいものとお家で過ごす時間が大好き。趣味は料理とお菓子作り、写真。「興味があることはとりあえずやってみる」がモットーの24歳です。お仕事は誠実に、丁寧に、素直に。わかりやすく、ためになる記事をお届けします。

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