「周知徹底」の意味とは?ビジネスシーンの使い方・類語・英語表現も確認!

「周知徹底」の意味とは?ビジネスシーンの使い方・類語・英語表現も確認!

周知徹底という言葉の意味をご存知ですか?ビジネスシーンでよく聞く言葉ですが、正しい意味や使い方について、聞くに聞けない言葉でもあるのではないでしょうか。そこで今回は、聞くに聞けない周知徹底の意味と使い方について、英語表現と類語、例文を交えて詳しく紹介します。

記事の目次

  1. 1.「周知徹底」の意味とは?
  2. 2.「周知徹底」の対義語・類語
  3. 3.「周知徹底」の使い方・例文
  4. 4.「周知徹底」するための方法
  5. 5.「周知徹底」の語源
  6. 6.「周知徹底」の英語表記
  7. 7.「周知徹底」は「隅々まで情報を知れ渡らせる」という意味

「周知徹底」の意味とは?

Photo byqimono

ビジネスシーンでよく聞く言葉の1つに「周知徹底」という言葉があります。学生時代にはあまり使うことの無い言葉かもしれませんが、ビジネス用語としては一般的に使われている言葉です。

漢字の並びを見ると、四字熟語の様な印象もある並びになっていますが、並んでいる漢字を分解してみると「周知」と「徹底」が並んでいるだけです。この2つの言葉であれば意味も使い方も理解している方が多いのではないでしょうか。

Photo byStartupStockPhotos

今回は、ビジネスシーンでよく使われる「周知徹底」という言葉について、改めて意味や使い方を例文を交えて解説していきます。類語や英語での言い換えなども含め、ビジネスマンとして知っておかなければならない「周知徹底」の意味を詳細に解説します。

ではまず「周知徹底」の読み方を確認しておきましょう。「周知徹底」は「しゅうちてってい」と読みます。また「周知徹底」の意味は、「隅々まで漏れなく知れ渡らせること」という意味です。つまり、何らかの情報を「知らない人がい状態にする」ということです。

Photo by frontriver

ちなみに「周知徹底」を分解して考えると、「周知」が「周りに知らせる」という意味。「徹底」が「しっかり、漏れなく」という意味になりますので、合体して先ほど紹介した意味になります。

物事を周知徹底することは実は非常に難しく、ビジネスにおいても何らかの大切な情報を企業が従業員に向けて発信したとしても、情報を認知することは出来ても、そこで定められる行動までを徹底することが出来ないことが多いのが現実なのではないでしょうか。

Photo byAbsolutVision

また、周知徹底という言葉がよく使われる機会としては、何らかのトラブルが発生した場合も挙げられます。そのトラブルに対しての処理を行うとともに、今後の再発防止策を考え、実務担当者に広く周知徹底し再発を防止する。これはビジネスでよくあることです。

しかし、その時に周知徹底したはずが、実はその防止策が取られれていなかった等、周知徹底を本当に徹底し続けるのが、実は難しい事なのです。ある意味、周知徹底が完全にできている職場というのが、本当の意味で理想の職場なのかもしれません。

「周知徹底」の対義語・類語

Photo byandrewlloydgordon

「周知徹底」が「隅々まで漏れなく知れ渡らせること」という意味があることを紹介ました。もう少し詳しく「周知徹底」の意味や使い方をご理解いただけるよう、ここで「周知徹底」の類語を紹介しておきます。

「周知徹底」の類語は、「周知徹底」と似たような意味を持ってはいるものの、少しニュアンスが異なっていたり、例えば「周知徹底」がビジネスで使われる言葉だとすると、ビジネス以外で使われる言葉などが類語になります。

例えば、周知徹底の類語には「情報共有」「広く注意を呼びかける」「知らせる」「徹底調査」「貫く」「認知」「認識」「意識徹底」などの言葉があります。これらの中から3つほど類語をピックアップし、使い方や簡単な例文を含めて紹介していきます。

「周知徹底」の類語①『情報共有』

Photo byRicinator

「周知徹底」の類語として紹介する最初の言葉は「情報共有」です。ビジネスでも「得意先から依頼された内容をチーム内に情報共有する」とか「TVで紹介されていた参考事例を情報共有する」などという使い方をすることがあります。

情報共有は、「情報や知識を人に伝え共有すること」という意味になりますので、「人に伝える」「情報を共有する」という部分は「周知徹底」と同じ意味を持っています。

しかしながら、情報共有はあくまでも「情報を共有する」ことなので、「周知徹底」の方が、より厳密に漏らすことなく伝えきる、というニュアンスを強く持った使い方をされていることが多い傾向にあります。

「周知徹底」の類語②『広く注意を呼びかける』

フリー写真素材ぱくたそ

続いての「周知徹底」の類語は、「広く注意を呼びかける」です。この類語を使った例文には、「最近物騒な事件が続いている為、特に夜の行動に気をつけるよう、広く注意を呼びかける」などの使い方をされます。

「広く注意を呼びかける」という言葉には、「注意」という言葉が使われているので、何らかの危険を未然に防ごうとするときに使われることが多くなります。「広く注意を呼びかける」は、多くの人にその注意が行き渡るようにという意味になり、「周知徹底」の類語であると言えます。

ただし「広く注意を呼びかける」には、もちろん多くの人に伝えたいという意思が込められてはいるものの、「周知徹底」という言葉の方が、より対象となる全員にしっかり漏れなく伝えるという意思や行動のニュアンスが強くなります。

「周知徹底」の類語③『悪事千里』

フリー写真素材ぱくたそ

「周知徹底」の類語として、最後に紹介する類語は「悪事千里」です。まずは「悪事千里」の読み方ですが、これはそのまま「あくじせんり」という読み方をします。

「千里」はものすごく遠い距離を示している言葉で、例えば「千里の道も一歩から(より)」という言葉は、ものすごく離れた場所に辿り着くためにも、まずは最初の一歩が無ければ何も始まらない、という意味です。

このように「千里」がものすごく離れた場所を指していますので、「悪事千里」の持つ意味は「悪事や悪評はどんなに離れた場所にまでも知れ渡ってしまう」となります。この「知れ渡る」という意味を持つ点で「周知徹底」の類語と言えるのです。

しかし、「悪事千里」は「悪事」は勝手に広がっていくものという使い方をされているのに対し、「周知徹底」は自らの意思で広げるという違いがあります。

「周知徹底」の使い方・例文

Photo byklimkin

周知徹底の意味や類語を解説してきました。周知徹底という言葉はビジネスでよく使われる言葉ですので、特にこれから社会人になる方、就職活動中の方はしっかりと意味を理解しておきましょう。

ビジネスでよく使われる言葉は、間違った使い方をしてしまうとかなり恥ずかしい思いをしてしまうことになります。特に今回の「周知徹底」に関しては、ビジネスでは使うことの多い言葉ですので、「それで社会人なのか?」「言葉を知らない奴だ」と思われてしまうリスクがあります。

Photo byjarmoluk

良い仕事をスムーズに進行するためにも情報の「周知徹底」が重要ですし、周りにバカにされるのも気分が悪いので、是非ここで周知徹底の使い方を完全にマスターしましょう。

それでは、「周知徹底」の使い方をより理解していただくために、ここからは具体的な「周知徹底」の使い方を例文を中心に据えて紹介していきます。例文を見ることで、より意味と使い方を理解していただくことができるでしょう。

例文を見て「この例文の使い方は知ってる」「この例文の言い回しを聞いたことがある」と思うものもたくさん出てくるはずですので、しっかりと例文を見ていただき、今後のビジネスに役立ててください。

例文①「周知徹底」する

フリー写真素材ぱくたそ

「周知徹底」を使ったの例文1つ目は「周知徹底する」です。この使い方はよく使われている使い方なのですが、実は注意が必要な使い方でもあるのです。実はこの「周知徹底する」という使い方は正しい使い方ではないのですが、この使い方が日常化しているのが実情です。

フリー写真素材ぱくたそ

例文を紹介すると、「このタイミングで確認しておかないと、後にミスが発生するリスクが高まることを周知徹底する」などの言い方があります。

これは、「その仕事に携わる全員に知らせておく」ことを「周知徹底する」という言い方で使っている例文です。「周知徹底する」の部分に入れ替えて読んでいただくと、意味が通じるようになっています。

Photo bygeralt

このように、周知徹底は便利な言葉でもありますので、ビジネスではよく使われています。なお、他の例文を紹介すると「周知徹底するのに苦労したよ」という使い方をされることもあり、これは「全員に情報共有するのに苦労した」という意味になります。

例文②「周知徹底」させる

Photo byFree-Photos

「周知徹底」を使った例文の2つ目は、「周知徹底させる」です。例えば避難場所をしっかり覚えさせるという様な場合、「何かがあったときは、近所の小学校の校庭に行くことを周知徹底させる」という使い方があります。

このように、地震が起きたときに行く場所など、大事な事を先に伝えておくときに「周知徹底させる」という言葉を使います。ビジネスでは「部下にその情報を周知徹底させる」などのような使い方をよく耳にすることがあるのではないでしょうか。

例文③「周知徹底」を図る

Photo by Joseph Tame

周知徹底を使った例文3つ目は、「周知徹底を図る」です。「図る」という言葉には「実行しようとする」や「考える」という意味が含まれています。

そのため「周知徹底を図る」という使い方をする例文は例えば「この計画の周知徹底を図る」などのように、周知徹底しなければならないこと、周知徹底を企てるといった意味で使われます。

ビジネス面では「仕事が効率的に進むよう、ルールの周知徹底を図る」という使い方をされたりします。全員が理解している状態を作るようにするというものです。

例文④「周知徹底」に努める

Photo bygeralt

「周知徹底」を使った例文4つ目は「周知徹底に努める」です。ビジネスで使う例文として「会議のアジェンダの周知徹底に努める」といった使い方をします。完璧に周知徹底できるように努力するという意味です。

他にも「顧客の不安解消を企図し、問題点の周知徹底に努める」などといった使い方をすることもあります。周知徹底に「努める」なので、頑張らなければいけない、やれるだけやる必要がある、という重みを感じさせます。

Photo by889520

先ほども少し触れましたが、何事によらず物事を周知徹底することは非常に難しいものです。その様な事は誰しも理解していることではあるものの、だからこそ「周知徹底に努める姿勢」というのがとても大事なのです。ビジネスシーンにおいては特に重要になります。

「周知徹底」するための方法

Photo byAlexanderStein

ここまで「周知徹底」に関する意味や使い方を紹介してきました。また、「周知徹底」することが実際には非常に難しいことも併せて紹介しました。では、実際に物事を「周知徹底」するためにはどの様な手段、方法があるのでしょうか。

ここでは、一般的にビジネスの現場で行われている「周知徹底」を促進するための効果的な方法を紹介します。情報の周知徹底は、チームで業務推進している方々には必須の事柄です。周知徹底できていないことで、最も困るのは自分達のチームになってしまいます。

今現在、チーム内であまりうまく情報の周知徹底ができていないと感じている人は、これから紹介する方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。

周知徹底の方法①「掲示板を作る」

Photo by sekido

周知徹底の具体的な方法として最初に挙げられるのが「掲示板を作る」ことです。昔ながらの掲示板という手法ですが、日常生活においてはマンションなどの集合住宅で住人に対して知らせたい情報を伝えるために掲示板という手法がとられているマンションも多いのではないでしょうか。

企業においても、何らかの情報をオフィス壁面に貼り出すなどの手法がとられている環境を見かけることがあるのではないでしょうか。それも一種の掲示板ということが出来ます。

Photo bygeralt

現在ではほとんど全ての企業がインターネット環境を整えており、自社内イントラネット環境が整っている企業も多くあります。その様な環境では、企業が従業員に向けて周知したい情報、お知らせをイントラネット上の掲示板に掲載するという手法が多く取られています。

情報を素早く大勢に共有するという目的を達成するためには、イントラネット掲示板での情報公開は非常に便利です。一方で掲示板という手法は、あくまでも受け手に情報取得の意思、意識を委ねてしまうという課題があります。

つまり、受け手が見ようと思わないとその情報が伝わらないという欠点があるということです。そのため、確実に情報を届けたい人には、掲示板への掲出と共に電話等で補足するなどの手段を講じる必要があります。

周知徹底の方法②「連絡ノートを作る」

Photo by6689062

続いて紹介する周知徹底の具体的な方法は「連絡ノートを作る」ことです。小売店などのシフト制で働く環境では物理的に情報共有する手段として「連絡ノート」「引継ぎノート」が使われていることがあります。

掲示板を作るには物理的なスペースも必要になるため、よりコンパクトなノートという手段で情報の周知徹底を図るというケースも多くあります。

例えば、出勤時に必ず「連絡ノート」を確認し、注意事項や引継ぎ事項を確認するというルールで運用しているケースが多いようです。全員がその情報を見たことを確認するため、確認後にサインをする、というルールを取り入れているケースも多く見受けられます。

周知徹底の方法③「定期的に会議を行う」

Photo byStartupStockPhotos

情報の周知徹底の方法としては、定期的に会議を開催するという手段もあります。会議の場で、情報を伝えたい人全員に情報を伝えることが可能になります。更にその場で何らかの意見を聞くこともできるので、情報の質によっては有効な手段になります。

情報の周知徹底という目的だけに限りませんが、得意先との定例会、社内メンバーとの定例会が設定されている業務も多くあるのではないでしょうか。多くの場合、得意先との定例会での情報や宿題を共有するために社内ミーティングも設定されているでしょう。

Photo bymohamed_hassan

このように、必要な情報を必要な人達が確実に得られるように定例会は設定されます。毎週〇曜日〇時と決めておけば、その人達の時間は確実に押さえることができ、確実に情報の周知徹底が可能になるからです。

更に確実性を増したい場合は、周知徹底したい内容をメモにまとめて配布するのも良いでしょう。口頭伝達だけでは聞いていない人も出る可能性がありますので、確実に伝達したい内容は、未だ「紙」が有効な手段となります。

周知徹底の方法④「報告」をルールにする

フリー写真素材ぱくたそ

続いて紹介する手段は、「報告をルールにする」ことです。報連相は社会人の基本動作と言われていますが、意外にやり切るのが難しいのもまた報連相なのではないでしょうか。

そこでやや強制的な印象が強まってしまいますが、少なくともチームリーダーとなる人への情報共有を確実に行うため、「報告」をルールにしてしまうという手段も考えられます。営業日報やコンタクトレポートを導入している企業も多くありますが、これらはこの一環と言えます。

Photo by089photoshootings

情報の周知徹底にはいくつかの手段がありますが、どれも情報の出し手と受け手の意識によっても、その徹底度合いは変わってきてしまいます。全員がその情報に興味を持ち、正確に理解・実行してこそ初めて「徹底」されていることになります。

試行錯誤は必要になりますが、それぞれの手段の良いところ・悪いところを見極め、臨機応変に対応し続けていくしか徹底する手段はないのかもしれません。

「周知徹底」の語源

Photo bySkitterphoto

ではここで「周知徹底」の語源を確認しておきましょう。「周知徹底」は分解すると「周知」と「徹底」に分けることができ、それぞれの言葉の意味を合わせることで「隅々まで漏れるなく知れ渡らせること」となることを冒頭に解説しました。

では「周知」や「徹底」に関しては、もう分解することは出来ないのでしょうか。漢字は1文字でそれぞれの意味があります。ほとんどの方が、学生時代に漢文を習った経験がありますが、漢文に出てくる漢字は1文字で意味を成していることが多くあります。

つまり、「周知」「徹底」も「周」「知」「徹」「底」のそれぞれの漢字にそれぞれの意味があるという事になります。ここでは「周知徹底」の語源を探るべく、それぞれの漢字が持つ意味と使い方を解説していきます。

由来①「周」と「知」の意味

フリー写真素材ぱくたそ

それでは「周知徹底」に使用されている漢字の単体での意味を確認していきましょう。まずは「周知」の「周」から解説します。この漢字は「あまねく」という意味があります。つまり「隅々まで行き届く」や「もれなく行き渡る」という意味での使い方をされています。

次に「知」の意味と使い方を解説します。この漢字は「知る」「知らせる」という意味です。これに関しては使い方も意味もご存知でしょう。そのため、この2つの漢字が合体した「周知」は、「もれなく知れ渡っていること」という意味になるのです。

由来②「徹」と「底」の意味

Photo by 悠遊山城.樹玫瑰.庭園美食.

「周知徹底」の「周」「知」についての解説をしましたが、「周」と「知」に関しては、漢字の普段の使い方からして、何となくの意味は分かっていたという方も多かったのではないでしょうか。しかし「徹底」に関して、「底」は良いとして「徹」はどうでしょうか。

まず漢字単体の意味を解説します。「徹」は「つらぬきとおす」や「通じて終わりまでする」という意味があります。総じて言うと「やりきる」といった使い方をされる漢字という事です。「底」は、「物の一番下の部分」「入れ物の最も奥の部分」という意味です。

Photo bytruthseeker08

これが合体した「徹底」は、「一貫していること」「底までつらぬき通ること」「すみずみまで行きわたること」という意味になります。ちなみに「徹底」という言葉は、仏教用語で「物事の本質を知り、考え、理解する」という意味での使い方をされています。

仏教用語から始まり、「底まで貫く」「底を知る」という意味での使い方もされるようになり、「一貫していること」という使い方もされるようになりました。最近では「完璧である」「中途半端ではない」という使い方も一般的になってきました。

情報格差の意味とは?起こる原因や具体例・解決策について詳しく解説!のイメージ
情報格差の意味とは?起こる原因や具体例・解決策について詳しく解説!
情報格差とは、デジタル機器やインターネットを使用できるかどうかによって生じる格差のことです。何故、情報格差は起こるのか?その解決策とは?日本での対策はどうなっているのか?具体例を示しながら、解決策も含めて詳細に解説します。

「周知徹底」の英語表記

Photo byFree-Photos

それでは最後に、周知徹底の意味をより深く理解していただく為に英語で「周知徹底」をどのように表現するかについて紹介します。

海外とのビジネスでは英語を使う機会も多く、ビジネスであるからには、情報の周知徹底は変わらず重要事項です。その様なときの為に、周知徹底を英語で表現するための方法を知っておきましょう。どんな英語を使うと「周知徹底」が伝わるのか、例文を交えて紹介していきます。

周知徹底の英語表現①「known for everybody」

Photo bytpsdave

それでは最初の英語表現です。最初の英語表現は「known for everybody」という表現です。短い表現ではありますが「known for」という英語は「~で知られている」という意味です。「everybody」は皆という意味の英語なので「皆が知っている」という意味になります。

この英語表現で、ビジネスシーンにおいて周知徹底という意味を伝えることができます。使っている英語が簡単な単語ばかりなので覚えやすい英語表現なのではないでしょうか。

少し気取った感じもありますが、「known for everybody」を社内のスローガンや合言葉として掲げるのも良いかもしれません。英語表現の方が日本語よりも堅苦しくないという印象が強まります。

周知徹底の英語表現②「make well known」

Photo byFree-Photos

続いての周知徹底の英語表現は「make well known」という英語です。「well known」で「よく知られている」という意味で、「make」は「~な状態にする」という意味を持っていますので、「make well known」で「よく知られた状態にする」という意味になります。

この英語表現は、自らの意思がより強く表れている印象があります。日本語の「周知徹底を図る」などの場合、自らの意思により周知徹底している様子が感じられますので、こちらの英語表現がしっくりくる印象があります。

ビジネスシーンで英語が必要になったとき、完全に話せなかったとしても、知っている英語表現で何とか伝えることが出来ますので、どちらか1つでも構わないので覚えておくようにしましょう。

「周知徹底」は「隅々まで情報を知れ渡らせる」という意味

Photo byBroesis

いかがでしたか。ビジネスで頻出するワードである「周知徹底」の意味や使い方はご理解いただけましたか。ビジネスで使われている言葉は特に、何となく知ってはいるものの、本当の意味を知らないことも多いものです。

また、ビジネスで頻出するからこそ、意味がわからないと言い出せない状況も多く、そのままにしてしまうケースも多いものです。この様な機会に是非、他の言葉の意味や使い方も学んでみてはいかがでしょうか。

Randkin
ライター

Randkin

世の中の様々な事に興味を持ち、自分から積極的に情報収集を行っています。読者の皆さんが、知っているようで知らない言葉や知識。今の生活がもっと便利になるアイデアをたくさん紹介していきます。

関連するまとめ

人気の記事