「往訪」の意味と使い方まとめ!ビジネスシーンで使える例文や類語は?

「往訪」の意味と使い方まとめ!ビジネスシーンで使える例文や類語は?

ビジネスシーンで「往訪」という言葉はあまり聞きませんが、意味はご存じでしょうか。また「往訪」は正しい敬語なのかどうかも気になるところです。今回はそんな「往訪」の意味や類語、使い方や注意点、正しい敬語なのかどうかをご紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.「往訪」の意味とは?
  2. 2.「往訪」の対義語・類義語
  3. 3.「往訪」の使い方・例文
  4. 4.「往訪」と「視察」の違い
  5. 5.「往訪」を使う際の注意点
  6. 6.「往訪」の英語表記
  7. 7.「往訪」の意味は「自分が訪ねて行くこと」

「往訪」の意味とは?

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あまり聞き慣れない言葉で「往訪」という言語がありますが、一体どのような意味を持っているのでしょうか。「おうほう」と読み、「往訪」と書きます。ビジネスシーンでもあまり使われない言葉だと言われています。そんな「往訪の」意味ですが「人を訪ねて行くこと」です。

要するに「自分から」人を訪ねて行くことを示しています。ここがとても大きなポイントです。この意味から、限定された表現であることに気付くかもしれません。そして、あまり使うことがない言葉なので、間違った表現をしてしまう可能性があるでしょう。

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また「往訪」という言葉は正しい敬語なのか気になるところです。実際、このような敬語を耳にする機会は少ないので、本当に敬語なのか分からない方もいるかもしれません。

今回は「往訪」は敬語なのかという部分や、類語やビジネスで使う場合の例文や注意点をお伝えしていきます。先に申し上げると「往訪」は厳密には敬語とは言えないということです。

「往訪」の対義語・類義語

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「往訪」という言葉の意味をお伝えしましたが、「往訪」という言葉は敬語になるのでしょうか。また、ビジネスで使える言葉なのか気になるところです。ここからは、そのヒントになるかもしれない「往訪」の類語をお伝えしていきます。

「往訪」の類語は沢山存在しており、ビジネスシーンでもよく使われている言葉です。なので、ビジネスマナーで困っている方には使いやすい言葉や、ちゃんとした敬語と言える類語もあるので、参考にしてみてください。

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また、「往訪」の対義語もお伝えします。「来訪」という言葉が対義語になりますが、似たようなニュアンスでありながら、意味は異なるので間違えやすいかもしれません。

正しい表現をする為にも、対義語の「来訪」の意味も知っておいた方が良いと言えるでしょう。ワンランク上の表現を目指す方は要チェックです。

「往訪」の類義語①「訪問」の意味

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「往訪」の類語をお伝えしていきます。先程、「往訪」の意味は「人を訪ねて行くこと」だとお伝えしましたが、その意味を直接体現した言葉があります。「訪問」という言葉です。意味はまさしく「人を訪ねること」で家や会社などを訪れる時に使われる言葉です。

「往訪」より「訪問」の方が使われる頻度が高く、ビジネスシーンでも使われることが多いと言えます。自分が訪ねて行く時は「訪問する」や「訪問します」といった使い方ができます。目上の方や上司に使う場合は「いつ頃ご訪問なさいますか」といった表現になります。

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「訪問」を敬語として使う場合、注意点があります。目上の方に「訪問される」や「訪問されますか」といった形で使うのは、受け身を指す場合があるので勘違いされるかもしれません。

なので、正しい敬語として「ご訪問なさいますか」といった表現が分かりやすいと言えます。敬語として伝わる表現を意識することで、ビジネスで発揮する言葉かもしれません。

「往訪」の類義語②「伺う」の意味

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「往訪」の類語で「伺う」という言葉があります。「うかがう」と読みますが、「訪ねる」や「聞く」といった意味を持っています。この意味から、自分から相手にアクションをかける様子が分かります。なので「往訪」と意味は同じであることから類語として認められています。

そして「往訪」の類語である「伺う」ですが、「聞く」や「行く」の謙譲語として使われているのです。また先程、「往訪」の類語としてご紹介した「訪問する」の謙譲語でもあります。なので「伺う」は「訪問する」よりも、へりくだった言い方になるということです。

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「往訪」との違いですが、「往訪」は「自分から訪ねる」ように「行く」という意味になりますが、「伺う」は「聞く」や「尋ねる」という意味も含まれています。

なので、自分から「聞きに行く」という意味としても受け取れる言葉なので、幅広い使い方ができるというわけです。そういったこともあり、「伺う」の方が使う頻度が高いのです。

「往訪」の類義語③「見舞い」の意味

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他にも「往訪」の類語は存在します。「見舞い」という言葉が「往訪」の類語になりますが、「病院に入院しているあの人へのお見舞いに行く」といった使い方をします。よく知られている意味としては、災難があった人、つまり病人を訪れる際に使われる言葉になります。

また病人の方に対して、人だけでなく「物や手紙」なども「お見舞いの品や手紙」として認識されています。しかし、「見舞い」という言葉は「病人」に対して使われる言葉だけでなく、単純に「訪れたりすること」を意味しているので、限定された言葉ではないということです。

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他にも「巡視」といった「見まわる」ことも意味するようで、色んな意味として使うことができる言葉だと言えます。どの意味も、自分から向かって行っている様が伝わります。

相手から出向くのではなく、こちらから相手の方に出向くという意味なので、「見舞い」は「往訪」の類語として認められるのです。

「往訪」の対義語「来訪」の意味

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「往訪」の意味や類義語をお伝えしましたが、対義語はどのような言語がもしかしたら気付いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。「往訪」の意味を「人を訪ねて行くこと」だとお伝えしましたが、その反対の言葉を考えてみると想像しやすいかもしれません。

相手から来てくれる様子をイメージすることができるでしょう。つまり「相手から訪ねてくる」ということで、「来訪」という言葉が「往訪」の対義語だと言えるということです。「来訪」は「らいほう」と呼び、自分ではなく相手がこちらに訪ねてくることを指します。

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敬語で使う場合は「ご来訪」という表現になります。特に場所が決まっていない状況でも、相手に来てもらうことが決まっていれば、「来訪」を使うことができるということです。

そして、「来訪」は「往訪」と違い、ビジネスシーンで使うことが多いです。一体どのような使い方ができるのでしょうか。ここからは簡単に「来訪」の使い方をご紹介します。

「来訪」の使い方・例文

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「往訪」の対義語である「来訪」の使い方や例文をお伝えします。「遠いところからのご来訪誠にありがとうございます」という例文があります。これはビジネスシーンで聞くことが多い表現です。「遠いところから来てくださり誠にありがとうございます」という意味です。

シチュエーションとしましては、遠く離れた場所からお取引先の方が、わざわざこちらまでいらっしゃった時などで、感謝の気持ちを伝える時に使う表現です。また、相手がこちらに来ることになり、挨拶として「では〇日にご来訪お待ちしております」といった例文もあります。

「こちらに来てくださることを楽しみに待っている」ことを表す意味として使える表現です。そして、相手にこの日に来るということで間違いはないか確認の意味も込めて使っています。

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「来訪」の意味とは?ビジネスシーンでの使い方や例文もまとめて解説!
来訪という言葉はよく聞く言葉ですが、似たような言葉がたくさんある中で、それぞれの意味を正しく把握しているでしょうか。今回は、来訪や訪問、往訪など、来訪に似た意味の言葉を含めて詳しく解説します。それぞれの違いを正確に確認するために活用して下さい。

「往訪」の使い方・例文

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「往訪」の意味や類語をご紹介してきましたが、ここからは「往訪」の使い方や例文をお伝えしていきます。実際にビジネスシーンで「往訪」を使うことは少ないですが、逆に言うと、使い方を知らないと誤った表現をしてしまうということに繋がりかねません。

先に気を付けるポイントをお伝えします。「往訪」は「自分が人を訪ねて行く」という意味です。ここで注意しておく部分は「自分が」というところと「行く」というところです。この意味を理解すると「往訪に行く」という表現に違和感を感じるかもしれません。

後程「往訪を使う際の注意点」で詳しくお伝えしますが、「往訪に行く」という表現は正しくありません。ここからご紹介する「往訪」を使った例文を参考にしてみてください。

例文①「往訪の確認をする時」

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早速ですが、「往訪」の使い方や例文をご紹介していきます。あまり使うことがない「往訪」ですが、強いて言うならビジネスシーンで使われることが多い言葉だと言えるでしょう。例えば、仕事でA社に行く予定があり、その日程の確認をする際に使える言葉です。

「〇月〇日にA社に往訪しますので、よろしくお願いいたします」という例文があります。こちらから出向くときに使える言葉なので、シチュエーションとしましては、自分が営業所に出張する時や、取引先の会社に訪問する時などです。会話で使うことができます。

ここでは自分自身が出向く時の使い方になっています。基本的には相手がこちらに来る時は使えない言葉なので、使う際は「往訪」の意味をちゃんと理解しておいた方がいいでしょう。

例文②「過去に往訪した場合」

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続いての「往訪」の使い方の例文ですが、過去に自分が訪れたことを伝える時の表現をお伝えします。「以前、〇〇社に往訪したことがあります」という使い方ができます。この例文の意味として、「前に自分は○○社に行ったことがあります」ということになるわけです。

「往訪した」ということで「相手の方に出向いて行った」という見方ができるのです。ここで間違って「来訪」を使ってしまうと、「相手からこちらの方に来た」という意味になるので、使い方として注意が必要です。ここでは過去の自分が訪れたということを意味しています。

例文③「今日往訪します」

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他にも「往訪」の使い方があるのでご紹介します。「今日は〇時にA社に往訪する予定ですが、戻ってくる時間が遅くなる恐れがあります」という例文があります。今日の日程で自分が外回りで、A社に行くことを伝えている様子です。ここでも自分が行く時に使えるということです。

もし他の同僚や部下が行く場合は、「往訪」という言葉は使えませんので注意が必要です。例えば「今日は〇時に部下の○○がA社に往訪する予定ですが、戻ってくる時間が遅くなる恐れがあります」という使い方は不適切であるということです。

これは自分ではないから「往訪」にならないと言えます。この場合、「訪問」や「伺う」が適切です。「往訪」を使えるとしたら「自分自身がA社に行く」ということが条件になります。

例文④「連絡で往訪すると伝える」

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文章で「往訪」という言葉を使う場合の例文です。「昨日メールにて、A社とB社に往訪してきた旨をお伝えしましたが、連絡がなかった為、もう一度お伝えします」という表現の仕方ができます。「A社とB社に自分が行ってきた」という意味を伝えている場面です。

ここで「自分が行った」という意味を「往訪した」という言葉で済ますことができるので、スッキリした文章にすることができます。「往訪」という言葉は事務的な連絡を要求されている時などで役に立つ言葉かもしれません。

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しかし、「往訪」という言葉は使う頻度がそれほど多くない為、相手が「往訪」という意味を理解していない場合、伝わらないので避けた方がいいでしょう。

特に口頭ではなく、メールでの連絡になると分かりにくい言葉は適さないと言えます。相手が「往訪」という言葉を理解していることが前提になるでしょう。

例文⑤「電話で往訪を伝える」

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「往訪」の使い方として、電話での連絡時に使うこともできます。「これから戻るところでしたが、C社から連絡があり、打ち合わせをしたいということなので、今からC社に往訪します」という言い方ができます。ここでもポイントは「自分が行く」ということです。

このように、電話での連絡でも「往訪」を使うことができます。後程お伝えしますが、「往訪」は厳密に言うと、敬語としては相応しくない言葉です。なので、相手が上司や目上の方であれば、違う表現がいいかもしれません。

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同僚や部下、または最低限の連絡で問題ない相手に「往訪」を使った方が無難だと言えるでしょう。また、発音によっては「往訪」という言葉の音は聞き取りにくいかもしれません。

そういう意味でも、「往訪」の類語である「伺う」や「訪問」などの言葉で表現した方が、電話口でも相手に伝わりやすいでしょう。

「往訪」と「視察」の違い

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「往訪」の類語や意味をお伝えしましたが、他にも類語は存在しますが「視察」という言葉があります。しかし、「往訪」と「視察」を比べるとニュアンスとしては似ていますが、細かい意味を見ていくと違いがはっきりしてきます。

ここで簡単に違いを説明すると、「往訪」は自分が行く時だけで「視察」は他の人にも使える言葉です。そして他にも「往訪」と「視察」の意味がどう違うのか知るために、「視察」の意味をお伝えしていきます。それによって二つの言葉の違いが判るでしょう。

「視察」は「現場を見に行く」という意味

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ビジネスシーンでよく使われる「視察」という言葉ですが、「現場を見に行く」という意味になります。これは「実際、現地に足を運んで実情を知ること」を意味しています。なので現地の方に出向くという意味になるので、「往訪」と似た意味になるのです。

しかし、「往訪」は「自分が行くだけ」であり、「様子を見に行く」という意味が含まれていません。反対に「視察」は「自分以外の人」に対しても使うことができる言葉なのです。

そんなわけで、「往訪」と「視察」は「訪れる」という共通の意味を持っていますが、細かい部分でニュアンスが違うということです。

「往訪」を使う際の注意点

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ここまで「往訪」の意味や類語、例文と使い方などお伝えしてきましたが、「往訪」を使う際に気を付けることがあります。まず、「往訪」の意味をお伝えしましたが、その意味を知ってビジネスシーンであまり聞くことがない理由を理解した方もいらっしゃるでしょう。

「往訪」は「自分が訪ねる」時に使える言葉だということです。つまり相手から来てもらう時や、他の人が訪ねる時は「往訪」という言葉は使うことができないという意味でもあります。意味が限定されたものになっているので、そこから外れると適さないということです。

なので、使う時は注意が必要になります。そして他にも「往訪」を使う際の注意点があります。それは「往訪」の使い方と、使う相手に気を付けた方がいいという部分です。

「往訪」の使い方で「往訪に行く」といった表現はしていませんが、間違った言い方だからです。また「往訪」は敬語とは言えません。ここからは、その理由をお伝えいていきます。

「敬語」では使えない

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早速ですが、「往訪」を使う際の注意点をお伝えしていきます。先程は「往訪」という言葉はビジネスシーンで使う機会は少ないとお伝えしましたが、限定された意味だからという理由の他に、「往訪」という言葉は敬語では基本的に使われないからです。

この場合「往訪します」という表現が正しいのですが、それでも「往訪します」を使うことはあまりないです。「往訪」の類語で挙げた「伺う」や「訪問」を使うことが多く、相手にも伝わりやすいと言えます。「伺います」や「伺ってきます」という表現が自然だと言えます。

「訪問」も「訪問します」や「訪問させて頂きます」といった言い方ができます。なので、この「伺う」と「訪問」という言葉の方がビジネスシーンで使うことが多く伝わりやすいです。

というわけで、わざわざ使われていない「往訪」という言葉を、無理に使う必要はないということです。相手が伝わりやすい言葉を使うようにしましょう。

「往訪に行く」は間違い

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「往訪」の使い方で「往訪します」という表現をしましたが、「往訪に行ってきます」という表現でもいいのか気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は「往訪に行く」という使いかたは間違った表現になります。

「往訪」の「往」は「行く」という意味が含まれています。なので「往訪に行く」だと「行く」が二つ入っていることになるのです。というわけで、「往訪に行ってきます」という表現は正しくないことが見て取れます。知らない方は間違えやすかったりします。

なので、「往訪します」や「往訪しました」という表現が適切だということです。このように「往訪」という言葉は使いづらい部分があるので、意味を十分に理解する必要があります。

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「往訪」の英語表記

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「往訪」の意味や類語、ビジネスシーンでの使い方などをご紹介してきましたが、「往訪」を英語で使うことはできるのか気になった方もいらっしゃるかもしれません。「往訪」という言葉をあまり聞かない言葉というのもあり、英語で表現すると難しそうな印象があるでしょう。

しかし、「往訪」の意味を考えると英語での表現も可能だと考えることもできます。「往訪」の意味は「人を訪ねて行く」とお伝えしましたが、英語で似たような意味を持つ単語があります。英語で「visit」という単語がありますが、意味は「訪れる」や「訪問する」です。

また、「見舞う」や「参観する」に「見物に行く」などの意味もあります。この言葉は親しい相手に使うこともできますし、社交上でも使うことができるのです。

全ての意味で共通するものとして、「自分が相手のところに訪れる」という表現であるということです。この「visit」を使った例文と、使う際の注意点をお伝えしていきます。

「visit」の例文

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英語の「visit」は「往訪」の意味と同じであることが分かりましたが、ここからは「visit」を使った例文をご紹介していきます。「I'm visiting my friend's house today」という英語での表現ができますが、「私は今日、友達の家を訪ねるつもりです」という意味になります。

他にも「I'm visited 〇〇Company yesterday」といった表現ができます。「昨日私は○○社を訪問しました」という意味になり、こちらも自分から伺っていることが分かります。つまり、「往訪する」や「往訪しました」という表現になっているということです。

このように、プライベートでもビジネスシーンでも、「往訪」という意味の「visit」を使うことができるというわけです。また、「お見舞い」や「見物に行く」という状況にも使えます。

しかし、「visit」を使う際に気を付けるポイントがあります。ここからは英語の「visit」を、文法で使う際の注意点をお伝えしていきますので、ケアレスミスを避けましょう。

「visit」を使う際の注意点

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「往訪」という意味で「visit」を英語で使うことができるとお伝えしました。しかし、「visit」に「to」を付けた文章の場合、適切ではないと言えるのです。例えば先程の「I'm visiting my friend's house today(私は今日、友達の家を訪ねるつもりです)」という文章を紹介しました。

そこに「to」を付けた場合「I'm visiting  to my friend's house today」の表現は不自然だと言えます。「~へ行く」は「go to」ということで「to」を付けてしまいがちですが、「訪ねるところ」の前に付けない方がより自然な表現になります。

というわけで、訪問先の前に「to」は付けないようにしましょう。とは言え、実際に「to」を付けたとしても、相手にはちゃんと伝わるので、あまり気にしすぎなくても問題ありません。

あくまで、より自然な表現を目指す場合であれば、気を付けた方が良いポイントだということです。プライベートやビジネスなどで意味が伝われば大丈夫でしょう。

「往訪」の意味は「自分が訪ねて行くこと」

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「往訪」の意味や類語と対義語、使い方や例文、そして注意点をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。「往訪」の意味は「自分が訪ねて行くこと」ですが、実は限定されたもので、使う場面が限られているということでした。また敬語としては使えない言葉です。

このように色々と不便な言葉なので、使う人も少ないのかもしれません。またそれによって、正しい使い方が分からないという方も多いようで、ビジネスなどで間違った表現をしてしまうこともあるようです。今回お伝えしたポイントを理解すれば問題なく使えるでしょう。

そして、言葉の意味を理解することで、より魅力的な表現ができるので、是非使える場面では使ってみてください。

すなどりねこ
ライター

すなどりねこ

こんにちは。ふつつかものですが、宜しくお願い致します。

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