ファンが選ぶスター・ウォーズの名言を英語原文も一緒に紹介!
『スター・ウォーズ』シリーズは世界中で愛されている名作SF映画です。現在もスピンオフやエピソード7~9までの続三部作といった新作が公開され、更なるファンの獲得に成功しています。
遥か彼方の銀河系を舞台にした善と悪の壮大な戦争で、心に残る名言も多く生まれている事はご存知でしょうか?今回はスター・ウォーズでお馴染みの名言や名シーンを、英語原文と交えて紹介します。
スター・ウォーズの定番の名言・名シーン
スター・ウォーズの根底には禅や武士道といった東洋の思想が深く関わっており、ジェダイの騎士達が発するセリフからその考えが読み取れます。
まずは名言や名シーンからファンの間で定番とされるものを、英語の原文と交えて4つ紹介します。ファン以外の知名度も高いので、海外での日常会話として使ってみて下さい。
なんだか嫌な予感がする
スター・ウォーズでは毎回登場するセリフで、英語にすると「I have a bad feeling about this.」となります。物語の導入として相応しいセリフです。
ファンの間では「フォースと共にあれ」と並ぶ名言であり、新作が公開される度にどこで使われたのか話題にされています。次にスター・ウォーズを見る時は「何だか嫌な予感がする」というセリフにも注目するといいでしょう。
フォースと共にあらんことを
スター・ウォーズを代表する名言であり、英語にすると「May the Force be with you.」となります。ジェダイのグランドマスター・ヨーダを始め、多くのキャラクターがこのセリフを発してきました。
英語の「幸運を」という文章と似たような使い方をするため、海外では日常会話にも使われているようです。
フォースがついているぜ!
エピソード4でハン・ソロがルークに投げかけたセリフで、英語にすると「Hey, Luke. May the Force be with you!」となります。
意味は先程とほぼ同じですが、相手や立場によってニュアンスの方は若干変わってきます。友としてルークの身を案じるハン・ソロの感情が伝わってくる内容です。
フォースは君と共にあるのだ。いかなる時も
エピソード4でオビ=ワン・ケノービが発したセリフであり、英語にすると「Remember, the Force will be with you,always.」となります。
オビ=ワンは物語の途中、ダース・ベイダーとの対決に敗れ死んでしまいますが、デススターの破壊に成功したルークの前に霊体として現れ、このセリフを投げかけました。
死してなお弟子を信じる師匠としての名言であり、ルークはこの言葉通りにジェダイとして目覚ましい成長を遂げます。
スター・ウォーズのエピソード1・エピソード2の名言・名シーン
ここではスター・ウォーズシリーズから、エピソード1と2の名言・名シーンを紹介します。スター・ウォーズシリーズには力だけでなく、精神面の大切さを説く名言が多いです。
現実にそのまま当てはまる内容も多いので、ファンの中にはこれらを頼りに生き抜こうとする人もいるそうです。
話せるから利口とは限らん
エピソード1でクワイ=ガン・ジンが発したセリフで、英語にすると「The ability to speak does not make you intelligent.」となります。
惑星ナブーに降り立ったクワイ=ガン・ジンはグンガン人のジャー・ジャー・ビンクスを助け、知覚生物として自慢気に語る彼にこの名言を放ちました。
運命は変えられないの。夕日が沈むのを止められないように
エピソード1でシミ・スカイウォーカーが、ジェダイの修業に向かう息子・アナキンに放った名言です。英語にすると「But you can't stop the change, any more than you can stop the suns from setting.」となります。
我が子の巣立ちに自分が足枷になってはならないと言い聞かせる意味もあり、悲しみをこらえてアナキンの気持ちを後押しする名シーンです。
出会いは偶然ではない
エピソード1でクワイ=ガン・ジンがアナキンの類稀なる素質を見抜き、彼をジェダイとして連れて行こうとシミに告げたセリフです。英語にすると「Our meeting was not a coincidence. Nothing happens by accident.」となります。
これがきっかけでシミは息子の旅立ちを後押しするようになり、運命としてある程度決まっていたとはいえ、クワイ=ガン・ジンの言葉は親子に強い影響を与えたようです。
恐れはダークサイドに通じる
エピソード1でヨーダがアナキンに投げかけたセリフです。英語にすると「Fear is the path to the dark side.」となります。
ヨーダ達ジェダイ評議員はアナキンに母親について尋ね、その際に激しい気性の一端を見た事から、ヨーダはアナキンがフォースの暗黒面「ダークサイド」に落ちる可能性を見ます。
その後アナキンはダークサイドに落ちてしまうので、ヨーダの発言は的を射たものだったと言えるでしょう。
でも無償の愛である思いやりはジェダイの精神なんだ
エピソード2でアナキンが放った名言です。英語にすると「Compassion, which I would define as unconditional love, is central to a Jedi's life! So you might say that we're encouraged to love.」となります。
ジェダイでは恋愛や結婚が禁じられており、アナキンはこのルールに疑問を感じていました。愛によって自分を見失ったり、暗黒面に落ちてしまうという理由がありますが、アナキンは愛するパドメに恋愛を無償の愛である思いやりだと説きます。
評議会もアナキンの言葉に思うところがあったのか考えを改め、後の時代ではジェダイの恋愛や結婚が認められるようになりました。
怒りは人間の感情よ
エピソード2でパドメ・アミダラが放ったセリフです。英語にすると「To be angry is to be human.」となります。
砂漠の強盗と呼ばれるタスケン・レイダーにアナキンの母・シミが連れ去られ、彼女はそこで息を引き取ってしまいます。アナキンは怒りと悲しみからタスケン・レイダーを皆殺しにしますが、それを知ったパドメが放ったのがこのセリフです。
善と悪の狭間で揺れ動く精神面を描いた名シーンが多い、スター・ウォーズシリーズを象徴する名言と言えるでしょう。
死ね!ジェダイども!……あら、私何か言った?
エピソード2でC-3POが言ったセリフです。英語にすると「Die, Jedi dogs!… Oh! What did I say?」となります。
手違いでバトルドロイドの頭部と胴体を交換してしまい、ブラスターを撃ちながら心にもない事を叫んでしまいます。
いつも悲観的なC-3POでは考えられないような一言で、普段とのギャップが溢れるお茶目な一幕です。
うぬぼれが2倍なら挫折も2倍だ
エピソード2でクローン大戦の中核を担った人物・ドゥークー伯爵の名言です。英語にすると「Twice the pride, double the fall.」となります。
ドゥークーは元々ジェダイであり、ヨーダやクワイ=ガン・ジンの教えを受けた優秀な騎士でした。しかし、ジェダイ・オーダーの腐敗ぶりに幻滅するあまり暗黒面に堕ち、自らを追ってきたアナキンにこのセリフを言います。
実は師匠のヨーダもジェダイの腐敗ぶりを嘆く姿が描かれており、弟子が裏切った理由に対して何か思うところがあったようです。
スター・ウォーズのエピソード3・エピソード4の名言・名シーン
ここではスター・ウォーズシリーズから、エピソード3と4の名言・名シーンを紹介します。この2つは旧シリーズの終わりと新シリーズの始まりをそれぞれ象徴する作品です。
特にエピソード3は非常に重々しいストーリーですが、キャラクター達の愛憎入り混じった名言には思わず心を揺さぶられるでしょう。
自信が増せばその分挫折も大きくなる
エピソード3でドゥークーが言ったセリフで、前述の「うぬぼれが2倍なら挫折も2倍だ」とはほぼ同じ原文です。
ただし今回は修業して2倍も強くなったと驕るアナキンに言ったもので、前回と比べて忠告のようなニュアンスに感じられます。自信を付けるのは大切ですが、足元をすくわれないように地に足を付けておく事も必要だと実感させるる名言です。
これで自由は死んだわ
エピソード3でパルパティーンが共和国を解体、銀河帝国初代皇帝に就任した様子を見たパドメの一言です。英語にすると「So this is how liberty dies, with thunderous applause.」となります。
議場では万雷の拍手が送られるものの、絶望を感じたのはパドメ1人です。この孤独ぶりからもパドメの恐怖が伝わってくるでしょう。
今日からはこう名乗るがよい「ダース・ベイダー」と
エピソード3のラスト、パルパティーンことダース・シディアスは暗黒面に堕ちたアナキンにこう告げます。英語にすると「Henceforth you shall be known as Darth Vader.」となります。
スター・ウォーズを代表するキャラクター、ダース・ベイダーの誕生を描いた名シーンとして、ファンの間でも語り草とされる名シーンです。
我々が考える真実のほとんどは自分の見方で変化する
エピソード3におけるオビ=ワンの名言です。英語にすると「You're going to find that many of the truths we cling to depend greatly on our own point of view.」となります。
真実は視点によって姿を変えるという理を見抜いており、自分の意思によってコントロールできるとも取れます。なかなか考えさせられる内容です。
死は生きることの一部だ
エピソード3でヨーダが放った名言です。英語にすると「Death is a natural part of life.」となります。母に続き愛するパドメを失ってしまうと恐れるアナキンにこの言葉をかけますが、事態は思わぬ方向へと動きます。
エピソード2で言った「恐れはダークサイドに通じる」と似たようなところがあり、死を人生の一部として受け入れようと促せる内容です。恐怖を和らげるにはそうするのがベストなのかもしれません。
弟と思ってた。愛してた!
エピソード3終盤にて逃亡したアナキンことダース・ベイダー、彼を追って火山惑星のムスタファーまで来たオビ=ワンのセリフです。英語にすると「You were my brother, Anakin. I loved you.」となります。
戦いはオビ=ワンの勝利に終わるものの、アナキンは「アンタが憎い!」と呪詛の言葉を吐き、それに対するオビ=ワンの悲痛な叫びへと繋がります。
苦楽を共にしてきた師でも弟子の苦しみを取り払う事はできず、悲しみがこみ上げてくる名シーンの1つです。
外見はボロだが中身で勝負だぜ!
エピソード4でハン・ソロが放った名言です。英語にすると「She may not look like much, but she's got it where it counts, kid. 」となります。
愛機のミレニアム・ファルコン号を「ポンコツ」呼ばわりするルークに、ハン・ソロはこのセリフで応えました。愛機への強い思い入れと自分の腕前に対する自信を感じさせるワイルドな一言です。
経験上成功にまぐれなどない
エピソード4でオビ=ワンが放った名言です。英語にすると「In my experience, there's no such thing as luck.」となります。
ルークが目を覆ったまま光線を跳ね返した事にハン・ソロが「まぐれさ」と言った際、このセリフで返します。成功には確かな努力が必要だと感じさせる言葉です。
スター・ウォーズのエピソード5&エピソード6の名言・名シーン
ここではスター・ウォーズシリーズから、エピソード5と6の名言・名シーンを紹介します。これまで通りダークサイドの危険性に触れる一方、フォースの正しい使い方を説く名言も多いです。
特にグランドマスター・ヨーダのセリフは人間の本質に迫ったものも多く、現実でも実践したくなると考えさせられます。
知ってるさ
エピソード5でレイア・オーガナの「愛してる」という言葉に返したハン・ソロの名言です。英語にするとそのまま「I know.」となり、日本版公式サイトのスター・ウォーズ名言投票で1位に選ばれた事もあります。
女性からかなりの好意を寄せられているハン・ソロらしい名言で、実は演じたハリソン・フォードのアドリブだそうです。彼がどのような恋愛をしてきたかには色々と想像の余地があります。
生命は光り輝く存在だ。肉の塊ではない
エピソード5でフォースの習得に悩むルークに、ヨーダが「目に見える肉体とフォースは違う」と諭す名シーンからのセリフです。英語にすると「Luminous beings are we, not this crude matter.」となります。
この文法はヨーダ独特の喋り方であり、正しい英文だと「We are Luminous beings, not this crude matter.」となるそうです。
人の本質は光り輝くものであり、普段考えているよりずっと素晴らしい存在だと教えてくれるような名言です。
フォースはお前とわしの間にもある
英語にすると「Here, between you... me... the tree... the rock... everywhere!」となります。エピソード5で沼に沈んだXウイングを持ち上げようとするルークに「無理だ」と言われた時のセリフです。
ヨーダはこの後Xウイングをフォースで持ち上げ、フォースはあらゆる場所に宿っていると改めて説きます。スター・ウォーズファンはこのセリフを胸にしまっている人が多いようです。
偉大な戦士?戦争で偉大にはなれん
先程から少し遡り、偉大な戦士として自分を捜しに来たルークに告げたヨーダのセリフです。英語にすると「Great warrior? Wars not make one great.」となります。
力だけでは戦士になれないという意味だけではなく、グランドマスターとして長年ジェダイを見守ってきたヨーダの経験談とも言えるでしょう。
戦争なら犠牲は避けられないものなので、それでも戦いによって道を追求する事は、多くの人の胸に残りつつも考えさせられます。
考えるのでなく感じるのだ
英語にすると「Don't think... Feel.」となります。なかなかフォースを習得できないルークにヨーダが与えたアドバイスです。
元々はブルース・リーが『燃えよドラゴン』で発したセリフであり、武道の教えが根強いスター・ウォーズでも脈々と受け継がれてきました。
スター・ウォーズファンの間では「フォースと共にあれ」などと並び、グランドマスター・ヨーダが残した最も有名な名言として知られています。
フォースには暗黒面もある。怒り・恐怖・敵意。それが暗黒面だ
エピソード5でルークへのフォースの訓練が始まる中、ダークサイドの危険性について説いたヨーダのセリフです。英語にすると「But beware of the dark side. Anger, fear, agression. The dark side of the Force are they.」となります。
スター・ウォーズではジェダイがダークサイドの危険性に触れる名シーンが多いですが、特にエピソード2でパドメが言った「怒りは人間の感情よ」というセリフに近いものを感じられます。現実においても怒りや恐怖といった負の感情を認め、どう克服していくかは大きな課題です。
私がお前の父親だ
英語にすると「I am your father.」となり、エピソード5のクライマックスにおいてダース・ベイダーがルークに自分が父親だと告白する名言です。
このセリフはスター・ウォーズないし映画史上に残る名シーンとして、今日まで語り継がれています。実はこのシーンはぶっつけ本番で撮影されたもので、それまでダミーのセリフなどを用意していた事もあり、撮影現場でも大きな衝撃が走りました。
違う!やるか、やらぬかだ。ためしなどいらん
エピソード5でヨーダが言った名言です。英語にすると「No! Try not. Do. Or do not. There is no try.」となります。
「フォースはお前とわしの間にもある」からの続きであり、フォースの習得に当たって投げやりなルークの態度をこのセリフで戒めます。
ヨーダの名言は求道者めいたところがあり、現実でも突き刺さるような内容が多いです。やるかやらないかの二択で決めるという潔さに思わず惹かれます。
お前は正しかった。私には善の心が残っていた。妹にもそう言ってやれ
エピソード6でダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーが、息子のルークに残した最期の言葉です。英語にすると「You were right about me. Tell your sister you were right.」となります。
今わの際にアナキンはルークにマスクを外してもらい、成長した息子の姿を見ると息を引き取ります。悲しみと感動が混じったスター・ウォーズの名シーンです。
僕はジェダイだ、父もそうだ
エピソード6で皇帝パルパティーンの誘惑を跳ね除けたルークの名言です。英語にすると「I am a Jedi, like my father before me.」となります。
暗黒面に堕ちてもなお父をジェダイとして信じるルークの優しさが感じられます。実際アナキンはこの言葉がきっかけでジェダイとしての心を取り戻し、命と引き換えに息子を救いました。
もう救ってくれたんだルーク
エピソード6におけるアナキンの名言です。英語にすると「I've got to save you. You already have, Luke.」となります。
最後まで自分を救おうとするルークにアナキンはこの言葉で応え、「お前は正しかった」と息子の成長を喜びながら息を引き取ります。
この親子の会話をもってスターウォーズの物語は大団円を迎え、銀河系はしばらくの間平和を取り戻しました。
スター・ウォーズはかっこいい・ロマンチックな名言の宝庫
スター・ウォーズシリーズの名言や名シーンについて紹介してきました。ライトセーバーによる派手な剣戟が目立つ一方、セリフの方は人間の本質に迫る内容が多いです。
その考えさせられる内容から、ファンでなくても心に止めたくなる人もいるそうです。スター・ウォーズの名言や名シーンから、人生を生き抜くための術を学んでいきましょう!