手取り10万の年収・税金・社会保険料を調査!一人暮らしや貯金はできる?

手取り10万の年収・税金・社会保険料を調査!一人暮らしや貯金はできる?

給料日に貯金通帳を見ると、10万円が記帳されています。税金・社会保険料などを控除した手取り10万円です。1ヶ月の家賃や食料費や光熱費を引くと、果たしてどのくらい残るのか、預金ができるのかなどの心配があります。手取り10万で、どこまでできるのかまとめました。

記事の目次

  1. 1.手取り10万で一人暮らしは厳しい
  2. 2.手取り10万の税金・社会保険料
  3. 3.手取り10万の生活レベル
  4. 4.手取り10万円で貯金は難しい
  5. 5.手取り10万円で貯金をする方法
  6. 6.手取り10万円での生活は厳しい

手取り10万で一人暮らしは厳しい

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1か月一生懸命働いて、手取り10万が毎月預金口座に振り込まれます。税金や社会保険料などが控除された後の、自分で使える1か月のお金です。

しかしこの手取り10万は、全部が自由になるのではなく、家賃や水道光熱費などの毎月かかる費用の支払いが優先されます。その残りが小遣いになり、余れば貯金になります。

手取り10万は、一人暮らしには大変貴重なお金なんです。様々にかかる生活費を除くと、ほとんど残らないくらいの毎月の固定収入です。そこで手取り10万の生活は厳しいという現状を整理して紹介します。

手取り10万円の年収は約150万円

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給料の仕組みは、ざっくり基本給に諸手当が加算されてその月の支給額が決定します。その合計額を総支給額と言います。一般的に年収とは、この総支給額の12か月分の合計額です。

毎月の総支給額から、法定費用(税金)と社会保険料(健康保険・年金・雇用保険)が控除されて、残った金額が毎月の手取り額として支給されます。

という様に毎月の給料が計算されて、手取り10万円が貯金口座に振り込まれます。ざっくりした給料の仕組みですが、手取り10万の年収は総支給額で見ますから約150万円に計算されます。

ボーナスありならば年収175万円程

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手取り10万の給料は、前の項で触れたように総支給額から税金や社会保険料が控除された金額です。そしてこの総支給額の12か月分の合計額が、ボーナスがない場合の年収になります。

そして、年収の計算に含まれる毎月の給料の他に臨時的に支払われる収入があります。一般的には、ボーナスと言って企業にもよりますが、大概年2回営業成績などにより支給されます。

その様に給与収入の仕組みは、毎月支給される給料と臨時的に支給されるボーナスという様になります。そして手取り10万の人の年収は、ボーナスを含めると175万円程度に計算されます。

手取り10万の税金・社会保険料

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手取り10万の給料は、税金と社会保険料を控除した後の金額という様に紹介してきました。と言うことは、手取り10万に税金分と社会保険料分が上積みされていることになります。

所得税額は、毎月の給料額が基準で計算されます。住民税は、前年の収入額を基準に計算されます。社会保険料も、前年の収入を基準に計算されます。

基本、所得税は毎月税額計算されて変動がありますが、住民税と社会保険料は、大幅な変更がない限り原則1年間同じ金額で控除されます。但し、住民税と社会保険料は年の途中で、控除金額が改訂されます。

手取り10万円の所得税

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では、手取り10万の所得税はどのくらいの税額になるのでしょうか。給与所得者の所得税の計算は、毎月の給料支給額により税額計算がされます。

そして、毎月給料から控除されます。ボーナスについても同様で、支給額で税額が計算されてボーナスから控除されます。これが年間支給額に対する所得税になります。

手取り10万の場合の月額支給総額は、概算125000円に推計されます。この金額に税率を乗じて算出します。そうすると、手取り10万の毎月の所得税は2050円が税額表から算出されます。

手取り10万円の住民税

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手取り10万の住民税は、どのくらいの税額になるのでしょうか。前の項で触れましたが、住民税は一年の給料収入額が基準で計算されます。

計算方法は、決められた計算の仕方があります。給与所得額から基礎控除などの人的控除や社会保険料や生命保険料控除などを差し引いて課税対象所得を計算します。

この課税対象所得に決められた税率を乗じて年間の住民税額が計算されます。手取り10万の住民税は、基礎控除のみの年税額は1万円前後になる見込みです。詳しくは、都道府県窓口にお尋ねください。

手取り10万円の各種社会保障

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手取り10万の各種社会保障は、社会保険(健康保険と厚生年金保険)と雇用保険があります。それぞれに保険料の計算方法があります。

社会保険に関しては、3か月の平均給料額で保険料計算の基礎額(標準報酬月額)が年1回決められます。雇用保険料は、毎月の給料額を基準に計算され、毎月の給料から天引きされます。

手取り10万の月額給料額が125000円と推計すると、その保険料は、社会保険料約17600円と雇用保険料約370円の合計約17970円の保険料が計算されます。

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手取り10万の生活レベル

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手取り10万の生活レベルは、はっきり言って厳しいです。しかし、一人暮らしでワンルーム賃貸などの生活条件の場合では、多少の厳しさの緩和はできます。

苦しい生活レベルには違いないのですが、手取り10万で1ヶ月の生活を賄う方法は見つかります。手取り10万生活は、確かに厳しいですが、それなりに楽しい生活プランもあります。

手取り10万円で一人暮らしは難しい

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結論ありきになってしまいますが、手取り10万で一人暮らしは、かなり厳しいということです。しかし、それなりの生活プランは考えられます。

ただ厳しいということでは、厳しさを克服する手段も見つからなくなります。その金額で、1ヶ月の生活を楽しもうというポジティブな考えが必要です。

家賃

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最初の難解は、家賃です。手取り10万では、ギリギリ5万円以下の家賃負担が必須です。一人暮らしの場合には、雨露がしのげて、寝る場所さえ確保できればという究極の選択もあります。

シェアハウスなどの考え方もありますが、最低でもワンルームでプライベートの空間が欲しいなどという希望もあります。しかし家賃5万円以下のワンルームを探すには、条件にもよりますが都内は難しくなります。

都内から離れた場所で、安い家賃の場所を探すことになります。東京から離れた場所では、家賃3万円などの物件もあります。手取り10万では、ギリギリ5万円までの家賃負担です。

通信費

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手取り10万で、一人暮らしをするための家賃以外の固定費に通信費があります。最近では、通信の手段として固定電話を設置するなどことは無くなってきています。

そのほとんどがスマフォやインターネットで、通信ができる環境になっています。しかし、無料通話などもありますが、最低限の通信費は必要です。

手取り10万で一人暮らしの通信費は、格安プランなどを駆使して、月額1万円が限度です。スマフォやインターネットで様々な情報が入手できます。しかし、通信費は極力抑える努力が必要です。

光熱費

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手取り10万の生活には、光熱費の問題もあります。水道料金も含めた電気代などの1か月の経費は、5000円くらいで押さえたいです。

日中は、仕事で家にいない機会が多くあることがありますが、いずれにしても朝夕の寝食には電気水道ガスは、生活の必需品になります。

そんなことで、手取り10万の一人暮らしには家賃・通信費と同じく光熱費も必要になります。一人暮らしの光熱費は、月額5000円程度に押さえるようにしたいです。

食費

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手取り10万の一人暮らしで、最も重要なことは健康管理です。社会保険で補償されているとはいえ、病院にかかれば最低3割は負担があります。

そんなことを極力避けて、健康的に暮らすには食費を欠かすことができません。しかし、この食費も手取り10万の一人暮らしには、厳しい負担になります。

単純に1日1000円の食費としても、1ヶ月3万円の食費が必要になります。いずれにしても、人間生きていく以上は食べて行かなけらばなりません。なんとしても、1ヶ月最低3万円の食費は確保したいです。

二人暮らしは共働き必須

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手取り10万の一人暮らしの家計の難しさは、ギリギリの生活になれなければ、生活にゆとりなどという贅沢な考えはできないというものです。

何気に悲観的な材料ばかりの手取り10万の一人暮らしですが、これにパートナーができて二人暮らしになるということになると、更に生活は厳しくなります。

そんな二人暮らしの家計を維持するには、共働きするしか方法はありません。二人暮らしになると家計費も必然1.5倍くらいに膨れます。しかし、二人の収入を合わせれば若干のゆとりも出てくることがあります。

手取り10万円で貯金は難しい

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手取り10万の一人暮らしで、果たして貯金ができるのかと言うことですが、貯金は難しいという考えに行きついてしまう様です。生活費を目いっぱい節約しても、1ヶ月に残る金額はわずかです。

その残った金額には、生活費以外の突発的費用や自分の小遣いなどが含まれます。ということは貯金に回せるお金は、残らないという結論に達してしまいます。

厳しいようですが、これが現実と直視して貯金はあきらめるしかない様です。しかし、ワンコイン貯金とかの考えもありますから、決して悲観材料ばかりではないことは確かです。

年収300万円以下の貯金額平均

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手取り10万の一人暮らしで、貯金ができるのかということには、実際NOという結論に行きついてしまいます。月々の生活が厳しくて、貯金に回すお金が無いということが現実です。

しかし、これにボーナスが加わると考え方は別になってきます。ボーナス貯金として、ボーナスが出た時にその一部を貯金に回します。手取り10万の一人暮らしでも、貯金ができるというものです。

実際年収300万円以下の人の貯金の平均は、統計的に250から300万円という様に発表されています。単身や二人暮らしなどの条件もありますが、確かに貯金はできるのです。

手取り10万円で貯金をする方法

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手取り10万で、貯金をする方法はあります。ただ単に、生活だけを考えているだけでは、貯金することさえできないという生活の実態に四苦八苦するだけです。

手取り10万でも、希望を持つことで多少なりとも貯金はできます。ダブルワークいわゆる副業で収入を増やすとかの方法もあります。

そして、何よりも節約して残ったお金を貯金するという方法があります。ケチに徹するというよりも倹約するという気持ちで、生活することで貯金ができる希望が持てます。

副業で収入を増やす

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手取り10万で、貯金をする方法のひとつが副業で収入を増やすという方法です。その方法は、様々ありますがあまり頑張りすぎると、体調不良や本業に支障をきたすなどの弊害もあります。

ダブルワークが認められるような社会構造になってきている中で、手取り10万の生活維持などに必要なお金を稼ぐ方法が、副業で収入を増やすという方法です。

就業後に、アルバイトなどして1日2時間3時間働いて5万から7万円くらいの副収入やネットビジネスなどで手取り額と同じくらいの10万円を稼ぎ出す方法などで、貯金を増やすこともできます。

節約する

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手取り10万で貯金を増やす方法には、節約する方法もあります。この項の最初にも触れましたが、ケチに徹するというか倹約を楽しみながら、生活費などを節約して貯金する方法です。

果たして、手取り10万でどこまで節約できるのかと言うことですが、出費を減らすことに心がけたいです。今までの生活費などの状況を見直して、出費を抑えることができるものを探します。

例えば、スマフォなどは格安スマフォや格安SIMに変えるなどして出費を防ぐことができます。更に、無駄を排除する断捨離とか食費の節約や外食を減らすなど倹約して、貯金を増やす方法があります。

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手取り10万円での生活は厳しい

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手取り10万で、どこまで生活ができるのかということでした。生活ができないことはないのですが、厳しさは覚悟しなければなりません。

生活をするということは、衣食住全てを自分の収入で賄わなければなりません。特に、一人暮らしで手取り10万というのは、家賃や食費など生活費がギリギリです。手取り10万での生活は厳しいことは確かです。

柄目木036
ライター

柄目木036

長い人生で培った経験を活かして、様々な側面から様々なジャンルのレポートを紹介しています。齢70のフリーランサーです。

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