死を意味する怖い花言葉を持つ花19選!由来や贈る時の注意点も!

死を意味する怖い花言葉を持つ花19選!由来や贈る時の注意点も!

誕生日や記念日などに贈ることの多い花ですが、実は花の中には死を意味したり、死を連想させたりする花言葉を持つものがあります。よく調べずにネガティブな花言葉を持つ花を贈ってしまうことがないように、怖い花言葉を持つ花を19選ご紹介します。

記事の目次

  1. 1.死を意味する花・木の花言葉と由来を紹介!
  2. 2.死を意味する怖い花言葉を持つ花【死全般に関係する言葉】
  3. 3.死を意味する怖い花言葉を持つ花【死を予言・希望する言葉】
  4. 4.死を意味する怖い花言葉を持つ花【自分の死に関係する言葉】
  5. 5.死を意味する怖い花言葉を持つ花【死に関わる不吉な言葉】
  6. 6.花を贈る時の注意点
  7. 7.綺麗な花は死に関係する花言葉があることも!

死を意味する花・木の花言葉と由来を紹介!

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綺麗な花を咲かせ、見た目や香りで心を癒してくれる花ですが、誰かにプレゼントとして贈る場合にぜひ調べておきたいのが花言葉です。綺麗な花にも実は死に関連の深い花言葉が付いているものもあります。この記事では、そんな花と花言葉を19選ご紹介します。

死を意味する怖い花言葉を持つ花【死全般に関係する言葉】

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まず最初にご紹介するのは、死全般に関係する花言葉を持つ花です。その昔トルコで生まれた「セラム」という習慣が起源だと言われている花言葉。1800年ごろには花言葉をまとめた辞典も作られたほど、生活に根差してきたのが花言葉です。

イトスギ

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死全般に関係する花言葉を持つ花として最初にご紹介するのはイトスギです。イトスギの花言葉は「人の死を悲しむ」や「死」です。

イトスギはセイヨウヒノキと呼ばれることもある花で、お墓に供える花としても人気です。死んでしまった人を想うという花言葉を持つ花ですから、お墓に供える花のにぴったりです。

では、なぜイトスギの花言葉が「人の死を悲しむ」や「死」となったのでしょうか。これには色んな説があり、イエスキリストが磔になった木がこのイトスギだったと言われていることに由来する説や、ギリシャ神話に由来するという説もあります。

イチイ

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死全般に関係する花言葉を持つ花として次にご紹介するのはイチイです。イチイの花言葉は、そのものずばりの「死」です。ほかにも「悲哀」や「残念」といった花言葉もあります。

イチイは漢字では一位と書きます。アララギという名前でも知られている植物で、春先から5月頃までには綺麗な花を咲かせ、秋には可愛らしい赤い実を付けます。

可憐なイメージのイチイの花言葉が「死」というのはかなり驚きですが、その理由としては西洋ではイチイは墓地に植えられることが多いというのが関連しているとされています。

ちなみに可愛らしいイチイの赤い実ですが、しっかりと熟成していないうちは毒性がありますので決して口に入れることのないようにしてください。

スイレン

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死全般に関係する花言葉を持つ花として次にご紹介するのはスイレンです。スイレンの花言葉は、綺麗な見た目にぴったりとあうような「純粋な心」や「信頼」といったものがある一方で、死にも関連が深い花言葉である「滅亡」や「死して無くなる」といったものもあります。

どうしてこのような綺麗な花に死に関連の深い花言葉が付けられたのかは、水辺の妖精であるニンフに由来すると言われています。

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スイレンの学名はニンファーですが、この学名の由来であるニンフはヘラクレスに捨てられてしまい川に身を投げます。そして妖精となったニンフは、誰か周りにいる間はスイレンの姿をして身を隠しています。

そしてその綺麗なスイレンを手に入れようとした人間は、川の中から現れた魔物に川へ引きずり込まれてしまうといいます。つまり、スイレンに近づくと死が待っているというのが花言葉の由来です。

クワ

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死全般に関係する花言葉を持つ花として次にご紹介するのはクワです。そしてこのクワの赤い実の花言葉は「共に死のう」です。

共に死ぬという悲劇で思い出す人も多いかもしれませんが、実はクワは「ロミオとジュリエット」の元となったとされているギリシャ神話にも描かれており、そこから「共に死のう」という意味になりました。

そのギリシャ神話に登場するのはピュラモスとティスベというカップルです。両親から交際することを反対されていたので、クワの木のところで待ち合わせをし、駆け落ちをしようとします。そして、女性側が先について待っていたところ血の付いたライオンが現れました。

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女性は身を隠しますが、ベールを落としてしまいました。そこへやってきた男性はベールを見て、女性がライオンに食べられたと思い死んでしまいます。そして、女性はその男性の遺体を見て、自らも死を選んでしまいます。

ちなみにクワは、実の部分の花言葉は今ご紹介したように「共に死のう」ですが、花は「彼女のすべてが好き」、そして白い実は「知恵」という花言葉が付けられています。

ハナズオウ

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死全般に関係する花言葉を持つ花として次にご紹介するのはハナズオウです。ハナズオウの花言葉は「裏切りのもたらす死」です。

濃い紫色の綺麗な花を付けるハナズオウですが、別名はユダの木と呼ばれており、このユダが花言葉の由来となっています。

ユダはキリスト教徒の十二使徒のうちの一人ですが、キリストを裏切った人物でもあります。そしてその裏切りを深く後悔したユダは、のちにハナズオウの木で首をつって死を選んだといわれています。これが「裏切りのもたらす死」という花言葉の由来になりました。

死を意味する怖い花言葉を持つ花【死を予言・希望する言葉】

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死を意味する怖い花言葉を持つ花、続いてご紹介するのは死を予言したり、死を希望したりする花言葉を持つ花です。

花言葉にはさまざまな由来がありますが、中にはギリシャ神話を起源とする花言葉も多く、由来を探っていくと非常に興味深いものも多いです。

スノードロップ

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死を予言、希望する言葉を花言葉として持つのはスノードロップです。冬から春先にかけて咲く綺麗な花で、春の訪れを運んでくる花としても親しまれていますが、実は花言葉には「あなたの死を望みます」というものがあります。

この花言葉の由来は、イギリスの片田舎に伝わる話が関連しているとされています。ある女性が死んでしまった恋人の遺体の上にスノードロップを手向けました。

すると不思議なことに、恋人の遺体はスノードロップ、つまり雪のしずくに変わってしまったというのです。死を意味する花言葉が付いているスノードロップですが、珍しく悪い意味合いは薄く、恋人を想う気持ちが強い花言葉です。

キスツス・アルビドゥス

次にご紹介する死を予言、希望する言葉を花言葉として持つ花はキスツス・アルビドゥスです。日本ではゴジアオイとも呼ばれるキスツス・アルビドゥスの花言葉は「私は明日死ぬだろう」です。

日本語のゴジアオイは、漢字で「午時葵」と書き、午後の数時間だけしか咲かず、その後はすぐにしおれてしまうという花の特徴から名づけられました。花言葉の由来もこの特徴から来ているとされています。

ガマズミ

Photo byMeatle

次にご紹介する死を予言、希望する言葉を花言葉として持つ花はガマズミです。ガマズミにはさまざまな花言葉があり、「私を見て」や「結合」、「愛は死より強し」などと共に「無視をされたら私は死にます」という花言葉があります。

この花言葉の由来は、ガマズミの実にあるとされています。ガマズミは初夏に白くて綺麗な花を咲かせ、その後赤い実を付けます。この実の赤が非常に印象的な鮮やかな色で、目立つことからこのような花言葉になったとされています。

スグリ

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次にご紹介する死を予言、希望する言葉を花言葉として持つ花はスグリです。スグリの花言葉は「あなたに嫌われたら私は死にます」です。

どうしてスグリの花言葉が死を意味する怖いものになったのかははっきりとしていませんが、スグリが黒魔術で使われることが多いというのが関連しているというのが一説です。

また、スグリは漢字では「酸塊」と書くことからも分かるように実に酸味があることや、枝には棘があることなどから、このような意味の花言葉になったとも言われています。

パセリ

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次にご紹介する死を予言、希望する言葉を花言葉として持つ花はパセリです。料理の彩りとしても人気のパセリですが、「死の前兆」という花言葉を持っています。

この花言葉の由来はギリシャ神話にあります。元女王で現在は奴隷として働くヒュプシビュレーが王様の子どもの教育を任されることになりました。

ヒュプシビュレーは「子どもが大きく成長し、歩けるようになるまで床の上に寝かせないように」という神託を受けたのでパセリの上に寝かせていました。すると目を離したすきに子どもが大蛇に食べられてしまったという話です。

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最後ご紹介する死を予言、希望する言葉を花言葉として持つ花は柿です。秋になると美味しい柿の実を付ける植物として日本人にはなじみの深い柿ですが、実は死と関連の深い花言葉があります。

柿の花言葉は「広大な自然の中で私を永遠に眠らせて」です。どのような由来があって柿の花言葉がこのようになったのかは定かではありませんが、柿の実は熟すと地面に落ち、少しずつ自然へかえっていくという姿からこのような意味になったのではないかと言われています。

ちなみに、柿には「優しさ」や「自然美」、「恩恵」といった美しい意味を持つ花言葉も数多くあるのは興味深い点です。

死を意味する怖い花言葉を持つ花【自分の死に関係する言葉】

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死を意味する怖い花言葉を持つ花、ここからご紹介するのは自分の死に関連する言葉です。名前からして怖いイメージの花もありますが、中には日本では非常にポピュラーな花もありますので贈る時には気を付けたいものです。

ドクニンジン

自分の死に関係する言葉を花言葉として持つのはドクニンジンです。ドクニンジンの花言葉は「死を惜しまず」です。

ドクニンジンは、漢字では「毒人参」と書くことからも分かるように毒を持った怖い植物です。そして白くて小さな花を付けるのですが、その茎には赤い点々があります。これが血を連想させるということで、欧米では「ソクラテスの血」とも呼ばれます。

ソクラテスは死刑を逃れたのにも関わらず、自分の信念から自ら死刑を望みました。その姿がドクニンジンの花言葉の由来となったとされています。

アイビー

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自分の死に関係する言葉を花言葉として持つ花として次にご紹介するのはアイビーです。アイビーの花言葉は「死んでも離れない」です。

日本ではセイヨウキヅタと呼ばれることもあるアイビーは、蔦を伸ばして成長する植物です。そして、生命力が大変強く、どんな場所にもたくましく蔦を伸ばして絡まっていきます。その様子が「死んでも離れない」という花言葉になったとされています。

黒いバラ

自分の死に関係する言葉を花言葉として持つ花として次にご紹介するのは黒いバラです。色んな色のある綺麗なバラですが、バラの本数や色によっては怖い意味を持ってしまう花でもあります。

そして黒いバラの花言葉は「死ぬまであなたを憎みます」です。赤いバラには「愛」などの美しい意味の花言葉があるのに、どうして黒いバラには怖い花言葉が付いているのか由来ははっきりしませんが、そこはやはり黒という色が関連しているのではないかとされています。

ほかにも色んな綺麗な色のあるバラの中で、あえて黒という色を選ぶ意味が「死」や「憎しみ」と結び付けられたとするのが有力な説です。

トリカブト

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自分の死に関係する言葉を花言葉として持つ花として次にご紹介するのはトリカブトです。強い毒性のある植物として知られているトリカブトですが、花言葉も「あなたは私に死を与えた」という怖いものです。

毒性の強いトリカブトの研究をする過程で多くの実験がなされましたが、そこで多くの研究者や被験者が残念なことに亡くなってしまったということに由来する花言葉です。

タツナミソウ

Photo by yamada*

自分の死に関係する言葉を花言葉として持つ花として最後にご紹介するのはタツナミソウです。タツナミソウの花言葉は「私の命を捧げます」というものです。

紫の綺麗な花を咲かせるタツナミソウは日本でも人気の高い花ですが、その花言葉の由来ははっきりしていません。ただ、漢方の世界は滋養強壮効果が非常に高いとされているタツナミソウですので、そのあたりに由来があるのではないかとする説があります。

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死を意味する怖い花言葉を持つ花【死に関わる不吉な言葉】

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死を意味する怖い花言葉を持つ花、ここからご紹介するのは死を直接意味しなくても死に関わるような不吉な言葉を持つ花です。「毒」や「危険」など怖い意味を持つ花ですので、いくら見た目が美しくても贈る時には注意が必要です。

スカビオサ

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死に関わる不吉な言葉を花言葉として持つ花、まず最初にご紹介するのはスカビオサです。スカビオサの花言葉は「未亡人」です。ほかにも「私はすべてを失った」や「不幸な愛」など、怖い意味をたくさん花言葉を持っています。

どうしてこのような花言葉になったのかはギリシャ神話が関係しています。ギリシャ神話の中でヒュアキントスが大量の血を流して死にましたが、その血から紫のヒアシンスが咲きました。

そこから紫というのは血、死、悲しみといったイメージが持たれています。そしてこのスカビオサも紫の花を付けることから、死を連想させる花言葉が付けられました。

ウツボカズラ

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死に関わる不吉な言葉を花言葉として持つ花、次にご紹介するのはウツボカズラです。熱帯に生息する食虫植物で、エキゾチックな見た目で人気も高いです。

そしてそんなウツボカズラの花言葉は「危険」や「甘い罠」です。虫を誘いこんで溶かして食べてしまうという花にぴったりの花言葉といえるでしょう。

イソトマ

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死に関わる不吉な言葉を花言葉として持つ花、最後にご紹介するのはイソトマです。星の形をした綺麗な花を付けるイソトマですが、花言葉は「猛毒」です。

どうしてこのような死を連想させる怖い花言葉が付けられたのかは、その花言葉のとおりイソトマには毒があることに由来します。イソトマの葉や茎を傷つけると白っぽい液体が出てきますが、実はこれは猛毒で失明する恐れもあるほどです。

花を贈る時の注意点

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花言葉特集の最後に、花を贈る時の注意点についてご紹介しておきましょう。恋人に贈る時だけでなく、誕生祝いや開店祝い、お見舞いなどさまざまなシーンで花を贈ることがありますが、その際にはどんなことに気を付けなければいけないのでしょうか。

花言葉を調べる

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まず大切なのは今回特集したような花言葉を調べるということです。いくら見た目が綺麗な花でも、花言葉に悪い意味がないとは限りません。

相手から指定があった時にはその花で構いませんが、そうでない限りはしっかりと花言葉まで調べ、ネガティブな意味を持つものは避けて贈ることが大切です。

贈る本数に気をつける

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また、花を贈る本数にも気を付けたいものです。一般的に縁起の悪い数字とされている4、9、13本という本数は避けた方が安全です。

さらにバラのように本数によって意味が異なることもあります。例えば、意中の相手に贈る時に13本のバラを選ぶと「永遠の友情」という意味になってしまいます。告白なら12本のバラにし、「私と付き合ってください」という意味にするのがおすすめです。

相手の都合を考える

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相手がどのような場面で花を受け取るのかもしっかりと考慮に入れましょう。例えば、出先で花を贈る場合には、どのようにして家まで持って帰るのかも考えるのが大切です。大きな花束を抱えて電車で帰宅するのは大変です。

また、開店祝いのお花ですが、開店当日に贈るのは基本的にはタブーとされています。非常に忙しい開店当日ですから、その負担を少しでも減らすために開店前日にするのがおすすめです。

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綺麗な花は死に関係する花言葉があることも!

Photo by5598375

一見すると意中の相手に贈るのにぴったりの美しい花でも、よく調べると怖い意味の花言葉を持っている花は思ったよりも多くあります。相手が花言葉を気にするかどうかにもよりますが、念のために贈る前にはこの記事などを参考にして花言葉までしっかりと調べておきましょう。

Takako
ライター

Takako

食べ歩き旅行が大好きで、日本でも海外でも一人でどんどん出かけていくタイプです。旅行のお供はいつもミステリー小説。本当に好きな物にだけ囲まれてシンプルに生活することを目指しています。最近は少しだけ手間をかけて料理をすることを心掛けるようになりました。

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