有難い(ありがたい)の意味とは?英語表現や例文など使い方も詳しく紹介!

有難い(ありがたい)の意味とは?英語表現や例文など使い方も詳しく紹介!

感謝を伝えるときに使う「有難い(ありがたい)」という言葉。どんな意味があるのか知っていますか。この記事では、普段何気なく使っている「有難い(ありがたい)」の意味や語源、英語表記などを紹介します。また、例文を用いて正しい使い方も紹介するので参考にしてみて下さい。

記事の目次

  1. 1.有難い(ありがたい)の意味とは?
  2. 2.有難い(ありがたい)の語源
  3. 3.有難い(ありがたい)が持つ3つの意味
  4. 4.有難い(ありがたい)の使い方
  5. 5.有難い(ありがたい)の注意点
  6. 6.有難い(ありがたい)の英語表現
  7. 7.有難い(ありがたい)とは「めったにない」という意味

有難い(ありがたい)の意味とは?

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普段何気なく使っている「有難い(ありがたい)」という言葉の本当の意味をご存じでしょうか。普通「有難い(ありがたい)」は感謝の意味を込めて使う言葉ですが、感謝の意味以外にも複数の意味を持つ言葉です。「有難い(ありがたい)」を使う場面や表記によっても意味が違ってきます。

ここでは、漢字表記の「有難い」とひらがな表記の「ありがたい」の意味の違い、使い方についてそれぞれ紹介します。

有難いの意味

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漢字表記の「有難い」には「有(あ)ることが難(かた)い」という2つの言葉からできていて、「有ることが難しい」や「めったにない」などという意味を持っています。「珍しいこと」や「稀なこと」という意味を持たせたいときは、漢字表記で「有難い」と使うのが正しい使い方です。

ありがたいの意味

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ひらがなで「ありがたい」と表記する場合には「感謝」の意味が含まれています。日常的に使う「ありがとう」と同じ意味を持つので使い方も変わらず、感謝の気持ちを伝えたいときに使います。「有難い(ありがたい)」の一般的な表記にはひらがなで「ありがたい」と表すことが多いです。

有難い(ありがたい)の語源

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「有難い(ありがたい)」の語源は「有り難し(ありがたし)」という言葉からきています。「有り難し」は「有る(ある)ことが難い(かたい)」という「有(あ)る」と「難(むずか)しい」の2つの言葉から成り立っていて、「めったにないこと」「貴重なこと」など珍しい出来事を意味しています。

日本文学でも有名な「枕草子」にも「有難い(ありがたい)」の語源となった「有難き」という言葉が使われています。昔から「有難い(ありがたい)」は「貴重なこと」として使われていたと分かります。

有難い(ありがたい)は仏教と深い関係がある

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有難い(ありがたい)の語源は仏教のお話にあると言われています。有難い(ありがたい)の語源とされている「お釈迦様と弟子の阿南(あなん)」のお話を簡単に紹介します。

お釈迦様が阿南に「海の底に100年に1度だけ海面に顔を出すことができる盲目の亀がいる。この亀が顔を出したときに、たまたま漂流していた丸太に開いた小さい穴に顔が入ることがあるか。」阿南が答えます。「長い時間を掛ければあり得るかもしれませんが、無いと言えるほど難しいことです。」

お釈迦様が答えます。「阿南よ、私たちが人間に生まれることは、この亀が丸太の小さい穴に頭が入ることより難しいことなんだ。有難いことなんだよ。」と教えました。

「盲目の亀がたまたま顔を出したときに漂流していた丸太に開いた小さな穴に顔が入る」ことよりも、人間に生まれることは「あり得ないほど難しい」ということが語源となり「有難い(ありがたい)」という言葉が生まれました。

有難い(ありがたい)の意味の変化

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「有難い(ありがたい)」の語源は仏教にありました。めったにないことが起こったとき「仏様からの恩恵を受けている」という意味から使われるようになりました。そして、今では「感謝・嬉しい・尊敬」の意味を持ち、自分の気持ちを伝えるときに使われる言葉へと変わりました。

有難い(ありがたい)が持つ3つの意味

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「有難い(ありがたい)」は仏教の教えが語源となり成り立った言葉です。そのため「有難い(ありがたい)」には「感謝の気持ち」、「嬉しい気持ち」、「尊敬の気持ち」の3つの意味が込められています。「有難い(ありがたい)」を使う場面や使い方によって意味が異なるので、それぞれ紹介していきます。

感謝の気持ち

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一番使うことの多い「有難い(ありがたい)」は「感謝の気持ち」の意味を伝える場面でしょう。相手に何かしてもらっときや助けてもらっときに「有難い(ありがたい)!」と使います。

「有難い(ありがたい)」は非常にカジュアルな使い方なので家族や友達などに使うようにしましょう。ビジネスの場面や上司に対しては「ありがたいお言葉を頂けまして、感謝しております」などのように「有難い(ありがたい)+感謝の言葉」で丁寧に感謝の気持ちを伝える言い方にしましょう。

嬉しい気持ち

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「嬉しい気持ち」を表したいときにも「有難い(ありがたい)」を使って気持ちを表すことができます。嬉しいと言っても自分にとって良いことが起こったときに「有難い(ありがたい)」を使って嬉しい気持ちを表現できます。

例えば、旅行先の天気予報は雨だったのに現地に着いたら晴天だったときに「ありがたいことに現地に着いたら晴れてたんだ」などと表現できます。

尊敬の気持ち

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「有難い(ありがたい)」の語源とされる仏教の仏や神を敬う意味で使うこともあります。おみくじなどで神や仏からのお言葉を頂いたときに「ありがたいお言葉」と言います。これは尊敬の気持ちを込めた「有難い(ありがたい)」が使われています。

例えば、神社や寺院などでお守りを頂いた場合には「ありがたいお守り」などと言うこともあります。神や仏の大きな存在に対して尊敬・感謝の意が込めれています。

有難い(ありがたい)の使い方

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「有難い(ありがたい)」には3つの意味があり、使う場面や使い方次第で自分の表現できると分かりました。では、この3つの意味をより上手く伝えるために「有難い(ありがたい)」の正しい使い方と例文について紹介します。普段の生活の中でよくある場面なので是非、参考にしてください。

例文①感謝の気持ちを伝えるとき

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感謝の気持ちをカジュアルに伝えたいときは「有難い(ありがたい)!」とそのまま伝えると良いでしょう。仲の良い相手であれば気軽に使える言い方です。

ただ、目上の人や上司に対しては「ありがたいお言葉を頂きまして誠にありがとうございます」や「とてもありがたく感謝しております」などと言いましょう。目上の人には「ありがたい+感謝の言葉」の形で丁寧に感謝を伝えるようにしてください。

「有難い(ありがたい)限り」は感謝の気持ちを強く伝えられる

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「有難い(ありがたい)」でも感謝の気持ちを伝えることはできますが、より感謝の気持ちを強く伝えたいときには「限りです」をプラスしましょう。

「有難い(ありがたい)りです」には強い気持ちが込められていてるので、使いすぎないように気を付けてください。使いすぎてしまうと本当に感謝したいときに気持ちが伝わらない場合があります。感謝の気持ちがいっぱいで最上級の感謝を伝えたいときに使いましょう。

例文②相手にお願いするとき

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相手に何かお願いするときの「有難い(ありがたい)」の使い方を紹介します。取引先や上司にお願いするときの例文として「〇〇して頂けるとありがたく存じます」や「〇〇して頂けると非常にありがたいのですが」などがあります。使う場面や相手によって使い分けることがおすすめします。

例文③お誘いを断るとき

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せっかくのお誘いを断るときにも「有難い(ありがたい)」は使えます。上司や取引先との飲み会に誘われてどうしても行けない場合の例文は「大変ありがたいお誘いなのですが、用事があって行けません」などとクッション言葉として使いましょう。

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有難い(ありがたい)の注意点

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有難い(ありがたい)には、複数の意味があり使い方次第で全く別の意味になることがわかりました。では、有難い(ありがたい)を使うときの注意点にはどんなことがあるのか見ていきましょう。ビジネス場面や大人の言葉遣いとして知っておくと良いことなので参考にしてみて下さい。

「有難い(ありがたい)です」の乱用に要注意

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何か感謝を伝えたいときに「有難い(ありがたい)です」と言いがちですが、文法的には「形容詞+です」となりおかしい文章になっています。「有難い(ありがたい)です」は幼稚な印象な言い方にもなってしまいます。丁寧に感謝を伝えるなら素直に「ありがとうございます」と言うの良いでしょう。

「有難い(ありがたい)です」はビジネスでは避ける

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同僚や友人に対して「有難い(ありがたい)」と使うのはOKですが、目上の人や取引先の人などのビジネス場面では「有難い(ありがたい)です」という言葉は避けるようにしましょう。感謝を伝える場合には「ありがたく存じます」や「ありがたいことでございます」と言うと丁寧な言い方となります。

「有難い(ありがたい)を別の言い方で表現する

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「有難い(ありがたい)」はラフな言い方なので、上司や目上の人には感謝の気持ちが正しく伝わりにくいことがあります。そんなときは「有難い(ありがたい)」を別の言葉に言い換えて使うと感謝の気持ちが伝わるでしょう。

素直に感謝を伝えるなら「ありがとうございます!」がベストです。簡潔で伝わりやすく素直な印象を与えることができます。

他にも「幸いでございます」や「厚く御礼申し上げます」などがあります。「有難い(ありがたい)です」だと幼稚な印象になってしまいますが、言い換え言葉を使うと礼儀正しい人というような印象になります。

「有難い(ありがたい)」はお断りの意味にもなる

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「有難い(ありがたい)」は使い方によってはお断りの意味を持つこともあります。例えば、誘って頂いたイベントを断るときに「お誘い頂き大変ありがたいのですが~」などのように使えます。一言「有難い(ありがたい)」という言葉を言れるだけで柔らかい印象になり、丁寧に断るときに役立ちます。

ただ、「大変ありがたいお誘い」は本当に行きたかったという意味なので、相手は次回も誘ってあげようと気持ちになってしまいます。そのため、行きたくないときには使わないようにしましょう。

行きたくない場合の断り方

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なかなか誘いを断るのは難しいことですが、行きたくない場合は長い間使える理由を持っておくことがポイントです。例えば、お酒が苦手な人は「飲むと体調を崩してしまう」や「居酒屋の雰囲気が苦手」など理由を明確にして断ると良いでしょう。

ただし、飲み会や誘いを断っても社内では挨拶やコミュニケーションを大切にして誘いには乗らない人という立場を作ることが大切です。

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有難い(ありがたい)の英語表現

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感謝の意味を持つ英語はたくさんありますが、「有難い(ありがたい)」のように「感謝・嬉しい・尊敬」の意味を持つものはあまり多くありません。正しく自分の気持ちを表現できるよう「有難い(ありがたい)」の意味に似ている英語と使い方、例文について詳しく紹介します。

有難い(ありがたい)の感謝の意味を持つ英語

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「有難い(ありがたい)」の感謝の意味を表す英語は「Thankful」「greteful」「appreciate」の3つが主に使われます。

「thankful」は運や自分にとって良いことが起こったときに使う英語で、「grateful」は何かをしてもらったときに感謝を伝えるときに使う英語です。「appreciate」は行為や気持ちに関して感謝を伝えたいときに使われる英語表現です。

「grateful」の使い方と例文

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「grateful」は相手に感謝の気持ちを伝えたいときに使う英語表現です。誰かに何かをしてもらって感謝を伝えるときに「grateful」を使います。例えば、手伝ってくれてありがとうを英語で言うなら「I'm grateful that you helped me.」などというように伝えられます。

「thankful」の使い方と例文

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「thankful」は自分にとって都合の良いことがあったときに使う英語表現です。病気や災害が起こらなかったときや神や運に感謝する意味も含まれているので幅広い場面で使える英語です。例えば、家族が健康でいることを感謝するを英語で言うと「I’m thankful that my family is healthy.」になります。

「appreciate」の使い方と例文

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「aapreciate」は行為や気持ちに感謝するときに使われる英語表現です。ビジネス場面で使うことが多いため丁寧に感謝したいときにも使われます。

例えば、目上の人に対して有難い(ありがたい)お気持ち、感謝しますを英語で言うと「I appreciate your concern.」となります。ビジネスの場面では多く登場するシーンなので、非常に使いやすく覚えておくと便利な英語表現です。

「それは有難い(ありがたい)」を英語で言う

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日常会話やビジネス場面で「それは有難い(ありがたい)」と言うことがあります。この日本語を英語で表現すると「I'd appreciate it.」となります。直訳すると「私はそれを有難く思う」といようになり、感謝の意味を込めた英文となります。丁寧な表現なのでビジネス場面で多く使われるフレーズです。

「I'd appreciate it.」の使い方と例文

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何かお願いをするときに「〇〇して頂けるとありがたいのですが~」と言いますが、これを英語で言うと「I'd appreciate it if~」となります。

また、「I'd really appreciate it if~」にすると「〇〇して頂けると大変ありがたいのですが~」と丁寧な言い方ができます。例文として「今日来て頂けると大変ありがたいのですが」を英語で言うと「I'd appreciate it if you come today.」となります。

有難い(ありがたい)とは「めったにない」という意味

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「有難い(ありがたい)」の語源は仏教の話から出来ている言葉でした。お釈迦様が弟子の阿南に話した「人間になることはあり得ないほど難しい」という言葉が語源となり、仏や神を敬う気持ちが込められて生まれました。

今では自分の気持ちを伝えるときによく使われますが、本来の意味を覚えておくことも日本人にとって大切な気持ちなのかもしれません。

「有難い(ありがたい)」の意味と正しい使い方を知ることで大人のマナーを身につけることができます。昔からの綺麗な日本語を正しく使うことで洗練された大人として、さらにランクアップを目指しましょう!

Reina
ライター

Reina

はじめまして「Reina」と申します。女性向けの記事を書くことが多いです。趣味はネットサーフィンで暇さえあればネットを見ています。そんな私だからこそ皆様に伝えられることをどんどん発信していきたいと思っています。

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