サバ缶はダイエットに効果的な成分が多い
最近のメディアなどで注目されているサバ缶。栄養成分も豊富で、使い道もたくさんあり、最近ではダイエット効果で最も注目されている食品の一つです。
サバ缶にはダイエットに必要な成分が多く含まれています。その成分の効果や成分を発揮するやり方、食べ方をご紹介します。
サバ缶を使用したダイエット方法からサバ缶のレシピを記載していますので、今晩のおかずにいかがでしょうか。
また一言でサバ缶と言っても種類はたくさんあります。数々のおすすめのサバ缶をご紹介しますので、お好みのサバ缶を見つけてください。
サバ缶にはダイエットに効果的な成分が豊富
サバ缶の栄養成分でたんぱく質がもっとも多く含まれていると言われています。ダイエットを行っている方や筋肉を付けたい方などは、サバ缶を好んで取り込んでいる傾向があります。
その他にもビタミンDやカルシウムなどダイエットに欠かせない成分が豊富です。サバ缶は骨まで食べられるため、生のサバよりサバ缶の方が栄養は多いと言われているくらいです。
しかしその栄養成分よりサバ缶で、最も注目すべき成分は、GLPとEPAの二つです。GLPとEPAの二つの成分については次項目で個別にお伝えします。
GLPで食欲抑制&血糖値が安定
正確には「GLP-1」という名称です。GLP-1は「やせホルモン」を出す細胞を刺激する栄養成分といわれ、胃の消化をゆるやかにして満足感をキープし、食欲を抑えています。
体内のGLP-1が多いほど痩せやすい体質になるとも言われています。また「やせホルモン」は血糖値を上昇させる「グルカゴン」の分泌を抑える効果があるそうです。
血糖値の上昇を抑えることで中性脂肪もつきにくくなります。GLP一つだけでも、サバ缶はダイエットや健康にも良いことが明白です。
EPAが美肌&脂肪燃焼を促進
続いてサバ缶の注目すべきもう一つの栄養成分、EPAについてご説明します。EPAはエイコサペンタエン酸といわれ、人間の体内では作ることのできない栄養成分の一つです。
必須脂肪酸の一つで、サバ以外の青魚であるサンマやカツオ、マグロ、イワシなどにも多く含まれています。美肌効果や脂肪燃焼を促進させる効果があり、その他にも血管の老化を予防してくれます。
ご紹介した栄養成分のGLPとEPAはサバ缶の汁に溶け込んでいるので、汁までおいしく食べる方が効果的です。
サバ缶ダイエットのやり方・食べ方
サバ缶ダイエットがメディアなどに紹介され、サバ缶がスーパーやコンビニなどで無くなってしまうほどの人気になりました。しかしサバ缶ダイエットを行っても効果がなかったという意見も多くあります。
正しいやり方や食べ方を行わないとサバ缶の効果は発揮しません。サバ缶ダイエットのやり方・食べ方をご紹介します。サバ缶は栄養成分が豊富です。ですが取りすぎは良くありません。正しいやり方・食べ方の知識を身に着けるため最後までご覧ください。
鯖の水煮を一日1缶食べる
サバ缶ダイエットは、必ず水煮のサバ缶を一日1缶食べてください。前項目でお伝えしたDHAとEPAは一日に合わせて1000mgが目安と言われています。
サバ缶一つでそれを補えるほどの栄養成分は含まれています。水煮をおすすめする理由として、水煮のサバ缶の方が、塩分量は少ないからです。
味噌煮などの味付けされたサバ缶も販売されていますが、サバ缶ダイエットを行う場合は、水煮をおすすめします。
また水煮の方が、ほか料理の具材として利用できるため、レシピに加えることができます。食べ方のバリエーションを増やすことは、ダイエット成功の秘訣の一つです。
汁は捨てずに食べる
サバ缶の汁は絶対に捨てないでください。「汁は余分では」、「汁って食べても大丈夫なの」、「油が浮いているけど健康にいいの」など疑問に思っている方もいるかもしれませんが、大丈夫です。
サバ缶の汁には、栄養成分が多く含まれています。浮いている油は良質な油です。食べても問題ありません。汁を食べることでより効果的です。
汁だけ食べるという食べ方もありますが、煮物と一緒に汁も入れるやり方もあります。料理をする際にサバ缶をレシピに加えてください。
食物繊維を一緒に取る
サバ缶に含まれているEPAは、食物繊維と一緒に食べることによって効果はアップされると言われています。食物繊維は玄米、大豆、さつまいもなどに多く含まれています。
一緒に食べるやり方でも問題ありませんが、サバ缶を食材として一緒に料理とした方が効率は良いです。
料理の場合は、しいたけやしめじ、わかめなどにも食物繊維は多く含まれているため、そちらの食材の方がサバ缶と相性が良いでしょう。食物繊維が多い食材とサバ缶との相性を考えながらレシピを組み立てるのも面白いかもしれません。
秋冬収穫のサバを狙う
サバ缶は、収穫時期によってDHAとEPAの成分に大きな差があります。暖かい時期より、秋と冬に水揚げされたサバで作られたサバ缶の方がよりDHAとEPAが多く含まれています。
なぜ秋から冬なのか。サバは秋から冬にかけて、寒さに耐えるため脂肪を蓄えるからです。サバは脂肪を蓄えることでDHAとEPAがより多くなると言われています。
水揚げ時期を確認する方法の一つとして、賞味期限を見てください。サバ缶の賞味期限は2~3年です。加工時期と水揚げ時期は、ほぼ同じです。つまり10月が賞味期限であるなら10月に水揚げされたサバという事になります。
サバ缶ダイエットの注意点
サバ缶ダイエットを行うにあたっての注意点をご説明します。サバ缶に含まれる塩分についてと、サバ缶ダイエットのやり方の二点についてのご説明です。
次項目より詳しくお伝えします。ダイエットは正しく行わないと体に支障をきたす場合があります。サバ缶ダイエットを行う予定の方は必ずお読みください。正しいやり方を行えば、ダイエットは必ず成功します。
塩分の撮り過ぎに注意する
サバ缶には、健康によい栄養成分が多く含まれていますが、塩分も多く含まれています。塩分の摂取基準は、成人男性は8g、成人女性は7gです。
サバ缶は製品によりますが、水煮で1.9g、味噌煮で2.5gもあります。他の料理と合わせた場合、摂取基準を超えてしまう場合があります。日本人は塩分を取りすぎていると言われているので、サバ缶が体によいからといって食べ過ぎには注意です。塩分を取りすぎると高血圧になる可能性があります。
サバ缶を食べるだけでは痩せない
サバ缶はダイエットに最適ですが、サバ缶を食べているだけでは痩せません。本記事で紹介しましたとおり、サバ缶には食欲制御や脂肪燃焼の効果があります。
しかしあくまでダイエットのサポートという側面であり、サバ缶だけでは痩せることは難しいです。サバ缶ダイエットのやり方として有酸素運動を取り入れることをおすすめします。一日30分ほどのウォーキングを行うことで、より効果的なダイエットになるでしょう。
サバ缶ダイエットのおすすめレシピ
サバ缶ダイエットは、サバ缶を一日一缶食べるダイエットです。毎日食べていては、いくらサバ缶がおいしくても飽きが来てしまいます。
毎日続けられる様に、おすすめのレシピをご紹介します。全部で6種類のレシピです。食べ方を工夫すれば、必ず毎日続けられます。
煮物やハンバーグなど、さまざまなレシピをご紹介しますので、自分に合ったレシピが必ず見つかるでしょう。
サバと大根の煮物
まずご紹介するレシピは、サバと大根の煮物です。サバ缶でなくても、生のサバで料理できるレシピですが、サバ缶を使用することによって、より簡単に料理できます。
サバ缶、大根、料理酒、めんつゆ、おろししょうがを用意して鍋で煮るだけです。サバ缶は汁ごと鍋に入れてください。お好みで薬味としてねぎを加えるのも良いでしょう。おろししょうがが魚の臭みを消してくれるので、魚が苦手な方でもおいしくいただけます。
サバ缶のハンバーグ
続いては、お弁当のおかずにも最適な、サバ缶のハンバーグのレシピをご紹介いたします。サバ缶(みそ味)、なめ茸、厚揚げ、小麦粉、パン粉を用意してください。
厚揚げを手で握りつぶしやすいように、適当な大きさに切って下さい。切った厚揚げをボウルに入れ握りつぶし、サバ缶※、なめ茸、小麦粉、パン粉を入れよく混ぜます。
サバ缶のサバには骨があるので注意してください。手で作業をするので気になる方は先に骨を取り除いてください。
混ぜ終わった後、ハンバーグを作るように形を整え、プライパンで焼きます。サバ缶となめ茸に味があるので味付けは不要です。こんがり焼きあがれば完成です。
サバ缶のトムヤムクン
タイ料理の代表の一つ、トムヤンクンにサバ缶を合わせたレシピをご紹介します。食材はサバ缶(水煮)、しめじ、木綿豆腐。調味料はトウバンジャン、料理酒、ナンプラー、おろしにんにく、ほんだし、レモン汁、鶏がらスープの素です。
水を入れ沸騰した鍋に料理酒、ナンプラー、おろしにんにくを入れてください。しめじ、木綿豆腐、サバ缶をいれ煮込みます。サバ缶は食べやすいようにくずした方がよいかもしれません。10分ほど煮込んだら、トウバンジャン、ほんだし、レモン汁、鶏がらスープの素で味を調えてください。
盛り付けたあと、最後にパクチーをのせれば出来上がりです。やや用意する具材が多いですが、やり方は煮込むだけなので、ぜひお試しください。
サバ缶のスクランブルエッグ
次に紹介するのは、朝食にうってつけのスクランブルエッグです。やり方も簡単です。なめこ、サバ缶(水煮)、たまごを用意してください。用意する調味料は白だしです。
ボウルにたまごとサバ缶を入れ、サバをほぐしながらよく混ぜます。油を引いたフライパンになめこを入れ、強火で炒めたら先ほど用意したときたまごを入れます。
ゆっくりとかき混ぜ、たまごがふんわりと固まれば完成です。食べ方としてなめこと一緒に食べることによって食物繊維も摂取できます。
サバ缶のカレー麻婆茄子
サバ缶と夏野菜の茄子を合わせたサバ缶のカレー麻婆茄子。食材はサバ缶(水煮)と茄子、調味料は、トウバンジャン、片栗粉、カレー粉、オイスターソース、ごま油、おろしにんにくとしょうがです。
茄子を1センチくらいに切り、水に浸しアク抜きをしてください。片栗粉以外の調味料をすべてボウルに入れ、混ぜたあとレンジで温めます。
温めたあと、片栗粉を入れてとろみをつけます。サバ缶と茄子を調味料のボウルに入れたらよく混ぜ、レンジで加熱。盛り付ければ完成です。おかずとしての食べ方もありますが、お酒のおつまみにも最適です。
ショウガ辣油のサバ缶胡瓜
ピリリと辛いショウガ辣油のサバ缶胡瓜は、ごはんのおかずやお酒の肴でも、どんな食べ方でも合うレシピです。サバ缶(水煮)、胡瓜に、おろししょうが、塩、ポン酢、ラー油、鶏ガラスープの素の調味料を用意してください。
胡瓜に塩をふり、まな板の上で転がします。さらにお湯の中で転がせば臭さは無くなります。胡瓜を薄く切りボウルに入れ、調味料を入れたあと、サバ缶を入れ混ぜれば完成です。
サバ缶ダイエットにおすすめの缶詰
サバ缶と一言でいっても数多くの種類が販売されています。その中でも評判のサバ缶をピックアップしました。ピックアップした5つのサバ缶はどれも美味しくダイエットに向いたサバ缶です。食べ比べてお好みのサバ缶を探してみてはいかがでしょうか。
カルディのさばの水煮
国産のサバを使用したサバ缶です。素材にこだわり、大きめのサバを食材として缶詰にした水煮缶です。臭みが少ないのが特徴で、使い勝手がよく料理しやすい缶詰ではないでしょうか。水煮缶ですので塩は控えめです。
岩手県産のサヴァ缶
岩手県産の「サヴァ缶」です。この缶詰はサバではなくサヴァが正式名称になります。名称も変わっていますが、商品も他のサバ缶と一味違います。オリーブオイル漬けやブラックペッパー味、パプリカチリソース味などがあります。洋食に合わせて調理できるサバ缶です。
三陸沖の秋さばの水煮
秋サバは脂がたっぷりとのっていますが、後味はさっぱりとしたしつこくないおいしい魚です。そんな秋サバを使用したサバ缶、三陸沖の秋さばの水煮です。
そのまま食べてもおいしいですが、サバに大根おろしをのせて、醤油またはポン酢を掛けてお召し上げることをおすすめします。
伊藤食品の美味しい鯖水煮 食塩不使用
脂の乗った良質なサバを調味料を使用せずに缶詰にした伊藤食品の美味しい鯖水煮。水煮ですが、調味料を使用しなくても、そのままおいしくいただけます。塩分が極めて低いサバ缶ですので、ダイエットだけでなく、健康を意識している方にもおすすめするサバ缶です。
高木商店のさば水煮
サバを丸ごと一匹分相当使用した高木商店のさば水煮は、ボリューム満点の320g以上です。秋から冬にかけて銚子港に水揚げされたサバを使用して調理したサバ缶は、シンプルな塩味ですが、素材を生かした味付けになっています。
サバ缶は食物繊維と組み合わせてダイエットになる
サバ缶をダイエットに使用すれば、必ず痩せるわけではありません。正しい食事と適度な運動は欠かせません。
またサバ缶と食物繊維をいっしょに摂取することにより、効果はよりアップします。本記事に記載されているレシピを参考に、ぜひダイエットをがんばってください。