相田みつをの名言や格言が知りたい
詩人相田みつをは生前多くの格言や名言をこの世に残しています。やさしく力強い書体で語りかける相田みつをの数々の名言や格言は、仕事や人生で悩み立ち止まった時にぴったりです。
ひとり静かに相田みつをの書や名言と向き合えば、きっと明日からの勇気がもらえることでしょう。今回は、そんな今おすすめの相田みつをの名言や格言、相田みつをの名言がたっぷり詰まったおすすめの著書などをご紹介します。
相田みつをってどんな人?
書店などで一度は目にしたことがある力強い筆跡がインパクトのある相田みつをの名言の書かれた書ですが、相田みつをとは一体どんな人物なのでしょう。数多くの名言を残し、いのちの詩人とも称される相田みつをについて詳しい人物像をご紹介していきましょう。
名言や格言が多い詩人
相田みつをは名言や格言を数多く生んでいる詩人です。カレンダーや書籍などを手に取ってみたことがある人は、何かしか心に響く名言や格言に一度は触れたことがあるのではないでしょうか。
有名な名言としては、「毎日毎日の足跡が おのずから人生の答えを出す きれいな足跡には きれいな水がたまる」が挙げられます。
出身
名言を多く残した詩人・相田みつをは1924年5月20日、栃木県足利市で生まれました。本名は相田光男、6人兄弟の三男として生まれています。
小京都と言われる足利市には相田みつをゆかりの飲食店や彼の作品を多く展示した足利市美術館などがあり、名言を多く残した相田みつをファンにはたまらない聖地となっています。
経歴
名言を多く残した詩人・相田みつをは旧制栃木県立足利中学校在学中に書や短歌、絵に親しみましたが、その後喫煙の濡れ衣をきせられたことから軍事教練の教官に嫌われ進学を断念します。
名言を多く残した詩人・相田みつをは、足利中学校卒業後は歌人・山下陸奥に師事し、1942年に歌会で生涯の師となる曹洞宗高福寺の武井哲応と出会います。在家しながら禅を学んだ相田は1943年に初夏を志し岩沢渓医師に師事、本格的に所の修業を積みます。
1953年に関東短期大学を卒業した相田は書の最高峰の一つとされる毎日書道展に1954年から7年連続で入選するなど技巧派の書家として出発します。
古典書道において実力を示す一方で相田は、専門家でなけらば理解しにくい書のあり方や伝統的な書道家に対する複雑な思いを抱くようになります。
その後、相田独自の書と詩の高次元の融合を目指すようになり、三十歳の頃、独自の書体で短く平易な自らの言葉を書く作風を確立しました。
1954年には最初の個展を開催し、その後はろうけつ染めを学んで地元商店からデザインを請け負うなどして生計を立てていましたが、1974年に教えを受けていた紀野一義の本で紹介され、1984年にはミリオンセラーになった有名な詩集「にんげんだもの」が出版されます。
1991年に路で転んで足を骨折し、足利市内の成形外科に入院しましたが、脳内出血と診断されそれが原因となり急逝します。相田みつを67歳没。
相田みつをの勇気をくれる名言
67歳でこの世を去った詩人相田みつをは生前沢山の名言を残しています。独特の書体で哲学的な作品を数多く発表した相田みつをの名言の中から、仕事に悩んだ時、人生に悩んだ時に見たい名言をご紹介しましょう。
言葉だけでなく、実際に書としてみるとさらに元気をもらえる相田みつをの名言を掲載されている本と共にご紹介します。仕事が上手くいかない時、人生に行き詰った時に、相田みつをの名言をかみしめてみてはいかがでしょう。
仕事に悩んだ時の名言
「やれなかった やらなかった どっちかな。」は相田みつをの「にんげんだもの」に掲載されている名言です。やらなかった理由を考えるか、やらなかった自分の意思の問題と考えるかは大きく違ってきます。自分が本当にやりたいことは自分を盛り上げて励ますように考えると良いでしょう。
「とにかく具体的に動いてごらん。具体的な答が出るから。」も同じく相田みつを「にんげんだもの」の中の名言です。いくら先のことを考えてもわからない場合は、現実に行動してみることで何かがわかります。
そこから考えた方が早いし、いいことがあるでしょう。歩きながら考えるのも一つの方法だということを相田みつをが教えてくれています。
「あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも みんな肥料になったんだなあ じぶんが自分になるための」は「いちずに一本道 いちずに一ツ事」の中の相田みつをの名言です。
仕事上で自分の周りに起こる全ての事は自分を成長させるために存在し、それを肥料と思うこと。すべてが魂の栄養になると信じ、そこから逞しく栄養を吸い取る気迫がひしひしと感じられます。
仕事で行き詰った時、悩んだ時、上手くいかなかった時、それを全て自分の肥料にする逞しさを身につけようと相田みつをが語りかけているようです。
人生に悩んだ時の名言
「いのちがけでほしいものをただひとつに的をしぼって言ってみな。」は「雨の日には雨の中を風の日には風の中を」の中にある相田みつを名言です。
人生に悩んだ時、本当に自分が手にしたいものは一体何なのかについて的を絞って本気で考えれば、今すべきことははっきりと見えてきます。命をかけてでも手に入れたいもののためには自然と勇気や熱意、生きる意欲がわいてくるはずだと相田みつをの名言が教えてくれます。
「自分が自分になりきるということは、いま、ここの、自分のいのちを完全燃焼していきることです。」「どのような道をあるくとも、いのちいっぱいに生きればいいぞ」などの相田みつをの名言もまた自分の命を精一杯に燃やして生きる、その時その瞬間を一所懸命生きるということを言っています。
「夢はでっかく根はふかく。」という相田みつをの名言もまた人生に勇気を与えてくれます。辛いときや上手くいかない時には、明るい未来のために根を張っている時期と考え、その時できることを精一杯日々やるだけです。
少しずつ前に進むことで必ず物事は変わってくると信じて一生懸命生きることが大切だということを相田みつを名言が教えてくれています。
相田みつをの著書
名言を多く残した相田みつをは生涯、数多くの単著と5冊の共著を発表しています。名言を残した相田みつを著の中からおすすめの著書を3冊ご紹介しましょう。Amazonなどの通販でも購入することができるのでぜひ購入して書と一緒に名言を楽しんでみてはいかがでしょう。
『にんげんだもの』
名言を多く残した相田みつをの「にんげんだもの」は1984年に文化出版局から出版され、のちに角川文庫からも出版された人生を根底から変える心の書です。
やさしい心をやさしい言葉で伝える感動の作品集で、見ていると自然と力が湧いてくる名言がたっぷり詰まったおすすめの著書です。ハードカバーは1760円で販売されています。Amazonでは試し読みをすることもできるのでぜひおすすめです。
『自分の花を』
名言を多く残した相田みつをの「じぶんの花を」は若い日から晩年までの作品を集めたファン待望の一冊です。全て単行本初収録の作品ばかりで、相田みつをの長男の一人氏による解説がついています。大型本で書の迫力も感じることができ、本当に大切なものはなにかについて考えさせられる一冊です。
やさしい言葉でいのちの尊さ、今を生きる大切さを語りかけてくれる名言が一杯詰まっているので人生の節目を迎える人へのプレゼントにもぴったり。相田みつをの「じぶんの花を」は、文化出版局から1815円で販売されています。
『ベストセレクション』
名言を多く残した相田みつをの「ベストセレクション・日めくり 新装版 おかげさん」は、相田みつをの代表作31作品を収録した万年ひめくりです。毎月繰り返し活用することができ、365日いつからでも使うことができます。
累計40万部を完売したロングセラー・ベストセラーとなっている名言を多く残した相田みつをの著書で、生誕90周年記念として表紙に美しい桜を散らした特別デザインに刷新されています。値段は1210円。
相田みつをの飾らない言葉と名言に毎日癒され元気になること間違いなし。大切な人への贈り物にも最適!お部屋のインテリアとしてもぜひおすすめです。
相田みつをの名言で前を向こう!
いかがでしたでしょうか。相田みつをの名言は落ち込んだ自分を励ましてくれるものがいっぱい。相田みつをの書籍を手に取って、彼の名言で元気をもらってみてはいかがでしょう。下ばかり見ず、己を振り返って前向きにいきようと相田みつを名言が語りかけています。