congratulationの意味とは?
特に英語が得意ではない方でも、「congratulation(コングラチュレーション)」という言葉は、1度は聞いたことや使ったことがあるのではないでしょうか。今回は「congratulation(コングラチュレーション)」の意味や由来、言葉の持つ特徴や実際の使い方などをご紹介していきましょう。
「congratulation」の由来
「congratulation」とは英語で「祝賀、祝う事」という意味です。読み方は「コングラチュレーション」です。con(一緒)とgratus(喜び)にという言葉が繋がって出来た言葉とされています。相手の「成功」を祝福する時に使われる1番一般的な表現となっています。
「congratulation(コングラチュレーション)」という英語だけでは、単なる「祝賀」という意味になってしまうので、相手に直接「おめでとう」と言いたい時は、語尾にsをつけて「congratulations(コングラチュレーションズ)」と言います。
「s」が付くのと付かないのとでは、言葉の意味が違ってきますので気を付けましょう。ですが、万が一「congratulations(コングラチュレーションズ)」を「congratulation(コングラチュレーション)」と言ってしまっても、話の流れで分かってもらえますので神経質になる必要はありません。
「congratulation」の特徴
「congratulation」は「祝賀」という意味ですが「congratulations」と語尾に「s」を付けることにより、「おめでとう!」という風に訳すことが出来ます。「congratulation」と「congratulations」の使い分けには、ちょっとした注意が必要となりますので注意しましょう。
「congratulation」は不加算名詞で、意味は「祝賀」
「congratulation」は不加算名詞という名詞となっています。普通の名詞は1つ、2つと数えることが出来ますが、不加算名詞は量で測るものや心の中に存在するものなどの数えられない名詞です。「祝賀」や「お祝いの気持ち」というのは数えられるものではないので、不加算名詞となっています。
「congratulations」は加算名詞で、意味は「おめでとう」
「congratulation」が数える事の出来ない不加算名詞だったのに対して「congratulations」は数える事の出来る加算名詞となっています。日本語の役としては「お祝いの言葉」となります。言葉は数える事が出来ますので「congratulation」とは絶対的な違いがあるのです。
「Happy〜」と「congratulations」の意味の違い
「congratulations」と同じお祝いの言葉に「Happy~」という言葉があります。例えば「Happy Birthday」や「Happy New Year」などが有名です。同じお祝いの言葉でも「congratulations」と「Happy~」では全く違います。ここでは「congratulations」と「Happy~」の違いをご説明します。
「congratulations」の意味は、努力して得た成功を祝う「おめでとう」
一般的に「congratulations」は、その人が一生懸命に努力して「何か」を勝ち取った事を祝福する時に使います。「何か」とは物ではなく物事です。例えば試験に合格したとか、昇進した、などです。「努力が報われて良かったね!」という意味でお祝いする時に「congratulations」を使うのです。
「Happy~」の意味は巡ってくるお祝い事を祝う「おめでとう」
「congratulations」が努力した結果、上手くいったことを祝福する意味があるのに対して「Happy~」は普通に生活していても巡ってくるお祝い事を祝福する意味があります。例えば誕生日やクリスマス、お正月、ハロウィン、イースターなどのお祝い事です。
「congratulations」の使い方
ここからは、いくつかの例文を用いて「congratulations」の使い方をご説明していきましょう。ひと昔前と比べると外国の方を良くみかけるようになりました。外国のお友達がいるという方も多いのではないでしょうか。何かお祝い事があった時に、さらっと「congratulations~」と言ってみては?
例文①
初めにご紹介する「congratulations(コングラチュレーションズ)」の使い方は「congratulations for passing the exam!」です。意味は「合格おめでとう!」となります。「congratulations!」だけだと「おめでとう!」という意味になります。
ですが「congratulations」の後に「for passing the exam!」を付け加えることで「試験にパスしておめでとう!」という意味になり、「合格おめでとう!」という意味となるわけです。試験に合格したことをお祝いする時に使う前置詞は「for」です。間違えないようにしましょう。
例文②
次にご紹介する「congratulations(コングラチュレーションズ)」の使い方は「congratulations on your marriage」です。意味は「結婚おめでとう」となります。時々、結婚のお祝いに「congratulations(コングラチュレーションズ)」を使うのは失礼にあたる、という説明を見かけます。
ですが、「congratulations on your marriage」というお祝いの言葉は洋画や海外ドラマなどでも使われていますので、失礼にあたらないと考えても良さそうです。とびきりの笑顔で「congratulations on your marriage!」と祝福しましょう。きっと喜んでくれることでしょう。
例文③
次にご紹介する「congratulations(コングラチュレーションズ)」の使い方は「congratulations on your engagement」です。意味は「婚約おめでとう」となります。ひとつ前にご紹介した「congratulations on your marriage」の前段階のお祝いの言葉です。
海外の方の多くは、結婚のときだけでなく婚約のときにも「婚約パーティ」を盛大に行います。お祝いの花束やプレゼントを渡しながら「congratulations on your engagement!」とお祝いしましょう。読み方は「コングラチュレーションズ オン ユア エンゲージメント」です。
例文④
次にご紹介する「congratulations」の使い方は「congratulations on starting school」です。意味は「入学おめでとう」となります。ちなみに「卒業おめでとう」という意味の英語表現は「congratulations on your graduation」となります。
ここで、ひとつ疑問が浮かびませんか?「合格おめでとう」の時には「congratulations for passing the exam」と「congratulations」の後に「for」が付きましたが、結婚、婚約、入学などの時には「congratulations on」と「congratulations」の後に「on」が付きました。
なぜ試験に合格した時は「for」で、結婚、婚約、入学などの時には「on」を使うのでしょうか。答えは単純です。「for」を使う場合は「褒める」「功績をお祝いする」時で、「on」を使う場合は「喜びを伝えたい」時なのです。
試験に合格した、という時にはその人が一生懸命努力したことを「褒めて」祝福したいので「for」を付けます。そして結婚、婚約、入学などの時は「喜ばしい」ことを祝福したいので「on」を付ける、という使い分けとなっています。
「congratulations」を使う時の注意点
「congratulations」を使った例文を、いくつかご紹介してきたところで「congratulations」を使う時の注意点をご説明していきましょう。せっかくお祝いしたいのに、その言葉で相手の気分を害してしまったら残念なことになってしまいます。ですので注意点をしっかりと把握しておきましょう。
「congratulations」は使う相手によって避けた方が良い場合も
先ほど結婚をお祝いしたい時に「congratulations」を使うのは失礼にあたらない、とご説明しました。確かに昔ほどは気にしない人が増えてきているようですが、ご年配の方やマナーに細かい方などは、今でも「congratulations on your marriage」と言われるのを嫌がる傾向にあるようです。
そのような場合には「congratulations」は使わずに「Best wishes for your marriage(結婚おめでとう)」または「Wishing you a happy life together(お二人が末永く幸せでありますように)」などの言葉で祝福しましょう。
「congratulations」は「おめでとう」という意味
今回は英語の「congratulations」について、その意味や「Happy~」との違い、使い方や例文、使う時の注意点などをご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。これからは今までよりも、もっと英語が必要となる場合が増えていくことでしょう。
海外のお友達が出来た時、そしてそのお友達をお祝いしたい時には今回ご紹介した例文を参考にしていただき、是非とも英語でお祝いしてあげましょう。例え流暢でなくても、あなたのお祝いしたい気持ちが伝わって喜んでくれることでしょう。