ユーカリとドライフラワーで作るスワッグを紹介!
ユーカリといっても、種類は数多くあります。主にオーストラリアやタスマニア島に分布しています。ユーカリはコアラのエサや、葉から精油をとって医薬品に加工するものがあります。
家庭では、鉢植えを育てたり、インテリアとしてスワッグを作ることもできます。様々な活用ができるユーカリについて調査しました。さらにスワッグの作り方も紹介します。
ユーカリの特徴・魅力
ユーカリは、オーストラリアやニュージーランドが原産地です。水を吸いあげる力が強いので、砂漠の緑地化に利用されています。またユーカリには、消毒や抗炎症が期待される成分があります。
一口にユーカリといっても、種類は数多くあります。その中で初心者が、簡単に育てることができるユーカリがあります。レモンユーカリやシルバーダラーなどは、鉢植えにしてベランダで栽培できます。
ベランダなどでも育てやすい
ユーカリは、オーストラリアやニュージーランドなどに自生しています。ユーカリの種類は多いのですが、レモンユーカリやポポラスは初心者でも簡単に育てられます。しかし水や肥料の与え方が気になります。
ユーカリは乾燥を好むので、水やりは葉がしおれてきた時がタイミングです。また肥料は、成長過程で元気がなくなってきた時、適した肥料を与えましょう。室内で育てる際は、日当たりが良い場所に鉢を置きましょう。
清涼感のある香り
ユーカリは、コアラの好物ということは知られています。私たちにとっても、良い効果があります。そのひとつは香りで、病院などの薬品などにも配合されています。また美容分野でも、ユーカリの成分が活用されています。
葉から香るミントのような匂いは、清涼感をもたらしてくれます。アロマやリラクゼーション効果もあり、ストレス緩和にも役立っています。さらにユーカリは匂いだけでなく、消臭効果も発揮してくれます。
初心者でもドライフラワーが作りやすい
花瓶の生花が傷み始めた時、処分は気が引けます。そんなときはドライフラワーにすればいいのですが、作り方に自信がもてません。しかし誰でも簡単にドライフラワーを作る方法があります。
それは、スワッグという、ヨーロッパなどで、知られているドライフラワーを束ねたものです。ユーカリなどの植物を麻ひもで束ねて、風通しの良い室内で吊るして乾燥させるだけです。
これはハンギング法といいます。使用される草花は、水気がない枝だけを使用して、余分な葉を取り除きます。1~2週間ほどでドライフラワーになります。
ユーカリの種類
ユーカリの種類は大変多く、1000種類にも及びます。コアラが好むのは、ロブスタ、プンクタータ、カマルドレンシスなど数種類です。
これらは香りが少なく樹液に甘みが含まれているので、国内の動物園ではコアラのエサとして原産地から調達しています。国内では、レモンユーカリやユーカリグニーが店頭に並んでいます。
シルバーダラー
シルバーダラーは、国内の生花店などでよく目にする種類です。銀丸葉ユーカリという別名がつけられています。
シルバーダラーは、丸い葉が等間隔に並んでいるのが特徴です。高温多湿になりがちな夏場は弱ってしまうこともあります。また根腐れが起こりやすいので、注意が必要です。
レモンユーカリ
レモンユーカリの特徴は、成長が早いことです。暖かい場所では、長さが20メートルになります。ただし寒さには弱いので、冬場の管理には注意する必要があります。
葉を触るとレモンのような香りを感じることで、この名前がつきました。レモンユーカリは、葉が細く光沢があり柔らかい緑色です。さわやかな香りと葉の色あいがあるので、お部屋のインテリアとしても人気です。
ユーカリ・ポポラス
ユーカリポポラスは、乾燥に強いのが特徴で、ドライフラワーにもよく使われます。葉は薄くハートのような形で、ひらひらするように見えます。ユーカリポポラスは、成長はそれほど早くありません。
銀色の葉が美しく、樹全体の形が整っているのでシンボルツリーとしても用いられています。銀色の葉が印象的なので、観葉植物としてお部屋のインテリアにもなります。
ユーカリ・グニー
ユーカリグニーは、卵の形をした葉が特徴的です。葉から放たれる香りは心地よく、食品用香料としても用いられています。他にも口腔の清涼剤や咳止めなどにも配合されています。
ユーカリグニーは、寒さには意外と強く初心者には育てやすい品種です。丸くてかわいい葉が印象的で、フラワーアレンジメントの材料としても用いられます。またインテリアとしても好まれています。
ユーカリだけの簡単なスワッグの作り方
ユーカリは、ハーブの一種なので香りを楽しむことができます。ユーカリの葉には,抗菌作用や防腐作用があります。生花だけでなく乾燥させて、ドライフラワーとしてもその効果を持続してくれます。
しかし新芽が出始めたユーカリは、ドライフラワーにはむきません。乾燥により新芽が黒くなってしまい、美しい色が損なわれるからです。スワッグの作り方を知って、お部屋のインテリアとして楽しみましょう。
用意する物
ユーカリでスワッグを作る時に必要な物は、枝ぶりの良いユーカリを適当な数だけ用意します。1メートルほどの麻ひもと、輪ゴムを1個準備します。スワッグを作る時は、リボンなどよりもしっかり結ぶことができる麻ひもが適しています。
他に用意するものは、ユーカリの長さを調整するための花用ハサミです。スワッグには、いくつかのタイプがあります。ガーランド、流木、リース、そして縦長などのタイプです。
作り方
ユーカリのスワッグは、初心者でも簡単に作ることができます。適当な数のユーカリを麻ひもでバランスよく束ねるだけです。スワッグの作り方には、いくつものタイプがあります。
束ねただけの縦長リースは、簡単でシンプルなのに大人の風情が楽しめます。他にもガーランドタイプ、流木スワッグ、しずく型リースなどの作り方があります。
ユーカリとドライフラワーのスワッグの作り方
ユーカリは、シルバーが入った緑色で、等間隔に葉がついています。その色合いと形から、生け花やフラワーアレンジメントにもよく使われます。
ユーカリは、ミモザなど色あでやかな花と相性が良いので、リースやスワッグを作る時の必須アイテムです。ユーカリとドライフラワーを合わせてスワッグのアレンジメントを楽しんでみましょう。
用意する物
ユーカリの緑色は、どのようなドライフラワーにも合わせやすいです。シックな大人のスワッグを作る場合、鮮やかな黄色のミモザなどのドライフラワーがおすすめです。
ユーカリとミモザのドライフラワーを適宜用意します。茎部分を束ねるために、適当な長さの麻ひもとハサミも用意します。
作り方
ユーカリの枝を、好みの長さに切り分けます。ランダムに長めの枝と、小ぶりの枝に切っておくとアレンジしやすいです。ユーカリとミモザの枝を並べます。
下には長い枝のユーカリを置き、小ぶりな枝とミモザを上に重ねていきます。イメージができたら、枝を切り揃えます。はみ出した枝や花は、切り落とします。吊るした時抜け落ちないように、ユーカリとミモザをしっかりしばります。
他のドライフラワーにおすすめの植物
ドライフラワーの定番といえばバラですが、他にもいろいろな花があります。例えばスターチス、切り花で売られているときからドライフラワーのような見た目です。もともと水分が少ないので、簡単にドライフラワーになります。
スターチスは色の種類も多く、ユーカリとの相性もぴったりです。もともと乾いた見た目なので、ドライフラワーでも変わらず楽しめます。風通しのよい場所に吊るして乾燥させましょう。
ドライになったユーカリで作るリースもおすすめ
ドライフラワーを作る時のポイントは、水分が少ない植物で、丈夫な枝ぶりのものを選ぶことです。ユーカリは、水分が少なく枝がしっかりしているので、ドライフラワーに適しています。
しっかり乾燥させないとカビが発生することがあります。カビやほこりは、ドライフラワーの大敵なのでしっかり管理しましょう。ユーカリは花瓶に挿しても、リースでも都合の良い植物です。
用意する物
大きめのユーカリを1本用意します。このとき各枝は切り離しておきます。リースを作る際は、柔らかい枝を使うとリースをきれいに仕上げることができます。
100円ショップで手に入る籐のリース台を使います。花用のハサミと適当にカットした麻ひもを用意します。このとき花と麻ひものハサミは、別のものを準備します。
作り方
用意したリース台に、切り分けたユーカリの枝を1本づつ麻ひもで取り付けていきます。そして、残りの枝もバランスよくリースにつけます。はみ出した茎や葉はハサミでカットします。
はみ出した茎はリースに差し込んでおくと、きれいな仕上がりになります。リース全体を整えるため、隙間は茎や葉を絡ませます。生のユーカリもリースにして、風通しのよい場所に吊るせばドライユーカリになります。
インテリアにユーカリとドライフラワーのスワッグを作ろう!
ユーカリは、コアラのエサとして利用されるだけでなく、リラックスさせる精油としても使われています。観葉植物として、手軽に育てることもできます。
そしてユーカリの枝をスワッグにすると、おしゃれなインテリアとして楽しむことができます。また見た目もかわいい葉の香りは、リラックス効果をもたらしてくれます。ユーカリを使ってスワッグを手作りしてみてはいかがでしょうか。