食パンダイエットの効果
食パンでダイエット?炭水化物で糖質もあるのに?と疑問に思うでしょう。でも、食パンも上手に摂取すればダイエットが可能になります。
朝食はごはん派とパン派と人それぞれ好みがありますが、白米も食パンも炭水化物なので栄養的にはとても似ています。今回は食パンを使ったダイエットの効果について詳しくご紹介します。
塩分が控えられる
食パンの良いところは手軽に摂ることができるので忙しい朝にはとても便利なメニューです。ごはんの場合は、おかずも一緒に摂ることになるので食べ合わせによってはどうしても塩分を多くとってしまいがちです。
その分食パンは塩分を簡単に控えることができるので塩分が気になる方にはとても良いメニューです。ですが総菜パンなどは塩分が高いので気を付けましょう。
ご飯よりはカロリー・糖質が低い
食パンとごはんは同じ炭水化物でも、食パンのほうがカロリーが低く、糖質も低いことからダイエットに向いていると言われています。
ごはん1膳(150グラム)で摂取カロリーは約252キロカロリーで、食パン(6枚切り)1枚で摂取カロリーは約177キロカロリーです。でもこれは食パンに何も付けずにそのまま食べた場合のカロリーです。
食パンにバターやはちみつ、ジャムなどを塗って食べる場合は糖質もカロリーも増えてしまうので気を付けましょう。
ダイエットにおすすめの食パン
ダイエットにおすすめできる食パンの種類をご紹介します。食パンにもいろいろと種類があり、その中でもダイエットに向いている食パンがあります。食パンでダイエットをするのであればダイエットに適した食パンを選ぶようにしましょう。
大豆粉・全粒粉食パン
大豆粉・全粒粉食パンは小麦粉で作られた食パンとは違うため、たんぱく質や食物繊維を同時に摂取することができます。ダイエット効果はもちろん健康面から見ても大豆粉・全粒粉で作られた食パンはおすすめです。
でも大豆粉・全粒粉の食パンはどこでも手に入るわけではないので、自分でホームベーカリーを使って手軽に作ってみるのも良いでしょう。焼き立てのパンの香りはとても癒されますし焼き立てのパンは何も付けなくてもとても美味しいです。
米粉パン
小麦粉アレルギーの方には日常的な米粉パンは、小麦粉のパンよりもカロリーが少なくダイエットに向いています。そして米粉パンは優しい甘みがあり、アミノ酸の摂取もできる優秀な食パンです。食感もよく腹持ちも良いのでダイエットにおすすめできる食パンです。
全粒粉100%食パン
全粒粉100%で作られた食パンは、大幅に糖質がカットできます。糖質が少ないので食後の血糖値の上昇を抑えてくれます。血糖値を気にする方は、毎食野菜から食べるなどの工夫が必要ですが、全粒粉100%の食パンであれば急激な血糖値の上昇は防いでくれます。
全粒粉100%の食パンを使って野菜たっぷりのサンドイッチなどにしてみると、食べ応えがありますので、物足りなさを感じません。
もち麦パン
普通の食パンでは腹持ちが良くなく、すぐにお腹がすいてしまったり、満腹感を得られなかったりします。でももち麦パンはモチモチとした食感が特徴的で、食べ応えがあり、満腹感を得られる食パンです。
味も香ばしさと優しい風味が魅力でそのまま食べても美味しいです。食パンではお腹いっぱいにならないという方には、とてもおすすめできる食パンです。
玄米食パン
ご存じの通り玄米は健康志向の方には最適な食材です。玄米には体に良い栄養がたくさん入っていて、もちろんダイエットにも効果があります。
玄米から作られた玄米食パンはカロリーが低く、エネルギー代謝を促す効果があるビタミンB1が含まれています。エネルギー代謝を促してくれる食パンですからダイエットには最適のパンと言えます。
ベーグル
ずっしりもっちりしたベーグルはダイエットには向いていないと思われがちですが、実はベーグルはとても低カロリーです。普通の食パンで使用するバターや卵、牛乳を使用していないため、脂質も少なくカロリーも低いのです。
そのわりに食べ応えがとてもあるので、腹持ちもよく満足できるパンです。ベーグルなら朝食だけではなく、昼食としてもおすすめです。
食パンダイエットのやり方
食パンがダイエットに向いているということは分かりましたが、ただいつものように食パンを食べているだけではダイエットにはなりません。食パンダイエットのやり方をご紹介しますので、気を付けるポイントなどをしっかり覚えておきましょう。
朝食・昼食のどちらかに食べる
食パンを食べるタイミングとしては、朝食か昼食がおすすめです。日中は活動量が多いため朝食や昼食で食パンから摂取したカロリーは自然と消費されていきます。でも、夕飯で摂取してしまうと活動量が少ないためカロリーは消費させず蓄積されてしまうでしょう。
最初に野菜を食べる
食パンだけを食べるとすぐにお腹がすいてしまいます。食パンを食べるときにはサラダやヨーグルトを一緒に摂取することがおすすめです。
とくにサラダは最初に食べるようにすると血糖値の上昇を抑えてくれるので体にも良いです。サラダを先に食べたあとに食パンを摂取しても血糖値の上昇を抑えてくれるので安心して食べることができます。
菓子パン・惣菜パンを避けて食パンを食べる
食パンは食べ方や、種類によってダイエットにとても効果的ですが、菓子パンや総菜パンはダイエットにはなりません。菓子パンや総菜パンは、糖質、塩分、カロリーがとても多く含まれています。
食パンでダイエットをするのであれば、ダイエットに向いている食パンを選ぶようにし、菓子パンや総菜パンは避けるように注意しましょう。
食パンダイエットで避けるべきパンの例
食パンダイエットを始めるのであれば次のようなパンはダイエットには向いていませんので気を付けましょう。たとえば軽くて食べやすいクロワッサンやデニッシュペストリーは、バターがたくさん使われていますのでカロリーや脂質がとても多いパンです。
メロンパンやクリームパンは甘くて美味しいパンですが、こちらは砂糖がたくさん使われていますのでこちらもダイエット中は避けましょう。
バター・ジャムを避ける
食パンを食べるときは、バターやジャムを付けて食べる方が多いようですが食パンダイエットをするのであればバターやジャムを付けて食べるのは避けましょう。
食パンダイエットをする場合は食パンに何も付けずにそのまま食べることが最適でしょう。食パンだけでは物足りない場合はサラダやヨーグルトを一緒に食べると良いでしょう。
食パンダイエットのおすすめのレシピ
食パンを何も付けずにそのまま食べることがダイエットには最適ですが、それだけでは物足りなさを感じ満腹感も得られません。結果長続きしないということにもなりかねません。
そのようなことにならないように、食パンダイエットに最適な食パンレシピをご紹介します。簡単にできるものばかりなので、おいしい食パンレシピでダイエットを始めましょう。
アボカドトースト
森のバターを呼ばれるアボカドを使った美味しい食パンレシピです。海外セレブから人気が広がり日本でも人気のレシピです。作り方は、熟したアボカド1/2個をフォークで潰し滑らかにします。そしてレモン汁(小さじ1程度)、塩コショウ(適量)で味を整えます。
スライスしたトマトをパンの上に広げてトースターで焼き上げます。お好みの色に焼けたら先ほどのアボカドペーストを塗って出来上がりです。
アボカドはビタミンEが豊富に含まれていて、このビタミンEが血流を良くしてくれる働きがあります。そのため体があたたまり、基礎代謝がアップするのです。
キャベツの巣ごもり風トースト
見た目も可愛い巣ごもり風トーストの作り方は、食パンにざく切りしたキャベツを乗せて中央を空けておきます。そして空いた部分に卵を割り入れ、トースターで焼くだけです。
仕上げに塩コショウで味付けをすれば完成です。忙しい朝でも簡単に作ることができます。卵はダイエットには向いていないと思われがちですが、卵には脂質の代謝にかかせないビタミンB2が豊富に含まれています。
そしてざく切りにしたキャベツは食べ応えがあるため、食パン一枚でも満足できるレシピです。よく噛んで食べると小顔効果も期待できます。
シラストースト
脂肪を効率的に燃焼してくれるアミノ酸「アラニン」が含まれているしらすを使ったダイエットレシピです。しらすを食パンの上に好きなだけ乗せて、こんがりとトースターで焼きましょう。
カリッとしたら仕上げに刻みのりを乗せて出来上がりです。しらすはカロリーの少なく栄養はたっぷりですのでダイエットにとても効果的です。
ヨーグルトのチーズケーキ風トースト
チーズケーキ風の美味しくてカロリーの少ない美味しい食パンレシピです。ダイエット中にチーズケーキが食べたくなったらこちらがおすすめです。
ヨーグルト(大さじ2)に砂糖(小さじ1/2)を混ぜて食パンに塗ります。そしてとろけるチーズを乗せてこんがりするまでトースターで焼いたら出来上がりです。
トマトとバジルの豆腐ハンバーグベーグル
ベーグルにヘルシーな豆腐ハンバーグと野菜をサンドした大満足のダイエットレシピです。ベーグルにレタスを乗せ、その上にベーグルの大きさくらいの豆腐ハンバーグを乗せます。
その上にトマトとバジルを乗せてマヨネーズを適量かけて挟んだら出来上がりです。マヨネーズはたっぷりかけずに少なめにしましょう。ベーグルはとても食べ応えがありますし、ヘルシーな豆腐ハンバーグならダイエット中でも大丈夫です。
食パンダイエットは野菜やおかずと組み合わせてバランスを大切に!
食パンでダイエットいかがでしたか?工夫をすれば食パンでダイエットは可能です。食パンの種類をダイエットに適したものに変えてみたり、ダイエット食パンレシピを上手に取り入れながら美味しくダイエットを始めましょう。
食パンは気軽に調理できて朝食や昼食にも最適です。バターやジャムは避けて、野菜と一緒にいただきましょう。食パンを使ったダイエットは意外な方法ですが、注意点さえ気を付ければしっかり食べながらダイエットができるおすすめのダイエット方法です。